問題児たちとメカクシ団が異世界から来るそうですよ?【凍結】 作:こじろー
ジン視点
「ジン〜ジン〜ジン!、黒ウサのお姉ちゃんまだ箱庭に戻ってこねえの〜?」
「もう二時間近く待ちぼうけで私疲れたー。」
「あははは・・・・・そうだね。皆は先に帰ってていいよ。僕は新しい仲間をここで待っているから。」
まあ、確かに二時間も立ちっぱなしじゃあ疲れちゃうもんね。
「じゃあ先に帰るぞ〜。ジンもリーダー大変だけど頑張ってな〜。」
「もう、帰っていいなら早く言ってよ!私の足なんてもう棒みたいよ!」
「お腹減ったー。ご飯先に食べていい?」
「うん。僕らの帰りが遅くなっても夜更かししたら駄目だよ?明日も仕事あるんだから。」
「「「「「「「はーい!」」」」」」」
やっぱり皆元気がいいなー。・・・・・・・それにしても、最近箱庭の外に作られた国が活発になってきたって聞いたけど、ペリベッド通りは“世界の果て”と向かい合っているからか閑散としているなあ・・・・・もしも外界から来た人達が使えない人達だったら・・・・・・・・・・・僕らも箱庭を捨てて外に移住するしかないのかな。
「ジン坊っちゃーん!新しい方々を連れて来ましたよー!」
「あ、お帰り黒ウサギ。そちらの男性四人と女性九人が?」
「はいな、こちらの皆さんが─」
あれ?黒ウサギ、固まってどうしたんだろう?
「・・・・・・・・え、あれ?み、皆さんシンタローさんと十六夜さんは、ど、どこに?」
「ああ、十六夜くんなら“ちょっと世界の果てを見てくるぜ!”と言って凄い勢いで駆け出して行ったわ。」
「因みに兄さんは十六夜が連れて行ったぞ、強制的に。」
「ちょっ?!なんで皆さん止めてくれなかったんですか?!」
「お、俺達は止めようとしたんだが気が付いたらもう見えなくなっていて。」
「ま〜別にいんじゃない?シンタローくんならすぐに連れ帰って来るだろうし。」
「いや、多分兄さんはそのまま付いていくと思うぞ?」
「デスよねー。やっぱりアザミさんもそう思いますか?」
「ああ。」
「な、なんでシンタローが付いていくと思うんだ?シンタローはビビリだし嫌がって帰って来ると思うんだが・・・・・」
「ああ。キドさん達は知らなかったですもんね。シンタローさんは昔コミュニティのみんなから“知識バカ”と言われる程知識を求めてたんです。自分が知らないものがあると一週間は飲まず食わずで研究する事もよくありましたし。今回興味を持ったのは多分十六夜さんか十六夜のギフトでしょうね。じゃないとシンタローさんが大人しく十六夜さんに連れてかれる理由がありませんし。」
「な、なるほど。そうだったのか。」
「シンタローにそんな一面があったなんてね。一年も一緒にいても気づかなかったわ。」
「いいじゃないですか。私なんて三年は一緒にいたのに気が付かなかったんですよ?」
「アヤノさん。それを言うなら私は十六年一緒にいても知らなかったんですよ?」
「まあまあ、皆落ち着いてくださいッス!シンタローさんの新しい一面を知れて良かったっていう事でいいじゃないスか!」
「それもそうね。」
「そうですね、貴音先輩。幸助もありがとね。」
「いえいえ、礼には及ばないっスよ!」
そのシンタローさんって人はこの人達に慕われているんだな・・・・って、あ!
「た、大変です!“世界の果て”にはギフトゲームのため野放しにされてる幻獣が!」
「幻獣?」
「は、はい。ギフトを持った獣を指す言葉で、特に“世界の果て”付近には強力なギフトを持ったものがいます。出くわせば最後、とても人間では太刀打ち出来ません!」
「あら、それは残念。もう彼らはゲームオーバー?」
「ゲーム参加前にゲームオーバー・・・・・・・・斬新?」
「冗談を言ってる場合じゃありません!」
ど、どうしよう。ここでその二人が死んだら呼び出した僕の責任だ。
「まあ、兄さんは人間じゃないがな。」え?
