Q.バカはあっち、テストはこっち。では、召喚獣はどっち? 作:黒猫ノ月
Aクラス後半戦!
では、投稿です。
「勝てなくてごめん」
「いや、あれは仕方ないだろう。向こうの運が良かったな」
「うん。伊御の狙い通りだったら勝ち目はあったのに……」
俺は負けてしまった申し訳なさからFクラスのみんなに頭を下げる。雄二と明久はそう言って励ましてくれるが、結果は結果だ。これでこちらは2連敗だから……もう、後がない。
「音無、気にする必要ないわよ。だって今いる代表者5人以外に誰があそこまでAクラスと戦えるっていうのよ」
「そうじゃなぁ。姫っち以外は全員文字通りFクラスレベルじゃからねー」
「…………」(コクコク
「わ、私でも無理ですよぉーっ」
「……ふふっ」
俺はみんなの言葉に少しだけ気が楽になり、自然と笑みが溢れる。そしてくいくいっと袖を引かれる感覚に目をやると、耳をぴこぴこさせてるつみきがいた。
「伊御。これで……お揃い」(ぴこぴこ
「うん。負けちゃったね」(ぽふっ
「うん」(ぴこぴこ♪
「いや、負けたことでお揃いもクソもないんだが……」
雄二が俺達に向かってそう言う。……まあ、そうだよね。でも、何故かつみきも立ち直ったみたいだから許して欲しい。
「では3人目の方、どうぞ」
「…………」(サッ
Aクラス担任の高橋先生の声に静かにステージに向かう康太。やっと俺達の科目選択権が初めて活きてくる。おそらく、保健体育ならこの学年で康太に勝てる奴はいない。
「ムッツリーニ、ここで負ければ俺達の敗北が決まる。……分かるな?」
「…………」(コクコク
「康太。俺達の尻拭いをさせるようでごめん。頼むよ」
「…………」(グッ
康太は俺の言葉に振り向くことなく親指を立てることで答えてくれた。
「じゃ、ボクが行くねっ」
Aクラスからはショートカットの活発そうな女の子が出てきた。あまり見た覚えはないけど、確か優子の話だと1年の終わりに転校してきた……。
「工藤 愛子ですっ。よろしくね☆」
そう。工藤さんだ。確か水泳部にも所属していたはずだ。それにしても……。
「工藤さんと真宵じゃ、言葉の最後の☆の可愛さが違うね」
「「「「「いや全く」」」」」
「いっやぁーん! 伊御さんったら、褒めても何も出ないんじゃよっ☆」
「いや、真宵が可愛いわけないだろ」
「「「「「いや全く」」」」」
「どストレートに否定されたんじゃよ!?」
真宵は日頃の行いや言動を見直すべきだよ。……つみき、痛いから手を噛むのをやめような。
「えへへっ。ありがと、音無くん♪ それで……土屋くんだっけ? 随分と保健体育が得意みたいだね?」
「…………」
ん? 工藤さんのあの言いようといい、それを知って尚あの態度といい、もしかして工藤さんも保健体育が得意なのか? しかし、次の彼女の発言は予想の斜め上をいった。
「でも、ボクだってかなり得意なんだよ? ……君とは違って、“実技”でね」
……その発言は高校生としてどうなんだろう? みんなも。顔を薄く赤らめて反応しない。……明久、君の後ろにいる2人がすごい顔で君を見てるよ。……つみき、そんなに凝視しなくても俺は冗談だってわかってるから。
そして工藤さんはいかにも分かりやすく反応した明久に振ってきたが、島田さんと姫路さんが「永遠にそんなこと(保健体育の実技)は必要ない!」と力強く言い放ったことで明久がさめざめと泣いていた。……強く生きるんだ、明久。
「う、うぅっ。……くっ! よくも青春男子をおちょくったな工藤さん! ならこちらからも喰らえ! 天然トキメキ生産機、伊御!」
「……お前は何を言いだすんだ、明久」
「いいから伊御! 工藤さんに魅せつけちゃって!」
「……はぁ。全く」
俺は一歩前に出て、何故だか少し期待してるような顔でこちらを見ている工藤さんに向けて、一言。
「ただ君の側にいることが出来るなら、実技なんて……いらないよ」(キメ顔
バンッ(Fクラスのツン猫、one out
バンッ(Fクラスの戦場の天使、two out
バンッ(Aクラスの双子の姉、three out
changeッ!!
