聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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孤島に眠る従者 その十

リアッ!

 

おぉ、リアッ、リアッ!!

 

目を覚ました老兵は、遺跡(いせき)のタブーから無事解放された、たった一人の家族をヒシと()()め、泣き崩れた。

「エルク、リーザ(じょう)。本当に、ありがとう。」

ヴィルマー家の下男(げなん)はその大きく温かい手で俺とリーザの手を包み、老兵と同じように目尻に涙を浮かべていた。

「言っとくけど俺は何もしてねえからな」その言葉を切り口に、オッサンと口喧嘩(くちげんか)をするつもりでいた。それで場を(なご)ませるつもりだったんだ。

けれど、オッサンは(がら)にもなく泣き崩れるし、大男は丁寧(ていねい)過ぎるくらいに礼を言うものだから。気付けばその熱に当てられて、俺の頭の中まで熱っぽくなっちまっていた。

 

「後でお医者様に()てもらってくださいね。」

リアに付いた汚れはリーザが入念(にゅうねん)に洗い落とした。それこそ爪の間から鼻の穴まで。それでも敵のことを完全に理解してない現状では「安全だ」という太鼓判(たいこばん)は押せない。

「明日中にその墓守(はかもり)のことを調べて来るからよ。帰ってくるまでは無茶とかすんなよ。」

「何から何まで、ありがとう。」

「まあ、ここまで漂流(ひょうりゅう)してきた俺たちを介抱(かいほう)してくれたんだし。これくらいのことはしねえと割に合わねえだろ?」

「ついでに遺跡の正体も(あば)く」というのは()せておくことにした。ヘタにオッサンを刺激(しげき)して邪魔(じゃま)されてもオモシロくないからだ。

 

「――――お前たち。」

ところが、安堵(あんど)と喜びで、しばらくは俺たちのことなんか眼中(がんちゅう)にないと思っていたオッサンが(すで)平静(へいせい)を取り戻し、席を(はず)そうとする俺たちを呼び止めた。

その声と目はとても、俺たちに「礼がしたい」というような色ではなかった。

これはまだまだ憶測(おくそく)でしかないけれど、

「……どうしたよ、オッサン。感謝の言葉なら、もう腹一杯だぜ?」

おそらくオッサンは俺たちと無関係ではない。もしかしたら、あの金髪の女の子に大きく関わっているのかもしれない。

それでも俺は、オッサンにはできれば大人(おとな)しくしていて欲しいし、リアの(そば)から離れないで欲しい。

だからこそ、何とか(はぐ)らかすことができればと思ったが、オッサンは俺の投げたボールを無視して堅苦(かたくる)しい口調で淡々(たんたん)と続けやがる。

「大陸に帰りたいんだろう?一体、何処(どこ)へ送ればいい。」

「は?オッサンが俺たちを送ってくれるってのか?」

「そう、聞こえんかったか?」

リアに泣き付く姿を見るまでは、もっと内向的(ないこうてき)な人間だと思っていた。感謝こそすれ、自分の目的を積極的に(おびや)かすような真似(まね)はしないと。

「けど、イイのかよ。オッサン、リアを置いて島を離れられんのかよ。」

「そんなことは今、お前の気にすることじゃないだろう。帰りたいのか?帰りたくないのか?どっちなんだ。」

どうにか逸らかそうとする俺にオッサンは次第に苛立(いらだ)ち始めていた。

俺もオッサンの真意が分からないほど、野暮(やぼ)じゃない。むしろ大陸に戻れるのは願ったり叶ったりだ。だけど――――、

「もちろん帰れるもんなら、今すぐにでも帰りてえよ。ただよ――――、」

チラリと視線を送ると、彼女は何も言わず肯定(こうてい)の笑顔を浮かべた。

 

「ただ、なんだ。」

今この瞬間にも、恩人を危険な目に()わせているかもしれない。それだって俺の本意じゃない。

だけど俺にだって、我を通したい、(ゆず)れないもんがある。それは恩人から学んだことじゃない。仕事をしている内に自然と身に付いた、俺自身が育てた()()えのない「自我」みたいなもんだ。

