聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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ラッパ吹きの行軍 その四

「まさか、作戦がバレてるだなんて…。」

唯一(ゆいいつ)名案(めいあん)だったらしい、城の地下通路からパレンシアタワー内部に潜入(せんにゅう)する作戦が敵に見破(みやぶ)られ、ポコは途方(とほう)()れていた。

「バーカ。敵にだって”頭”が付いてんだぜ?俺たちに都合(つごう)のいいもんがあって連中が警戒(けいかい)しない(わけ)がねえだろ。」

「そんなぁ…。」

ついさっき悪魔に見せた「虚勢(きょせい)(かがや)(ひとみ)」とは打って変わって、この「素直(すなお)女々(めめ)しい(つら)」はやっぱり俺を(いら)つかせる。

「そんなことより、時間がねぇんだろ?こんな所で油売ってねぇでさっさと行くぞ。」

俺はポコに地下通路の入口を探すよう(うなが)した。

「行くぞって、エルク。だって、敵に作戦がバレてるんだよ?」

「だったら何だよ。他に方法もねぇんだろ?時間もねえんだろ?だったら、敵を出し抜けるとすれば敵よりも早く動くこと以外にねぇじゃねぇか。」

「そんなもんなの?」

「…じゃあ、お前らはこんな時どんな風に動いてたんだよ。」

()()てるとポコは悲しげに(うつむ)いた。

「僕さ、作戦で意見したことってほとんどないんだよね。だって、何をしたら皆の役に立てるのか分からないんだもん。」

 

何処(どこ)にいっても、こういう奴はいる。

何かを達成(たっせい)した経験(けいけん)が少なく、自分に自信がないから次の成功例(ビジョン)(えが)けない。

そうして自分で考えることを(あきら)め、他人に操作(そうさ)してもらおうとする典型的(てんけいてき)(した)()ヤロウ。

「だから僕は皆の言う通りにしか動けないんだ。」

…だからなのか?

アークはこの弱虫に自信をつけさせるために、わざとコイツ一人にこの作戦を(まか)せた…、のか?

「それでもテメエで考えるしかねえだろ。じゃなきゃ、いつまで()ってもテメエはただの足手纏(あしでまと)いだぜ?」

「……うん、そうだね。僕も、そう思うよ。」

「…まあ、それでも肩の力は抜けよな。もしもテメエがポカしても手くらいは()してやるからよ。」

「そウジゃ、ソウジゃ!どんとワシを頼ルガいい!」

「…うんっ!」

…なんだかな。一応(いちおう)協力(きょうりょく)するつもりではいるけど…。世界を救おうって奴相手に、なんで俺が教育係をしなきゃいけねえんだ?

 

やるせない気持ちで頭を()いていると―――、

「…ッツ!?」

不意(ふい)に左手に痛みが走った。

「ど、どうしたの!?」

「…指輪(ゆびわ)が……、」

どうやって手に入れたのかも分からない木製(もくせい)の指輪、そこに()()まれた文字のようなものが()っすらと赤みを()びて光っていた。…そして、熱い。

 

――――我が子、炎の御子(みこ)よ。

 

「誰だ!?」

「ドうシタ、誰ト話とる?」

施設(しせつ)を満たすように、どこかで聞いたような声が(ひび)く。だけど、その声が聞こえてるのはどうやら俺だけらしい。

「わ、エルク、見て!精霊だ!」

ポコが指()した先には、ゾウでも巨人でも丸々入っちまうようなバカデカい培養槽(ばいようそう)があった。

そしてそこに、煌々(こうこう)()える大男が(あらわ)れ、こちらを見下ろしていた。

「精霊、これが?」

立てば(ゆう)に10mを()え、面長(おもなが)(いか)めしい面構(つらがま)えに、筋肉の(すじ)が浮き上がるほどに(きた)()かれた体。

ポコが「精霊」と呼ぶ大男は、そういう「自然」とか「慈愛(じあい)」からかけ(はな)れた鬼の姿をしていた。

「炎の精霊だよ。前にここに来た時、アークが助けてあげたはずなんだけど…。」

 

――――聖櫃(せいひつ)()(びと)か。(なんじ)らには世話(せわ)になった。だが、我が(たみ)は悪魔に()られ、残すはそこの御子のみ。

 

