聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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魂の帰郷 その十一

「…ここ、のようじゃな。」

おじいさんが足を止めたのは、周りと何一つ変わらない岩壁(いわかべ)の前だった。

「確かにこの壁の向こうから『声』が…。でも、どうやって中に入れば…。」

「そうじゃな、おそらくこの辺に…ホレ、あったぞい。」

まるで初めから知っていたかのように―――鼻の()くパンディットよりも早く―――、おじいさんは周囲(しゅうい)に溶け込んだひび割れの奥からスイッチらしきものを見つけ出した。

「…スゴイ。どうして?」

「ホッホッホ。悪たれ(ども)の浅知恵なんぞ、正義のジジイには通用(つうよう)せんということさ。」

尊敬(そんけい)と驚きと、くだらない冗談(じょうだん)に対する(あき)れが頭の中でゴチャゴチャになって、何を答えたらいいのか分からなくて、曖昧(あいまい)な笑顔しか返せなかった。

そして、おじいさんの見込(みこ)み通り、スイッチを押すとズリズリと岩を()()わせながら山は口を開けた。

 

 

――――巣穴(すあな)は、『私』を心から歓迎(かんげい)していた。

 

 

「…うぅ……」

入り口が開くと同時に『声』が、氾濫(はんらん)する川のように一気に押し寄せてきた。

押し潰されるほどの「苦痛」、「悲鳴」、「呪いの言葉」。

「大丈夫か?」

「…はい、平気です。」

ウソ。本当は頭が痛いし、()()もする。

だけど、(あらかじ)覚悟(かくご)していたからか。思った以上に()えられた。

…もし、ここにエルクと彼女がいたら、耐えられなかったかもしれない……。

 

……ダメ!こんなことを考えるからいけないんだわ!

私は私で、彼の支えになれる人間にならなきゃいけないの。

じゃなきゃ、彼と一緒に『悪夢(うんめい)』に立ち向うなんてできない。

『悪夢』の向こうにあるものを、彼と一緒に見るんだから!

 

少女は(くちびる)を強く()み、口元から(こぼ)()そうな「弱気(はきけ)」を(のど)の奥へと押し返す。

チラリ、と盗み見た老夫はそのいじらしい少女の姿にソッと唇を()()げていた。

 

 

――――雪山に(つく)られた(あや)しい洞窟(どうくつ)内部

 

照明(しょうめい)はなく、老夫の呼び出した『明かり』だけが彼らの足元を()らした。

巣穴の中を進むと数分後には足元も天井(てんじょう)岩肌(いわはだ)から鉄板に変わり、(あたた)かみのない陰気(いんき)な視線が老夫(ジジイ)と小娘、犬畜生(ちくしょう)らを見詰(みつ)めていた。

ギシギシと、「(あざけ)り」にも聞こえるグレーチングと縞鋼板(しまこうはん)(きし)む音は一行(いっこう)の足取りを不快(ふかい)にさせた。

 

「…こんなにすんなり入ってしまって大丈夫なんですか?」

まるで自分の家のような気軽さでズンズンと進んでいくおじいさんに違和感を覚えた。

エルクだったら、入り口やその周りを見回って(わな)を探したり退路(たいろ)を考えたりなんかして、生き残る道を時間をかけて探すと思う。

それなのに、このおじいさんは…、

「心配無用じゃよ。伊達(だて)(なが)く生きてはおらん。この鷲鼻(わしばな)が連中の(くさ)い息を(のが)したりはせんさ。」

おじいさんの言葉を裏付(うらづ)けるかのように、もしくはおじいさんの鼻を恐るかのように、(あた)りは不気味に(しず)まり返っていた。

 

 

――――オカエリ…オカエリ……

 

やがて、電気の(かよ)う音が『声』に()じり始める。

…この『声』、(おぼ)えてる。

だけど、前にここに入れられた時と何か違う。

耳に泥水(どろみず)()じり()まれるような(おぞ)ましく不快な声。

体の中に入り込んだソレは私の心臓の上から上へとベットリへばり付き、少しずつ太らせていく。

()()いて離れない。

それはもう、ほとんど(がん)のようで。

今すぐにでも切り落としてしまいたいくらい余計(よけい)なもののように思えてならない。

だけど『癌』は、『魔女(わたし)』に甘い声で(ささや)き続ける。

魔女(わたし)』が自分の命より大切だと思わせるまで。

 

