吸魂鬼に転生してしまいました。   作:零崎妖識

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ハリポタって人気なんですねぇ。一時間でUA167って。

シリウスの口調が違うかもです。主に二人称とか。その際はご指摘ください。

追記
あるハリポタ小説を読んで、うちの主人公の能力が開心術の上位互換だと気付きほんの少し放心しました。やばい主人公が(その周りも)だいぶチートだ。


PrologueⅥ

ブラックを匿った翌日、アズカバンに意外な来客があった。

 

「ふむ、ウィルはどこにおるのかのう?少し案内して貰えんかの?」

 

ヒュルンッ

 

「何の用だ」

 

「昨日収監された、シリウス・ブラックについてじゃよ。少し、話を聞きたいだけじゃ。それに、面会には、ディメント家当主、もしくは全権代理の許可が必要じゃろう?」

 

「まあ良い。こっちだ」

 

 

 

 

コンコン

 

「ウィル、あんたに来客だとよ」

 

〔む?誰かのう?〕

 

「わしじゃよ。久しぶりじゃのう。はよう人間体にならんか、ウィル」

 

ヒュルンッ

 

「お主じゃったか、アルバス。確かに、久しぶりじゃのう」

 

「「ホッホッホ」」

 

ヒュルンッ

 

「ウィル爺、この人は?」

 

私の頭の中は疑問でいっぱいだった。人間体を取れる吸魂鬼がいて、さらにウィル爺の事を知っている。

 

「ふむ、その子は?」

 

「ああ、この子はリーナと言ってのう、ワシの孫じゃよ。リーナ、こいつはアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアという、途轍もなく覚えるのが面倒な名前の、ワシの友人じゃ。イギリスでハロウィンの時に人間に紛れ込んで楽しんでたら見つかってのう、あとは茶飲み友達じゃよ」

 

「わしの説明酷くない?ゴホン。リーナ、よろしくじゃのう」

 

「よろしく、ダンブルドア」

 

あれ?この人、何しに来たの?

 

「ああ、用事を忘れるとこじゃった。ウィル、シリウスに面会させてくれんかの?」

 

「なんなら今呼んでくるが?」

 

「え?」

 

 

 

 

「お父さん、こっちだよ」

 

「お父さんと呼ばれるのは慣れないな……。って、ダッ、ダンブルドア!?」

 

「……収監されたと聞いておったが?」

 

「私から説明するよ」

 

〜少女説明中〜

 

「わかった?」

 

「ああ。しかし、にわかには信じられんのう。あのピーターが……いや、ピーターだからこそ、ヴォルデモートは目をつけたのか」

 

「ダンブルドア、私が無実である事は世間には隠しておいてもらいたい」

 

「何故じゃ?」

 

「死喰い人から余計な恨みは買いたくないし、魔法省が認めると思うか?」

 

……絶対認めないな、魔法省(あいつら)

 

「じゃったら、せめてもの償いじゃ。今、グリモールドプレイス12番地は誰も使っておらん。ついでに、プリペット通り4番地にある屋敷ーーハリーが今住んでおる家の隣が空いておるのじゃが、お主らが使うと良い。また、わしが信用している者にも、お主が無罪である事は伝えさせてもらおう」

 

……いきなり拠点を幾つかゲット。凄いね。

 

「ああ、ついでに、夜の闇(ノクターン)横丁にある、見えるようで見えない屋敷も使うと良い。あそこは、わしが個人的に所有している物件じゃからのう。ダイアゴン横丁にも近い。好立地じゃ」

 

「貰う」

 

「いや、リーナが答える事じゃないからな?」

 

「貰わないと損だよ。それに、ポッターに会えるチャンスだと思うよ?お父さん」

 

こうでもしないと、ペティグリューを見つけるまで、ここに缶詰めにしちゃいそうだしね。

 

「仲が良いのう」

 

「ワシがさっきから空気なんじゃが?」




色々と初めて尽くしな様な気がする。吸魂鬼に転生だとか、シリウスが収監されないだとか、拠点だとか。

プリペット通りの屋敷は、騎士団の拠点候補みたいな感じでした。また、ダーズリー家の監視並びに保護、警護のためでもあります。ハリーの血縁ですし、もしかしたら狙われるかも?と言う考えがあり、購入してました。

夜の闇横丁の屋敷は、若かりし頃のダンブルドアが買った屋敷です。使用された事は殆どありませんが。

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