「…俺の、ことか?」

腕を組み、(にら)みを()かせ見下ろす姿にどこか(なつ)かしさを覚えた。

ここ数年、俺を(なや)ませ続けた『悪夢』のように。

遠い昔、俺はこの視線に護られてたような気がする。…だけど……、

 

――――忘るるなかれ。我はお前の(たましい)であり、お前は我が護るべき唯一(ゆいいつ)の民。

 

「…スマネエ。俺はアンタのことを…、(おぼ)えてねえんだ。」

アンタのことも。ピュルカって村のことも。

…だけど、思い返してみれば『悪夢(ゆめ)』で「炎の御子」なんて呼ばれてたような気がする。

そうだ。『悪夢(ゆめ)』の中は、どこを見ても()(あか)(きり)がかかってた。人も森も、沢山(たくさん)燃えてた。

熱くて、五月蝿(うるさ)くて、とても(しず)かに俺を(のろ)ってた。

「…あれは、アンタ、なのか?」

 

――――我が名は『(ピュルカ)』。お前が呪うもの、お前が護るもの。お前の目にする炎全てが我が姿。

 

…呪うもの?護るもの?

俺の奥底で眠る記憶と悪夢がせめぎ合って理解できない。「精霊」を名乗るこの鬼が「精霊」なのか「悪魔」なのか見分けがつかない。

 

――――そして願わくば、我が力を(もっ)て我が怨敵(おんてき)()て。聖櫃の子らの(ほこ)となり、この世の全ての悪魔を焼き払わん。

 

「聖櫃の子」?ポコの…、いいや、「アーク」のことを言ってんのか?…『(おまえ)』も「アーク」の(がわ)なのか?

どうしてそんなに、アークは…。

俺は、どうすれば……、

 

――――(おく)するな。『(ピュルカ)』は民と(とも)にある。永劫(えいごう)に。

 

精霊の(まと)った炎が(いきお)いを()すと、俺の左手にある指輪もそれに(こた)えるように(あざ)やかな『炎』を()いた。

 

――――忘るるなかれ。我が名は『(ピュルカ)』。

敵の矛に我が名を(かざ)せ、さすれば如何(いか)なる(つるぎ)洗礼(せんれい)灰塵(かいじん)()(たて)となろう。

敵の盾に我が名を(かか)げろ、さすれば幾百(いくひゃく)の兵も()穿(うが)つ矛となろう。

 

「…体が…熱い……っ、」

指輪の『(かがやき)』が俺の体の中で()(めぐ)っていく。全身の血が()()されていく。

(あせ)が出ない。(のど)(かわ)きもない。それなのに、焼けるように熱い!

全身から力が抜けて立ってられない。全身が、チリチリと(かゆ)い……。

「大丈夫!?精霊様、いったいエルクに何を!?」

 

――――(ピュルカ)の御子、エルクコワラピュール。お前に精霊の加護(かご)があらんことを。

 

そう言い残すと、精霊は指輪の(かがや)きと共に消えていった。

 

「炎の精霊」の出現は、俺の中から『村の記憶』をほじくり返した。

ここで幽閉(ゆうへい)されてた「炎の精霊」。

……俺の村を(おそ)ったのはアーク、もしくはガルアーノだとばかり思ってた。

だけど、違うのか?アンデル、スメリア国なのか?

それとも…、もっと、「国」とか関係ない、デカい何か、なのか?

すでに関わっちまってるのか?俺も、「世界」とかバカみたいな規模(きぼ)で戦争する人間の一人になっちまってるのか?

 

…体が、熱い……

 

 

精霊が消えると体の熱も徐々(じょじょ)に引いていった。まだ少し、眩暈(めまい)はするけれど。

「…エルク、大丈夫?」

「あ、ああ……。」

体は動く。多分、戦える。…だけど、違和感が消えない。

これは…、多分、麻薬(クスリ)をキメてる状態(じょうたい)に近いと思う。全身が軽く、浮遊感(ふゆうかん)がある。それに若干(じゃっかん)(たかぶ)ってる。

ただ幻覚(げんかく)を見ていないだけで、「心」が「体」を丸呑(まるの)みにしちまったみてえなんだ。

少し動かしたつもりが、想像の倍以上の力とスピードで動いてる。

これを「悪くない」って思ってる俺は何かヤバい状態な気がする。ただ、自分じゃどうしようもないって分かってる。

炎の精霊の「願い」を聞き(とど)けるまでは…。

それとも……、

 

