大空の炎の力を操る転生者   作:Gussan0

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どうも(゜▽゜*)

書けたので投稿。
ファッションショーまでいけなかったorz

そういえばリリカルなのはvividが20巻で連載を終えるそうな。約8年の連載に終止符が打たれますね。かわりにリリカルなのはRefrectionが新しく連載始まるそうです。

では、どうぞ( *・ω・)ノ


第百七十話 心の花を守る伝説の戦士XLII

ヒエンside

 

 

 

プリキュアオールスターズ

 

 

プリキュアオールスターズとは、プリキュアシリーズを通して活躍したプリキュア達が一同に会するクロスオーバー作品映画である。

 

俺の前世の世界ではオールスターズは全部で八作品、作られている。

 

最初の三部作であるDX(デラックス)シリーズ

 

次の三部作であるNew(ニュー)Stage(ステージ)シリーズ

 

そして最後は歌をテーマにした二部作が関わっていた。

 

 

 

ここで軽く作品を紹介しよう。

 

 

 

DXシリーズ

 

 

『プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』

 

 

『プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』

 

 

『プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』

 

 

 

NewStageシリーズ

 

 

『プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』

 

 

『プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』

 

 

『プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』

 

 

 

歌の二部作シリーズ

 

 

『プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』

 

 

『プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』

 

 

 

この八作品がオールスターズの映画である。

 

俺が今いる世界は、時系列としてはハートキャッチプリキュアのストーリーが主であるため、この場合の『プリキュアオールスターズ』はハートキャッチプリキュア前までのプリキュアシリーズの女の子達の事を差す。

 

 

シリーズを簡単に紹介すると……

 

 

『ふたりはプリキュア』

『ふたりはプリキュアMax Heart』(同シリーズ)

 

 

『ふたりはプリキュアSplash Star』

 

 

『Yes!プリキュア5』

『Yes!プリキュア5 Go Go!』(同シリーズ)

 

 

『フレッシュプリキュア!』

 

 

『ハートキャッチプリキュア!』

 

 

となる。

 

人数で言えば最近加入したキュアムーンライトを加えれば、総勢19人である。

 

ちなみにハートキャッチプリキュアの面々はDX2のときに、つぼみとえりかの二人だけが出ていた。

 

なので今現在の時間軸は、映画の時系列で言えば、丁度DX2とDX3の間といえる。

 

ちなみにプチ知識として映画では、その年のテレビシリーズのプリキュアが主に主人公を務めるため、コアなファンの間では、『プリキュア新人研修』と言われている。

 

まぁ端的に言えば、新人プリキュアの戦う相手が、敵の幹部クラスばかりなのだ。もっと分かりやすくいえば、ポケモンで例えるとレベル20くらいで四天王に挑むようなものである。

 

そしてその敵のあまりの強さに心が折れそうになるのを、先輩プリキュアに『しっかりしろ!諦めんじゃねぇ!!』と喝を入れられるのである。

 

先輩の喝もあり、皆の希望とか、皆の想いとかいう謎の不思議パワーでパワーアップした新人プリキュアは、敵を倒すことができるのだ。

 

なお、ファンの間で語られる一番厳しかったプリキュア新人研修はDX2なそうな。

 

気になる人は動画で見てみよう。

 

まぁ、長々と語ったが幾度もの戦いを乗り越えてきた先輩達は、メンタルも鋼並みに強いのである。

 

そんな鋼のメンタルの強さを持つ女の子達が俺の目の前にいるのだ。

 

 

「…………」

 

 

「「「「「…………」」」」」

 

 

17人もの女の子が一斉にこちらを見る。

 

俺はひかる君をソッと降ろす。

 

そして即座に回れ右。

 

ダッシュ!!!!……しようとしたが

 

 

ガッ!!