「何つーか、賞金稼ぎとしてっつーか……、とにかく意地みたいなもんがあんだよ。」

「……何が言いたいのか知らんが、余計(よけい)節介(せっかい)なら()らん。」

口ではそう言うが、それでもなんとなく俺の言いたいことを(さっ)したらしい。オッサンの顔にまた、新しい(しわ)が数本走った。

でも、どんなに()っけんどんにされたって、今の俺はそれにいちいち突っかかったりはしない。それを受け流せるだけの余裕(よゆう)があった。間違ったことをしていないという自信があった。

「言ってるだろ?これは俺の都合(つごう)だから。だから、送ってくれるってんならその後にしてくれよ。」

オッサンは顔中の皺を眉間(みけん)に集め、犬のように低い(うな)り声を上げる。

「いい加減にしろ。ワシはそんなに(ひま)じゃない。それに、これ以上お前たちの世話をするのもたくさんだ。」

「だったらイイよ。後は俺たちでなんとかするさ。世話んなったな、オッサン。……あ、この本とマスクだけはまだ借りてるぜ。」

「……勝手にしろ。」

大男にも礼を言い、リーザを連れてヴィルマー家を後にする。オッサンはリアの傍から一歩も離れなかった。俺はそれでイイと思った。

「……ハカセ、エルク、行ってしまいましたよ。」

「分かっとる。」

 

 

――――最愛の孫だけが、この世に残った唯一(まも)りたいもののはずだった。

ところが今、安らかに眠るこの子を見ていても、ワシの胸に掛かった(もや)は少しも晴れない。

「賞金稼ぎだかなんだか知らんが、子ども二人の力で本気でこの島を無事に出られると思っとるのか?」

肺に()まった言葉をどんなに吐き出しても、靄は次から次へと肺を埋め立てていく。

数分前まではこの子の(ほほ)に手を添えるだけで嫌なことは何もかも吹き飛んでいたはずなのに。

今は、そうでない。

「ハカセ、まだ、間に合いますよ。」

大男の言葉が胸をチクリと()す。

 

(ひど)臆病(おくびょう)になってしまっていることには薄々気付いていた。しかしそれは、(ゆが)んだ世界のせいなのだと信じ続けた。気を許した(すき)に、奴らがこの子に()りついてしまうのではないかと思えて恐ろしかったからだ。

「結果」のない問題に答えを出すことができない自分の性分(しょうぶん)の、なんと(わずら)わしいことか。

「お前はいつからそんな余計なことをいうような男になったんだ。」

自分を想う身内に八つ当たりをすることでしか、この煩わしさを誤魔化(ごまか)すことができない。

(とし)相応(そうおう)の強さのないワシは、この子の祖父としてやっていけるのだろうか。このままこの島で奴らへの報復(ほうふく)の機会ばかりを(うかが)う人間で良いのだろうか。

今、こうしてこの子を見下ろすワシは、果たして戦っているのだろうか。それとも、逃げ回っているのだろうか。

単純明快なはずの難解な問題が、ワシの身体をそこに()()けて放さない。

 

 

 

 

 

「少し、期待(きたい)してたんじゃない?」

村の入り口に差し掛かったところで、彼女は揶揄(からか)うような口調で言った。

「……まあな。」

彼女の言う通りだ。

「リアと仲睦(なかむつ)まじく生きて欲しい」と思う(かたわ)ら、「もう少し、心を開いてくれるかもしれない」という期待を抱いていた。俺のワガママを笑って許してくれるかもしれないと。

けれどそれはやっぱり俺のワガママだ。それというのも、目の前の彼女があまりに綺麗(きれい)な笑顔を見せてくれたから。だからつい、欲張ってしまったんだ。

でも、俺には彼女だけで十分だ。オッサンがリアの傍を(がん)として動こうとしない姿を見て、そう思うことができた。

「しょうがねえんじゃねえの?あのオッサンも色々苦労してんだろうよ。わざわざ傷口を広げるようなこともできねえだろ?」

「……私はまだ、(みゃく)はあると思うんだけどな。」

「なんでそんな楽しそうなんだよ。変な奴だな。」

「そう見える?」

「ああ。まるで他人の色恋にオモシロ半分な悪友みたいだぜ。」

森に入ると、木陰(こかげ)からヒョッコリと狼が顔を出し、主人の下へと駆け寄る。

「……フフフ。そうかもね。」

身体を押し付けて甘えてくる狼を()でながら彼女は言った。

「……まあ、いいけどよ。」

 

