艦隊これくしょん~五人の最強提督~   作:ODINMk‐3

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※今回は、潮達四人の艤装について提督と四人が説明しながら話し合う回です。
本編とは全く関係はないだろうと思います。


番外海 新しい艤装について

<ある戦艦内 食堂>

 

翔「オッス、オラごく……いやドンp……じゃねえ雄崎翔だぜ!」

 

潮「何回間違えてるんですか……まあ、綾波型駆逐艦の潮です」

 

村雨「はいは~い、謎の村雨嬢よ♪」

 

羽黒「村雨ちゃん……あっ、羽黒です」

 

如月「如月よ♪」

 

翔「さてと……今回はある戦艦内の食堂からお送りしております」

 

潮「にしても、広いですね~。鎮守府の食堂並にありますよ」

 

如月「あと散策もしたんだけど、研究室とか艦長室とかとても広かったわよ。おそらく、これは大和さんよりも大きいわ。というより、近未来的だから宇宙戦艦わね」

 

翔「そりゃ、此処はウチの実家(?)ともいえるとこだ。俺が15~6の時に此処に来て、咲姫と会うまでずっと一人暮らしだったな」

 

羽黒「ご飯はどうしたのですか?」

 

翔「……料理できなかったから、ほぼカロリー○イトとかだけ。マシなの食ったのは人のいる里や宴の時くらいかな」

 

村雨「……何というか、提督って前は今のように何でもできるわけじゃなかったのね……」

 

翔「そりゃそうだ。

料理を始めたのは咲姫が風邪の時に料理を作れなかった自分が情けなかったからだったな。まあ、裁縫とか他の基礎は全て元々からあったものだ」

 

如月「……料理以外完璧じゃないの。何か負けた……」orz

 

潮「わ、私も……」orz

 

村雨「私は一応料理とか裁縫は元々からできるけれど……全体的に負けてるわ……」orz

 

羽黒「足柄姉さん、絶対に泡吹きますね……」

 

翔「なっ、ちょっ、おい!お前達、時間ある時に教えたげるから!!」

 

「「「「それもっと傷(つくわ/きますよ)……」」」」orzズーン…

 

翔「だぁーっ!!そんな落ち込むな!後で俺のパフェ食わせてやるから、今はしゃきっとしろ!!!」

 

「「「「はい……」」」」

 

翔「コホン……ともかく、今回の話はお前達四人の艤装についてだ。

読者さん達も前回の事について、どういう艤装なのかがわからなかっただろ?だから、こうしているわけだ」

 

潮「そうなのですか……ですが、後書きに書いたほうがよろしいんじゃないのですか?」

 

翔「それもそうだが、それだと単純な説明文になる。行の間の空白がないと目も疲れるから、俺とお前達を交えて話すことになってるんだ」

 

村雨「なるほど、そういうことね。というか、見事なメタ発言ね」

 

翔「るっせえ。ともかく説明するぞ。

潮達の元々の艤装は、あの戦艦棲姫率いる艦隊で修理不可能なほどボロボロになっちまったんだ。主砲も装甲もな」

 

潮「でもあの時は砲撃がメインでしたから、私達は足の艤装……いわゆる“主機”が壊れずに倒れたまま浮いていられたのですよ」

 

翔「ああ、それが幸いな出来事だったな。

それで、俺は潮達の為に新しい艤装の設計を行ったんだ。無論俺は四人にとんでもない過ちを犯してしまったから、LBXの技術を存分に使ったんだ」

 

羽黒「それが、私達の艤装の形状なのですか」

 

翔「ああ、まずは四人の手持ち兼装着型主砲のいわゆるベースとなるLWMB(LBXウェポンマウントベース)だ。

LWMBは砲塔に近い形をしていて、それに俺の扱うLBXの銃器を取り付けることで主砲となるんだ」

 

如月「元々から提督の武器は優秀だから、前回駆逐艦である私達が戦艦棲姫を仕留められたのも、提督の武器のおかげなのよね」

 

翔「まあ、俺の武器を艦娘でも扱えるようにするというのがLWMBのコンセプトだ。

これ一つで片手銃を二挺、両手銃とランチャーは一挺取り付けられるようになるんだ。後者二つは勿論、一部の片手銃は形状で仰角が上がらないけれど最大90°まで上げられる。あと360°回転できる。だから、いざという時に対応できるんだ」

 

羽黒「肩に取り付けたレーザーキャノンの重さは尋常じゃなかったですよ……提督、普通のシューター(小型ビームライフル)に換装させてくれませんか?」

 