 

 

俺が逃亡するのを予め察知していたのか、ひかる君が腰に抱きついてくる。

 

 

「後生だひかる君!こんなに女の子がいる中で野郎一人は、さすがに気まずすぎる!!」

 

 

 

フルフルフルフル

 

 

 

「いや、そんな泣きそうな顔されても無理なものは無理ですから!悪いが俺はもう行く!!」

 

 

 

フルフルフルフル

 

 

 

「いや、だからそんな泣きそうになられても……」

 

 

 

ポロポロ……

 

 

 

「いや、だから泣かれても……」

 

 

 

ポロポロ……ポロポロ……

 

 

 

「ドウモスイマセンデシタ」

 

 

 

そしてひかる君が俺に手を向ける。

 

 

「ああ、肩車ね。ほれ」

 

 

そして再び少女達に向き直る。

 

 

「「「「「………………」」」」」

 

 

なぜだろう。

 

俺を見る皆さんの目が呆れ7割、好奇心3割くらいに変わっているのですが。

 

とりあえず俺は、目の前で同じく呆れていたつぼみと、大爆笑しているえりかを呼び寄せる。

 

 

「つぼみ&えりかカモン!!」

 

 

二人はやってくる。

 

 

「はい」

 

「どうしたの?」

 

 

そして三人で丸まりコソコソと話し合う。

 

 

「いやいやいやいや、どうしたもこうしたもねぇよ!?……増えすぎじゃね!?ひかる君トイレに送ってる間に……増えすぎじゃね!?」

 

 

「それはまぁ、皆さん……その間に来られましたから」

 

 

「ヒエンさん焦りすぎ……」

 

 

いやいやいや、焦るでしょ!?

さっきまで数人でのほほんとお茶してたのに、帰ってきたら十数人に増えてたら焦るでしょ!?

 

 

「よし、とりあえず俺はいなくなる」

 

 

「え?なんでです?」

 

 

なんでって分からないのかこの天然娘は……

 

 

「つぼみ……自分が知らない男二十人の中に、一人ポツンと置かれたイメージをしてみなさい」

 

 

「………………無理です」

 

 

「そういうことです」

 

 

「えぇー。でもひかりがさっき、なぎささん達に紹介するって言ってたけど」

 

 

「なん……だ……と」

 

 

ひかりさんやーい!!

 

 

「いや、そもそも紹介する意味が分からんのだが」

 

 

ただひかる君を保護しただけじゃない。

 

 

「皆、ヒエンさんに興味があるみたいで」

 

 

「なんでやねん」

 

 

思わず関西弁で突っ込んだ俺は悪くない。

 

 

「ひかりさんと舞さんが、ヒエンさんのことを少し皆さんに話したんです。面白い人だと」

 

 

「ハードルあげないでほしいんですけど!?っていうか、俺は二人にこんなに友達がいることがビックリだよちくしょう」

 

 

「そうですか?」

 

 

「うん。えりかは納得なんだが、あの引っ込み思案のつぼみに、こんなに友達がいたことにむしろ感動してるまである」

 

 

「…………どういう意味ですか?」

 

 

「すいません。ちょっと口が滑っただけなんです。だからそんな笑顔で威圧しないで下さいお願いします」

 

 

「はぁ……皆さんに紹介するのでいきましょう」

 

 

「あ、はい」

 

 

そしてつぼみとえりかに連れられ、自己紹介することになった。

 

これなんて罰ゲーム?

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

ジイイイィィィ……

 

 

文字にするとそんな言葉が聞こえてきそうな程……見られている。明らかに見られている。

 

そんな中、俺は今初代プリキュアと二代目プリキュアを相手にしていた。

 

俺の目の前にいるのが茶髪でボーイッシュな女の子美墨(みすみ)なぎささん、黒髪のロングヘアーで大和撫子な女の子雪城(ゆきしろ)ほのかさんである。

 

彼女達と九条ひかりさんを加えたこの三人が初代プリキュアと言われる『ふたりはプリキュアMax Heart』チームである。

 

そしてその側にいるのは、茶髪で明るい印象のある日向咲(ひゅうがさき)さんである。この子は美翔舞(みしょうまい)さんの相方で、二代目プリキュアと言われる『ふたりはプリキュアSplash Star』チームである。

 

 

「ど、どうも。さっき紹介したと思うけど大空氷炎(ひえん)です。どうぞよろしく……」

 

 

「美墨なぎさです」

 

 

「雪城ほのかです」

 

