小さな泊地と提督の物語   作:村上浩助

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湊ちゃん提督の後継者が手腕を発揮し始めます。




撤退するという決断

「この島を放棄するのです」

 

 電のこの宣言に、一同が騒然となった。

「電、お前自分が何を言ってるのか、判っているのか!?」

 長門が厳しい口調で詰め寄るも、電は一歩も退かない。

「全ての責任は、私が取るのです」

「責任を取るだと!?お前、何を言っている!?私達艦娘が、艦隊の指揮を執る等と!現状、各務原大尉が、人間側における()()()最上位者だ!まずは……」

 各務原は、首を振りながら、長門に割り込む形で、静かに口を開く。

「長門さん、私は無理だね。陸戦指揮が専門で、艦隊指揮はしたことがないし、准将達のように士官学校も出ていないからね。多分、役に立たないだろう」

「だが……!?」

 長門が食い下がるも、両手を三角巾で吊った加賀がやってくる。

「長門さん、電の言うとおりにしましょう。私達が提督を疑い、妨害をしていた時から、提督の傍にいました。私達に、電の邪魔をする権利はないんです」

「……わかった。電……お前を司令()代理として、指示には従う。だが、()()()()()()()()を聞かせてくれ」

 落ち着きを取り戻す長門を見てから、電は皆を見回す。

「まずは、会議室に行くのです。電はその間に、二、三確認したいことがあるのです。それによっては、少し変わるかもしれませんから。船団長さん、捜索を続けながら、吹雪達の出迎えをお願いするのです」

「あいよ!お前等、もうひと潜りだ!」

「あいよ!大将!」

 平八郎が漁船に飛び乗ると、潜水艦娘達もウィンドブレイカーを脱ぎ捨てて、再び海へと飛び込んでいく。

 

 

 庁舎の会議室には、司令官代理として電、各務原大尉、それに長門に陸奥、加賀に赤城、雪風。そして平八郎の妻・霧島が集まっていた。

 大井は意識が戻らず、北上は右足を複雑骨折していて、歩けないこともあり、電の指示に従う、と赤城に伝え、大井の看病を選んでいた。

 加賀も、本当は安静が必要な重傷者であるが、老医師を説き伏せ、会議に参加していた。

「では、皆さんお集まりのようですので、始めるのです」

 赤城に支えられながらやってきた加賀が、椅子に座ったのを確認すると、電が口を開く。

「まず第一に、今の戦力では、戦ったところで全滅しかあり得ないのです。ベストの状態でも勝てないのに、高速修復材は、安藤准将の手によって破棄されていました、どうも、()()()()()()()()()()()が使われているみたいなのです。かと言って、()()()()するにも時間がなさすぎます。現状加賀さん、大井さん、北上さんは戦闘不能。弓手の筋を切られた赤城さんは、発艦不可能なので、実質戦闘力なし。()()()()ですが、両腕を怪我した長門さん。無傷なのは陸奥さんと雪風ですが、練度の低い雪風は、今闘うには足手まといなのです。いくら幸運の持ち主と言っても、はっきり言って即撃沈です。そして、私は怒りに任せて()()()()()()()()()()為、艤装が修理不能なほど、破損しているのです」

「なっ……!?」

 元帥クラスの強制コードを、()()()使()()()()こと、高速修復材がもうないこと、そして()()()()()()()を意味するに近い、艤装完全破壊を口にする電に、長門は絶句する。

 通常、艤装が完全破壊した艦娘は、大体が洋上で溺死、即ち轟沈するが、生き残った場合、運良く同様の艤装が発見されるまでは、艤装を奪われた艦娘同様、海には浮けないし、闘うことも出来ない……

 ここに来る途中で、高速修復材の確認に工廠に立ち寄った電は、修復材がないのを確認すると、自身の艤装の最低限の修理の為に、艤装をドックで展開したところ、限界を超えていた艤装は、バラバラと崩れ始めていた。

 その状態を確認すると、電は大きな溜め息を吐き、崩れかけの艤装をそのまま取り外し、放棄することにしたのだった。

「電はどうでもいいのです。いずれにせよ、横須賀鎮守府にお伺いを立てている時間はないので、()()()島を放棄するから、処分される身なのです。処分されるのなら、電一人で充分なのです」

「でも、私達は貴女のことも大事なのよ。忘れないで頂戴」

 聞く人によっては、自暴自棄なその言葉に、何人かの艦娘と各務原大尉が表情を歪め、加賀が無表情のまま口を挟む。

「ありがとうございます。では続けるのです」

 少し、穏やかな顔に戻ると、電は加賀に頭を下げる。そして再び真面目な表情になり、周りを見回す。

「第二に、この島の住民達です。おそらく、島は制圧されるのです。深海棲艦に制圧された客船の乗客が、生きたまま食べられた、という事件も起きているのです。そんな危ない場所に、住民に居てもらう訳にはいきません」

