インスタント・HERO ~180秒で世界を救え!~   作:トクサン

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僕と俺の分岐点

 

 巨大な振動が街を直撃した。

 立っているのもやっとの超振動、下手をすれば建物が倒壊してしまってもおかしくない、体感で震度五、或は六か。それを引き起こしているのがたった一人の女性、それも十七歳の女の子だと知ったら、世界はどの様な顔をするだろうか。

 まさかと、鼻で笑うだろうか。

 けれど現実に、その少女はたった一人で世界を揺らしていた。

 

「【振動】」

 

 轟音が鳴り響いて、周囲の建物がガタガタと揺れる。看板が倒れ、硝子(ガラス)(ヒビ)が入り、電線がバチバチと断たれる。しかしそれら全ては余波であり、本命の一撃は既に()の人物に襲い掛かっていた。

 最初は私の豹変に驚き、次いで素早く距離を取った人物。その額に汗を掻きながら精一杯叫ぶ。

 

「【炎熱】ッ!」

 

 ボッ、と。

 捜査官の足元から大量の炎が姿を現す、広範囲に広がって渦巻くそれは、しかし数秒後には跡形も無く消し飛んだ。

 地底の底から響く重低音、捜査官の足元がドンッ! と一瞬にして陥没した。

体が何十にもブレて見え、周囲の振動が可愛く見える程の力が捜査官を襲った。空気の振動が恐ろしい爆音を打ち鳴らし、捜査官が痛みに呻く。思わずその場に崩れ落ち、胃の中身を路上に吐き出した。

 

「げぇッ……かはッ」

「粒子相殺? 器用ね、本当なら体の中身を地面にぶち撒けてあげようと思ったのに」

「ぅ……ぐぅぁ、お、オマエはッ……!」

 

 捜査官を襲った振動の力、それは人間一人を容易く肉塊に変える。

 しかし捜査官は生きていた、第六感(シックスセンス)が働いたのか、或は偶然か。自身の足元に能力を発動させ肉体に作用する能力値を僅かに減退させた、結果体を四散させる筈の【振動】は、胃の中身を吐き出すだけに留める。

 しかし完全に能力を殺す事は不可能だったらしい、捜査官の足はガクガクと揺れて視点も定まらない。脳を強く揺さぶられたのだ、既に能力を使うどころか立つ事すら出来ないであろう。

 

「無様ね」

 

 そう吐き捨てる。

 大きく両手を広げると、手のひらを中心に光が渦巻く。それは超能力者の使用する粒子が可視化したモノ、通常目に見えないソレが強大な能力行使に伴って一般人にも見える濃度に達していた。

 先程の一撃は全力からほど遠いと、そう言わんばかりの威圧。

ランク『Ⅳ』、否。

 既にランク『Ⅴ』の領域に足を踏み入れていると言っても良い。

 広げた腕を重ね、光を一本に練り上げる。周囲の振動が更に強くなり、周囲の空気がギチギチと音を立てた。能力の行使に世界が悲鳴を上げている、最早私以外、立っている事すら困難。

 

「這い蹲ったまま死ね」

 

 駆け出し、男に両腕を叩き付けようと二本の腕を突き出す。間接的な接触でも十分だが、直に触れて振動を流し込むのが一番強い。私は男の肉体を四散させるつもりだった。

 しかし寸での所で私の手は、別の物体に触れてしまう。

 

【守護盾】(アイギス)ッ!」

 

 私の目の前に現れたのは、お伽噺(とぎばなし)に出て来そうな巨大な盾。無駄に装飾の凝ったそれに私の手が叩き付けられる。見れば壊れかけのビルに背を預けて、満身創痍のまま能力を発動する女が一人。ソイツの能力だと直ぐに悟った。

 捜査官の身に降り注ぐ筈だった力は、幻想盾を粒子レベルで分解し、そのまま振動を貫通させる。

 

「ぐぅッ!?」

 

 空気を伝わって貫通した【振動】は、最早衝撃波と言い換えても良い。光の粒子となって消滅する【守護盾】(アイギス)を前に、捜査官は大きく弾き飛ばされた。背中からアスファルトに叩き付けられ、そのままゴロゴロと路上を転がる。砂に(まみ)れた捜査官はそのまま動かなくなり、私は舌打ちを零した。

 その肉体が未だ存在する事に、納得がいかなかったのだ。

 

「邪魔をしないでッ!」

 

 未だ動けず、ビルを背に荒い息を繰り返す女に向かって能力を発動する。顔を歪めた女が再度【守護盾】を発動するが、空中に存在している盾を無視し、私は地面を伝って間接的に女を揺らした。

 女の座り込んだ地面が一瞬で陥没する。

 

「アがッ」

 

