聖櫃に抱かれた子どもたち   作:佐伯寿和2

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悪夢たちは彼の後ろ髪を引く その十五

ソイツは(しげ)みに隠れる俺を()()ぐに(にら)みながら言った。

「この場でテメエを血祭りに上げてやりたいのは山々だけどね。今すぐ出てくれば見逃してやるよ。」

……背筋(せすじ)が寒くなった。

それは腹を()かせたオオカミやヘビよりもよっぽど肉食の、恐ろしい目をしていた。

 

俺が『不死身』のコイツを殺せなくとも、俺だってコイツに殺されたりなんかしない。それだけの実力の差は絶対にある。

それに、俺たちはコイツに姿を見られるよりも早く隠れた。「俺たち」だという証拠(しょうこ)なんか何処(どこ)にも残しちゃいない。「俺たち」だって、分かるはずがないんだ。

それなのに――――、

その一切合切(いっさいがっさい)を無視してしまうくらい、コイツの胃袋(いぶくろ)は俺に対する「憎悪(ぞうお)」で満たしていた。

「仕方ない。」

彼までもが、女の「言葉」に負けを認め、俺を(うなが)始末(しまつ)

……違う。

俺がこの手で殺した訳じゃない。それでもこの女の「憎悪(それ)」は俺を「弟の(かたき)」という名前で叫び続けている。

『不死』という女の不幸が「憎悪」という(やいば)を身に付け、(つね)に俺の喉元(のどもと)に突き付けていた。

 

「別にアンタらを追ってここまで来た訳じゃない。これは全くの別件さ。」

(かま)えていた(じゅう)をパンツに()()むと、青髪の歌姫は俺たちに向かってぶっきら棒に言った。

……だったら何だってんだ。

だけど、その意味を理解した彼が要約し確認する。

「協力しろ、ということか。」

「は?」

俺だけが、話についていけてなかった。

「不満かい?アタシはこの中のことは大抵(たいてい)分かってる。アンタらの手助けはしないが忠告(ちゅうこく)はしてやる。それで手が打てないなら、お前らは必ずアタシの邪魔になる。ここでキッチリ引導(いんどう)を渡してやるよ。」

……()()()()()()()ここまで一方的な「(おど)し」を仕掛けてくるなんて普通じゃない。同僚(どうりょう)の中にだってそんな奴、一人もいない。

「いいだろう。」

「……」

それに言いなりになる彼の姿も俺には信じられなかった。

その異様(いよう)な光景が、俺の言葉を飲み込んでしまう。

「付いてきな。」

そして、シュウの返事を聞くなり女は何の打ち合わせもなく動き始めた。

 

 

 

やはり、俺たちの動きは悪魔たちに筒抜(つつぬ)けらしい。

マンホールを(はず)し、(もぐ)った先の枝分かれした地下水路。真っ暗かと思っていたそこには()()()()()()()照明が(とも)されていた。

若干(じゃっかん)薄暗くはあるが、足下(あしもと)は十分に明るいし、だいたい20m先までは見通せた。

そして、女はこれに何の疑問を抱くでもなくその照明に沿()って歩き出す。

今のこの状況も、この女の背景も知らねえ奴がこの場にいたらここでこの女を(うたが)うところなんだろうけど。

俺にはとても、そんなことを聞く勇気なんてなかったし、おそらくこの女がシロだってのは間違いないと思っていた。

……親友を焼いた、あの(やかた)で泣き(さけ)んでいたのが彼女だったなら。

 

何が目的なのか。何処(どこ)へ向かってるのか。この先に何があるのか。その(へん)の説明は一切ない。

彼も何も(たず)ねない。俺たちはただ黙々(もくもく)と先へ先へと進んでいた。

歩きながら、俺はふと自分の言ったこと…いや、「回復したと思っていた記憶」に違和感を覚えていた。

 

水路には腐臭(ふしゅう)がほとんどなかった。

「ゾンビー」や「白骨兵(はっこつへい)」が持ってる独特の臭いも、忍ぶ気のない粗末(ぞんざい)な気配も感じられない。

これもまた、悪魔野郎の歓迎(かんげい)の仕方なのか?それとも、(たん)に俺の記憶違いなのか?