(ひと)り、自分にだけ聞こえる『声』と格闘(かくとう)していると、前を行くおじいさんは振り返ることもなく言った。

「こういった助言(じょげん)はあまりお前さんの(のぞ)むものじゃないかもしれんが、」

それはきっと魔法の一つなんだと思う。

おじいさんは背中でも周囲に目を走らせている気がする。

「あまり()()()をし()ぎんことだ。」

「…イイ顔。」

「確かに、『アレら』は望んでここに()るのではないのかもしれん。じゃが、連中に体を許した時点で、それを”人間”と呼んではならん。どんなに本物に近い『心』を持っていたとしても、それはもはや(まぎ)れもない(つく)(もの)じゃ。」

「……」

そう言うおじいさんの背中はどうしてだか、急に小さく見えた。

 

(こく)な言い方をするようじゃが、見極(みきわ)めを(あやま)ればお前さんも、お前さんが懸命(けんめい)に護ってきた大事な人も物も全て(うば)われる。」

私が流す涙も、()(いき)()()()()()()()

『魔女の力』を宿す私は「血を流す者」だから。

「これからも何十体と殺すことになる。ワシらはそういう戦場を歩かねばならん。…鬼に、なりきることじゃ。」

私たちは止まれない。新しく産まれようとしてる『女』を殺すまで…。

()()()()、幸せになるために…。

「私たち、正しいんですか?」

「正しさを他の誰かと(くら)べてはならん。あの時の教会がそうしたように。手に入れた”愛”を(つらぬ)くのなら、ただただ”強者”になるしかない。『世界』が(みと)めざる()えないような”強者”に。」

「…オカシイですよ。」

「そう、矛盾(むじゅん)だらけよ。それでも、ワシら人間は喰わねば生きていけぬ。犬であろうと、豚であろうと。その畜生がどんなに群れを大事に想う賢明(けんめい)な生き物であろうと。それらを喰わねばならん。この『力』で息をせねばワシらは”愛”が()れていくのを見守しかない。」

矛盾を知っているのに、私たちは誰かを殺さなきゃならない。

「どんなに(みにく)い”愛”であろうと、ワシらはそれに(こた)えねばならん。でなければ”愛”はワシらを呪うじゃろう。それが、この世で最も(つら)い死だと思わんか?」

”愛”なんて言葉を(たて)に、私たちは自分たちの手で新しい『悪夢』を(つづ)ろうとしてる。

…こんなにも苦しいものだって知ってるのに。

「もしも、お前さんが別の”生き方”を見つけ、この(たたか)いに終止符(しゅうしふ)を打つことができるなら。ワシの”生き方(ことば)”が邪魔(じゃま)になったのなら、」

おじいさんは振り返り、そのヨボヨボでボロボロな(てのひら)で私の小さな頭を()でた。

「その時は、お前さんの手でワシを殺しておくれ。」

 

納得がいかない。何もかもに。

誰かを殺さなきゃ、『世界』は回らないの?

誰かを殺さなきゃ、私は幸せになれないの?

…生きていたくない。こんな『世界』でなんて。

それでも私は……

 

 

