陽炎
提督
岩川基地、司令室にて
「「黙れグレッグ!こういう攻撃は少数部隊だから良いのだ!」」
「あー、武者アレスタはいいわー」
「すごい分かる。まあ、ハードでやると、私ラスボスまで行けないけど」
「私も」
「5面の鬱之宮で力尽きるわー」
「私ユキオさん」
「レーザー対応?」
「だねえ。なんかこう、力尽きた所で撃ってこられるのこまるわぁ」
「わかるー。ノーマルだと見れる大亜51とかね」
「あれ、やっぱりライバルなのかしら」
「だろうね。真のラスボスだし」
「終わったーってところで来るからね。コントローラーを離せない」
「まあ、GAMEってそういうものだよね、って言われればそういうものなんだけれどさ」
「そうねー」
「まあ、STGってちゃんとストーリー語られるの少ないわよね」
「ちゃんとしたストーリーを求めないゲーム性だからねえ。主に業務用だからそんな事よりは、客回しのほうが大事だろうし」
「でもさ、武者アレスタは家庭用ゲーム機でしか出てないじゃん?」
「メガドラだけだね」
「ならもうちょっと裏話的なさー」
「それをやったのが電忍」
「あっ」
「ストーリーはよかったんだけどね…」
「…好きな人は好きだと思うよ。それがSTG」
「そうね。だから、どんどん上手い人をメインの客層にしていって初心者を…」
「よ、よしましょ、司令。これ以上はいけないわ」
「脱線しすぎたわね。…でも、そんなSTGの中でもちゃんとストーリーが語られてる方だと思うわ、アレスタシリーズ、というか武者アレスタシリーズ」
「電忍→外伝→武者なんだっけ」
「そう。出た順番は外伝、武者、電忍だけどね」
「外伝スタートなんだ」
「外伝はMSX2ね。単品ではなく、ディスクステーションっていうコンパイルが出してたソフト詰め合わせの一つなんだけど」
「ディスクステーションは…秋雲が持ってて、ちょっと知ってるのよね。確か「魔導1ー2ー3」のプロトタイプもディスクステーション出だっけ」
「あら、陽炎、よく知ってたわね。まあ、2話のプロトタイプだけれどね」
「えっへへ。親潮が「らっきょ食うカーバンクルやりましょう、黒潮さん!」って言ってて…」
「ちょ、ちょっと待って陽炎。それ親潮が言ったの?」
「そうだけど…?」
「……いやあ…まさか親潮からそんなマイナーもマイナーなゲーム名が出るとは思わなかったから…、PC-98用だっけ…?」
「うん、PCー98用。秋雲が持っててさ」
「ああ、うん、そこは納得した。そうだよね、秋雲先生は持ってるよね」
「納得されちゃうんだ」
「秋雲だもの。持ってても可笑しくはないわ」
「秋雲だからかー」
「秋雲だからねー。…えーっと、何の話だっけ」
「アレスタ外伝の話じゃない?」
「ああ、そうよ。で、外伝の受けが良かったから出たのが武者」
「ほうほう」
「STGとああいう雰囲気はよく合うんでしょうね。ACでも戦国エースが出てたし」
「戦国エースのほうが後?」
「3年ぐらい後かな。彩京が出たのは東亜の後だし」
「ほほー」
「彩京の雰囲気もよかったのよねえ」
「分かるー。でも、その雰囲気のスタートは」
「多分、アレスタ外伝、だと思うのよねえ。…と思ったけど奇々怪々があったか」
「あー。小夜ちゃん!」
「小夜ちゃん。…あのコスチューム、磯風が似合いそうよね」
「今度やってもらう?」
「いいわねぇ」
「よーしそうと決まったら、秋雲に頼まなきゃ!」
「秋雲に?」
「あの子、絵だけじゃなくそういうのも作れるのよ。だから」
「へえー」
「M.U.S.H.Aの制服も見せれば作ってもらえるわよ」
「今度作ってもらおうかしら…でも、誰が似合うかしら…?」
「リベとか…?」
「髪長くない…?」
\アーデモナイコーデモナイ/