俺が自分の記憶と格闘(かくとう)することに気を取られていると、急に彼の足が止まり、先を行く女に問い掛けた。

「……この先にいるのはお前の仲間か?」

それでも女は立ち止まろうとせず、答えだけを投げて寄越(よこ)した。

「それは嫌味のつもりかい?それに、もしそんなものがいたとしても、こんな狂った女を相手にするようなバカはこっちから願い下げだね。」

女だってそれには気付いてはいた。周囲を(うかが)わず、進むスピードも落とそうとはしないが、腰の銃に手を伸ばして「臨戦態勢(りんせんたいせい)」だけは(ととの)えていた。

俺も、二人に遅れて近付いてくる足音に気付く。

 

「……止まれ。」

それは照明のない道の先からやって来た。

「……貴様ら、賞金稼ぎか?それともこの”家”の関係者か?後者であれば名前と理由を述べろ。」

現れた大柄(おおがら)な男は西アルディアに生き残る少数民族の一つ、ペブロ族の祈祷師(きとうし)装束(しょうぞく)を着ていた。

ペブロ族は『呪術』に()けている。加えて、この”家”の(ばん)をしているなら当然、その『力』は想像の(なな)め上をいっているはずだ。

だってのに、青髪の怖いもの知らずな行動は(とど)まることを知らない。腕を組み、コツコツと足を()み鳴らすと、(おさ)えていた憎悪を(あら)わにして答える。

「そのどちらでもないさ、クソ野郎。」

そして不思議と、彼はこの粗暴(そぼう)な呼吸に順応(じゅんのう)していた。

 

ドンッ!

 

ドンッ、ドンッ!

 

答えと同時に女が半身(はんみ)になると、寸分(すんぶん)(たが)わないタイミングで彼は祈祷師を(ねら)い撃った。

それはまさに、完璧(かんぺき)なタイミングだった。

そしてさらに恐ろしいことに、彼に撃たれた祈祷師は俺の視線の先にはいなかった。

「……あぁ。」

祈祷師は二度目の狙撃(そげき)で頭を撃ち抜かれると、肺に残った空気を(しぼ)()すかのような悲鳴(ひめい)とともに(くず)れ落ちる。

ソイツは、俺が見ている場所から90度近くズレた場所にいた。

幻惑(げんわく)』の魔法を掛けられていたんだ。でも――――、

「どうやって?」

「……言っただろ?”警告(けいこく)はしてやる”って。」

いち早く気付いた女は俺や祈祷師の気付かない形でサインを出していたらしい。

気付いたのはシュウただ一人。

「そうじゃねえよ。何でテメエには見えてんだって言ってんだよ。」

……そうだ。この女のサインを頼ったってことはシュウにも祈祷師の位置は(つか)めてなかったんだ。

これも『不死』と関係してるってのか?そういやコイツ、あの”帰らずの森”を抜けてきたんだ。たった一人で。

どうやって?

「ハッ、テメエはいちいちそんなことにばっかり気を取られてるから色んなものを見逃すのさ。」

「なに?」

「止めろ、エルク。」

女に掴みかかろうとする俺を、彼が割って入る。

「次が来る。」

「え?」

二人は幻覚でない祈祷師が立っていた、明かりのない道の先を見ていた。

 

ガシャン…、ガシャン…、

 

ゆっくりと、(かわ)いた足音と(こす)れ合う金属音が近付いていた。

「……白骨兵か?」

まだ、だいぶ遠い。無視して進もうと思えば進める。それなのに二人はその場を動かず、敵を待ち構えている。

「それだけだと良いがな。」

彼の視線は「足音」よりも何倍もの速度で近付いてくるものを追っていた。

「エルクの『火』が一番手っ取り早いんだろうけど、多分()()()()()()()。目を撃ちな。それが一番早い。コウモリは全部で6羽だよ。」

「……分かった。」

俺が女の忠告を理解するよりも早く、水路を走る水が不自然な波を立てた。かと思えば、そこから青いゲル状の(かたまり)(いきお)いよく手を伸ばしてきやがった。

「”粘土(ねんど)”か!?」

 

