――様といっしょ   作:御供のキツネ

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オリ主は普段使わない忍術も習得はしている。


ドウセツさまといっしょ そのに

 長宗我部様の話を聞いたり、城内にいる武将、兵士、侍女、忍から話を聞いた結果、四国の統治には一切問題がない。という結論に至った。

 いや、長宗我部様が漁に出ている間の治世に関しては城内の信頼できる臣下たちに丸投げしているというのはあまりよろしくないのだが、場合によっては長宗我部様が執務を執務を行っている時よりも滞りなく領民からの嘆願などを解決出来るということなのでそれに関しては良いのかもしれない。

 ただ本来の領主がいない方がそうしてすんなりと解決出来るというのは、ある意味で問題があるようにも思えるのだが。

 

 そんなことを思いつつも、視察も終えていたこともあって、そして再度漁に出ると言い出したこともあって俺は四国を離れることにした。

 そして何処に行こうかと考えたところで、全国各地を回っていたのだからついでに九州にも顔を出してみようと思った。まぁ、最近も訪れた場所なので視察などは必要ないが、顔見せというか、挨拶くらいはしておいても良いだろう。

 そういうわけで今俺は九州に来ている。豊後でふらりと観光をしているのだが、これで大友様や立花様と遭遇することがあれば運が良いと言えるだろう。

 本当に会おうと思えば城を訪ねれば良いだけなので、別に此処で遭遇しなくても問題ないのだが。

 だからこそ特に人を探すわけでもなく、なんとなく興味が引かれる珍しい物でもないかと観光しているのだが、そうしていると気になる場所を見つけることが出来た。

 そこは南蛮からの輸入品などを扱っている店のようで、見たことの無い物が店先に並んでいる。買うかどうかは置いておくとして、一体どんなものがあるのかと眺めてみることにした。

 

 望遠鏡はわかる。それでも意匠が凝っていて調度品としても使えそうだ。だがその隣においてある無駄に大きい望遠鏡は何のためにあるのだろうか。普通に使うためと言われても、この大きさでは二人で抱えて一人が覗くという使い方しか出来そうにない。

 大量の本は……南蛮の言語で書かれているようで俺には内容がわからない。ただ同じ本を大量に置いてあるのは大丈夫なのだろうか。読める人間でなければ買いそうにないが……いや、後の世であれば読める人間も増えるかもしれない。であれば大量にあっても問題ないどころか、これでも足りなくなるかもしれないのか。

 それから……何だろう、この銅像?は。奇妙な形をしているし、無駄に大きいし、こんな物を買うような人はいないのではないだろうか。

 他には……西洋の人形も置いてある。こういう人形に関しては欲しがる人もいるだろうから、商品として扱うのには良いのかもしれない。ただ、俺個人としてはこうした観賞用の人形よりも、任務で使える傀儡人形の方が好ましい。

 傀儡人形の操り方については里で教えてもらったが……俺にはまだ両の手で十体操ることしか出来ない。傀儡の術の師匠は百の傀儡人形を扱え、その師匠である祖母は俺と同じ十の傀儡人形を操るがその精度は俺などとは段違いだ。あの二人なら国を落とすことも容易だと里でも言われていたが……最近は新しく弟子を取った話を聞いた。

 傀儡人形に関しては妥協は一切認めない二人の弟子というのは大変だろうが強く生きて欲しいものだ。

 

 そうして店内の商品を眺めていたのだが、どうやら店の奥にも続いているようだったので少しだけ覗かせてもらうことにした。見つかったとしても商品に釣られてふらっと入ってしまった。そういう体で行けば許されるだろう。

 そう思って奥に進んでみると、商品が置いてあるわけではなく少し開けた部屋になっていた。部屋には机と椅子があり、隅のほうには何やら箱が置いてある。これは見るものは特に無いかと思い引き返そうとすると背後に人の気配を感じた。

 

「此方は関係者以外立ち入り禁止となっております。間違えて入ってきたのであれば退室することをお勧めいたします」

 

 振り返ればそこには立花様が立っており、俺は姿を変えているので普通に町人が迷い込んだと思っているようだった。

 まさかこんなところで立花様と会うことになるとは思っていなかったが、立花様はどうして此処に来たのだろうか。特に何か置いてあるわけでもないのに。

 そのことが気になったので正体を晒してから事情を聞いてみよう。

 そう思ってから変化の術を解いていつもの姿に戻ると、目を見開いて驚いたような表情になった立花様だったがすぐに普段と変わらない表情に戻ってこう言った。

 