 

「日向咲でーす!」

 

 

俺の前にいる三人は苦笑いしながら話す。

 

 

「ヒエンさん……そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ?」

 

 

「リラックスです」

 

 

「お、おうともよ」

 

 

俺の隣にいるひかりさん&舞さんが助け船を出してくれる。だが緊張するものはするので仕方がない。

 

なぜ俺がこんなに緊張しているかというと、この二代プリキュアがものすごく、強いお方達だからである。

 

初代はプリキュアとして、格闘による肉弾戦のパワーやスピードが他のプリキュアよりも圧倒的に上であり……

 

二代目は精霊の力により、さまざまな力を駆使して戦う。

 

どちらも歴代最強プリキュアと言われても過言ではないほど強い。タイプ別にいえば初代は物理特化で、二代目は特殊特化だ。

 

特にどちらも最終話二話手前の戦闘はドラゴンボールを彷彿させるような、派手で大規模なものになっていたのを覚えている。

 

つまり……ちょっとだけビビってます((((;゜Д゜)))

 

今はつぼみも、えりかも用事があっていないしなあ。なんでも軽音楽部のボーカルの女の子がいなくなって探しているのだとか。そういえばそんな話が原作であったような気がする。

 

すると……

 

 

グー……

 

 

と、俺のお腹がなった。

 

 

「あー……そういや腹減ったな」

 

 

「お昼ごはんは食べてないんですか?」

 

 

「いや、食べたんだけど小腹が減ってな……」

 

 

あ、そうだ。

ここでジッとしててもあれだし……

 

 

「よし、ここでジッとしててもなんだし、ここにいる皆に何かおごってやろうじゃないか」

 

 

そういうと、ある四人の女の子が即座に反応してきた。

 

 

「「「「ホントに!?」」」」

 

 

「おおう!?反応はえぇな!?」

 

 

「「「「ホントですか!?」」」」

 

 

「ホントホント」

 

 

「「「「やったー!!」」」」

 

 

四人が笑顔になる。

 

主に各プリキュアのリーダー的存在が反応していた。

 

 

「あ、あの本当に大丈夫なんですか?」

 

 

「「うんうん」」

 

 

すると前にいるほのかさんが心配そうに聞いてくる。隣にいる二人も神妙に頷く。

 

そんなに俺はあれだろうか?

 

見栄を張ってるようにでも見えるのだろうか?

 

だが俺はそれに余裕で答えた。

 

 

「大丈夫だとも。こう見えても一応社会人だし、手持ちにかなり余裕あるし。たかだか十数人のJC奢るくらい訳ないぜ!!」

 

 

今日はこんなこともあろうかとかなり持ってきたので問題ない。学祭で他のプリキュアに会うとか欠片も予想してなかったけど。

 

だがこの気まずい空気を打破するにはこれくらいが一番である。

 

 

「という訳でいくぞJC諸君!!ε=(ノ゚Д゚)ノ」

 

 

「「「「おー!!ε=(ノ・∀・)ツ」」」」

 

 

その四人のリーダー各を引き連れ俺は出店へと(おもむ)くのだった。

 

 

 

ヒエンside end

 

◆◆◆

 

第三者side

 

 

 

その日、コブラージャは顔パックをしながらスナッキー達兵士のマッサージを受けていた。そんななか、ある一人のスナッキーからチラシを渡される。

 

 

「明堂学園祭?」

 

 

コブラージャーはチラシを読んでいく。

 

 

「何々……ステージで生徒達が日頃の部活動の成果を発表……ね」

 

 

そしてチラシを投げ捨てた。

 

 

「そんなものより!僕の美しい姿を見せてあげた方が……皆も喜ぶだろう。お前達もそう思うだろう?」

 

 

「キイキイ」

 

 

「そうだろう。フッフッフッ……フッハッハッハッハッッハッハッハッハッハッ……アーッハッハッハッハッ!!!!!!」

 

 

そしてコブラージャーはパックを外すと……明堂学園へとワープするのだった。

 




次回こそファッションショー。
そしてコブラージャー襲来。
主人公に明日はあるのか!?

では、また(・∀・)ノ

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