「毒を吐く小さな沼」。通称(つうしょう)「粘土」は一定(いってい)の形を持たないゲル状の化け物だ。それに意思があるかまでは分からねえけど、一個体(いちこたい)規定量(きていりょう)もないからどこまでも分裂(ぶんれつ)し、どこまでも融合(ゆうごう)しやがる。

つまり、斬ったって叩いたって(たい)したダメージは(あた)えられない。

その上、奴らは体内で特有の化学反応を起こし、『毒ガス』をつくる。切ったり叩いたり、合体したり分裂する時にこれを吐き出しては敵に(すき)をつくらせるんだ。

コイツらを手っ取り早く退治(たいじ)するならとにかく「熱」を与えるのがいい。

膨張(ぼうちょう)させて中のガスに引火させれば、回復できないくらいに吹き飛んじまう。(よう)するに、俺には打ってつけの相手だってことだ。

その肝心要(かんじんかなめ)の俺が完全に後手(ごて)を踏まされ、対処(たいしょ)しきれないでいた。

 

数ヵ所から同時に現れた触手はシャンテを()(かこ)む。

()められたもんだね。」

ところがシャンテは(おそ)ってくるそれを危なげなく(かわ)し、そしてなぜか明後日の方向を撃ち始める。

また『幻惑』か?

「ギイッ」

数発の発砲(はっぽう)に続いて悲鳴を上げたのは「無音(むおん)狩人(かりうど)」。

二人が引き金をひく(たび)に巨大なコウモリが一羽ずつ、影の中から姿を現し、(かべ)に激突する。

 

化け物たちのそれは(あき)らかに()()()()()()()だった。

 

けれどもそれ以上の変化はなく、あとはいつもの「化け物退治」になった。

機動力(きどうりょく)(はる)かに上回(うわまわ)る俺とシュウが青髪を守るような形で立ち回り、そこに現れた化け物全てを()()った。

そこで気付いたことがあった。

 

白骨兵の足音もそうだけど、あらかじめ()けられていた照明は光を水に反射させて中を(のぞ)きにくくするための(わな)だったんだ。

その上、粘土で隙をつくり、コウモリでトドメを()す。

5年前のあの時は―――俺の記憶に間違いがなけりゃ―――、子どもを(おり)から出さないための死体(ばんけん)彷徨(うろつ)かせているだけだったのに。

今回のそれには軍隊を相手にしているかのような周到(しゅうとう)さがあった。

それと――――、

「お前、もしかして魔法か何か使ってんじゃねえか?」

戦闘中、女に近付くと急激に『炎』の声が遠くなることに気付いた。 

そういやプロディアスでこの女と会った時も、リーザが『声』が聞こえにくいって言ってた気がする。

 

「今、言ったばかりだろ。テメエにゃそんな余裕(よゆう)なんかねえだろ。」

「んだと?そりゃ一体どういう意味――――」

「エルク。」

また、彼が俺と女の間に割って入り、俺を(たしな)める。……それはどこか、()れた女を(かば)っているようにも見えて、俺はオモシロくなかった。

「俺たちは”ミリル”を助け出せさえすればそれでいい。()()えるなら、”ミリル”は必ず助けなきゃならない。」

嘘だ。「ミリル」を助ける気なんかこれっぽっちもないくせに。

「この女を理解するのはお前にはまだ早い。だから今は手を着けるな。オマエは”ミリル”だけを見ていればいい。見えない所は俺がなんとかする。」

むしろ、(うと)ましく思ってる。それなのに、この女を庇う都合(つごう)の良い”エサ”にしやがって。

「いいな。」

「……ああ。」

 