「これはこれは……結城様でしたか。今までに見たことのない姿でしたのでわかりませんでしたが……どうして此処へ?」

 

「特に用事と言える用事はありませんが……まぁ、折角ですので九州に足を運んでみようかなと。

 此処に入ってきた理由であれば、南蛮の品を多く扱っているようでしたので興味を引かれてふらふらと」

 

「何やら事情がある様子ですね。それにしても興味を引かれてふらふらと、などと結城様らしくないようにも思えますが……まぁ、良いでしょう」

 

「適当に流してくださって構いませんよ。ところで、今度は俺が聞きますけど立花様はどうして此処に?」

 

「少し自身の整備と調整の為に、道具を買い付けに参りました。

 以前まで使っていた物はが磨耗してしまい、使えなくなってしまいましたので」

 

「それが此処であれば揃うと。何だか、色んな物がある店舗のようですね」

 

 カラクリ人形である立花様は確かに整備をしなければならない。人で言うところの健康管理よりも重要なのではないだろうか。人は健康管理を怠ったとしても体調を崩す程度で済むが、立花様の場合は四肢が動かなくなる、程度はありそうだ。

 立花様の内部機構がどのようになっているのか、見たことがあるわけではないのではっきりと断言は出来ないが……傀儡人形を扱うこともある俺にとって見れば、あれ以上に精巧な作りになっているであろうことは予想が出来る。

 そのことを考えれば、四肢が動かなくなるというのはあながち有り得なくはない話になるだろう。

 

「此処は、私がソウリン様の下についてから何度もお世話になっている場所です。少し、無理をして必要な物を容易していただいている。ということもあります」

 

「なるほど、納得しました。それで、店主が見当たらないようですが?」

 

「店主曰く、必要な物は用意しておくので持って行って良いとのことです。また、すぐに整備をする必要があるのならばこの部屋を使っても良いとも」

 

「……あの、立花様。個人的に気になっているのでその整備、というか内部機構が見てみたい。というのがあるのですが……」

 

「結城様はカラクリに関して知識がおありで?」

 

「里で傀儡人形を自作する程度ではありますが……」

 

「傀儡人形……私としてはそちらに興味がありますね」

 

「ではそちらは機会があればいずれ。それで、どうでしょうか?」

 

 立花様は傀儡人形に興味があるようなので機会があれば見せることにしよう。一応傀儡の術を使えるようにはなっているが手元にあるわけではない。素敵忍術で持ち歩いている。ということであれば良かったのだが。

 それは置いておくとして。立花様の内部機構について見せてもらえるかどうか確認を取らなければ。立花様が嫌がるようであれば無理に見ようとはしないので素直に引き下がるつもりだ。

 

「そうですね……結城様はカラクリに関する知識も有しているようですから、何か気づいたことがあれば教えていただけるなら。効率の良い整備や調整であったり、可能な改良であったり」

 

「その程度のことで良ければ」

 

 どうやら内部機構を少し見せてもらえるようだ。個人的な興味なので断られても良いかと思っていたが運が良かったというべきか、立花様の心が広くて助かったというべきか。

 そんなことを考えていると立花様は部屋の隅においてあった箱を開けて中から整備に使うであろう道具を取り出していた。どんな道具を使うのかと気になってそれも見せてもらったのだが、傀儡人形を作ったり整備するときと同じ道具を使うらしい。

 整備自体はそう大きく変わるものではないのかと納得している間に立花様は椅子に腰掛けて手甲を外して、本来であればそれによって隠れている二の腕から手首までを晒していた。

 そこは普段から見えている人と同じ質感の肌とは違い、カラクリ人形らしい機械的な見た目をしていた。立花様はそれに布を被せてからあまり見えないようにすると、手首にある螺子を緩め始めた。

 

「普段は見えませんが……こうして見るとカラクリ人形ということに納得しますね」

 

「どうやらそのように作られたようですので。それで、結城様が操るという傀儡人形とは似ていますか?」

 

「そうですね……俺が使う傀儡人形は外見は人と同じですが、一応武器などを隠すために着せている服を取れば球体関節であったり腕の一部が外れて砲や刃で出てくるようになっているので、似ていないような気もします。

 ただ、傀儡の術の師は人間そっくりな傀儡人形を作ることも出来るそうですが……如何せん、忍という立場上はあくまでも武器として扱いますからね。人とそっくりである必要はあまりないのかもしれません」