 

狼の毛皮に付いていた森の葉っぱや土汚れがキレイに落ちていた。()わりに、(かす)かな(いそ)の香りがする。それ以外に特に変わった様子もない。

村での話を聞いた時にはもう少し苦戦させられる相手かとも思ったが、実際に戦った二人の様子を見ている限り、「どうにかなるレベル」という印象に変わった。

するとつい、リーザがどうやって(とど)めを刺したのか聞ければ「もっと楽に進めるかもしれない」という軟弱(なんじゃく)な俺が顔を出す。けれども――――、

「もう少しだけ待ってくれる?」

そんな、自分の『力』に(おび)える彼女の表情(かお)を見る(たび)に、「俺たちだけで何とかしなきゃ」と思い直す。

「大丈夫、私も戦うから。」

俺も彼女も強情(ごうじょう)だ。だけどそれはお互いに、望まない『悪夢』から救い出したいと想うからこそなんだ。

 

今朝の彼女の顔を思い浮かべる。その彼女が俺に掛けてくれた言葉も。

「俺の好きなようにしてイイんだろ?だったら、その通りにさせてくれよ。」

「……足手まといにはならないから。」

「そうだな。俺も、(すみ)っこで震えてろなんて言わねえよ。俺が言いたいのは、後味(あとあじ)が悪くなるようなことだけはしないで欲しいってこと……かな。」

「……うん、そうする。」

 

中の環境にもよるが、おそらく遺跡の中で俺の『炎』は危なくて使える局面(きょくめん)も少なくなるだろう。だからこそ、リーザの『未知の力』を頼ろうとしたんだが、よくよく思い出してみれば以前、パンディットは「無音の狩人(コウモリ)」を一撃で氷漬けにしていたはずだ。加えて、俺なんかより何倍も優れた五感がある。

さすがに「死に神」や「幽霊」なんかが出てきたらお手上げだが、それ以外だったら俺たちだけで何とか対応できなくもない。

 

もう一つ、気になることがあった。

「ところでよ、なんでリーザは遺跡に向かってたんだ?」

「え?」

また顔色が沈んでいたから、おそらくは俺の心を読んで自分の『力』をどう説明すれば俺に怖がられないかとかしょうもないことで悩んでたんだ。

「なんでそんなことを言うの?」とでも言いたげな顔をするが、無視して質問を続けた。

「いや、だから、どうして一人で遺跡にいこうなんて無茶をしたんだって聞いてんだよ。」

「え?えーっと。鍛冶屋(かじや)さんでも、その帰り道でも……、あとは今朝も。なんだかエルクが気にしてたから……かな。」

確かにそんな素振りは見せた。でも、それはほんの些細な違和感……というか、直感というか。そんな曖昧(あいまい)なもので、特に強く意識していた訳でもない。それなのに、彼女が俺と別行動をとって()()()()にそこへ向かったことが不自然に思えたんだ。

「本当に、それだけか?」

「え?そうだけど。……どうしたの?」

具体的に、何を聞き出そうか考えてなかった。でも、彼女を遺跡に惹き付ける「何か」が気になったんだ。俺の覚えた違和感の答えがそこにあるように思えたから。

「多分、エルクが感じてるようなことは私には無かったわ。私はただ単に役に立てればと思っただけなの。」

「……そっか。ならイイんだけどよ。」

 

そうこうしている内に「気配」は俺たちの侵入に、俺たちはその「気配」が殺気立っていることに気付けるまでの距離に(せま)っていた。

「……もうそんなに近くまで来てたんだな。」

土と木々ばかりが埋め尽くしていた視界に、加工された形跡(けいせき)のある白い石がゴロゴロと映り込むようになった。

やがて、森に侵食(しんしょく)されつつある幅広(はばひろ)の石段が現れる。それは風化と侵食を受けてもなお白い輝きを失わない、この島に祭られるに相応(ふさわ)しい神々(こうごう)しさを持っている。