人気(ひとけ)のない鉄の道は永遠に続くかと思われた。

…続いてしまえばいいと少女は思った。

しかし、少年少女の願いはいつの世も容易(たやす)()(にじ)られる。意味もなく、見て見ぬフリをされる。

「……」

一行(いっこう)(いく)つかの分かれ道にぶつかり、その(たび)に老夫は迷わず一つの道を(えら)んだ。

そして、(かた)く閉ざされた扉にぶつかった。

「…フム、小賢(こざか)しい真似(まね)を。」

知人の家を(たず)ねる感覚で扉をノックすると、老夫はそれだけで扉の構造(こうぞう)見透(みす)かしてしまった。

扉にはIDを求めるパネルも、(カード)を通すスリット部もない。

かといって、岩壁の時のような開閉(かいへい)スイッチがある訳でもない。

「開きそうですか?」

(となり)で見守る少女は老夫の「余裕(よゆう)」をあらかた(さっ)しながらも、せっつくように(たず)ねた。

「そうじゃのう。ちと面倒(めんどう)じゃが、二手(ふたて)に分かれるとしよう。」

「え、どうしてです?」

唐突(とうとつ)()げる老夫の不穏(ふおん)提案(ていあん)に少女は不安の色を顔に浮かべた。

「どうやらこの先にワシの個人的な待ち人がおるようでな。お前さんにはあまり聞かれたくない話をするかもしれん。」

「…おじいさん一人で大丈夫なんですか?」

老夫を(うたが)っている訳ではない。彼の『力』を疑うなど(もっ)ての(ほか)だ。

ただ、誰かを「独り」にすることへの本能的(ほんのうてき)恐怖(きょうふ)が少女の唇を動かした。

「…フム、そうじゃな。それでは、ケラックを()りても良いかの?」

「はい!」

少女もそれが差し出がましいことだということは気付いていた。だからこそ、こんな小娘の戯言(ざれごと)を聞き入れてくれる老夫の気遣(きづか)いが(うれ)しく思えた。

「お願いしてもいい?」

『キキィ!』

老夫が(まね)()れるように手を()()べると、三匹の小人たちはその身体の何倍もの高さにある老夫の手へと軽々と飛び乗ってみせた。

小人たちは細い老夫の体をよじ登り、(うす)い肩に辿(たど)りつくと少女に向かって手を振る。

「お気を付けて。」

「お前さんも、くれぐれも迷子にならんようにな。」

 

老いた『運命』は未来ある『運命』を想い、愛らしい教え子の手を(はな)した。

「まあ、可愛い子には旅をさせよとも言うしのう。」

『キキィ』

「そうじゃな。あの子であれば問題なかろう。」

「キッキ」

「ホイホイ、ならばワシもさっさと自分の用事を()ませるとするかのう。」

老いた『運命』は扉に手をかざし、扉は風に道を開ける煙のように「鍵」という抵抗(ていこう)一つみせることなく侵入者(しんにゅうしゃ)を招き入れた。

 

 

 

――――リーザ一行

 

老夫と(わか)れ、(べつ)の道を行く少女は巨大な施設(しせつ)()()けと、それに沿()って伸びる階段のある場所に出た。

「どうやったらこんなことができるのかしら。」

施設は山を()りぼてにしてしまう(いきお)いで縦横無尽(じゅうおうむじん)に広がっていた。

「……」

少女の見下ろす先には中身(なかみ)(うかが)()れないガスタンクが海洋(かいよう)の岩に張り付くフジツボように所狭(ところせま)しと()()められている。

少女の耳はそこから電気の流れる音ではないものが聞こえていた。

 

「ウォンッ」

「え?」

『声』から耳を背けることに集中していると、狼が彼女の注意を前方へと向けさせた。

「……」

目を細めてようやく見えるそこには筋骨(きんこつ)隆々(りゅうりゅう)な二羽のドラゴンが扉の前で鎌首(かまくび)をもたげ、()(かま)えていた。

「……」

少女は狼の助言を無視(むし)し、奇襲(きしゅう)仕掛(しか)けなかった。

 