翔「まあ、分かった。軽量化させておくな。

それと、あと取り付けた武器の弾数が無限になるのも特徴だ。だから、弾数の少ないショットガンや連射による弾切れが起こるマシンガンの問題を解消できるし、対空能力は高められる。

あと、反動は普通の主砲と同等だから駆逐艦である三人でも扱えるんだ。

ああ、忘れてた。それで、駆逐艦は手持ちで一つ、羽黒は両手にライフルを持って両肩それぞれ一つずつ取り付けられているぞ」

 

村雨「これでも相当キッツいわよ、提督。女の子のデリカシーがわからないんだから」カスンプ

 

翔「此処でそれを問われるのも何だが……。

それと、背中にはMWR(マルチウェポンラック)がある。これは元々あったもので、既存のLBXの手数増加や一部の機体にしか取り付けられないMGS(マルチギミックサック)の装着ができる一つのオプションだ」

 

如月「マルチギミックサック……ねえ、それって何?」

 

翔「MGSは一つの武器を変形、もしくは2つの武器を合体させたりすることで全く異なる性能を持つ武器になる汎用性が高い武器だな。

例えば、潮の使っていたブラストマグナムは銃身を倒してビーム刃を発生させたブラストソード、銃口にも点対称にビーム刃を出すとデュアルブレードになるぞ」

 

潮「というと……もしかして、あのままビーム刃?を出して近接攻撃できちゃったりするんですか!!」

 

翔「ああ。潮にその技量があればできるぞ。というより出来たらマジでいいぞ。っと、話を戻そう。

それでMWRは、通常だと腕は二本だけだが潮達のは左右に三本、計六本になっている。それで、まだまだ未熟な今は盾を持たせて死角の防御を固めてる」

 

羽黒「姫級の砲撃が来た時、あの盾が無かったら私達あの時の二の舞になったんでしょうね……」

 

翔「でも、お前達が大和達に負けないくらい強くなったら、俺は盾をほとんど取り外して砲台やミサイル発射管にしようと思う。頑張れよ」

 

村雨「はいは~い!村雨、頑張っちゃうんだから!」

 

潮「はい、頑張ります!!」

 

羽黒「はい、妙高姉さん達も見違えるように強くなりたいです!!」

 

如月「私も、睦月ちゃん達を守りたい……提督、頑張るから見ててね♪」

 

翔「よし、だけど無茶はするんじゃねえぞ。いいな?」

 

「「「「はい!!」」」」

 

翔「ああ、忘れてた。一応把握しているだろうが、通常との相違点も言わなくてはな」

 

翔「まず、艤装は通常よりも比較的軽量だが速力は30ノットぐらいにしてある。一応、安定性としてはこれくらいが十分だからな。

それと全員は雷装、駆逐艦は対潜能力、羽黒は航空機搭載能力が失われたが、火力と装甲、それと対空能力が戦艦並に上げられているから四人はいわゆる小さな戦艦ともいうべき存在だ。

あと最後に機関がエターナルサイクラーになったことと、主機がスキーと歩行の両モードに変更可能になったことだな。

永久無限機関のエターナルサイクラーは本人が疲れない限り永久に動ける。主機に関しては高速移動の際のスキーモード、ある一定の海域内で細かい動作や陸上の動きができる歩行モードとなる。これで、状況によって適応できるということになるな」

 

村雨「う~ん……つまり、最後のは私達は補給がいらなくなるのね。それと、主機の事はアー○ィンの通常とオールレンジモードと考えればいいわ」

 

翔「サンキュ、村雨。

よし、これで艤装の事に関しての説明は終わり!」

 

潮「終わったぁ。そういえば提督」

 

翔「ん?どした」

 

潮「私達と羽黒さんを差別化するとき私達を『駆逐艦』、羽黒さんを『羽黒』と呼んでましたよね」

 

翔「ゲッ、そ、そりゃ仕方ねえだろ!!重巡って面倒くさいから!!というか、差別する方法それしかねえだろ!!」

 

村雨「むぅ~、提督ぅ……村雨ってちゃん呼んでぇ」

 

如月「私達の事をちゃんと呼んでくれないのね……」

 

翔「あっちょっ!!拗ねるな!わーったよ!パフェで『あーん』したげるから!」

 

潮「それホントですか!?なら早く四人分作ってきてやって下さい!」

 

翔「切り替え早っ!!……まっ、分かったよ。ちょっと待っときな」

 

羽黒「(わ、私の事を艦種ではなく羽黒と呼んでくれた……//////)」

 

この後、四人にあーんしてパフェを食べさせてやりました。無論、この事は咲姫達には知られていません。

というか知られたら殺されるわ!!by翔


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