陽炎
不知火
黒潮
提督
岩川基地 食堂。
「ナデシコッ」
「ナデシコッ」
「ナデシコッ」
「ナデシコッ」
「二人してどないしたん…?」
「「黒潮はダメだなぁ」」
「なんでや?!」
「ぐるじお…」
「そこを選ぶとは不知火はロマンを追いかける方なのね」
「いえ、不知火はよく知りませんが」
「えっ?」
「陽炎がよく演習で攻撃が当たらなかった時「ぐるしお…」って言っているからこの流れで言うべき台詞なのか、と思いまして」
「ああ、そう言えばよく私言ってるわ」
「何しとるん?!真面目にやらんの?!」
「いやあ、そういう遊び心って大事よね」
「あんま大事ちゃうわ」
「ということで、食堂にMVSを置いたわ」
「さっすが司令官。分かっているわ」
「いやいやいやいやいや。なんで食堂なん?!司令官はんの所でええやん?!」
「黒潮、司令にそんな事を言っても無駄なのはよくわかってるじゃないですか」
「それはそうなんやが…」
「ついでにNeo19です!」
「さっすがぁ!」
「「何が流石(やねん)(ですか)」」
「ついでにもう一つ、ブラストシティを買っておいたわ。これは、3日後に届く予定」
「無駄遣いぃ!大淀さんに怒られるで!」
「大淀には新しいバッグで許してもらったわ」
「新しいバックで許したんですか、大淀さん」
「とりあえず入れるソフトは零サムSP、零サム、餓狼RB、ボンバーマンよ」
「同じゲームはいってるで…」
「何言ってるの黒潮。違うゲームが四つじゃない」
「いやいや、同じ題名やん!零サム?が二つはいってるやん!」
「零サムと零サムSPは違うゲーム。対戦するならSP,ストーリーを楽しむなら零よ」
「SPは本当に対戦ツールとして優秀よねえ。一人でやると凄い辛いけど」
「それは零からじゃん。…というか、SNKのソフトはほとんどそんな感じだけど」
「そうよね。…どうしようかしら、零サムの代わりに斬サムいれる?陽炎はどっちがいい?」
「それは司令に任せる。とりあえず電源いれましょ?」
「ねえ、不知火?」
「なんでしょう、黒潮」
「二人の言ってる事分かる?」
「いえ、不知火には全く」
「せやろ…。離れよか?」
「そうですね」
「おっと、そこのお二人さん!逃がしはしないよ!」
「お、うつった映った。流石明石さんと夕張さんよねえ。はいはい、不知火と黒潮はすわってすわって」
「何時、椅子用意したん…?」
「あ、黒潮、ちょっとそっちずれてもらっても?」
「ああ、すいまへん」
「はい、ということでお二人にはSPをやってもらうわ」
「それはええけど…うちら、動かし方とかは全然しらんで?」
「大丈夫大丈夫。ちゃんと説明してくれるわ」
「あ、ほんまや。説明してくれてるわ」
「なるほど、4ボタンなんですね」
「そうね、ネオジオは基本4ボタンだわ」
「違うのはSTGぐらいとメタルスラッグ系ぐらい?」
「そうね、それぐらいになるかしら」
「へぇー。あ、説明終わったわ」
「本当ですね。さて誰を使いましょうか」
「やっぱ右京さんか腐れ外道かなあ」
「誰でも勝てるって言う話だけど、とりあえず初心者は右京さんか腐れ外道よね」
「…腐れ外道、かわいないわ。可愛い子使いたい」
「右京さんも強そうに見えないですね。不知火はこのビスマルクさんに似てる人にします」
「ウチはこの子、真鏡名ミナちゃんって子にするわ。なんか可愛い子つれてるし」
「ネットだと強いミナとそこそこ強いシャルロットかー」
「まあ、確かに腐れ外道と右京さんを使う妹達とか見たくなかったわー」
「ならなんでおすすめしたんや…」
「なんとなく?」
「なんとなくでお勧めしないでください。あ、始まりました」
「おお、ほんまや。…ミナちゃん、弓使いなんやな」
「チクチクするのやめてもらえませんか、近づけない」
「せやかて、やめたらやれてしまうやん」
「そうねえ、こうなるとミナの独壇場かしら」
「よっしゃ取ったで」
「むう」
「やっぱこうなるとミナ強いわね」
「だねえ」
「さて二本目もちくちくやるでー…ってわぁ?!」
「そうはさせません。一気に落とします」
「あかーんっ退避!退避や!」
「いっきにつめて!沈め!」
「あかーん…」
「一本取りましたね」
「「(まあ、初心者同士だしあれは…))」」
「さて、三戦目や」
「むう、ちくちくやめてください黒潮」
「そうはいかん、うちかて勝ちたいんや」
「むう…」
「お、そろそろやな。締めや!」
「ここは、同時押しの無の境地で」
「「お、一閃かな?」」
「させへんで!ここにかいてある必殺のこれや!」
「「あっ」」
「せ つ め い し よ う」
「」
「」
「…うん」
「…うん」
「」
「」
「「泣いてもいい(やろか?)(ですか?)」」
「「仕方ないね」」
ヒエエエエエエエエエエエエエエエン