ご注文はSSですか?   作:D表

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さぁて更新しましたよぉ
今日でテストも終わり時間を作ることが出来るので書いていこうかなと思います。
それではまた後書きで


第7羽

場所はコーヒーカップや紅茶用のコップ専門店

「ねぇねぇ、これとかどうかな?」

いつもうるさ…元気なココアはどこへやら少し、いやかなり静かなココアがチノにカップを差し出している。やはり反省してるんだな…。

「少し派手すぎますね、もう少しシンプルのにしましょう。」

流石チノ…にべもねぇ…。

「えぇー!こっちも可愛いよー!」

あらま、やっぱりココアはうるさいんだな。

「ココアさんここはお店です、静かにしてください」

ご最もですな

「チノちゃんのいけずぅー…。」

「元々ココアがカップを割ったのが悪いんだぞ?」

優しくココアに言ってやると

「そうは言ってもぉ…反省はしてるけど…もう少し派手なのがいいんじゃないかなぁって」

「今まで店で使ってたのはそんな派手じゃなかっただろ?このカップだけを変えるってのは違うんじゃないかな?」

「うん…そうだね、新しいの探してくる!」

「なぁ、レイどうしてこうなったんだっけ?」

そうだな、あれはつい1週間前のことだ

 

 

「ねー、リゼちゃん遊ぼうよぉ〜!」

いつもココアはこんな感じだ。

店でもウエイトレスが暇になるとかまちょしてくる。

正直可愛いと思うけれど遊ぶ時間も無いのもまた事実

「ごめんな、今日は早く帰らないといけないんだ。家の用事でな。」

リゼが家の用事なんて珍しい

はっ!銃撃の練習か何かをするのか!

やめろ、リゼ何言ってんだこいつキモみたいな目で俺を見るな、分かった、謝るから。

リゼの冷ややかな目をのらりくらりと躱しリゼが帰った。

そうするとココアの矛先が俺に向いた。

「レイくん!遊b「悪いけどパスで、ダルいんだ。」

「えぇ〜!レイくんまで!?というかダルいってなに!?」

ダルいはダルいだ、それ以下でもそれ以上でもない。

強いて言うならゲームがしたいところだが生憎と2人用ゲームは持ち合わせてないのでな。

「チノちゃん!チノちゃんなら遊んでくれるよね!?」ダキッ!

「あの…お皿洗いの邪魔なので…もふもふしないでくだsあっ!」

チノの焦った声に続きガシャンという大きな音が聞こえる。

つまり、これはそういう事なんだな?

カップが割れたんだな?そうなんだな?

「あ、あの…チノちゃん…ごめんなさ…」

謝ろうとしているココアの声はか細くそして震えていた、相当効いたのだろう。

「いえ、ココアさんは謝らないでください。危険ということを言い遅れた私の責任です。」

チノ…今のココアにそれは…

「で、でも!そんなことない…よ」

言わんこっちゃないな…

助け舟出してやらないと、か

「なぁ、ココアそんなに責任感じているのなら新しいカップ買わないか?」

「それはいいですね、スペアを補充しておきたいです。それでココアさんを許します。」

うむうむ、やっぱりチノはココアのことが好きなんだな。

こうもあっさり許すとは思ってなかった。

「チ゛ノ゛ち゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!」

泣きながらチノに抱きつくココア

学習してないのだろうか

 

 

ということだな

「私がいない間にそんなことが起きてたのか」

とリゼが寂しそうに言うのだからからかいたくなってしまう

「ん?つまり私がいないところでそんな事があったのか。とても寂しいなぁってことか?」

「ち、違う!どうしていつもそうなるんだ!」

わっはっはっ、怒った怒った

あぁ…怖い怖い

「バカにするなぁ!」

へいへーい

「返事はハイだ!そして1回だ!伸ばすのも禁止だ!」

ファッ!?なんてこった

「ねぇねぇ!これなんてどう?!」

ちょうどそこにココアがやって来てコーヒーカップを見せてきた。

派手すぎずいい雰囲気があるカップでこれはいいんじゃないかと思った、けれど値段がおかしい

300,000円

なんだこれは、三十万円ってなんだ?桁が二個違うんじゃないのか?

「あぁ、アンティーク物はこれぐらいするぞ?

ちなみにこれと似たヤツを私が小さい頃は的にしてたなぁ」

的ってなんの的なのかなぁ!?聞きたくないけどさぁ!

「ココア?これ戻してこーい」

と少し大きめの声でココアを呼び戻す

「え?なんで?」

キョトンとした顔で見つめてくる。

ちくしょう可愛いってそうじゃないそうじゃない

「ほらこの値段流石に厳しいだろ?給料減らされたいのか?」

「あっ…値段まで見てなかったよ…」

そう言ってトテトテと小走りで戻しに行った。

 

そうして何分か見て1ついいのが見つかり買って帰ろうとなった時に俺達はある少女に出会った。

 

「あっ、ごめんなさい。これいりますよね?」

「いえいえ!あなたこそ必要なんですよね!?」

と隣の女の子とココアが接触したようだ。

「お?シャロじゃないか!」

「り、リゼ先輩ぃ!?そ、それにレイ先輩もいるじゃないですか!」

「よっ、久しぶりだな」

「レイ先輩には会いたくなかったですけどね!」

なんでだよ!

「何でもです!」

えぇ(困惑)

「リゼちゃん(さん)とレイくん(さん)ってこの子と知り合いなの(ですか)?」

ココアとチノがハモって聞いてくる。まあ、普通の反応だな。

「そうだぞ?この子は桐間紗路って言って私とレイの1個下の後輩だ。ココアと同い年だぞ」

「えっ!リゼちゃんとレイくんって1個上だったの!?」

「今更!?」

俺とリゼの大声がハモる

いや、流石にこれは驚愕だ。

「あの…桐間さんとレイさんとリゼさんが知り合ったきっかけってなんですか?」

とチノの素朴な疑問にはシャロが答えた

「シャロでいいわよ。そうね、リゼ先輩とレイ先輩が暴君から私を助けてくれたの」

え?何言ってるんだ?暴君って兎だろう?

おかしいだろう?

「な、なんで言うんですかぁ!?」

「シャロちゃんって兎ダメなの!?」

「悪いかしら!?兎が怖くて何がいけないのかしら!?」

ああもうカオスだよ…

収集がつかなくなったシャロ達はお店の人に怒られるまで大声で話していたとさ。

 

「うぅ…リゼ先輩に変な印象持たれた…」

「ま、気にすんなって。リゼはそんなこと気にしないぞ?」

「そういう問題じゃないんですよ!全くもう…それとこの事は言わないでくださいね!?」

こんな事?

「私がこんな物置に住んでるってことよー!」

耳を劈く怒声。流石に鼓膜が逝くかと思った。

第7羽fin




皆様ここまで読んでいただいてありがとうございます。
楽しめて頂けたでしょうか?
楽しめていただけたのなら幸いです。
はい、ここで1つ報告したいことがありまして。
咲-Saki-に関するSSと艦これに関するSSを書いていこうかなと思っています。
あまり、面白くないと思われますがそちらの読んでいただけると嬉しいです。
まだ書いてませんし予定ですけど
咲-Saki-に関してはオリ主×〇〇のような短編集で2chみたいにしていくつもりです(あくまでつもり短編集になるかも未定)
艦これはこれと同じ感じにしたいと思っています。
ですので更新頻度は下がるかと思われるのでご理解をいかりゃく
ではこの辺で筆を置かせていただきます。
次回までさようなら

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