 女の体が何重にもブレ、そのまま白目を剥いて項垂れる。強烈な振動は一瞬にして女の意識を奪った。瞬間、目の前に佇んでいた幻想盾が音も無く崩壊する、能力者が意識を失った為に能力が解除されたのだろう。

 邪魔者は片付けた、私は吹き飛ばされうつ伏せに倒れたまま動かない男に目を向ける。そして再度【振動】を叩き込むべく、歩みを進める。足元に転がっていたコンクリート片を踏み砕き、一歩ごとに憎悪と怒りを積み重ねた。

 雪那を殺したんだ。

 私の愛しい人を、私の大事な人を、私の唯一の拠り所を。

 その体、人の形で終われると思うな。

 

「【振動】……ッ」

 

 あと数歩の距離という場所まで歩み、その両腕を叩き付けようと動かす。

 しかしそれは、他ならぬ私自身によって拒まれた。

 突然ぐらりと視線が揺れて、全身から響く鈍痛、腹の底から湧き上がる異物感。

 

「ぐッ、グ、ゴホッ!」

 

 立ち止まり、その場に思わず崩れ落ちる。両手に集まっていた粒子が霧散し、私はアスファルトの上に咲いた鮮やかな赤色を見た。口元を何かが伝う感覚、震える手で口を押える。再度咳き込んだ時、指の隙間から鮮血が舞った。

 

―― 嘘

 

 思わず呟く、口から滴る血液。

 それは他でも無い私のモノ、再度咳き込んで赤い華が視界に咲く。ボタボタとアスファルトに血が垂れて、それは留まる事を知らない。私の命の源が消えて行く、どうしてと思う反面、どこか納得している自分もいた。

考えてみれば当たり前の事。

 私は研究所で何度投薬を行ったのか、既にこの体は苦痛を苦痛と認識出来ずに適応してしまっている。今の私は確かにランク『Ⅴ』に片足を踏み込んでいる、しかしその基礎能力値はランク『Ⅱ』相当でしかない。

 ランク『Ⅱ』の器しか持たない人間が、分不相応の力を奮い続ければどうなるか?

 懐能薬とはつまり、【水の割り増し】だ。

 水が能力値、バケツが能力者の容量、本来は三分目程まで埋まっている状態のバケツに懐能薬によって満杯まで水を注ぐ。その注がれる水は決して止まらず、防懐液を使用して(ようや)く止まる、そして増えた分の水を掬って廃棄する。

 けれど水を完全に取り除くことは不可能で、水嵩(みずかさ)が一ミリだけ増えているかもしれない。懐能薬を使い続けるとはつまり、そういう事なのだ。

 一度や二度なら騙せただろう、三度、四度でも大丈夫、しかし十、二十と回数が重なればどうなる。水嵩(みずかさ)はドンドン増えて行って、積み重なった量は再度投薬を行った時に『水が溢れる』可能性がある。

 私は既に覚えていない程の投薬を繰り返した、その果てに私の体は狂い、投薬を苦としなくなったのだから。けれど体の認識が狂ってしまう程の投薬に、私の体が無事である筈が無い。

 

「ぁ……」

 

 全身が震えていた。

 それは恐怖からの震えだとか、そういう類のモノでは無い。単純に【振動】していたのだ、私自身の能力で。

 懐能薬を使用し続けた者の末路――

 己の能力により身を滅ぼす、それは自分自身にそのまま能力が作用すると言う事。

 視界が霞む、指先が震え出す、私自身の能力によって体が崩壊する未来、それは明確な死のイメージ。

 嫌だと思った、このまま死にたくないと思った、雪那に縋りたいと強く想った。

 最後はせめて傍に、彼の隣で死を、安らかな、幸せな、そんな――

 

「ぃぎィッ」

 

 駄目だ。

 私はまだ全てを終えていないッ! 終わっていないっ!

 まだ生きているんだ、まだ届くんだ、まだ殺せる、まだ仇を討っていない!

 

「まだッ、おワ、らなぃ」

 

 終われない!

 

 足元から使わる振動、全身がグズグズになって溶けてしまうイメージ。それは遠くない未来、きっとこの身に起こる事。それは数秒後か、数分後か、或は今なのかもしれない。

 それでも私は――

 一歩進む、二歩進む、この情けなく震える足で進む。

 一歩進むごとに、何か体の中からごっそりと大切なモノを消えて行く。それはきっと皆が言う命だとか、生命力だとか、そういうモノだと思った。

 けれど。

 後たった数歩なのだ、たった数歩で私は、彼の仇が討てるのだ。

 両手に粒子を集める、死の瀬戸際、消える前の蝋燭(ろうそく)が放つ強い炎、死にかけだけれど今が私の絶頂期、今の私こそ一番強い。

 

「【振動】」

 