 住民代表で顔を出している霧島が頷く。長門は渋い顔をしたまま、腕を組んでいる。

「そこで勝手ながら、艦隊の編成を組み直すのです。旗艦に長門さん、副旗艦陸奥さん、雪風に、帰還してくる吹雪に雷。後は北上さん」

「だが、北上は足が……」

「ここに来る途中、お医者さんのおじいちゃんに確認したのです。戦闘にならなければ、ギプスで固定して洋上を走った方が、負担は軽い、と」

「……だがな……」

 長門は、食い下がろうとするも、赤城に裾を引っ張られ座り直す。

「北上さんには、後でいくらでも、電が土下座するのです。引っ叩かれるのも覚悟の上です。続いて、漁船団の護衛に赤城さん、()()()お願いするのです」

「どういうことでしょう?電」

 理解が追い付いていない赤城が手を上げると、電は赤城の方を見る。

「万一、追い付かれそうになった時に、携帯対戦車誘導弾と携帯対空誘導弾で、足止めをお願いするのです。()()()()()()()()()()()()()だと判った以上、弓を引くのは無理でも、ロケット砲なら撃てると思うのです」

「分かりました。発射方法をレクチャーしてもらい、ぶっつけ本番になりますが、やってみます」

「加賀さんは、すみませんが全ての艦載機を下ろして、電探を積んでもらいます」

 次に、加賀に向き直った電に、加賀は頷く。

「今の私では、それしか役に立てそうもないものね。CIC役を、喜んで務めさせてもらうわ」

「申し訳ないのです。この状態で、休ませる訳にはいかないのです」

 深々と頭を下げる電に、加賀は首を横に振る。

「申し訳無さそうな顔をしないで。私だって、休んでいるつもりは無かったから」

「足の遅い戦艦は、全武装を下ろして、少しでも速度を上げるのです。戦いになる前に、少しでも遠くに()()()のです」

 話を続ける電に、長門は複雑な表情になる。ビッグセブンと呼ばれた戦艦が、武装を全て外して逃げる等と……

「司令官……湊さんは、きっと同じことを言うのです。この戦いは、無意味なのです。漁船を背負って戦えば、必ず負けます。湊さんは、勝てる見込みのない戦いはしません……()()()()()()()……」

 最後は小さい声になり、少し俯くも、ぐっと拳を握って、顔を上げる。

「だから、電達が勝てない戦いに赴いたら、きっと湊さんに叱られるのです」

 その並々ならぬ決意に、長門は立ち上がり、皆を見回した。

「わかった。私から、一つ提案がある」

「何でしょう?」

「私を、艦隊から外してもらえないか?」

 意外な提案に、電は首を傾げる。

「やはり私は、武装を外すことは承服しかねる。よって島に残り、撹乱を行ってから、別の方向から撤退する」

「馬鹿な!一隻で何になるのです!?」

 テーブルをドンと叩いて、立ち上がる電を、手で制す。

「無論、()()はするつもりはない。逃げる方向と時期を、間違えさえしなければ……」

「わかった、私達防御隊も残ろう。内火艇を使わせてもらうよ」

 ずっと、一番後ろで話を聞いていた各務原大尉が、初めて口を挟むも、電も退かない。

「それこそ無謀なのです!深海棲艦には、人間からの攻撃は……」

「通用しないさ。でも、衝撃で行動の妨害をすることはできる。爆風を起こしたり、弾幕を張れば視界を遮り、艦載機を失速による墜落で墜とせるかもしれない。これは、()()()()()()()()()()だけどね」