……これでいいんだろうか? 俺にはよくわからないんだが……。
「流石伊御だ! 僕の出来ないことを平然とやってのける!」
「そこに痺れる憧れるぅーんじゃよっ!」
どうやら良かったみたいだ。しかし何を基準で良し悪しを決めてるんだろう?
「え、えと……。こ、これが噂に聞くやつか〜///// ま、まぁまぁかなっ/////」
「……強がるな」
「つ、強がってないよっ!?/////」
工藤さんも少し挙動不審だ。……まあ、これだけで動揺を誘えたなら儲けものかな?
「……いい加減、よろしいでしょうか?」
そうやっていつまでもはしゃぐ俺達に、高橋先生がとうとう痺れを切らしたみたいだ。康太と工藤さんに確認してきた。
「も、もちろんですっ」
「…………」(コクコク
「では。第三回戦は保健体育です。始めてください。」
「それじゃあ、試獣召喚っ!」
「……試獣召喚」
始まる前に色々あったが、こうして第三回戦が開始された。
「「…………(プシュ〜)」」(鼻血タラタラ
「〜〜っ!///// も、もう! 伊御君は見境がなさすぎなんだからっ!/////」(ツンツンテレテレ
●○●○●○●○●○
第三回戦は予想通りムッツリーニに圧勝に終わった。しかし……。
保健体育
『Fクラス土屋 康太ー572点 VS Aクラス工藤 愛子ー446点』
なんともツッコミどころの多い戦いだったな。……工藤さん、保健体育高すぎじゃないかな? ……康太、お前はどこを目指してるんだ? それでムッツリを認めないって……。
「よくやったムッツリーニ。これで2対1だ。まだ巻き返すチャンスは残った」
「…………」(コクコク
「いや雄二。もう少し動揺しないか?」
「勝てばいいんだよ勝てば」
俺の言葉にも憮然とした態度を崩さない雄二。お前はそういうやつだったよ。
「それでは第四回戦を始めます。出場者は前に」
「は、はいっ。わ、私ですっ」
「それでは僕が相手をしよう」
Aクラスからは久保君が出てきた。妥当だろうと思う。彼は学年次席。しかもいつも姫路さんとは学力で競い合っていたはずだ。
「姫路さん、これに勝てば雄二の策がなる! 頑張って!」
「は、はいっ!」
姫路さんは明久のエールに満面の笑みを浮かべて頷いた。もう俺達の言葉は必要ないかな? 微笑ましい。
姫路さんと久保君がステージにて位置についた。さて、2人の実力はほぼ互角だって聞いてる。この勝負、厳しいか?
「姫路さん。前回は決着を付けることができなかった。だからここで終止符を打とう」
「……わかりました」
久保君が姫路さんに向けてそう宣言した。確か姫路さんが去年まで次席だったけど、振り分け試験で姫路さんが途中退出したため久保君が自動的に次席になったんだ。そりゃ納得できないよね。
「第四回戦は総合科目です。では、始めてください」
「「試獣召喚っ!」」
科目は久保君が選んだ総合科目。決着をつけたいなら確かにそれが妥当だよね…………って、え?