 両手に(おびただ)しい量の粒子が集う、それを地面に叩き付ければ恐らく町一つを崩壊させる事も出来るだろう。それを今から、たった一人の人間に叩き付ける。

 最後の一歩を踏み出す、捜査官が倒れ伏し、丁度真下に頭が来る。

 辿り着いた、やっと殺せる。

 もう体力が無い、殆ど目が見えなくなってしまった、体もまるで鉛が詰まっているみたいだ。呼吸一つするだけでも、辛い。

 私は満を持して、その体目掛けて両腕を振り下ろす。彼を殺した仇、コイツを殺せば、 きっと雪那も褒めてくれる、そう信じて。

 

 待っていて雪那、私もすぐソッチに逝くから。

 そうしたら、私の事を一杯、一杯―――

 

 

 

「【剛力(ゴウリキ)】」

 

 

 

 バツン、と。

 自分の体の中から何か、嫌な音が鳴り響いた。

 それは自分の皮膚を突き破り、筋肉を突き破り、骨を砕き、内臓を喰い散らかし、逆側から顔を覗かせる。

 

「ぁ、ぇ」

 

 それは自分のお腹の方から、見れば腕が一本、自分の腹部から生え出ている。真っ赤に濡れて細い腕が一本、私のお腹から。

 

「あぁ~……生け捕りが最善だけど、まぁ、別に殺しちゃっても良いでしょォ、元々今回の作戦目標じゃないし、犯罪者だし、死んで当然、寧ろ殺すべき、そうでしょう、そうに決まっている」

 

 ゆっくりと背後を見る。

 そこには、満面の笑みを浮かべた女が一人。三日月の様な目をした女だ、背の低い、私の肩ほどしかない身長。そんな少女とも言える女の腕が、私の腹を突き破っていた。

 (カラード)は確認出来た、だからきっと研究所の超能力者。けれど着用しているのは超能力捜査官の制服。

 

「能力は強力だけどさァ、ソレ、懐能薬(底上げ)だよね? 受け皿(容量)が小さいのに何度も使うからサ、ほら――」

 

 

 こうなる。

 

 

 グシャリと振るわれる腕、千切れる胴体と下半身。付き入れた腕を横に振るっただけだ、それだけで私の体は死を迎える。

 千切れた脇腹から内臓が見えた、辛うじて上半身と下半身は繋がっているけれど、千切れた断面から血が噴き出る。流れ出る凄まじい量の血、それを他人事の様に私は見ていた。

 ゴッ、と頭から鈍い音。

 気付けば私は地面に倒れていた、硬く冷たいアスファルトに横たわる体。動こうとして、けれど指一本動かす事すら叶わない。視界が薄まる、痛覚が無い、そうだよね、腹部を半分抉られたのだから。

 ポツポツと雨粒が頬に落ちる、それ以外に何も感じるモノがない。

 

 横に倒れた私の視界に彼の姿が映る、既に動かなくなったその姿に、私の腕が僅かに動いた。震える手を彼に伸ばす、届かないとは分かっているけれど、それでも。

 触れたいと願ってしまうのだ。

 

「せ……っ………な」

 

 悔しいとは思わなった、悲しいとも思えなかった。

 ただ少し嬉しかった。

 彼と同じ場所に行けるから。

 

 あぁ、でも、彼には褒めて貰えないな。

 あの捜査官を殺し損ねてしまった。

 彼は怒るだろうか。

 ごめんね雪那、私の力不足で。

 でも許して欲しい、どうかお願い。

 そうしたら、私は

 

 わたしは、あなたの――

 

 

 

 

 

 

 

 

 痛みだけがあった、胸が痛い。

 まるで焼ける様だ、指一本動かせない、分かるのは自分を打つ雨粒だけ。酷く寒かった、今僕は何処にいる、何をしている、ゆっくりと目を開けるけれど灰色の世界が見えるだけ。あぁ、仰向けになっているのか、そう漠然と思った。

 

「あぁ、雪那さんッ、雪那さんっ!」

 

 誰かが僕の名を呼ぶ、ぼんやりとした視界では誰かも分からない。声もくぐもっている、けれど見覚えのあるシルエットだった。澪奈に良く似ている、けれど彼女がこんな場所に居る筈が無い。

 こんな場所……あれ、僕は、何を。

 

「だ、大丈夫、大丈夫です……っ、最後の一本、まだ、懐能薬があります、私のランクを上げれば、きっとその怪我もッ」

 

 目の前の人物が首に何かを押し当てる、それからプシュと空気の抜ける音がして「ぅっく」と目の前の人物が呻いた。それからポタポタと顔に何かが垂れた、雨粒と違って温かい。それは綺麗な赤色だった。

 

「だ、だいじょうぶ、何度も、使った、からっ、ふ、ぐっ、さ、【再生促進】ッ!」

「っ、が、ぃ!?」

 

