陽炎
秋雲
岩川基地 食堂
「容赦のないトンファーキック!」
「トンファーキックはしてないでしょ、トレーシー」
「そうだっけ・・・?いやわりとトンファーキックしてない?」
「というかトンファーキック言うのやめなさいよ」
「まあ、うん、そうね。いやでも、秋雲ですね、この頃の緒方さんの女性キャラやってる感じ好きなんですよ」
「あー、うん。わかる。可愛いよね」
「でしょー?なんか緒方さんってエヴァのシンジくんばっかり言われるけど、女の子キャラやらせたらだいぶ可愛いんだよなあ」
「ストリートファイターEXの七瀬も緒方さんだっけ?」
「緒方さん。ファイティングEXレイヤーでさなねさんが出たときは嬉しかったなあ」
「だいぶシンジくん寄りだった気がしないでもないけれど」
「いやいや、そんな事ないよ。とぉ、ずれた。やっぱりですね。このことぶきつかささんが描く女の人ってエッチだと思うんですよ。エリスちゃんもしかり、ソフィアさんも然り」
「元KGBの私立探偵だっけ、ソフィアさん。・・・いや、あの、私立探偵としてだいぶアウトな格好なされてない?」
「まあ、そのへんはほら。女王様ってキャラだし、組織のせいだし、戦闘服なのでセーフ」
「組織ェ・・・。2のラスボスだっけ、男の子なのか女の子なのかわからない子」
「マスター?マスターはまあ、ラスボスっていいっていいのかなあ。ヴァーミリオンっていう超凶悪な裏キャラいるし」
「あー。一本も取られないとマスター戦のあとでるんだっけ」
「そうそう。まあ、そのへんはほんとなれたキャラだと軽く行けるよね。でたいていひどい目に合うよね」
「ひどい目に合うのかー」
「まあ、隠しだからね。・・・ウラヌスがプレラに武器渡したの謎なんだよなあ」
「昴で男の娘ことランスロット君と一緒にいたこだっけ?」
「早すぎた男の娘なんだよなあ。・・・嫌でもあの頃ってわりと多かった気もするんだよね。丁度流行り出した頃だった気がしないでもないんだよ」
「そうなの?」
「たしか、だよ。いやでも、秋雲的には無しかな、って」
「なしかー・・・?本当に?」
「本当に。ことぶき先生にはちゃんと女の子で書いてほしかった」
「あ、そっちの意味でなしなんだ」
「うん。そっちの意味で。いや、なんだろう。エッチではあるんだけれども、なんだろう、そうじゃない感が」
「そうかー、そうなっちゃうかー」
「なっちゃったね。うん。…いや、でもマスターはありよりのありだったんだよね」
「それはただの好みだったのでは?」
「かもしれない」
「ではやはりランスロットくんもありなのでは」
「いや、それはないわ」
\ ナイカー /