「あ、そういえばそうだったわね。それじゃあゲームオーバーするのは十六夜くんだけかしら?」
「それはシンタローさんが十六夜さんを助けないという前提でございますか?」
「ええ。だってシンタローさんは“知識バカ”なのでしょう?だから幻獣と戦わせて力量を測ったりしてもおかしくはないじゃない?」
「うっ。そ、そうですね。それでは私はチョット十六夜さんとシンタローさんを捕まえて来ますので。ジン坊っちゃん、皆さんのエスコート宜しくお願いします。」
「うん。分かったよ、黒ウサギ。そっちも気を付けてね。」
「はい!あ、それと皆さんにコミュニティの現状がバレてしまいました。」
「分かった・・・・・・・ってええ?!」
え!僕達のコミュニティが“ノーネーム”だとバレてしまった?!
「でも皆さんは私達のコミュニティに入ってくださると言ってくれたので安心してください、ジン坊っちゃん。」
「そ、そっか。良かった。」
「はい。それでは一刻程で帰ってくるので皆さんは先に箱庭をご堪能ございませ!」ドン!
「・・・・・・・箱庭のウサギはあんなに速く跳べるんだな。」
「はい。ウサギは箱庭の創始者の眷属ですから。力もそうですが、様々なギフトの他に特殊な権限を持ち合わせた貴種です。彼女なら余程の幻獣と出くわさない限り大丈夫だと思うのですが・・・・・・・。」
「黒ウサギも堪能くださいと言っていたし、御言葉に甘えて先に箱庭に入るとしましょう。エスコートは貴方がしてくださるのかしら?」
「え、あ、はい。コミュニティのリーダーをしているジン=ラッセルです。齢十一になったばかりの若輩ですがよろしくお願いします。皆さんの名前は?」
「久遠飛鳥よ。そこで猫を抱えているのが」
「春日部耀。こっちの色取りどりの集団が」
「キドだ。よろしく。」
「セトッス!よろしくッス!」
「カッノで〜す。よっろしく〜。」
「マ、マリーです。よ、よろしくお願いします。」
「モモです!よろしくね、ジンくん!」
「タカネよ。エネと呼んで。」
「ヒビヤだよ。よろしく。」
「ハルカです。コノハって呼んでください。」
「ヒヨリよ。よろしくね。」
「アヤノと言います。よろしくね、ジンくん。」
「私の名前はアザミだ。よろしくの。」
「はい。こちらこそよろしくお願いします。」
「さ、それじゃあ箱庭に入りましょう。まずはそうね。軽い食事でもしながら話を聞かせてくれるとと嬉しいわ。」
ジン視点out
─箱庭二一〇五三八〇外門・内壁
キド視点
あれ?俺達は今箱庭の門をくぐって中に入ったよな?なら、なんで中から太陽が見えるんだ?
「にゃー!にゃにゃにゃにゃー!(お、お嬢!外から天幕の中に入った筈なのに、お天道様が見えとるで!)」
「・・・・・・・・・本当だ。外から見たときは箱庭な内側なんて見えなかったのに。」
「箱庭を覆う天幕は内側に入ると不可視になるんですよ。そもそもあの天幕は太陽の光を直接受けられない種族の為に設置されていますから。」
「それはなんとも気になる話ね。この都市には吸血鬼でも住んでいるのかしら?」
「え、居ますけど。」
いるのか?!絶対飛鳥だって冗談で言ったのにそんな真面目に返したら・・・
「・・・・・・・・・・。そう。」
そりゃあそうなるって!
あっちでは春日部と三毛猫が喋ってるし・・・って、喋ってる?!まあそれもギフトだろう。
「それで、オススメのお店はあるのかしら?」
「す、すいません。段取りは黒ウサギに任せていたもので・・・・・・・よかったらお好きな店を選んでください。」
「それはうれしいのだけれどもお金は大丈夫なの?」
「あ、はい。それぐらいなら大丈夫です。」
「そう。それならあそこにしましょう。」
あの“六本傷”の旗を掲げてる店か。
「いらっしゃいませー。ご注文はどうしますか?」
頭に猫耳?!後ろにはしっぽも付いているだと?!人間じゃないのか?