 ビキビキと、自分の胸に何か凄まじい痛みが走る。それは自分の中から生え出る様な、新しい何かが構築される様な、そんな痛みだ。喉の奥から獣の様な唸りが漏れた、けれど暴れる事も出来ない、体が動かない。

 

「ご……ごめん、な、さいっ、け、げどッ、もう、ちょ、っと……ッ!」

 

 凄まじい痛みが続く、けれど代わりに自分の体が息を吹き返す。呼吸がとても楽になり、全身に巡る血液の温かさを感じた。十秒か、二十秒か、痛みに耐え目の前の人物が僕の上から手を引く。

 その吐息は酷く乱れ、未だにポタポタと赤色を垂らしていた。自分の体もそうだが、今は目の前の人物が無性に心配だった。

 

「はぁ、はっ……これ、で、大丈夫、です」

 

 僕の体に覆い被さる様にして、その人物が脱力する。その肌がとても暖かくて、心地よかった。

 

「っ、おい、アンタ! クソ、防壊薬はッ……」

「ま、まって……まだ、幸奈さん、がっ」

「無理だ! それ以上はアンタが死ぬぞッ!? それに、あの致命傷じゃもう……!」

「わ、私の、私の友人なんです、お願い、お願いします……」

 

 シルエットが増えた、随分と男勝りな話し方だ。僕の上に伏せるシルエットに対し、その声が荒々しく何かを叫ぶ。僕は静かに瞼を閉じた、目を開いているだけで酷く疲れたから。

 爆音と絶叫、何かの割れる音、怒号。

 どうにも周囲が騒がしい、まるで映画館の中に居るみたいだ。大きな音がそこら中で鳴り響いている。

 

「秋っ、増援が来たわ! これ以上はもう戦えないっ、【雷撃】ッ!」

「幸奈は乗せたっ、早くこっちへ!」

「ッ、もう良いだろ、幸奈はあの女の人が回収したんだっ! ほら、急げ!」

「ぅ……は、はい」

「この人は私が運ぶ、貴女は車へ!」

「分かったっ、ほら肩貸せッ、【迷彩】(クローク)

 

 閉じた視界の中で、誰かの影を見た気がした。そしてふっと、体が持ち上げられる。鼻腔を(くすぐ)る甘い匂い、どこかで嗅いだ事のある匂いだ。さらりと何かが頬に触れて、ちゅっと暖かいモノが触れた。

 

「遅くなって、ごめんなさい」

 

 耳元でそんな事を(ささや)かれる。

 誰だろう。

 その声を聞いた途端、僕は焦燥の感情を覚えた。

 

「逃がすかッ! 【空間固定】っ!」

「ぐッ!」

「朱音ッ!?」

 

 頭上から聞こえる吐息、揺れる体、遠ざかる意識。

 誰かの腕の中から、別の腕へ。僕の体を包んだのは随分と冷えた体だった。少しだけ目を開けると、灰色の世界が消えている。見れば車の中に居るのだろうか、随分と低い天井が見えた。

 運転席から閃光(マズルフラッシュ)が瞬く、乾いた銃声が鳴り響いた。向こう側に立っていた影が一人、仰向けに倒れる。

 

「これ以上は危険、囲まれる前に逃げなきゃ……っ!」

「待て、まだ朱音がッ!」

「っぅ、行って! 秋、私は良いからッ!」

「そんな訳ッ」

 

 声のする方に目を向ければ、車から数メートル離れた場所に誰かが立っている。不自然に固まったその体が、急に発光した。バキン! と金属音がして、揺ら揺らとオレンジ色が視界を染める。

 

「っ、ァ、あァァアッ!?」

「朱音ッ!? 朱音ェぇッ!」

「デッドボルトを壊された! もう無理、助からない!」

「放せッ! 朱音ぇ、朱音ぇえェッ!」

「ッ、このっ、車を出す! 何かに掴まって!」

 

 ぐんっ、と車が動き出して、スライド式のドアが閉められる。タイヤの擦れる音が鳴り響き、景色が一気に遠ざかった。

そして、僕の意識も。

 

「朱音――せ――だ!」

「―――さい! ――」

「もう―――!」

 

 あぁ、ダメだ、思考が回らない。

 目が閉じてしまう。

 何か、僕は成さなきゃならない事があったのに――

 約束……。

 そうだ、僕は。

 約束したんだ。

 生きて帰らなきゃ。

 生きて、生きて――

 

 幸奈に逢わなくちゃ。

 

 

 

 

 

 




現在の状況


雪那⇒重傷
かっちゃん⇒瀕死

幸奈⇒瀕死(死亡)
朱音⇒死亡(死因:デッドボルト破壊)
澪奈⇒健在
秋⇒健在
弥生⇒健在
由愛⇒不明


ヤンデレ書きたい。

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