聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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浮彫りの影 その三

腕利(うでき)き連中が”ギア”と呼んで恐れる黒い竜だ。そこそこの大型で石化や神経系のガスを吐く。ラウスやクイナの(あた)りでの目撃情報が多く、その近くに巣があると(にら)んでる連中もいる。近くまで行けば犠牲者(ぎせいしゃ)の石像が転がってるからすぐに分かるだろう。」

ペペとの交渉(こうしょう)が成立し、酒場を後にした俺たちは賞金稼ぎギルドで(くだん)の竜に関する情報を集めていた。

 

――――「歯車(ギア)」。

スメリア人は(そう)じて真面目(まじめ)正確(せいかく)さを追及(ついきゅう)する人種で有名だ。そんな彼らが最も気を払い、過敏(かびん)になるものが「時間」。生産性、効率化(こうりつか)、彼らは何よりも「時」を重要視する。

そんな彼らの「(とき)」を回す「歯車(はぐるま)」。それを容易(たやす)(うば)ってしまう化け物。

()つべき天敵(てんてき)でありながら敗北(はいぼく)し続ける彼らなりの、精一杯(せいいっぱい)皮肉(ひにく)()められているのだろう。

 

ギアは古くからラウスで確認され続けていたが、()えて近付こうとする者もいなかったため、今まで目立った犠牲も出なかった。

だが、1年前にスメリア国、アンデル大臣よりギルドへの直々(じきじき)依頼(いらい)があってから、報酬(ほうしゅう)に目の(くら)んだ賞金稼ぎの犠牲が(あと)()たないという。

ただの凶暴(きょうぼう)な「黒い竜」。初めは誰もがそう思っていた。

だが、度重(たびかさ)なる討伐隊(とうばつたい)の犠牲を()て、ギルド関係者は「黒い竜」の不審(ふしん)な点を見出(みいだ)していく。

しかし、それらに明確(めいかく)な回答を()られぬままギルドは今、手をこまねいている。

 

「誰かに()われているという可能性はないのか?」

「……さすがは”アルディアの暗殺者”だ。他の連中とは目の付け所が違うようだ。」

顔馴染(かおなじ)みのギルド職員は手元の書類をペン先で(たた)きながら不敵(ふてき)に笑った。

余計(よけい)世辞(せじ)を言う(ひま)があるのならまずはキサマの職務(しょくむ)(まっと)うしろ。」

「……フン、愛想(あいそう)の無い。これだから余所者(よそもの)は好かん。」

スメリア人は異人(いじん)に対し排他的(はいたてき)思想(しそう)根付(ねづ)いている。だからなのか、最低限の情報以外はこちらから聞かない限り口にしないことが多々(たた)見受(みう)けられる。

賞金稼ぎにはでき()る限りの情報を提示(ていじ)するのが義務(ぎむ)であるはずのギルドにおいてもそれは変わらない。

老齢(ろうれい)のギルド職員は忠実にその伝統を()()いでいた。

「それで、裏には誰がいる。」

「さあね。そこまでは誰も突き止めちゃあいないよ。」

……口にはしないが、「スメリア政府」がその容疑(ようぎ)一例(いちれい)()げられているに違いない。

国からの依頼が異例(いれい)である上に、軍は一切(いっさい)関与(かんよ)していない。(うたが)わずにはいられない状況(じょうきょう)だ。

そもそも、その疑念(ぎねん)(しょう)じさせることが政府の(たくら)みなのかもしれない。シャンテが言ったように、これもまた「内乱を(あお)る」ための一つの要素なのだとすれば……。

 

「ただ、今も言ったようになぜか一定の(せま)区域(くいき)でしか目撃されていない。巣があろうとなかろうと、あの図体(ずうたい)で食料を確保するのならもう少し広範囲(こうはんい)での目撃例があってもいいはずなんだがな。」