「!?」

異臭(いしゅう)に気付いた二羽のドラゴンは威嚇(いかく)の声を()らし、侵入者への制裁(せいさい)に力を(みなぎ)らせた。

やや遅れてドラゴンの守る扉が開くと、(むくろ)のような一人の『魔術師』が重い足取りで現れた。

…その()()を、少女は知っていた。

「おやおや、まさか本当にやって来るとはね。」

「…そこを退()いてください。」

「ん?…フフフ、アッハハハ!」

少女は武器を抜かなかった。

経験の未熟(みじゅく)な少女には、態度(たいど)(しめ)す以外に矛盾の”愛”から(のが)れられる方法が思いつかなかった。

「最近の小娘はオモシロイことを言うじゃないか。お望み通り通してやるよ。ただし、ここで色々なものを捨ててもらうけれどね。」

「どうして……」

戦場に砂をかけ続ける少女の様子に(きょう)()がれたのか。骸の魔術師は()めた調子で答えた。

「今のアンタのザマがその答えさ。」

「え?」

今の自分の姿、老夫はそこに”愛”の答えがあると言った。

この骸の魔術師はそんな老夫の言葉を彷彿(ほうふつ)とさせるような文句(もんく)で少女を翻弄(ほんろう)した。

「アタシらはアンタの『(なかみ)』に用がある。そのためにはアンタを無邪気な小娘のままでいさせようとする感情の全てが邪魔なのさ。」

「…私は、皆を助けたいだけ。ホルンの皆も、アナタたちも。」

少女は夢を見ていた。一方の矛盾が許されるなら、もう一方の矛盾だって許されてもいいじゃない。

子どもじみた屁理屈(へりくつ)が少女を誘惑(ゆうわく)していた。

あの老夫を殺さずとも許される『世界』を。

 

しかし、人は目の前にある『世界』を肯定する。

「老い先短いババアに今さら夢物語を見せて何が面白いのさ。おちょくっているのかい?」

誰かが思い(えが)いた『新世界(ゆめものがたり)』を、自分の網膜(もうまく)に焼き付けるには、思い描いた誰かと同じだけの狂気(きょうき)が必要になるからだ。

「違う。夢なんかじゃない。皆が望めば見つかる世界だもの。」

少女は望む世界を『声』に乗せた。

『声』は確かに魔術師に(とど)いていた。

しかし――――、

「…ック、ククク、アハハハッ!」

魔術師はまた、笑った。

しかし、今度の笑みは一度目のそれとはまるで違う。

少女(リーザ)への、確かな感情を持って笑った。

「アンタ、自分と他の化け物たちと見比べたことがあるのかい?そんな綺麗(きれい)身形(みなり)をして。アタシらが味わった10分の1の苦痛も知らないくせに。こんなオママゴトみたいな世界でアタシたちが納得(なっとく)すると本気で思ってるのかい?」

言いながら、魔術師は少女の見せる『世界』を()()める。

噛み締めるほどに(にく)しみが込み上げる

「バカにするのも大概(たいがい)におしよ!」

 

魔術師が、手にした宝玉(ほうぎょく)(あかね)色の光を宿(やど)すとドラゴンの瞳もまたそれに呼応(こおう)するように茜色に()えた。

「止めて…」

「今すぐに、あの悪魔を黙らせな!」

『命令』と同時に、ドラゴンは翼ではなくそのワニのような短くも太い両足で飛んだ。

そのゾウのような巨躯(きょく)からは想像もできない跳躍力(ちょうやくりょく)でみるみる()に少女たちへと()(せま)る。

「…イヤだ。」

少女は足掻(あが)いた。

全ての戦争(ぼうりょく)に抵抗した。

けれども彼女の意に反し、彼女を(した)う”愛”たちは戦争(ぼうりょく)戦争(ぼうりょく)(こた)えようと身構(みがま)えた。

 

 

――――ヤメテッ!!

 

 

「え?」

突如(とつじょ)、耳に(ひび)いた『(でんき)』が少女の全身に走った。

主人の混乱(こんらん)は狼、桃色の大男、白い甲虫(こうちゅう)にも伝播(でんぱ)し、一瞬、硬直(こうちょく)した。

「……なに?」

すぐに、決定的な事態(じたい)が起こっていると察した狼は、少女が正気に戻るよりも早く、青いドラゴンに飛び掛かった。

「!?」

ところが、(ねら)(さだ)めた狼の跳躍は魔術師の光る(つえ)魅入(みい)られ、(するど)爪先(つまさき)獲物(えもの)に一歩届かない。

ガアァァ!!

