私の兄さんは世界一《美しい》
私はそう手紙に書いてすべての人類に送りたい。
私が小さい時に父様と母様が殺された。
その時のことはよく覚えてないけど兄さんが居なかったら私は壊れていたと思う。
それから何年か経ち《
一匹は黒猫の黒歌。
この子は猫だけど絶対兄さんを狙ってる。
獣特有の獲物を見る目がそう言っていた。
もう一人はロリっ子の無限。
彼女もライバルだ。
基本、無口無表情だから分かりにくいけど兄さんと一緒にいるときはなんだかオーラが出ている。
《私、今とっても楽しい》
ってオーラが滲み出ている。
朱乃ちゃんも絶対兄さんを狙っている。
でも彼女は巫女さんだから大丈夫なはず!
巫女さんって処◯じゃないとダメなんだもんね!!
兄さんはシスコンだ。
だからきっとこの中では一番私が有利なはずだ。
「あなた、
これを言える日も近いね。
私はこう見えて結構照れ屋だ。
私は兄さんと二人っきりにならないと素を出せない。
兄さんも「あまり素は見せないほうがいいかもね」って言われている。
兄さんは素の私を独り占めしたいんですね。フフフ
私の人生を一言で語るなら
《兄さん》
だろう。
兄さんが生きるなら私も生きる。
兄さんが好きなら私も好きだ。
兄さんが『して』と言ったらなんでもする。
兄さんのことをシスコンと言ったけど私も実はブラコンだったりする。
でも仕方ないでしょ?
カッコよくて、優しくて、お金持ちで、料理が美味しくて、兄さんなんだから『好きにならない訳がない』。
あぁ、兄さん今すぐ兄さんとの《
兄さん、兄さんも私のこと
《好きですよね・・・?》
あ、ヤンデレっぽくなってしまった。
私はヤンデレじゃない。
もし兄さんが「ハーレムが欲しい!」って言ったらそれでいい。
兄さんみたいに『最高の兄さん』を私で独り占めするってことこそが強欲ってものだろう。
もちろん正妻は私だけどね。
ふぅ、今日はテンションが上がってしまっている。
原因は《今日、家には兄様と私の二人きり》だからだ。
無限は『決闘』とやらに、黒黒は『偶に家に来る白猫の白白』とお散歩だ。
だから、今日の私は《
私は三つの《
《
《
《
今日の私は
兄様への思いが最高潮になると出る
いつもは、みんなの
でも、今日は違う。今日は兄様と私の二人きり・・・つまり、何をしても許される。
兄様の部屋の前まで来た。
今日はどうやって甘えようかな?
1、抱きつく
2、撫でてもらう
3、押し倒す、子作りは突然に
どれも悪くはない。
でも、パンチが足りない。
もっと、私も兄様も満足できるような・・・
《ガチャ》
ドアの前で悩んでいると突然ドアが開いて中から兄様が出てきた。これは抱きつくしかない。
「うおっ、さ、紗凪?どうしたんだいきなり・・・」
「一生このまま居させて・・・」
「せめて数分にしてください」
「分かった。じゃあ、お姫様抱っこして」と兄様に言った。
「何が分かったの?」と言いながらも私を抱っこしてくれた。
あぁ、幸せ。
皆といるのがイヤって訳じゃない。
でも、兄さんといるときが一番《
リビングに着いた。
あぁ、もう着いちゃった。
兄様は私をソファに座らせるとそのままどこかに行こうとする。
「兄様、どこに行くの?」と私は今にも泣きそうな声で言った。
「お風呂に入ってくるだけだよ」
《お風呂?》よし行こう。
私が兄様に着いて行こうとすると「紗凪さん、何処へ行こうというのだね?」と聞くまでもないことを聞いてきた。
「もちろんお風呂」と返答した。
それ以外に行く場所はあるのかな?逆に聞きたい。
「そうか、じゃあ先に入って「兄様も一緒に」・・・はい」
何だろう、兄様が肩をガクッと落とした。
あ、私の裸を見て理性を抑えられるか心配なのですね。
私は兄様に襲われても全然構いませんよ?むしろ襲います。
《お風呂シーンは割愛です》
サッパリ、兄様やっぱりいい体しています。
細マッチョサイコー。
兄様がソファに座っていたので膝枕してもらった。
兄様は「今日は甘える日だね」と微笑みながら言う。
兄様は私の頭を撫でながら優しい目で私を見つめてくれている。
あぁ、兄様。私の兄様。大好きな兄様。
願わくば__
__こんな日が
__こんな日常が
__こんな幸せが続きますように。
私は幸せな気持ちで眠りについた。
紗凪は頭が少し残念な子設定です。
頭良いけど《
ヤンデレも少し入ってて《ソフトヤンデレ化》してますね。
今回の話を要約すると
《兄様、赤ちゃん作りましょう?》
って事ですね!
本作では感想大募集です!
ここをこうした方がいいとか、こんな話やってみたいなのがあったらどしどしコメントしていってください!
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