魔法や特殊(とくしゅ)器官(きかん)をもつ竜ならなおさら十分な(えさ)有無(うむ)は生死に関わる。

大型なのに行動範囲が狭い。野生である可能性は低い。……何者かに(つく)られたか(あやつ)られているかで行動を制限された竜。

思い浮かんだのは”白い家”とそれに連なる研究機関。

だが、それと断定するにはどこか違和感があった。

野生種にはない行動。都市を攻撃しない都合の良いテリトリー。賞金稼ぎを誘惑(ゆうわく)する報酬(ほうしゅう)傍観(ぼうかん)する政府。

……実験動物のデータ収集。おそらくはそうであるはずなのに、何かが俺の中で引っ掛かっていた。

 

「トラップは?」

()らし対策(たいさく)のってことか?」

もしも何者かの仕業(しわざ)で何かを「護っている」のであれば、その「護り」が「竜」だけでない可能性はおおいにある。

「いいや、聞いたことないね。縄張(なわば)りを(おか)せば有無を言わさずヤツが(おそ)()かってくる。目の前に大型の竜がいて戦闘以外に目を向けられるほどの熟練(じゅくれん)は、今のこのギルドにゃいな……、いや、」

ギルド職員はふと何かを思い出したような素振(そぶ)りを見せ、言葉を()まらせた。

「なんだ。」

「……いや、トラップって(たぐい)のものじゃあないと思うが…、(あや)しい光を見たって奴ならいたな。」

「怪しい光?」

その賞金稼ぎの情報によれば、上空に黒竜を確認した時、その後方(こうほう)に複数の白い光が目撃されたという。

「その光のあった場所まで行こうとした奴は途中(とちゅう)でギアに()られちまったらしいから、その正体は分からず(じま)いなんだが。ソイツの仲間は平野(へいや)中腹(ちゅうふく)辺りに4つの光が出たって言ってたな。」

光……、犯人の(かく)()か。それともギアを操るための儀式(ぎしき)か何かで用いた松明(たいまつ)か。何にしても、討伐の手掛(てが)かりになるかは五分五分(ごぶごぶ)だな。

「もう犠牲者は三桁(さんけた)()えてる。そろそろ誰かなんとかして欲しいもんだよ。」

「ハッ、それをなんとかするのがアンタらロクデナシどもだろうに。」

シャンテが消極的(しょうきょくてき)なギルドに毒づき、職員が彼女を睨んで()()りは終わった。

 

 

「それで、結局(けっきょく)どうするつもりなんだい?アンタの考えを聞かせておくれよ。」

馬屋(うまや)に向かいながら、ぺぺとギルドに一泡(ひとあわ)()かせようと若干(じゃっかん)意気込(いきご)みを見せる彼女が言った。

「ガルムヘッドを()ったアンタだから不可能なんて言わないけどさ。それでも”考えなし”だなんて言わないだろ?」

”竜”は、間違いなく現存(げんぞん)する化け物たちの中でもその危険度は最上位に食い込む。

強靭(きょうじん)(うろこ)に、底無(そこな)しの怪力(かいりき)と魔力。空中での機動力(きどうりょく)は飛行船の()ではない。キメラ研究所のような人為的(じんいてき)改造(かいぞう)がされているのなら、これらの能力が数倍に()()がっていると考えてもいい。

さらに、独自(どくじ)の魔法や能力を付与(ふよ)されたなら、(ほとん)どの人間には手の出せない兵器に仕上がるだろう。

そして、今回の(けん)がこの例に()れることもないだろう。

だが、俺には10数匹を落としてきた経験がある。不可能ということはない。

()()()()()()()()()()()()(たま)の通る(やわ)らかい部分があるということだ。」

「……それだけかい?」

勝利する可能性は決して高くない。だが、可能性は真実に比例(ひれい)しない。俺が選択を(あやま)らなければ必ずその首を持って帰ることができる。

そうだ。「可能性」という化け物との命の()()きはもう、始まっている。

 