ところが、その階段の先からやってくる無数の気配(ソレ)は、グロテスクに地を()(まわ)ったかと思えば、アッという間に俺たちを取り囲んでしまう。

その生々(なまなま)しい「狩り」を思わせるような連携(れんけい)のとれた動きは、「統率者(とうそつしゃ)」の存在を主張しているようにも感じられた。

「昔々におっ()んじまった王様の王国ってか?冗談(じょうだん)は夢の中だけにしとけってんだよな。」

すると、俺が冗談を言う隣で、彼女は唐突(とうとつ)に明後日の方角を見遣(みや)った。

「エルク……、何かすごい速さで近付いてくる。」

それは警告と同時。意図(いと)せず体がグラリと(かたむ)いてく。……この平衡感覚(へいこうかんかく)(にぶ)くなる感じには覚えがある。

 

ソイツはまさに、全くの無音で真っ直ぐに俺目掛けて突っ込んできた。

森の影を上手く利用してきたソレの姿をハッキリと目で(とら)えることはできなかった。けれども、事前の警告もあったお陰で、不意打ちを食うことなくその一羽を叩き落とすことに成功する。

突っ込んできたスピード上乗せした俺の一撃はソレを地面に叩き付け、(わず)かな痙攣(けいれん)の後、余韻(よいん)を残すことなく息を奪う。

「一体なんだったの?」

金髪の野鹿が困惑する中、俺は無言でソイツに近付いた。

「コレは――――、」

ソレが何かを確認しようとしたその瞬間、またも目の届かない場所から間接的な攻撃が俺を襲う。

平衡感覚の鈍化(どんか)に加え、(おさ)えようのない吐き気がこみ上げてくる。息つく間もなく、今度は激しい奇声を発しながらソイツらは矢の雨のごとく、俺たちに(おお)(かぶ)さってきた。

重なる奇声は頭痛と眩暈(めまい)を誘い、今度こそ完全に目標を見失ってしまう。

 

だが、俺の心は少しも乱れない。

高い金と引き換えに受けてきた仕事と比べりゃ――――野鹿が俺の前に現れたあの夜に比べれば――――、こんなのはまだまだ序の口の方だ。

 

飛び掛かってきた無数の(かたまり)は、発生させた「壁」を(くぐ)()ける頃には何もかもが、(ちゅう)(ただよ)う灰に変わっていた。

「……エルクって、本当にスゴイ人なのね。」

襲われる覚悟(かくご)をしていたらしい野鹿は、無数の危険が一瞬にして(ちり)に化けてしまったことに呆然(ぼうぜん)と立ち尽くしていた。

「『炎』の異名は伊達(だて)じゃないんだぜ?それに、一匹を(おとり)にするなんざ古典中の古典だからな。」

ちょっとした優越感(ゆうえつかん)(ひた)りつつも僅かに残る吐き気を(おさ)え、初めに仕留(しと)めたソレを確認する。

「吸血コウモリか。まあ、それも予想はしてたけどな。」

通称、「吸血鬼」。その名の通り、生き物の血をエサにするコウモリだ。以前、雷野郎が(あやつ)っていた「無音の狩人」と違ってかなりの小型で、10から20羽の群れで狩りをすることが多い。

さらに、即効性の毒を使ってくるので、一噛(ひとか)みされれば大抵の獲物(えもの)は何もできずに吸い尽くされ、干涸(ひから)びてしまう。ただ――――、

「コイツは本命じゃねえな。」

吸血鬼は遺跡の「何か」とは無関係だ。なぜなら、吸血鬼を(ほうむ)った直後でさえ「気配」に一瞬の(よど)みもなかったからだ。

それは依然(いぜん)として俺たちを(おり)に閉じ込めるがごとく一部の隙もなく取り囲み続けている。

 

「それにしても――――、」

遺跡を間近にして、ふと背後を見遣る。そこには金物の音を響かせる煙がモクモクと上がっていた。

「ザルじゃんかよ。」

定期的に巡回(じゅんかい)してるのかもしれないが、こんなにもアッサリと通り抜けられる関所に意味なんかないだろ。

となるとやっぱり「関所」は単なる名目だな。確信……というか、当然の答えに妙な得心(とくしん)を覚えてしまう。

「それで、どうするの?このまま進んじゃう?」

石段の途切(とぎ)れる高さが林冠(りんかん)一致(いっち)している。昨日、俺が見たものが幻覚じゃなけりゃ、この石段の先に遺跡の入り口があるはずだ。

さらに見上げると、太陽は既に頂点を通り過ぎ、大洋に()く姿勢を見せていた。

「ここで何か起こしても太陽が沈んじゃ()が悪いしな。予定通り、また明日出直そう。」

少し早過ぎる帰還(きかん)にも思えたが、実際に現場に来てみて、中途半端な長居が危険だということがよく分かった。オッサンの言ってた「毒ガス」もそうだが、ここの空気は吸えば吸う程に俺たちの心も体も(むしば)んでいく気がする。