「…なあ、ポコ。」

「何?」

「アークは、今も()()()()()()()()()()なんだよな?」

ポコも同じようなことを考えたことがあるんだと思う。すぐに俺の言わんとしていることに気付いたみたいだった。

「…そうだよ。アークは今も昔も何も変わらない。どんなに(すご)くなっていったって、アークはアークのままなんだ。怒った顔も、笑った顔も、僕は全部知ってるから。」

コイツの言いたいことは分かる。信用もできる。

だけど、俺の中のこの「違和感」とアークの中の「精霊(ちから)」が一緒だとは限らない。

だって…、あの「炎の精霊(おに)」は俺の大切なものを護ってはくれなかった。

 

浮かない顔をしていたのかもしれない。ポコはことさら明るい声で俺を(はげ)まそうとした。

「大丈夫!エルクだって何も変わってないよ!僕にはわかるんだから!」

「…ハハ、説得力(せっとくりょく)ねえな。」

「安心シろ。ワシも保証(ホしょウ)すルゾ。」

「そうかよ、そりゃ安心だな。」

実際(じっさい)、この「違和感」が俺を満たしていても、ポコの顔を見てイライラするし、ポンコツの顔を見てイジメたくなる「自分」がいる。

『悪夢』は憶えてるし、リーザとキスしたことも憶えてる。

俺はまだ…、リーザを想い、親友たちを殺した「化け物(エルク)」だ。

「悪いな、手間(てま)取らせて。もう大丈夫だから。」

「うん!」

…一つ変わったことがあるとすれば、妙な「使命感」みたいなものに芽生(めば)えてしまったことくらいか。

 

その後、数分と()たずにヂークが瓦礫(がれき)に隠れた地下通路を発見した。

「どウじゃ、ワシ、役ニ立つジャろ。」

「そうだね、大手柄(おおてがら)だよ!」

「そうジャロ、そウじゃろ。」

通路を(ふさ)いでいた瓦礫はポコが『ラッパ』で吹き飛ばし、下りていたシャッターはヂークがハッキングで(なん)なく解錠(かいじょう)してみせた。

「これ、パレンシアタワーに(ちょく)(つな)がってんのか?」

「そのはずだよ。」

そういって進み始めること10数分。

「…道が分かれてんな。」

「あれ?こんなはずじゃないのに。」

「まあ、これくらいの情報の誤差(ごさ)はあってもおかしくはねえよな。」

「どうしよう…。」

「そんなに狼狽(うろた)えるようなことでもねえだろ。」

 

一方の道がここまでと同じようにコンクリートで舗装(ほそう)され、足場板(アンチ)も組まれてるのに対し、もう一方の道は(まった)整備(せいび)されてなく、土が()()しになっていた。

常識的(じょうしきてき)に考えて「舗装されてる方の道」が正解だと思う。

けど念のために、もう一方の道をヂークに探索(たんさく)するように頼んだ。

「どうして間違ってる方の道も確かめるの?」

「念のため。それと、もしこれが出口と繋がってたら脱出する時にも都合が良いだろ?」

俺は城の床が抜けたことも合わせて説明した。

「ああ、なるほど。」

「……」

それに、気に掛けるべきは帰り道だけじゃない。この先にあるかもしれない「分かれ道」は全部、敵が利用し襲ってくるかもしれない「身を隠すための場所」でもあるんだ。

俺たちだけならまだしも、人質を連れた状態で(はさ)まれでもしたら状況はかなり(きび)しくなる。

ヂークにはこの先に「分かれ道」があれば同じように調べるように言ってある。

俺はできる限り松明を振り回し、分かれ道の有無(うむ)を確認しながら進んだ。

 

 