「えーと、紅茶を八つと緑茶を六つ。それと軽食にコレとコレと」
「にゃー!(ネコマンマを!)」
「はいはーい。ティーセットが十四にネコマンマですね。」
・・・・・・・ん?今だれかネコマンマ頼んだか?だれもいないとなるとやっぱり三毛猫が頼んだのか。ってこの店員猫の言葉がわかるのか?!
「三毛猫の言葉、分かるの?」
そりゃあ驚くだろうな。
「そりゃわかりますよー私は猫族なんですから。お歳の割に随分と綺麗な毛並みの旦那さんですし、ここはちょっぴりサービスさせてもらいますよー。」
「にゃーにゃーにゃにゃにゃーにゃにゃにゃー(ねーちゃんも可愛い猫耳に鍵尻尾やな。今度機会があったら甘噛みしに行くわ。)」
「やだもーお客さんったらお上手なんだから♪」
・・・機嫌良さそうだな。この三毛猫は何を言ったんだか。
「私とセト以外に三毛猫の言葉が分かる人っていたんだ。」
「か、春日部さん。あなた動物の言葉が分かるの?!」
「うん。生きてるのなら誰とでも話は出来る。」
「それってそこら辺を飛んでいる鳥でも話せるの?」
「た、多分。水族館でペンギンを話せたから。」
「「ペ、ペンギン?!」」
「ペンギンさんッスか。あの人?達もお話すると面白いッスよねー。」
「うん。」
「ちょっ、ちょっと待って。」
「ん?なんスか?」
「貴方も動物と話せるのかしら?」
「俺の場合は話すと言うより相手の考えを読み取ると言った方がいいッスね。」
「貴方は思考が読めるの?!」「本当ですか?!」
「はいッス!やろうと思えば記憶まで読み取れるッス!ただし読み取るには相手と目を合わせないと使えないッス。」
「それでもすごいと思うのだけれど。」
「し、しかし全ての種と会話が可能なら心強いギフトですね。この箱庭において幻獣との言語の壁はとても大きいですから。」
「そうなんだ。」
「はい。一部猫族やウサギのように神仏の眷属として言語中枢を与えられていれば意思疎通は可能ですけど、幻獣達はそれそのものが独立した種の一つです。同一種や相応のギフトがなければ意思疎通は難しいというのが一般です。箱庭の創始者の眷属に当たる黒ウサギでも、全ての種とコミュニケーションをとることはできないはずですし。」
「そう・・・・・・・・春日部さんとセトくんは素敵な力があるのね。羨ましいわ。」
「そうでもないッスよ。俺はこの能力は嫌いッスからね。」
「え?なんで?相手の思考を読めるののはいい事じゃないの?」
「手に入れたばかりの頃は制御が出来なくて目に入る人全ての思考が頭の中に入って来たんスよ。」
「え!それって・・・・」
「はいッス。怖かったッスね。まだその時は6歳か7歳の時だったんで余計に。それにこの能力のせいで周りから【化物】と呼ばれたりもしたッス。」
「ツ?!」
「その時にもしキドやカノ、姉ちゃんがいなかったら俺は多分精神崩壊してたと思うッス。だから三人には本当に感謝してるッス!」
「いや感謝してるのはお前だけじゃないぞ、セト。」
「そうだよ、僕達だって皆がいたから今があるんだから。だからそんな事言っちゃ駄目だよ?過去は過去。今は今だよ。」
「「「「「「カノが何かいい事言ってる?!」」」」」」
「ねえその反応なんなの?!酷くない?!僕だってたまにはいい事いうよ?!」
「普段が普段なだけにな。」
「「「「「うんうん。」」」」」
「もういい?!本気で泣くよ?!」
「勝手に泣いてて。」
「耀ちゃんまで?!僕に味方はいないの?!」
「「「「「「「「いない(ッス/よ/わ/です/わよ)。」」」」」」」」
「皆酷い!!」
「あ、あははははは。」
まあ、俺やセトがカノに感謝してる事は本当だからな。メカクシ団を影ながら支えてくれてたのもこいつだし。
「おんやぁ?誰かと思えば東区画最底辺コミュ“名無しの権兵衛”のリーダー、ジン君じゃないですか。今日はオモリ役の黒ウサギは一緒じゃないんですか?」
誰だ?