そうして俺たちはまた歩き出した。

歩きながら俺は思った。

こんなに彼に反抗的(はんこうてき)な気持ちになったのは久しぶりだ。……俺が最後に彼に刃向(はむか)ったのはいつの頃だったろう。

その視線が冷たいと感じていたあの頃、俺は彼が悪魔の(つか)いなんじゃないかと疑っていたんだ。

今はそうじゃないって分かってる。それなのに――――。

 

 

「これは……」

(ほど)なくして地下水路から中へと侵入(しんにゅう)すると、そこには整然(せいぜん)(なら)べられたカプセルがあった。

(くま)だって入りそうな大きなソレの中に、一見(いっけん)して何かが入っている様子は見られなかった。

これだけはシュウも青髪も分からないに違いない。

……でも、俺には分かる。

「コイツが……」

『炎』が、親しげにそれに(ささや)()けていた。

 

中には()()()()()()()()()。そして、俺の中にもその欠片(かけら)が――――。

「どうだい、マイホームに帰ってきた気分は?」

事情を知っている青髪は、憎らしげに俺を睨んでいた。

「……クソッたれ。」

悪態(あくたい)()くと、少し、頭痛がした気がした。

 

 

水路での一回っきり、俺たちは襲われることもなく順調に先に進んでいた。

すると女は突き当りの扉の前で立ち止まると、約束の「忠告」をし始める。しかも、今回は俺にも分かるようにハッキリと。

「ここに、デカいロボットがいる。先に進みたきゃヤるしかない。……分かるね?」

女は扉横にあるパネルに()れた手つきでパスコードを打ち込みながら言った。

「分からねえな。そんな厄介なヤツがいるなら通気ダクトやら何やら別ルートを探せばいいじゃねえか。」

「……フザケてんのかい?」

パネルが緑に点灯(てんとう)し、「pass」の文字を表示する。

「あ?」

俺たちの行動を把握(はあく)しているにも(かかわ)らず扉が開くってことは、悪魔連中は俺たちに「進め」って言ってんだ。

それを律儀(りちぎ)に聞いて事が上手(うま)くいきゃ、そんな楽なことはねえ。

 

だけど()ぐに、思い違いをしているのは俺の方だということに気付かされる。

「ここを何処だと思ってんだ。コソコソ進んでりゃ裏を()けるとでも思ってんのかい?それとも、ろくに身動きが取れなくても、ここの化け物を蹴散(けちら)らす自信があるってのかい?それならそうさね、話は別だよ。さあ、どっちなんだい。言ってみな。」

「……」

ダメだ。覚悟(かくご)はしていたけれど、それ以上に目まぐるしく事態(じたい)展開(てんかい)してて、俺自身、考えが追いつけてない。

「その番犬の装備(そうび)は?」

この()()りがそれ以上発展(はってん)しないと分かると、シュウはただただ冷静にそのロボットとの戦闘をシュミレートするための情報(そざい)を集め始めた。

 

「さあね。実際に動いてるとこを見た訳じゃないからね。ただ、ソイツ一機だけで一個大隊(だいたい)を相手にしちまうレベルだってのは聞いたことがあるよ。」

大隊っていや、おおよそ1000人単位のことだろ?規模(きぼ)が違い過ぎるじゃねえか。

「それに、重火器(じゅうかき)の他に魔法も使えるって聞いてるよ。まあ、化け物を(つく)ってる施設(しせつ)なんだからその仕組みはだいたい見当(けんとう)つくとは思うけど。」

「出口まではどう進めばいい。」

()()るつもりかい?時間が()しいのは分かるけど。悪いけど、そうなるとアタシは足手纏(あしでまと)いにしかならないと思うよ。」

戦闘において、この歌姫を殺せる敵は一人としていない。だけど、「足止め」という限られた目的であれば、この施設(しせつ)にはそれを達成(たっせい)できる(こま)巨万(ごまん)といる。

