とある魔女の不幸日和   作:hakusai

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今回は何日かかけて書いたのですが、話がまとまらず、かなり駄文です。直しはしませんが。

ところで、体育祭って片付けが大変なんですね。知りませんでした。


パチュリーの授業

「どういう…ことだ…?」

 

ステイルは誰が見ても一瞬でわかるほど狼狽している。

 

それもそうだろう。

 

自身の自慢の切り札(魔女狩りの王)が訳のわからない、それでいて地味な手で潰されたのだ。

 

「解説が必要かしら?」

 

「……是非欲しいね。今後の対策になるし。」

 

「この技はたぶん私以外には一人しかできないけどね…じゃあ、解説したら彼女を諦めてもらえるかしら?」

 

「…………………それはできない。」

 

「なぜ?貴方はどうしてそんなにこの子に拘るの?」

 

「………………………それは───」

 

パチュリーの問いにステイルはしばらく沈黙すると、目に涙をうっすらと浮かべて、インデックスに聞こえないように語り始めた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー少年説明中ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「なるほどね……」

 

 

ステイル曰く

・彼女は完全記憶能力をもっていること

・その能力を活かして、103000冊の魔道書を記憶していること

・そのため【禁書目録】と呼ばれていること

・また、そのせいで記憶の容量が圧迫されていること

・なので、魔道書の保持のために一年おきに記憶を消すこと

・消さなければインデックスは死ぬこと

・記憶を消すのに儀式が必要なこと

・記憶を消す日はもう近いこと

・だから、脱走した彼女を捕まえる必要があること

 

 

 

ステイルが話したのは大体そんなことだ。

 

普通の人が聞けば、おとなしくインデックスを渡すであろう。

 

 

しかし、その話を聞いたパチュリーが発した言葉は意外なものだった。

 

「とりあえず、貴方が騙されてるであろうことがよくわかったわ。」

 

「なっ!何をいっているんだ!騙されてるだって!?そんなはずがないじゃないか!」

 

「まぁまぁ、よく考えてみなさい。完全記憶能力を持っている人間は彼女だけではないわ。そんな人たちが、記憶の容量が足りずに死んだなんて話を聞いたことがある?」

 

「それは……ないけども…………103000冊もの魔道書を記憶しているんだ!例外的なこともあるだろう!?」

 

「記憶的には何も例外的なことなんてないわ。物を見聞きしている時間はかわりないもの。」

 

「確かに……そうだが……」

 

 

 

 

 

 

 

「つまり、その程度では別に死にはしないわよ。」

 

 

 

 

 

 

「そう…か」

 

その言葉を聞いたステイルは、膝から崩れ落ち…そうになるのをこらえて、精一杯いつも通りになるようにしながら話を進める。

 

インデックスの前で泣くわけにはいかないからだ。

 

 

「……もし、もし僕がインデックスを君に任せると言ったら、君は彼女をどうするつもりだい?」

 

「そうねぇ……これからイギリス清教に入るってのに、この子を誘拐するわけにはいかないから………とりあえず、この子にかけられた魔術(首輪)を外すわ。」

 

「…え?そんなものがかかっているのか!?」

 

「恐らく、この子が他の魔術師に捕らえられた時のために、保険としてかけられてるものね。」

 

「そうか…それを君なら外せるのかい?」

 

「外すのは簡単だわ。でも、この子が無傷でってなると少し難しいわね。」

 

「失敗することもありえるのか?」

 

「……いいえ。私の魔法名にかけて、失敗することは 無いわ。」

 

「……そこまで言い切るなら、インデックスを君に預ける。但し、僕も同行させてもらうよ。」

 

「それは構わないわ。面倒は見てやれないけどね。」

 

「ははは。その必要はないよ。自分のことは自分でできる。………ところで、さっきの糸の解説をお願いできるかな?」

 

「あぁ、そういえば忘れていたわ。でも、あれは簡単な話よ。」

 

「そうなのかい?あんな攻略のされ方は初めてだったんだが…」

 

「それはそうよ。さっきもいったけど、あの技は私ともう一人しか出来ないし。それで、解説だけど……ルーンの魔術は染色と脱色の魔術だから、貴方の色で塗られていた魔術を、私との魔力のパイプを繋いでから、私の色で上から塗りつぶしただけよ。ね?簡単でしょう?」

 

 

それを聞いたステイルは絶句した。

 

 

確かにいっていることは簡単だ。

 

例えるなら、ステイルが白い紙を赤く塗り潰し、紙を赤くする。そして、その赤い紙をパチュリーが紫色で塗って、紙を紫色にしたようなものだ。既にあった(魔力)より濃く塗ればいいだけだからだ。

 

 

そう。濃く塗れれば。

 

ステイルは今回のために数百じゃ足りないほどのルーンのカードを使用している。それに、【魔女狩りの王】は教皇級の魔術なのだ。

 

普通の人間ではまず塗りつぶせない。

 

聖人でも出来る者は多くないであろう。

 

 

 

───つまりそれは、パチュリーが少なくとも聖人と同等かそれ以上の魔力を有していることを示していた。

 

 

「……なるほど。どうやら僕は勝ち目のない勝負をしていたようだね。」

 

「あら、ようやくわかったのかしら?まぁ、他にも手はあったんだけど、貴方やこの子、それに街まで被害が出ちゃうからね。やめておいたわ。」

 

「本当に穏便な手を使ってくれて助かったよ……」

 

 

そんな、他愛もない(?)会話をしている二人(一人放置中)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──そんな彼女らを、物陰から見ている者がいた。




ね?駄文でしょう?

まぁこんなんでボチボチやっていきます。


ところで、ルウシェ出た人は、どうやったらルウシェ出るか教えてくれません?毎日懺悔してますが出ないんですよねー。



~追☆記~
やっぱね、コメントでもいただいた通りですね、神裂さん攻撃するのおかしいですよね。

というわけで治しました。



あ、ルウシェは出なかったです(^ω^)

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