「竜は複数匹いる。」

「あ?なんだい突然(とつぜん)。……何か根拠(こんきょ)でもあんのかい?」

明確(めいかく)に「4つ」と断言(だんげん)したからには「光」を見たという証言(しょうげん)夜間(やかん)か、少なくとも()の沈む時間帯(じかんたい)のことだろう。

竜は夜目が()かない。おそらくはその弱点を突こうとしたのだろう。

夜であれば、いくら上空から見下ろしたとしても―――彼らが松明でも()いてない限り―――、「怪しい光」を目指して進む()()()()を見つけるのは困難(こんなん)なはずだ。

(たい)して、ロマリアと密接(みっせつ)(つな)がりのあるスメリア軍を経由(けいゆ)すれば彼らが暗視(あんし)ゴーグルを調達(ちょうたつ)ことは然程(さほど)難しい話ではない。

それでも(なお)、竜が的確(てきかく)標的(ひょうてき)仕留(しと)めたとなれば、かなり低空を飛んでいたことになる。だが、ソイツが()られる直前まで竜は上空で確認されていた。

探知(たんち)の魔法が()かれてたってこともあるだろ?」

賞金稼ぎもバカな連中ばかりじゃない。小さな町ほどもある平野全体に仕掛けていればさすがに彼らも気付いたはずだ。

「だから数匹いるって言いたいのかい?」

昼間(ひるま)に姿を見せている一匹はこれを誤認(ごにん)させるための布石(ふせき)だ。

そもそも、貴重(きちょう)な食料であるはずの人間を石化させたまま放置(ほうち)している点が不可解だ。その上、狭い範囲でしか行動しないとなると、そもそも食料を必要としていないのかもしれない。

であれば数匹いたところで不思議はない。

それだけの数の竜を制御(せいぎょ)できている術者(じゅつしゃ)野心(やしん)もなく、人知(ひとし)れず()らしていること以外はな。

それに、「竜は一匹だ」という先入観(せんにゅうかん)を持たせておけば、こちらの裏を()きやすい。

 

「まあ、確かにアンタの理屈(りくつ)から言えば無い話ではないと思うよ。でも、だったとしたら尚更(なおさら)どうするつもりなんだい?1匹と2、3匹じゃあ話がまるで違うよ?あのペペ(クソガキ)には”一匹”なんて指定(してい)はなかったし。それとも全部(たお)すつもりなのかい?」

「その逆だ。」

一瞬、怪訝(けげん)な表情を浮かべた彼女だが、さすがに頭の回転が早く、すぐに俺の言っている意味を理解した。

「それだけの竜を操る仕掛けか何かがある。それさえ叩けば、一匹とも戦わずにすむかもしれない。そういうことかい?」

「そうだ。」

そもそも、化け物一匹操るにも多くの条件や犠牲が必要になる。俺自身は「術者」ではないし、その方面に関する知識が深い訳でもない。

だが、その対象が「竜」ともなればその仕掛けは複雑(ふくざつ)精密(せいみつ)なものになるはずだ。

「怪しい光がその(かぎ)ってことかい?」

「そこまでは断定(だんてい)できない。だが、その可能性はおおいにある。」

「なんだい、ここまできて弱気な物言(ものい)いじゃないか。」

ここで(かた)め過ぎて現場で対応できなくなれば()()()()()のいい(まと)だ。

俺は、ここで死ぬ訳にはいかないんだ。

 

「……それで、いつ()めるんだい?昼か夜か。」

「まずは昼だ。今から行けば十分(じゅうぶん)間に合う時間でもある。」

そこに絶対的な理由はない。

最悪の場合、夜に複数匹を相手にするかもしれない。倒すとまではいかなくとも対処(たいしょ)するための情報が欲しい。そのためにも少しでも見通(みとお)しのいい環境が理想なだけだ。