「「「「「え?」」」」」
「なっ!?」
「……終わりです」
この場にいる全員が呆然としてしまった。……ちょっと、待とうか。
俺は落ち着いて、現在の状況を把握する。まず、勝負は一瞬でついた。姫路さんの勝ちだ。それにも驚いたが、1番驚いたのは召喚獣の上に表示されてる点数だった。
総合科目
『Fクラス姫路 瑞希ー4409点 VS Aクラス久保 利光ー3997点』
まさかの400点差だった。これはすごい。これは霧島さんにも匹敵するかもしれない。今この場は先ほどの静寂が嘘のようにざわめきが支配した。
「ぐっ……! 姫路さん、どうやってそんなに強くなったんだ?」
久保君が悔しそうに膝をついて尋ねる。つい最近まで拮抗していた実力がいつの間にかここまで離されたんだ。気になるのは当然だと思う。
「……私、このクラスが好きなんです。人の為に一生懸命な皆のいる、Fクラスが」
「Fクラスが……好き?」
「はい。だから、頑張れるんです」
姫路さんが久保君に語った言葉はとても嬉しい言葉だった。その言葉に含まれる気持ちの何割かは明久が持って行ってるんだろうけど、俺もFクラスの一員だ。姫路さんの好きに少しでも入っていればいいな。
「これで2対2です。次のクラス代表戦が最終戦となります」
今のこの状況が信じられないのかな? 鉄仮面の高橋先生の表情にもわずかに戸惑いが見受けられた。珍しいこともあるんだな。
●○●○●○●○●○
「では、最終戦の準備をしたいと思いますのでしばらくお待ちください」
高橋先生はその言葉とともに奥に下がっていった。次の戦いはかなり特殊だ。
『科目は日本史。内容は小学生レベルで百点満点方式の上限あり』
これを聞いたAクラスは当初かなりざわめいたな。だが、これで……。
「やっと、ここまで来た。これも全てお前達のお陰だ。礼を言う」
雄二がいつになく真剣に俺達に向かって礼を言った。らしくない。けど、それぐらい感慨深いんだろう。
「雄二、後は任せたよ」
「ああ。任された」
明久と雄二が硬く握手をする。
「…………」(ビッ
「お前の力には随分助けられた。感謝している」
康太は雄二にピースサインを向ける。
「最後まで気を抜かずに頑張るのじゃぞ」
「ああ。今回お前には悪いことをした。詫びも含めて決めてこよう」
秀吉の言葉に優子の件も含めて雄二が詫びる。
「坂本、変なミスするんじゃないわよ!」
「雄二君、頑張ってください!」
「雄二さん、後は頼んだんじゃよ!」
「……ファイ、オー」
皆が皆、思い思いに有事に向けて最後のエールを送っていく。
「坂本君。あのこと、教えてくれてありがとうございました」
「ああ。明久のことか? 気にするな。後は頑張れよ」
「はいっ」
どうやら、雄二は雄二で明久と姫路さんの為に何かしていたみたいだ。いつもなら浮かべない優しい笑みを浮かべて姫路さんを見ていた。それを見る俺に気付いて、肩を諌めた。……お互い苦労するね、雄二。
「雄二、頑張れよ」
「ああ、行ってくる」
俺は雄二と拳を合わせて、雄二を見送った。
日本史
『Fクラス 坂本 雄二ー53点』
『Aクラス 霧島 翔子ー98点』
Fクラスの卓袱台がみかん箱になった。……さっきまでの気持ちを返して欲しい。
●○●○●○●○●○
「3対2でAクラスの勝利です」
「……雄二、私の勝ち」
「……殺せ」
「いい覚悟だ、殺してやる! 首を差し出せ!」
「イヒヒィ! コロシテヤル、コロシテヤルンジャヨ!」
「吉井君、落ち着いてください!」