「僕らのコミュニティは“ノーネーム”です。“フォレス・ガロ”のガルド=ガスパー。」
「黙れ、この名無しめ。聞けば新しい人材を呼び寄せたらしいじゃないか。コミュニティの誇りである名と旗印を奪われておいてよくも未練がましくコミュニティを存続させるなどできたものだ─そう思わないかい、皆様。」
なんだ、こいつ?勝手に話しかけて来たと思ったら空席に勝手に座って。常識がなってないな。
「失礼ですけど、同席を求めるならばまず氏名を名乗った後に一言添えるのが礼儀ではないかしら?」
「おっと失礼。私は箱庭上層に陣取るコミュニティ“六百六十六の獣”の傘下である「烏合の衆の」コミュニティのリーダーをしている、ってマテやゴラァ!!誰が烏合の衆だ小僧オォ!!」
「「「「「「「「「ブフォ!」」」」」」」」」
「ちょっ、ジンくんナイス。www」プルプル
「う、烏合の衆って虎のおじさん十一歳の子にどんだけ舐められてるのwww」プルプル
「そんな事言うならヒビヤくんだって十一歳じゃんwww」
「僕は精神年齢はそこら辺の子供とは違うのwww」
「口を慎めや小僧共ォ・・・・・紳士で通ってる俺にも聞き逃せねえ言葉はあるんだぜ・・・・・?」
「し、紳士だって。あんな簡単に怒ってるのに紳士だってwwwwww」
「紳士ならそんな簡単には怒らないと思うよ、虎のおじさんwww」
「あの二人は置いといて。それで結局貴方は何をしに来たのかしら?」
「飛鳥さん。あのエセ紳士の虎さんは俺達を自分のコミュニティに招待したいらしいッスよ。」
「ッ?!そこの緑の服を着たガキ。何故分かった?!」
「俺のギフトッス。」
「あら、そうだったの?でも無駄足ね。ここにいる私達は皆ジンくんのコミュニティで間に合ってますもの。」
「「「「「「「「「「うんうん。」」」」」」」」」」
「なんだと?!何故だ。?!何故名無しなんかのコミュニティがいいんだ?!」
「だって魔王から誇りと仲間なんて・・・カッコイイじゃない?」
「それに俺達はジンのコミュニティに入らないにしてもお前のコミュニティには絶対に入らないだろうしな。お前みたいなやつがコミュニティの仲間とかお断りだ。」
「さっすがキド〜。カッコイイ〜。」「黙れ。」
はぁ。このバカは。
「お・・・・・・御言葉ですが皆さ【黙りなさい。】」ガチン!
?!なんだ?!飛鳥か?飛鳥がやったのか?
「・・・・・・・・・・?!・・・・・・・」
「私の話はまだ終わってないわ。貴方からはまだまだ聞き出さなければいけない事があるのだもの。貴方は【そこに座って、私の質問に答え続けなさい。】」
これはガルドを操っている?!いや体の支配権を乗っ取った感じか?!