他の賞金稼ぎも同じことをしただろう。だからこそ夜に現れた「怪しい光」に可能性を感じたんだ。

だが、肝心(かんじん)なところでミスをした。俺は違う。

「まあ、化け物討伐はアタシの専門外だからね。アンタに任せるさ。」

分かっている。

ろくに戦えない彼女はあてにできない。

「だが万が一、お前のその『力』を当てにする瞬間が来るかもしれん。その覚悟(かくご)だけはしておいてくれ。」

俺は無慈悲(むじひ)なことを言っている。その自覚は十分にあった。

だが――――、

協力(きょうりょく)はするよ。でもアタシはアンタの仲間でもなんでもないんだ。無理だと思ったらアタシはアンタを置いてでも逃げるからそのつもりでいてくれよ。」

「……ああ、分かっている。」

一方的ではない。それだけが救いだった。

 

 

 

そこは平野というよりも荒野(こうや)に近い場所だった。土は()()て、草食動物たちの姿もない。時期(じき)が冬に()()かっているということもあり、背の高い草木のほとんどが()れていた。

キツネ色の()をなびかせるススキばかりが目立ち、緑はどこにもない。

そして、そこら中に「人骨(じんこつ)」と思われる骨が散乱(さんらん)していた。

竜が喰い荒らしたような形跡(けいせき)はない。

「こりゃあ、人間様がこの星の頂点(ちょうてん)に立つのはまだまだ先の話になりそうだね。」

半壊(はんかい)した頭蓋骨(ずがいこつ)を見下ろしながら、彼女は皮肉な笑みを浮かべていた。

 

ラウス平野は、お世辞(せじ)にも隠密(おんみつ)行動のとり(やす)い環境とは言えなかった。

木々(きぎ)が枯れている上に、「平野」の名の通り、土地は(たい)らかで身を隠せそうな岩場もない。むしろ、上空から敵を見つけるために(もう)けられたような場所だった。

だが(さいわ)い、所々(ところどころ)群生(ぐんせい)するスメリア(しゅ)のススキは背が高く、少し身を(かが)めれば俺やシャンテでも頭までスッポリと隠すことができた。

それが自然に発生した環境なのかどうかは分からない。選ぶ余地(よち)のないこの状況は、どこか敵の罠を彷彿(ほうふつ)とさせる。

なぜなら、もしも俺たちが風上(かざかみ)に走ったなら、一部の穂が不自然な動きをしていることなど竜の目からすれば一目瞭然(いちもくりょうぜん)であることに変わりはないからだ。

平野全体を見渡せる上空に敵がいるのなら、陽動(ようどう)作戦もあまり意味を()さない。

結局(けっきょく)のところ、この圧倒的(あっとうてき)不利(ふり)な環境でのHide(ハイド) and(アンド) Seek(シーク)に勝利しなければ、「侵入者(おれたち)」に命はないということだ。

 

それでも行かない訳にはいかない。

俺自身のためではなく、今も砂漠と森に追い回されているあの少年を無事に家に帰すために。

 

 

「いたぞ。」

馬から()り、ススキに身を隠しながら進むこと数十分。まだまだ高い位置にある太陽の中に、黒いシミが一つユックリと動いていた。

「あれは、こっちが見えてるのかい?」

「おそらくはな。だが、ヘタに動かなければ気付かれることもないだろう。」

夜には不向きであるものの、一般的に竜の視力は高い。上空800m程度(ていど)であれば、地上にいる人間を問題なく見分けることができる。だが、()()()()()()()()は注意力散漫(さんまん)で、それらを見逃(みのが)すことも多い。

あれが野生(やせい)であれば、現状の俺たちを見つけることはまずないと考えていい。

たとえ改造種(かいぞうしゅ)であったとしても、動かずにいれば好機(こうき)(おとず)れるという保証(ほしょう)もない。

つまり、動かなければ()()()()()()()()()()()()()()()()

相変(あいか)わらずそこに選択(せんたく)の余地はなく、たとえあったとしても選ぶつもりもない。

 