「ま、真宵さんも! どうかお気を確かにぃ!」
「「「「…………はぁ」」」」
座り込んで俯く雄二に制裁を加えようとする明久と真宵を後ろから抱きついて止める姫路さんと姫。そして溜息をつく俺とつみき、秀吉と島田さん。康太は何故かカメラの準備をしてる。……何を撮るつもりだ、康太。
「雄二。0点なら名前の書き忘れとかで分かるんだけど、53点ってことは……」
「いかにも俺の全力だ」
俺の言葉に頷く雄二。……かつての神童がこのざまとは。勉強よりも大切なものがあるとはいえ、最低限は身につけようよ。このAクラス戦のときくらいはさ。
「この阿呆がぁーっ!」
「コロサセロー!」
「ちょっと2人とも落ち着きなさい! アンタ達だったら30点も取れないでしょうが!」
「「それについては否定しない!」」
「お、お2人ともっ! 雄二君を責めちゃ駄目ですよぅ!」
「そうですっ。責めちゃダメですっ」
「くっ! なんで止めるんだ皆! この馬鹿には喉笛を引き裂くという体罰が必要なのに!」
「そうじゃそうじゃ! このゴミは火あぶりによって世間に貢献する必要があるんじゃ!」
「それ全部処刑よ2人とも」
姫路さんと姫が体を張って必死に明久達を止める。それでようやっと明久と真宵が雄二に襲いかかることをやめた。……姫路さん達の優しさに救われたな、雄二。
「……雄二、約束」
霧島さんが雄二に向かって例の約束の件を切り出した。……康太、お前は何で撮影の準備が万端なんだ。彼女の同性愛者という噂はかなり眉唾ものだぞ? 明久も後追いで準備しない。
「分かっている。なんでも言え」
「……それじゃ、雄二」
霧島さんの次の言葉を待つように静まり返るAクラス教室。そして……。
「……私と、付き合って」
「「「「「……はい?」」」」」
……あー。なるほど、そういうことか。
「やっぱりな。お前、まだ諦めてなかったのか」
「……私は諦めない。ずっと雄二のことが好き」
霧島さんはずっと雄二のことが好きだった。だから告白は全部断って、美人な子達に注意を配ってた。……雄二に寄り付くかもしれない女子を把握する為に。
「その話は何度も断っただろ? 他の男と付き合う気はないのか?」
「……私には雄二しかいない。他の人なんて、興味ない」
……雄二め。こんないい子に好かれていたくせに俺達に黙っていたとは。これは何か罰が必要だな。
「拒否権は?」
「……ない。約束だから、今からデートに行く」
「ぐぁっ! 放せ!」
「……霧島さん」
「……?」
「い、伊御! た、助けてくれっ!」
雄二が俺に助けを求めるけど、俺はそれを無視していいデート場所を教えてあげる。
「文月学園を出てしばらく先のところに『ハチポチ』という店があるんだ。そこのケーキは絶品だから、デートにはそこに行くといいよ」
「伊御っ!? お前どういうつもりだ!」
「あとは、そこの店長さんは優しい人でね。多分君の味方をしてくれると思うから、雄二が逃げようとした時は助けてもらうといいよ」
「……ありがとう。音無はいい人」
「どういたしまして」
「何故だ伊御! 俺が何をしたというんだ!」
「俺達にこんないい子がいたことを黙っていたこと、かな?」
「はあっ!? お前の目は節穴か!? こいつのどこがいい子……ぐぅっ!? は、放せ翔子! 放せぇーー!!」
ぐいっ つかつかつか……
霧島さんは雄二の首根っこを掴み、教室を出て行った。
「「「「「…………」」」」」
「……うん。いい仕事をした」
教室を覆う沈黙に、俺の言葉が響き渡る。……あれ? 皆どうしたんだ?