そういう意味で言っていた。

「いや、俺一人で入ろう。」

「お、おい、俺は?いくらなんでも、そりゃムチャだろ。」

すると、彼は驚くくらい(おだ)やかな顔で俺の頭を()でた。

「言っただろう。お前の手に負えない所は俺に任せればいい。心配ない。俺はまだ死なないさ。」

……本気なんだ。

「……ク…クク、アッハハハ!」

敵の()只中(ただなか)だってのに、青髪は遠慮(えんりょ)なしに大口を開けて笑い出した。

でも、その気持ちは分からないでもない。

 

「悪いね。気にしないどくれよ。単に驚いちまったのさ。……でも、アンタのことだ。ハッタリじゃないってのは分かってるよ。だからこそビックリしてるのさ。思った以上のヤツだってね。」

そうだ。

俺も、想像の範疇(はんちゅう)を軽々と越えてしまう彼の戦闘能力に素直に驚いてるんだ。

「……いいや。もしかしたら、同情してるのかもしれないね。そういう場数を踏んでこなきゃならなかったことにさ。」

それでもこの女はまだ俺たちを殺す気でいる。顔は笑っていても、それだけはヒシヒシと伝わってくる。

勿論(もちろん)、彼もそれを感じ取っていた。

「お前の知ったことじゃない。」

「……ククク、そうだね。その通りさ。じゃあ、餞別(せんべつ)にもう一つ忠告しといてやるよ。」

そう思うと、女の「忠告」の一つ一つが彼への死刑宣告(しけいせんこく)に聞こえてくる。

「敵はどうやら、ソレ一機だけじゃないみたいだね。」

「というと?」

「”足音”は聞こえないけど、(みょう)な”風切(かざき)(おん)”と何人かの”嗚咽(おえつ)”みたいなものが聞こえるんだ。幽霊(レイス)(たぐい)だとは思うけど確かな保証はないよ。」

『音』?コイツ、もしかして『耳』で索敵(さくてき)してんのか?「歌姫」だから?

……いやいや。

第一、この施設で運転中の機械は100や200じゃ下らないんだぜ?そんな中で、この扉の向こう側の様子だけを探るなんて芸当(げいとう)、本当にできるのか?

「……分かった。」

俺とは対照的(たいしょうてき)に、彼はそれを疑うことなく受け入れた。まるで、そうと初めから知っていたかのように。

 

返事もそこそこに、彼は一度として(たじろ)ぐことなく地獄の門を開け、(くぐ)っていく。

扉は空気の圧縮音(あっしゅくおん)(ひび)かせ、無感動に閉まっていく。

引き止めるなら今しかない。

でも、その引き止める手さえも俺には躊躇(ためら)われた。

「それができる」と言う彼が、かつてはそれ以上の殺戮(さつりく)マシンだったのかもしれないと妄想(もうそう)してしまったから。

その妄想は、5年前の俺の感情を呼び戻す。

大切な恩人の顔が、黒く(ゆが)んでいくように思えた。





帰らずの実=原作の妖樹のことです。”帰らずの森”は妖樹の群れを指しています。
白骨兵=原作のスケルトン類の総称です。
毒を吐く小さな沼、粘土=原作のスライム類の総称です。
無音の狩人=原作のバット類の総称です。
幽霊=原作のゴースト類、ファントム類の総称です。

性懲(しょうこ)りもなく使いづらい呼称をジャンジャン作ってしまう……でも、楽しいんです(笑)
ご勘弁くださいm(__)m

※粗末(ぞんざい)
当て字です。

※ペブロ族の祈祷師と魔法
ペブロ族、西アルディアに住む少数民族という設定は自作です。
ここでは祈祷師としていますが、原作のウィザードを指しています。
今回使った魔法は、エルクは「幻覚」と大まかに言っていますが、厳密には原作でいう「デトラクトレンジ」、距離感覚を麻痺させる魔法を使っています。

※大隊(だいたい)
2個中隊分の規模。500~1000人くらい。
軍隊におけるチームの規模を分隊(約10人)、小隊(約50人)、中隊(100~300人)、大隊(500~1000人)、連隊(1000~3000人)、旅団(6000~10000人)、師団(10000~30000人)、兵団(60000~100000人)、軍(それ以上)と表すそうです。……多分

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