「お、お客さん!当店て揉め事は控えてくださ・・・」
「ちょうどいいわ。猫の店員さんも第三者として聞いていって欲しいの。多分、面白い事が聞けるはずよ。」
「俺はもう見たッスけどかなり胸糞悪い事ッスよ。」
「あらそう、なら余計聞いていって欲しいわ。それじゃあ聞くわね。貴方のコミュニティはどうやってここまで大きくなったのかしら?私が聞いた話によるとコミュニティのゲームは“主催者”とそれに挑戦する者が様々なチップを賭けて行うもののはず。・・・・ねえ、ジンくん。コミュニティそのものをチップにゲームすることは、そうそうある事なの?」
「や、やむを得ない状況なら稀に。しかし、これはコミュニティの存続を賭けたかなりレアケースです。」
「そうよね。訪れたばかりの私達でさえそれぐらい分かるもの。そのコミュニティ同士の戦いに強制力を持つからこそ“主催者権限”を持つ魔王は恐れられてはず。その特権を持たない貴方がどうして強制的にコミュニティを賭けあうような大勝負を続ける事ができたのかしら。【教えてくださる?】」
「き、強制させる方法は様々だ。一番簡単なのは、相手のコミュニティの女子供を攫って脅迫する事。これに動じない相手は後回しにして、徐々に他のコミュニティを取り込んだ後、ゲームに乗らざるを得ない状況に圧迫していった。」
「まあ、そんなところでしょう。貴方のような小者らしい堅実な手です。けどそんな違法で吸収した組織が貴方の下で従順に働いてくれるのかしら?」
「各コミュニティから、数人ずつ人質に取ってある。」
「・・・・・そう。ますます外道ね。それで、その子供達は何処に幽閉されているの?」
「もう殺した。」
な?!
「初めてガキ共を連れてきた日、泣き声が頭にきて思わず殺した。それ以降は自重しようと思っていたが、父が恋しい母が愛しいと泣くのでやっぱりイライラして殺した。それ以降、連れてきたガキは全部まとめてその日のうちに始末する事にした。けど身内のコミュニティの人間を殺せば組織に亀裂が入る。始末したガキの遺体は証拠が残らないように腹心の部下が食【黙れ】」ガチン!!
こいつ、ここまでのクズだなんて子供達を殺してよくもそんな平気でいられるな。ゲスが。
「素晴らしいわ。ここまで絵に描いたような外道とはそうそう出会えなくてよ。流石人外魔境の箱庭の世界といったところかしら?」
「飛鳥、ここまでのクズは箱庭でもそうはいないぞ。」
「あらそうなの?それはそれで残念ね。・・・・所で、今の証言で箱庭の法がこの外道を裁く事はできるかしら?」
「正直な所、難しいな。吸収したコミュニティから人質をとったり、身内の仲間を殺すのは勿論違法だが・・・その前にこいつが箱庭の外に逃げ出してしまえばそれまでだ。」
「そう。なら仕方がないわ。」パチン
「こ・・・・・・・この小娘がアァァァァァ!!テメェ、どういうつもりか知らねえが、俺の上に誰が居るかわかってんだろうなァ!?箱庭第六六六外門を守る魔王が俺の後見人だぞ!!俺に喧嘩を売るって事はその魔王にも喧嘩を売るって事だ!その意味が「【黙りなさい】私の話はまだ終わってないわ。」」ガチン
あっ危ない!
ガシッ「女の人を殴るのは駄目だよ。」
コノハ!ナイスタイミングだ!
「ふっ!」
「ギッ!」
「さて、ガルドさん。私は貴方の上に誰が居ようと気にしません。だって、私達の最終目標は、コミュニティを潰した“打倒魔王”だもの。」
「それに私とシンタローがいれば基本倒せない敵はいないからの。」
「あら、それは心強いわね。そういうこと。つまり貴方には破滅以外のどんな道も残されていないのよ。」
「く、くそ!」
「だけどね。私は貴方のコミュニティが瓦解する程度では我慢出来ないの。貴方のような外道はズタボロになって己の罪を後悔しながら罰せられるべきよ。・・・・そこで皆に提案なのだけれど」
この流れでいったら多分やるんだろうな。
「私達と【ギフトゲーム】をしましょう。貴方の“フォレス・ガロ”存続と“ノーネーム”の誇りと魂を賭けて、ね。」
まあ、やるならとことんやるか!
活動報告の所にも書きましたがメカクシ団の皆のオリジナルギフト、そのギフトを手に入れる為のギフトゲームを募集しております。
別にギフトゲームは絶対という訳ではありませんが、できたら考えて欲しいと思っています。またオリジナルギフトはギフト名とギフトの能力を書いてください。他のアニメの人物とかが出てきても構わないのですが、あまりマニアックなアニメは知らないので書いてくださるなら出来るだけ有名どころのアニメでお願いします。他人任せになっていますがどうかお願いします。