「さて、Fクラスの諸君。お遊びの時間は終わりだ」
そんな不思議な空気を裂くように、野太い声が響き渡る。この声は……。
「あれ? 西村先生、僕らに何か用ですか?」
やっぱり。生活指導の西村先生だ。
「ああ。今から“我がFクラス”に補習についての説明をしようと思ってな」
「……え? 我がFクラス?」
「ふふふ、そうだ。おめでとう。お前らは戦争に負けたおかげで、担任が俺に変わるそうだ。これから1年、死に物狂いで勉強できるぞ?」
「「「「「なにぃーっ!?」」」」」
まさかの西村先生がFクラスの担任。……まあ、色々やらかしたからなぁ。
「これからはビシバシとしごいてやるぞ。特に吉井と坂本、片瀬は念入りにだ。なにせ開校以来初の《観察処分者》とA級戦犯だからな」
「そうはいきませんよ! 何としてもしごきをかいくぐって、今まで通りの楽しい学園生活を過ごしてみせます!」
「ふぇっふぇっふぇっ。いいのかにゃあ、西村先生。前の放送のは氷山の一角。西村先生がキクヱ先生を怒らせる材料はまだいくらでもあるんじゃよぉ〜?」
「……お前達には悔い改めるという発想はないのか」
明久と真宵の少しも懲りてない様子に呆れ果てる西村先生。頑張ってください、西村先生。
「とりあえずは明日から授業とは別に補習の時間を2時間設けてやろう」
それにブーブーと文句を言うFクラスの面々。まあ嫌だろうね。でも、仕方ないかな。……あ。明久が姫路さんと島田さんにそれぞれ腕を引っ張られて何かを言い合ってる。ふふっ。大変だね、明久。
俺が少し遠くで皆の様子を見ていたら、つみきがトコトコと近づいてきた。
「どうしたんだい、つみき?」
「べ、別に? 何となく来ただけよ」
「そっか」(ぽふっ
俺はつみきの頭に手を置いた。猫耳がぴこぴこしてるから、機嫌はそこそこみたいだね。
「……結局、状況は進展どころか後退したわね」(ぴこぴこ
「そうだね、つみき」(なでなで
「……ね、ねぇ伊御?」
「ん?」
「え、えっとね……きょ、今日「伊御君! ちょっといいかしら?」っ!!?」
「優子?」
つみきの言葉を遮るように俺に呼びかけて来た優子。……つみき、そこまで睨むほど今の遮られたのが嫌だったのか?
「今日このあと時間ある? 少し前に美味しいクレープ屋さんが出来たの。久しぶりに“2人”で食べに行かない?」
「……ふむ。クレープ屋さんかぁ。いいね、行こう「がぁぶっ!♯」い、痛い……」
つ、つみき。どうして頭を噛むんだい?
「あら御庭さん。そういうことだから、アタシ達の邪魔をしないでくれるかしら?」
「……シャーっ!」
「さ、伊御君。行きましょうか」
「だ、だめっ! 伊御は私とっ! ……そにょっ!」
「…………」
これは一体どういう状況なんだろう? みんなで行くのはダメなのかな? 戸惑う俺をよそに、今もなお俺の目の前で何故か火花を散らす2人。俺はそんな2人の様子に、溜息と共に苦笑を漏らした。
……ふふっ。騒がしくて、賑やかで、愉快なこの時間。この場所。……これが。
これが、俺の波乱万丈な学園生活だ。
【おまけ】
「あらあら。まさか雄二君がこんなに綺麗な子を連れてきてくれるなんて、私は嬉しいわ」
「……みいこさん。これは違「ぶすっ!」目がぁっ!」
「……浮気はダメ」
「あらあら。翔子ちゃん、だったかしら? 安心して。私は雄二君を貴女から取ったりしないから」
「……でも」
「うふふ。女の子は余裕も大事よ? 男の子は縛られるのを嫌がるものだから。それに……翔子ちゃんはとても美人だから、雄二君が浮気をする心配はないわ」
「……本当?」
「ええ。雄二君、そうよね?」
「み、みいこさん。今それどころじゃ「そうよね?」…………ハイ、ソノトオリデス」
「……分かった。雄二、ごめんね?」
「…………はあ、もういいから。さっさと食べるぞ」
「……うんっ」
「あらあら。うふふ」
如何でしたか?
祝! 一巻終了! やったーーっ!!
では!
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