ご注文はSSですか?   作:D表

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はい、二羽目です。なんでこんなに早いのかって?
暇なんですよ察してくださいお願いします
それは置いといてプロローグ的なやつ?をたくさんの方々に読んでいただきました本当にありがとうございます。これからもご注文はssですか?をご愛読してくれるとありがたいです。


第1羽

「ちょ…待って…走るなー!」

 

ゼエゼエ息を切らしながら俺はリゼに手を引かれて走る。

 

ってかリゼってどんだけ運動神経いいんだよ…

 

「だらしないぞ!そんな事では戦場で生き残れん!」

 

「ここは戦場なんかじゃねぇんだよ!!」

 

リゼさんあなたは一体何者なのですか?

 

そして至極最もの事を言った俺の発言は…

 

「よっし、そろそろ着くぞ」

 

デ・ス・ヨ・ネ・ー!!

 

そうだよ!無視されるって分かってたさ!けどさけどさぁ!泣きたい…

 

「ほら着いたぞ」

 

リゼがそう言って指で示したとこは『rabbit house』と書かれていた。

 

お?ここかぁ、どことなく落ち着いた雰囲気で中々いいんじゃないのかな?

 

そしてかっこよく言うならシャレた店だな。(痛い)

 

「お?コーヒーのいい香りだな。多分これは…カプチーノか?」

 

俺の親父がコーヒー好きでよく作ってたから分かる…はずだ。

 

それを聞いたリゼは少し驚きながら

 

「へぇ、レイはコーヒーとかの違いが香りで分かるんだ」

 

と言ってきた。

 

「んー?まぁな、少し噛じった程度だよ」

 

「なんかチノと似てるなー。っとそろそろ中に入るか」

 

チノっていう人は気になるけど、少し暑いから入りたいなぁって思ってたからちょうどいいや。二つ返事でいいよーと言って中に入った。

 

カランカラン

 

ドアベルの音が店内に鳴り響く

 

「ただいまー、さっき言ったやつ連れてきたぞー」

 

リゼの大きな声も店内に響く。ぶっちゃけうるせぇ。

 

「おかえりーリゼちゃん遅かったねー。あれっ?この男の子誰?」

 

帰ってくる(?)なりうるせぇな。

 

だが、薄いピンクをショートボブって言うのか?そんな感じにまとめてある髪の毛、そして人懐っこい笑みを浮かべている。

 

端的に言おう可愛い!

 

「さっき言ったろ?ここに用があるとかっていうやつだよ。」

 

「へぇ〜君がここに用があるっていう人なんだぁ。

 

私はココア、保登 心愛っていうのよろしくね!」

 

おおう、中々アグレッシブな人だなとりあえず

 

「俺は零だよ、こちらこそよろしく。保登さん」

 

そして握手を自然にする

 

そうすると腕を激しく上下運動………上下運動!?

 

ブンブンブンブン

 

「まて!腕がもげるって!」

 

慌てて止める俺

 

「あっ!ゴメンね、大丈夫?」

 

心配そうに俺の顔をのぞき込む保登さん。

 

ていうかなんでこういうことを自然とできるのだろうか…恥ずかしいんだけど…

 

「う、ま、まぁ大丈夫だよ」

 

若干キョドりながらも普通に返せたと思う……

 

「なぁココア、チノはどうしたんだ?」

 

リゼが保登さんに問いかけると階段の上から声が聞こえてきた。

 

「あっ、リゼさん帰ってたんですね。おかえりなさい。後そこの人はどなたですか?」

 

とことこと階段を降りてきたチノさん

 

「………っ!?」

 

思わず俺は息を呑む。なんでかって?

 

簡単だ容姿は中学生くらいなのに凄い落ち着いた雰囲気がある上に水色の髪の毛と目の色が凄い合っている。

 

普通に可愛いんだけど!

 

「あっ、そうそう、俺今日からここでバイトする事になってるからよろしくね!」

 

「そうですか、よろしくお願いします」

 

あれ?凄い淡白だなぁ?俺嫌われてんのかな?と視線でリゼに問うと

 

(チノは人見知りだからな気にすんなよ。)

 

すげぇ納得した。

 

んんん!?なに…あれ…チノさんの頭になんか乗ってるんだがw

 

「私は香風智乃です。ここの店の看板娘です。よろしくお願いします」

 

いやいやいやいやいや、それよりも頭に乗っている変な物体についての説明プリーズなんだけどなぁ…

 

「ま、とりあえずよろしく。香風さん」

 

三人と軽く挨拶をしたら…

 

「よろしくだぞ、少年」

 

どこからともなく声が聞こえた。

 

店内を見回しても見えるのは三人だけだよな

 

………もしかして、もしかして、いやいや、まさかね。

 

「……香風さん、頭の上に乗っている変な物体、喋りました?」

 

「……いえ、私の腹話術です」

 

うん、疑問が確信に変わった。

 

喋ったな、何なんだこいつはぶっちゃけキモい。

 

そんな事を考えてると…

 

「やぁ、レイ君久しぶりかな?」

 

「あ、タカヒロさんお久しぶりです」

 

「「「え?」」」

 

俺とタカヒロさんとのやり取りになんか変なとこがあったのか三人が疑問の声を上げる。

 

そして、三人からはなんでマスター(タカヒロさん)のことを知ってんの?という視線を感じるんだが..

 

「レイ君の親とは古くからの友人でねレイ君をバイトさせて欲しいと頼まれたんだよ」

 

三人の疑問を軽ーく解消するタカヒロさん…流石としか言えないな。

 

「じゃあ、レイ君改めて自己紹介をしてもらえるかな?」

 

「あ、はい。それじゃ、改めて零です。歳は16……好きな事は、スポーツとコーヒーを飲む事。好きなコーヒーは、基本ブラックならなんでも。えと、これからよろしくお願いします。」

 

「「「よろしく!」な!」お願いします」

 

「そうそう、レイ君の親御さんと話して決めたのだが、レイ君君にはここに住んでもらうことになったよ。まぁ、これから頑張りたまえ」

 

「「「「えーーーー!!!!!!?!?」」」」

 

ラビットハウスの店内に今度は四人の絶叫が響き渡る。

 

はてさてこれからどうなることやら




どうだったでしょうか?
これから、どうなっていくのか察しがつく人はわかるでしょうけど、楽しんでくださいね?
まぁ、ひとまずここで筆を置き次回の為に案を練っていきたいと思います。
しかし、テスト期間に入るので二週間ほど、更新できないと思います。すいません…
はい、報告とかはここまでにして、これからもよろしくお願いします!!

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