陽炎
神通
霞
霰
不知火
岩川基地 食堂
「もふもふ」
「もふもふ」
「もふもふ」
「陽炎さん」
「なんでしょう、神通隊長」
「このもふもふは何ていうお名前で?」
「まるるん、です」
「まるるん…。お名前も可愛いですね」
「でしょう…?」
「ええ、霰さん」
「わくわく7初心者にはティセとアリーナがおすすめですかね。…まあ、まるるんでもいいんですけれど。隊長が楽しければ」
「なるほど…」
「(ちょ、ちょっと陽炎…?!)」
「何よ?」
「(何、隊長にゲームやらせてるのよ!?)」
「隊長がやりたいって言ったんだしー、仕方ないじゃないー♪」
「(だからって・・・!)」
「(霞、ここは様子を見ましょう)」
「(不知火がそういうなら…)」
「あれ・・・?18駆の旗艦…?」
「「陽炎」…(さん)」」
「ああ、はいはい、どうしました?」
「この、魔界大帝フェルナンデスさんって?」
「ラスボスですねー。…霰、手伝った?」
「うんうん?」
「…さすが隊長。ワンコインでフェルナンデスまで行くとは…」
「…すごいです…!」
「まるるんさんが可愛くて、強いのが動かしてて楽しかったです」
「やっぱりそういうのって大事ですよね」
「ええ」
「(ね、ねえ、不知火…?)」
「(なんですか、霞)」
「(わくわく7って初心者がワンコインでフェルナンデスまでいくもんだっけ…?)」
「(…どうでしたっけ…。不知火はそこまでゲームをやらないのでわかりませんが、レベル4だと途中のダンディ・Jで足止めを食らうような…)」
「(やっぱそうよね…。隊長凄くない…?)」
「まあ、まるるんだし、隊長だしねえ…」
「(陽炎もちょっと驚いてる?)」
「それはもう」
「やりました!!!!フェルナンデスさんを退治しました!!!」
「ファッ」
「…隊長本当に凄い…」
「まるるんさんの背中に乗ってた女の子、無事に家族に会えて良かったです」
「まあ、まるるんの願い事がそれですしね」
「そうそう、トトロっぽい外見なのに」
「霰、それ以上はいけない」
「んちゃ…」
「「(んちゃ、って言った?!)」」
「あれ?でもスタッフロールの時の絵では女の子、まるるんさんと一緒にいますね」
「ああ、そうなんですよね。家族とまたはぐれてしまったんでしょうか」
「もしくは、女の子、麦ちゃん、って言うんですが。麦ちゃんが会いに行ったとか」
「会いに行って会える感じなのでしょうか…」
「多分」
「(多分であえるものなの?!)」
「…ちょっと会ってみたいですね…」
「森で迷子になってれば会えるかも…?」
「そうですね。霞さん」
「はひっ?!」
「ちょっと森の方へ行ってもらえますか…?」
「霞…なら…まるるんに…あえる…!」
「頑張ってください霞」
「ファイト♪」
「ちょ、ちょっと貴方達?!」
「お願いしますね霞さん」
\モウホントウニバカッカリ/
きっと神通さんはまるるんに会いたがるはず。