「でもさ、悪い人をやっつけるのに地位も国も関係ないと思わない?」

「…そうだな。」

タワーを目指(めざ)す道すがら、俺はポコに「一国(いっこく)の大臣を()()ること」に対して何を考えてるのか聞いてみた。

ポコの話から、「アーク」は自分たちの直面(ちょくめん)している問題に慎重(しんちょう)対処(たいしょ)している(ふし)(うかが)えた。

だけど、ポコ自身はどうやら感情の方が先立(さきだ)っているように見える。

「こうしている間にも(つみ)のない人たちが殺されているかもしれないんだよ?そんなの、エルクは()えられる?」

確かに()()()()()()()アーク一味(コイツら)」にとっては、そこいらの悪人をシバくのも、スメリア国の大臣をシバくのも大差(たいさ)ないのかもしれない。

だけど、その「悪いヤツ」の支配下(しはいか)にある人間にとっては、新たな混乱を生むかもしれないし、場合によってはさらに悪い事態(じたい)(まね)くかもしれない。

そこんとこの複雑(ふくざつ)事情(じじょう)をコイツは()()()()()()()()らしい。

「…まあ、時と場合によるんじゃねえの?」

ポコは俺の回答(かいとう)不服(ふふく)そうな表情を浮かべた。

「僕も、それで作戦が台無(だいな)しになっちゃうかもしれないってことは分かってるんだよ?それでも僕は、嫌なんだ。」

 

「どうしてアークはお前ひとりをこの任務(にんむ)()かせたんだろうな。」

「…やっぱりそう思うよね。僕なんか、皆の足を引っ張ってばっかりなのにね。」

「……」

コイツは敬虔(けいけん)な「()()()()信徒(しんと)」だ。

(たと)え「アーク」の考えに疑問を抱いたとしても、逆らうことはない。腰に差した剣がその意志の(あらわ)れだ。

それだけ、コイツにとって「アーク」の存在は絶対なんだ。

「僕はね、アークを信じてるんだ。彼の考えを全部理解してる訳じゃないけれど、少なくとも僕にもできるって思ってくれてる。だったら僕はそれに(こた)えなきゃいけないんだよ。」

「…ふーん。」

だけど、()()()()()()()()「一味」をやってるようにも思えない。

 

少なくとも俺はコイツが世間(せけん)でいうような「悪人」じゃないって確信(かくしん)は持てた。

コイツの信頼する「アーク」を信じてもいいかもしれない。

だけど、俺は「正義の味方」じゃねえし、コイツらの「仲間」でもねえ。

化け物どもが(かん)(さわ)ればブッ飛ばすし、戦争(それ)しか道がねえってんなら闘うかもしれねえ。

 

だけど、それでも、コイツらと一緒(いっしょ)に闘って後悔しない確信が持てないんだ。

 

「アーク」に(かか)わってしまったら、なんだか取り返しのつかないことになるような気がして…。

俺には「勇者(アーク)」が()(とう)な物語の主人公には思えないんだ。

 

 

その後も俺たちは一時間近く()(くら)な地下通路を歩き続けた。

途中(とちゅう)に何ヶ所も分かれ道はあった。

だけど、まるで俺たちみたいな「ネズミ」を迷わず罠へと(みちび)くように「足場の組まれた道」は(つね)に一本しかなかった。

分かれ道を見つける(たび)に簡単に確認してみるけれど、特に(わな)の臭いはしなかった。

()()()()()()()()()()()」そんな確信はあった。研究所で()()せしていた悪魔も、そんな風なことを臭わせていた。

けど、人質のタイムリミットを考えると(くま)なく調べている(ひま)はない。

「引き返す」選択肢(せんたくし)もない。

 

「ポコ、」

「なんだいエルク、恐い顔して。ま、まさか、お化けか何かいるの?!」

勇者の仲間(ツレ)は道の壁にへばりつき、オドオドと左右の暗闇を(のぞ)()んだ。

さっきテメエで幽霊(レイス)を追い払っただろうに、今さら何をビビってんだか。

「いや、そうじゃなくて。もしかしたら敵の罠に掛かってるかもしれねえって言ってんだよ。」

「罠?ホント?」

「かもしれねえって言ってんだろ?」

俺はポコに――コイツに対応(たいおう)できるかはさて置き――、(はさ)まれたり()()められた時の対処(たいしょ)(ふく)め、それとなく警告(けいこく)しておいた。




※足場板(アンチ)
工事現場で高所作業をする時なんかに組まれる鉄の足場のことですね。
「アンチ」というのは「安置」のことじゃなく、「アンチスリップメタル」という製品名の略称です。


※今さらですが……
「エルク」の本名、「エルクコワラピュール」という名前を考察してみました。

○エルク→エルク(elk「アメリカアカシカ」)
北アメリカにおける「アメリカアカシカ」の別称。エルク、もしくはワピチと呼ばれている。
ただし、鹿のエルクがアルファベット表記で「elk」なのに対し、アークのエルクは「elc」表記になっている。
もしかしたら、ですが、アーク「arc()」に寄せたのかもしれません。
以下、紛らわしいので「elk」は「アメリカアカシカ」、「elc」はそのまま「エルク」表記にします。