 傷を負わせて、撃沈させる。その方向性に傾いていた奈緒と電は気づいていなかったが、湊は既に気づいていた。

 だが、攻撃に傾いていた二人には、敢えて話さずに、各務原大尉にだけ、それを明かしていたのだった。

「……分かったのです。艦隊編成を修正するのです。旗艦陸奥さん。副旗艦北上さんで行くのです。長門さん、各務原大尉。念を押しますが、無茶だけは……」

「ああ、分かっているさ。やばくなる前に逃げる。各務原大尉達、防御隊を連れてな」

 腕を組んで頷く長門に、電は心配そうな視線を送るも、すぐに表情を戻す。

「霧島さん、退役したあなた達には申し訳ないのですが、元艦娘の住人にも働いてもらうのです」

「分かったわ、潜水艦娘達も手伝わせるわ。赤城さん同様、対空・対水上砲撃手をやればいいのね?」

「はい、お手数お掛けするのです。出航までは、避難誘導をお願いするのです」

 手持ち無沙汰でお茶汲み係を買って出た雪風が、全員にお茶とコーヒーを配り終えるが、おずおずと手を上げる。

「あの、しれぇ代理」

「何ですか?」

「住民の(かた)で、避難を拒否した方は……」

 その言葉に、電以外の艦娘達は、ハッとした表情になる。だが、電は表情を変えない。

()()()()()()()()()()。と、先ほど言いました。よって、()()()()で避難を行うのです」

 強制措置。要するに、拉致同然にこの島を退去させる、ということなのだ。絶句して言葉が出ない艦娘達に、霧島が口を開く。

「私は、電の判断を支持するわ。命あっての生活だもの。船団で、可能な限りの説得はするし、漁船にも住人を乗せるわ。幸い、この島は不届き者が一掃されたおかげで、100人位しか生活していないわ」

「では、もう時間がないのです。霧島さん、船団長の大将さんに伝えてください。司令官の捜索を打ち切り、すぐに避難誘導を始めてください」

「直ちに」

 霧島が、敬礼と共に立ち上がり、会議室を出て行く。

「各務原大尉は、船に積む武装と、残す武装を分配してください。こちらは最低限で構いません」

「了解した。長門さん、手伝ってくれ」

「承知した」

 各務原大尉と長門も立ち上がり、敬礼して会議室を出て行く。テーブルには、第1艦隊旗艦の徽章IDカードが残されていた。

「では、我々も出港準備を始めるのです。住民のリストを取ってくるので、加賀さん、漁船への分配をお任せするのです」

「了解したわ。電は少し休みなさい」

「休んでる暇など………!」

 加賀に反論しようとするも、少し眩暈を起こし、よろける。

「電、貴女は私達の総司令官よ。住民達の命を守る総責任者なのでしょう?出港してからが貴女の仕事でしょうに。それまでに、ベストのパフォーマンスが出来るように食事をしなさい。そして、仮眠を取るのよ。お願いだから、そうしてちょうだい」

 真っ直ぐ、目を見て諭すように言う加賀に、電は頷くと椅子に座る。

 それを見計らったように、鳳翔が作り直した卵粥を持って、会議室に入って来る。

「私達も準備を始めましょう。陸奥、貴女は重要書類・重要物の持ち出しをお願い。第1艦隊旗艦のIDを使って、司令官用端末にある緊急退去・撤退チェックリスト通りに、すぐにやってちょうだい」

「分かったわ」

 陸奥は立ち上がると、テーブルに残されていた、第一艦隊旗艦の徽章IDカードを手に取り、司令官執務室へと走る。

「私達は、大井と大村少佐始め、重傷者の船への搬送を行いましょう。私は両手に力が入らないので赤城さん、助けてください」

「分かりました。加賀さんの分まで私が」

「雪風も頑張ります」

 慌ただしく出て行く艦娘達を見送りながら、電は卵粥を一口食べる。前に卵粥を食べた時は、半年前体調を崩して寝込んでいた時に、湊が鳳翔に頼み込んで作ってもらったお粥を持ってきて食べさせてくれた時だったか……

 それを思い出した途端、電は涙が止まらなくなっていた……

「うううっ……湊さん……湊さん……」

 返事の返って来ない、その人物()の名を、泣いて呼びながら、電は無理にでも、卵粥を頬張り続ける。

 その様子を、鳳翔が背中を擦りながら、悲しそうに見守り続けていた。

 

 

 

 泣きながら食事をした後、五時間ほど仮眠をして軍港にやってきた電は、今までになく、意志の籠った表情でやって来た。

準備を続けている若い防御隊員は、直立不動の敬礼で出迎える。

「準備はどうなってるのです?」

「はっ。只今、漁港側で漁船団を中心に、乗り込みを開始しています。艦娘達もそちらに行ってます。先ほど、大井さんの意識が戻り、戦線復帰を希望しております」

「分かったのです。長門さんと各務原大尉は?」

「各務原大尉は、内火艇の改造を行っております。長門さんは、軍港工廠で陸奥さんの主砲を載せています」

「主砲の過積載なのですか……分かっている、と思いますけども」

「無茶はするな。でしょう?()()()殿」

若い防御隊員がそう言うと、付け加える。

「俺、来月結婚するんすよ。嫁さんのお腹に赤ちゃんいますし、()()()()()()()、ってやつですよ。だから意地でも帰るので、ご心配なく」

そのおちゃらけた陽気さに、電も釣られて笑う。

「では、足止めはお願いします。また、()()()()()()()()()()

「了解。司令艦殿」

電は敬礼すると軍港を立ち去り、漁港へと駆け足で向かっていく。

敬礼したまま見送ってから、電が見えなくなると、横須賀の方向の空を見上げながら、若い防御隊員はポツリと呟く。

「ごめんな、明奈……俺、帰れないかもしれねえや……」

 