ライフルの照準器(しょうじゅんき)遮光板(しゃこうばん)を取り付け、竜の姿を確認する。

窓の中に映る竜の姿に不審な点は見当たらず、特殊な魔法を使っている様子も見られない。

手筈(てはず)通り竜は無視し、「光」の正体を見極(みきわ)めるためにラウス平野の奥へと進むことにした。

「アタシはアンタみたいに猫みたく動けやしないよ。」

身を隠しての調査(ちょうさ)同行(どうこう)することを拒否(きょひ)していた彼女だが、

「さっきも言ったはずだ。お前の『力』が必要になるかもしれんと。」

「……仕掛けの妨害(ぼうがい)に使うつもりかい?さっきも言ったけどアタシの『力』は不安定なんだ。上手(うま)いこと(はたら)く保証なんかないんだよ?」

「ないよりはマシだ。」

「……言ってくれるじゃないか。」

普段(ふだん)、相手を挑発(ちょうはつ)することを得意とする彼女だが、彼女自身、挑発されれば乗りやすい性格のようだ。

 

……いいや、違う。

敢えてそうすることで、「死ぬかもしれない恐怖」に納得(なっとく)のいく理由を押し付けているだけなのかもしれない。感情を(たか)ぶらせることで「恐怖(ソレ)」を誤魔化(ごまか)しているのかもしれない。

そうでもしないと動かないんだ。

彼女にだけ見える「彼女の死を(こば)む化け物」が、どんなに強く手綱(たづな)を引っ張ったって「(そこ)」にしがみ付いて(はな)そうとしないんだ。

今まで、そうし続けてきたんだ。

彼女にだけ必要な行動。彼女にだけ存在する(やまい)のように。




※邪竜ギア
ネタバレになるので詳しい補足は後々しますが、「邪竜ギア」は原作にも出てくる隠し「手配モンスター」です。
レベルは90。実際に原作をプレイしていると、この段階でのシュウたちのレベルはおおよそ30~40。絶対に勝てません(笑)
まあ、その辺りは上手くごまかせたらなと思っています。

※クイナの丘
ラウス平野と隣接する地域。原作で、本来ペペがシュウたちに要求するはずの「微かに光る石」がゲットできる場所です。

※馬屋(うまや)
馬を貸してくれる店。
というのは勝手に付けた意味で、本来は農家(農耕用)や武家(乗馬用)が馬や牛を飼っておく場所のことを指します。

※鳥(猛禽類(もうきんるい))の視力
タカ(ワシ)は、お目々の中にある、見るために必要な細胞が人の約8倍ほどもあるそうで、約1000m離れた場所から獲物を見つけることができるそうです。

竜は「ハ虫類」の分類になると思いますが、空を飛んで獲物を見つけるという点では猛禽類と同じレベルの感覚器官を持っていてもオカシクないと思います。

※布石(ふせき)
将来のための下準備。後に展開する事柄を成功に導くための用意。

というのが本来の意味なので今回の遣い方はもしかしたら間違っているかもしれません。
私的には「複数匹であることを隠すための囮」「錯覚させるための仕掛け」という意味で使いました。
なんだかシックリくる言葉だったので訂正はしていませんm(__)m

※hide and seek(ハイドアンドシーク)
隠れん坊のことです。

※ライフルの照準器
標的を狙い撃つために照準を合わせる器具。それが照準器(またはサイト)です。
残念ながらこの手の知識にはとんと(うと)く、ネットでかじりましたが、照準器に遮光板を用いるかどうかはわかりませんでした。
でも、まあ、遮光板を用いるほどの光源(太陽)などを照準器の窓に入れて撃つこともそうそうないでしょうから、多分そういう規格の照準器はないのでしょう。
なので、今回のシュウが使っているものは特別だと思ってください。
賞金稼ぎは相手が化け物であることも多く、何を仕掛けてくるかも分からない相手なのでそういう物もあるということにしておいてください( ̄ー ̄)bグッ!!

ちなみに、「遮光板」は一定の波長の光を防ぐ板のこと。この場合、(視細胞を破壊する)太陽から降り注ぐ「紫外線」を防いでいます。
要は太陽を見るときにかけるあのメガネと同じですね。

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