間一髪(かんいっぱつ)、体重の乗ったドラゴンの一撃を(かわ)し、(ふところ)へと突進(とっしん)するも、不可思議(ふかしぎ)な風がドラゴンの体を護り、狼の体当たりを軽々と(はじ)(かえ)してしまった。

「パンディット!」

「!?」

 

――――カアサン…ココダヨ……カアサン、アイタカッタヨ……

 

よりハッキリと、『声』は少女の体へと流れ込んでいく。

『声』は『魔女の心臓』を太らせ、少女の体を内側から()(つぶ)していく。

耳を。(のど)を。

…苦しい……

「…パン、ディット?」

体勢(たいせい)(ととの)え、追撃(ついげき)(はか)っていた狼が(あわ)を吹き、痙攣(けいれん)を起こしながら(たお)れた。

「ここは『魔女』の聖地。お前みたいな本物の怪物に対して何の対策(たいさく)()っていないとでも思ったのかい?」

気付けば大男も甲虫も倒れていた。

「アンタも見ただろう?足元に()れる気味の悪い『子ども』たちの家をさ。」

「ウ、ウウゥッ……」

息ができない。

「アタシらはコイツら全員の母親なのさ。」

鼻や口から入ってくる酸素を()退()けて『声』がやってくる。

頭の中が『声』でパンクする。

 

――――カアサン…イタイヨ、カアサン……ヤメテ……、カアサン…カアサン……

 

「ヤメテ!!」

抵抗するほどに、『声』は少女の血に溶けていく。

「コイツらは認知(にんち)しない『魔女(ははおや)』に容赦(ようしゃ)がないよ。」

少女が『声』に(もだ)える()にドラゴンの大きな(あご)が、身動きの取れない狼の上に大きな影を落とした。

 

パンディットっ!!

 

巨大な爬虫類(あくま)は少女の網膜に焼き付くように高々と赤黒い影を(かか)げた。

 

…リ、リリー……

 

「あぁ……、」

『女』の瞳が(あか)(にご)った。

「……ぁぁぁぁぁぁああああっ!!」

『女』は狒々(ヒヒ)のように歯を()()しにし、吐き出される『(さけ)び』は霊峰(れいほう)という名の()(かご)に響き渡った。

 

「さあ、お前がどれだけ『(みにく)い女』なのか私たちに見せておくれ。」

骸の魔術師が、揺れる籠の中で恍惚(こうこつ)の表情を浮かべた。




※ドラゴン=原作の「グレートドラゴン」のことです。
※骸のような魔術師=原作の「ウィッチクラフト」のことです。

※そのゾウのような巨躯からは想像もできない跳躍力
ウィッチクラフトの魔法「ジャンピングハイ」の効果です。

※狙い定めた狼の跳躍は~獲物に一歩届かない
ウィッチクラフトの魔法「ジャンピングロー」の効果です。
……と言いたいところなんですが、ウィッチクラフトにそんな特殊能力はありませんでした(^_^;)
まあ、同じ「ジャンプ系」だし?追加能力に「パワーロス」があったので、複合魔法ってことで許してくださいm(__)m

※不可思議な風がドラゴンの体を護り
グレートドラゴンの魔法「ウィンドシールド」の効果です。

※ケラックの声
今さらですが、ケラックのセリフを表記する際、「」ではなく『』を使っているのはケラックが一匹ではなく、三匹で一つの存在(キャラクター)だからです。
(三匹が声を合わせている感じを表現しているつもりでした)
通常通り「」を使っている時は、三匹の内の誰かが返事をしている時だと思ってください。
(面倒な表記ですみませんm(__)m)

公式設定がどうなっているのか分かりませんが、三匹で一つの個体。三つ首の番犬、ケルベロスが別々の体を手に入れた感じなのかもしれませんね。
三匹それぞれが一つの手足であり頭。三匹の間では思考も共有されているんだと思います。

※フジツボ
ちなみに富士山状の石灰質の殻をもつことから「富士壺(または藤壺)」とも書くそうですよ。

※狒々(ヒヒ)
猿の一種。オナガザル科のヒヒ類の総称。

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