俺の(かん)を後押しするように、「気配」に腐臭(ふしゅう)が混じり始める。

 

期待(きたい)の目で狼を見遣るが、意外にも無表情だ。だけどコイツがこの濃厚な腐臭を見逃すはずがない。

「死臭が強過ぎて奥に何がいるかまでは分からないけれど、少なくともあの死体は20人以上いるみたい。」

「……だろうな。」

オッサンの日誌には地下1階までの記録しかないみたいだが、この臭いはもっと深い、それこそ肺が(つぶ)れてしまうくらいに深いところからやって来たものとしか思えない。

 

すると、引き返そうとする俺たちを腐臭(ソレ)はしがみ付くように追ってきた。

おそらく、リアもこうやって奴らに狙われたに違いない。そうなると、帰るまでにでも一悶着(ひともんちゃく)起きそうだな。それはそれで、中に入る前のいい下調べにはなる。

けど、()()()()()切っ掛けが分からない。5年間も沈黙を守った奴らがなぜ突然、「遺跡に近付いた者を襲う」なんて回りくどい行動を取り始めたのか。

「それが、エルクの気になってる『何か』と関係するの?」

「……そう、なのかもな。」

日はまだまだ高い。それなのに、追ってくる腐臭のせいなのか。森の中には誰のものでもない陰鬱(いんうつ)な影が其処彼処(そこかしこ)に横たわっているような錯覚(さっかく)(とら)われていた。




※墓守=ゲーム中の「マミィ」のことです。
※無音の狩人=ゲーム中の「ジャイアントバット」のことです。
※死に神=文字通り「死に神」でーす。
※幽霊=「レイス」や「スペクター」なんかのファントム系です。
※吸血コウモリ=ゲーム中の「ヴァンパイアバット」のことです。
本文中でもあるように「ジャイアントバット」との決定的な違いは、大きさです。「ジャイアント」が2mを超える巨体であるのに対して、「ヴァンパイア」は6㎝程度と小型です。(ゾウとネズミぐらいの違いだと思ってもらえれば分かりやすいと思います)
ちなみに、世の中にはオオコウモリなる2m超えの巨大なコウモリがいるそうですが、あれは翼を広げた状態。右翼から左翼までの大きさの話です。「ジャ」は頭の天辺から足の先までの話です。「ジャ」の翼長ともなると、4mは超えると思います。なんたって巨大(ジャイアント)ですから!

※下男(げなん)=「しもおとこ」とも読みます。雇われて雑用をする男性。下働きをする男性。
この言葉自体に差別的な意味合いはありませんが、時と場合によっては差別用語ととられることもあるので気を付けてください。

※内向的=内気なさま。自分本位なさま。興味関心などの欲求が自分に向いているさま。……要は他人のために何かしようと中々思えない性格のことです。

※突っけんどん=態度や言葉遣いが刺々しい、乱暴なさま。愛想のないさま。

※得心(とくしん)=納得すること。

※悶着(ひともんちゃく)=もめ事。問題事。好ましくない出来事。

※お風呂
ゲーム内のヤゴス島では村に一件しか入浴施設がありませんでしたが(しかもその風呂にはボウフラとか浮いてたりする(笑))、さすがに都会出身の博士宅に風呂がないというのもオカシイと思うので、本作品では博士宅にも風呂がある設定でいこうと思います。
ちなみに、風呂持ちの家主は独身です。僕も風呂はありますが独り身ですyeah!!
(●ノ∀`●)σHAAAHAッHAッHAッHAッHAA!!

※喚起の悪い空間での火気は危険
「火」は酸素を使って燃えますから、まず「窒息」の可能性があります。その他にも「一酸化炭素中毒」がありますし、可燃性のガスが充満しているような場所であれば「大爆発」してしまう危険もあります。
「火」は開けた空間で。風向きを考え、注意して使いましょう!!

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