 

 漁港では、不安そうな顔をした住民達が、次々と割り振られた漁船と軍輸送船に、()()()乗船していた。

 それを加賀が指揮を執っている。やってきた電に、加賀は敬礼する。

「遅くなって申し訳なかったのです。ここからが、電の出番なのです」

「あと二時間で、住民の乗船は終わるわ。高梨司令官の、月二回の避難訓練のおかげね」

 住民達を見ながら、加賀はポツリと付け加える。

 それに、電も頷いて同意する。

「ところで、避難拒否した住民は……?」

「何人かいたけど、私と霧島が伸して、船に詰め込んだわ」

 その言葉に、信じられないように見上げる電。

「でも、両腕は……?」

 加賀は、両腕の銃創が酷く、戦闘中に悪化した為に、両腕が動かせないのだ。

「嫌ね。こっちよ」

 おどけた表情を浮かべて、()を軽く持ち上げる。要するに、膝でのロー・キックということなのだ。

「……」

 電は顔を顰める。艦娘で、且つ女なので、ロー・キックの痛みは分からないが、痛いと聞いていた為、元戦艦と現役正規空母の艦娘の膝が、股間に直撃した奴等を、心の中で気の毒そうに謝ってから、表情を戻す。

「大井さんが復帰するそうなので、大井さんを副旗艦に。北上さんには、こちらで防空を……ところで、吹雪達は……?」

「貴女が仮眠している間に帰還したわ。すぐに最低限の補給を行い、出港準備に当たらせているわ」

 漁港の方を見ると、艦娘達と海の男達が協力して、司令部の荷物を輸送船に積み込んでいた。

 それと同時に、奈緒を始め意識が無かったり、歩けない重傷者も、医師と軍医の乗る漁船へ搬送されていく。

 最後に、第3艦隊の亡くなった艦娘達と敬一郎のボディバッグも、艦娘達の手によって輸送船に運ばれていった……

 

 朝日が登り始めた0600(午前六時)。全ての準備が完了していた。

 電は、総司令部の設置されていた平八郎の漁船霧島丸ーー結婚を機に改めた名前らしいがーーに乗り込むと、携帯無線機を手に取る。

「こちら司令部。長門さん、準備は大丈夫なのです?」

「こちら迎撃艦隊、退路の選定も済んでいる。司令部の無事撤退を、支援させてもらう」

「繰り返しますが、無理はしないでください」

「分かっている。横須賀で会おう」

 長門との通信を切ると、携帯無線機を持ったまま、甲板に出る。

 漁船団の外側に、艦娘達も配置されており、その様子は第三警戒航行序列のようでもあった。

 霧島丸の横には、艤装を展開し、甲板を下ろして電探を積み込んだ加賀が配置されており、通信機のヘッドセットが付けられていた。

 その反対側には、大井と副旗艦をバトンタッチして、対空兵装に積み替えた北上が配置されている。右足は痛々しいほどに固定されているが、本人は鎮痛剤のおかげで、それほど苦しそうな顔をしていないのが、電にとって救いだった。

 各船の後方には、携帯ロケット砲の砲手を務める元艦娘と赤城が、それぞれ配置されていた。この船には、赤城と霧島が乗り込んでおり、

 急遽配置された、バルカン砲も積み込まれていた。

 それを確認すると、手に持っていた無線機のスイッチを再び入れる。

「では、皆さん。出発するのです。ここは私達の家です。いずれ必ず、ここに皆さんをお帰ししたいと思っています。責任は、私と軍が取ります。皆さんは安心して、生きて内地に避難することだけを考えて、指示に従ってください。以上」

「よっしゃ、出航だ!」

 電の艦隊への通信と、平八郎の掛け声で、船と艦娘達が次々と出港していく……

 

 

軍港側では、主砲を過剰積載した、戦艦というよりも()()と化した長門が、更に無理やり積み込んだ地対空誘導弾二門ーー改造して自動的にトリガーが引けるように細工したものだがーーを背負っていた。

その横には、かつて湊の乗っていた内火艇、安藤の使用していた輸送艦、輸送に向かない哨戒艇に、防御隊が分乗して、こちらも輪形陣のような陣形をとっていた。

「よし、私達も暴れるとするか。電、すまんが……約束は守れそうもない……」

少し俯き、誰も聞こえないような小さい声で電に詫びると、顔を上げる。

「ビッグセブンここにあり、というところを見せてくれる」

その長門の声に、防御隊員達も、熱狂的に叫び声を上げる。

 

長門達も、迫り来る深海棲艦の大艦隊と退路の中間点へと、出港していく……

 

 




湊ちゃんの行方はもう少しお待ち下さい(生存フラグ)

電ちゃん提督代理の私という一人称は意図して使い分けています

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