アメリカアカシカは狩猟生活をしていたインディアン部族(アメリカ大陸先住民)らにとって食糧であり、その雌は「力」「勇気」「性愛」の象徴とされていました。

○コワ→Coeur
フランス語で「心臓」「中心」「精神」の意味。

○ラピュール→la pur
フランス語で「ラ(la)」は女性名詞に使われる定冠詞。英語でいう「the」のようなもの。
フランス語では性別のない名詞にも疑似的な性別が振られていて、女性名詞の前には「「ラ(la)」、男性名詞の前には「ル(le)」、複数(男女共有)名詞の前には「レ(les)」がつきます。

フランス語で「ピュール(pur)」は「純粋な」「無垢な」「澄んだ」という意味の形容詞です。
結局、理由は分からなかったんですが、purは形容詞なので、前にlaはつかないはずです(定冠詞+名詞なので)。
でも、商品名や特定の用語にはそのまま「ラピュール」と使われていました。

ちなみに、「pur」の名詞は「pureté」で、女性名詞でした。
なので、「la pureté」という用法はきちんとありました。

○ピュール→πῦρ
いきなりですがギリシャ語で「火」の意味です(笑)
なんでここだけギリシャ語なのかは分かりませんが、どうしても無関係に思えませんでした。

本編165話『始まりの魔女 その四』の注釈で書いたように、
エルクの出身地「東アルディア(アルディコ連邦)」は古代ギリシアより、ギリシア南部の特定地域を指す地名「アルカディア」になぞられているんじゃかと思います。
なので…まあ、ありなのではないかとf(^_^;)
ちなみに中性名詞です。

○まとめ
「エルクコワラピュール」の直訳?「純粋な鹿の心臓(精神)」。意訳?「無垢な先住民」さらに意訳して?「炎の戦士」なのかなと。

アメリカアカシカが北アメリカの先住民(インディアン)と関係が深かったことから「アメリカアカシカの精神」は「先住民」を意味してて、「無垢な先住民」。
また、アメリカアカシカが力と勇気の象徴から「先住民」と合わせて「戦士」ともとれるのかなと。
そんで、「ピュール」が「炎」なので合わせて「炎の戦士」…ってことでどうでしょう?(笑)

○余談(いつものやつですwww)
「どうしてフランス語なの?」と思って調べていると、16~19世紀の北アメリカには「ニューフランス」というフランスの植民地領があったそうです。
17世紀には、そこに住む一部の部族と、毛皮交易を目的としたフランスの商人とが同盟を結んでいたそうです。
また、アメリカアカシカ(エルク)は「食料」であるとともに、「毛皮商品」の材料でもありました。
…が、結果的に彼らの同盟はうまくいかず、インディアンはフランス人に虐殺されてしまいます。
この因果関係から「フランス語」を使って「部族っぽい名前」にしているのかもしれません。

あと、この「虐殺」というワードから、「魔女狩り」に遭ったリーザと共通点があるようにも感じられました。(ただの印象です)
さらに、インディアンは「大いなる神秘」という宗教観念があり、その中で「狼」は「偉大な精霊の犬」と呼ばれていたそうです。
なので、「パンディット(狼)」にはエルクとリーザを繋ぐ役目があるんじゃないかとも思いました。

※呟き司郎
資料探しで検索してたらアークRの画像が出てきた。
「……ミリル実装!?」
いやぁ、そんなことまでしちゃうの?って感じでした。(いやいや、それはナシでしょ?)
でも、ボイス聞いて秒で泣きました。(アリでしたwww)
……( ̄^ ̄゜)グスン

アルフレッドもいるわ、ガルアーノもいるわ、ヤグンもいるわ……、アンデルとザルバドはよ(笑)
今さらながらにRやれば良かったなと少し後悔。

少しはやったんですよ?でも、ガチャとか期間限定イベントとかに付いていけなくて、すぐに離れてしまいました。
僕自身ゲームが上手じゃないので、ソシャゲ的縛りがあるとモチベーションが保てなくて……。
ただ、プレイしてて気になったRのオリキャラもいましたよ。「トロア」と「シア」…。
…もし再開したらまたやってみよっかなぁf(^_^;)

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