 

「なるほど。見た目よりも機能重視、ということで御座いますね。

 強さのみを考えるのであればそちらの方が良いのかもしれませんが……」

 

「大友様に家族とされている立花様は今のままで良いと思いますよ。それにそうした見た目だからこそ多くの人が立花様をカラクリ人形だと知っていて尚、ちゃんと人として見ていてくれるようでもありますからね」

 

「それはそれは。誰が私を作ったのか存じ上げませんが、その点に関しては感謝しなければならないかもしれませんね」

 

 そんな話をしている間に立花様は慣れた様子で手首の螺子を外し終えるとその部位を外して中の機構を見ていた。それを俺も見させてもらったが、俺の知っている傀儡人形の内部機構よりは複雑になっているがある程度はどうなっているのか理解することが出来た。

 立花様はそうして内部機構を確認してから、内部を少しだけ弄ってから手首を軽く動かす。そしてまた内部を弄って同じように手首を動かす。

 微調整をしているのが見て取れるが、やはりああして何度も繰り返すのか。傀儡人形を作った際にも同じようなことをした覚えがあるのであの微調整の重要性はよくわかる。

 そうした微調整を繰り返していた立花様だが、納得いく状態にまで調整が済んだらしく先ほどとは逆に手首の螺子を締めて調整を終わらせていた。

 

「このようにして調整や整備を行いますが、結城様から見て何か言いたいことはありますか?」

 

「そうですね……傀儡人形より内部機構が複雑だなと思いました。それと……手首を外して砲撃を、という改造は無理そうですね。後は鋼線で繋いで手首から先を飛ばすとか……」

 

「結城様……流石にそれは非効率的かと。砲撃に関しては一瞬悪くないかとも思いましたが、私の内部機構にそれを組み込むのは不可能です」

 

「みたいですね。傀儡人形のように術者が操る物であれば多少融通を利かせて仕込むことも出来るのですが……それを立花様に適用することは難しいでしょうね」

 

「そのようで御座いますね」

 

 わかっていた、というように頷いてから手甲を付け直してから反対も同じように調整をするためにそちらの手甲を外し始めた。片方だけ調整する、ということはなくちゃんと両方を調整するらしい。

 一度見ているのでそれを見せてもらうことはないのだが、やはり手馴れた様子で調整をしている。ただそれを見ていて思うのは、軽い調整なら出来るというが本格的な調整や整備はどうしているのだろうか。

 気になるのだが……まぁ、お抱えの職人でもいるのだろうという予想を立てておく。多分間違いではないはずだ。

 

 ぼんやりと立花様の調整を眺めていて、そういえば、と一つ気になることが浮かんできた。

 立花様の武装は基本的に脚に仕込まれた刀だ。本人の格闘技術と速度だけでも脅威的だが、あの仕込み刀がそれをより凶悪にしている。

 あれは一体どういう機構で格納されているのだろうか。傀儡人形のように腕を外したら、人であれば骨が埋まっている場所に刃を仕込むというのはあるが、立花様のあれはそういった物とは違う。

 

「立花様。仕込み刀はどういった風に格納されているのか聞いても良いでしょうか?」

 

「仕込み刀、に御座いますか?あれは脚部の脚甲が開き内部の刀を展開するようになっておりますが……」

 

「可能であれば見せてもらっても良いですか?」

 

「構いませんが……」

 

 よし。これで内部機構がわかれば場合によっては傀儡人形に取り入れることが出来る。わざわざ腕を外してから使うだとか、展開するにしても強度が低いだとか、本来仕込みたいと思っている物よりも小型の刃しか仕込めないだとか、そういった問題が解決出来るかもしれない。

 走考えると存外楽しくなってくる。もしその考えが成功するようであれば里に戻った際に意見を貰いに行くのも良いかもしれない。まぁ、あの二人はそういった武装も好きだが毒などを仕込む方が簡単だと思っている節があるのだが。

 両手首の調整が終わった立花様は少し椅子をずらしてから右脚を前に出した。意図が理解出来たのでその前に方膝をつくようにして脚部の機構が見え易いようにする。

 仕込み刀を展開しても当たらない程度に近づいたのを確認してから立花様が仕込み刀を展開する。一瞬で展開されるが俺の目にはどのようにして展開されていくのか捉えることが出来た。

 

「なるほど……こいう展開の仕方ですか……」

 

「今の速度で見えたのですか?」

 

「ええ、これでも目は良いので。それにしても……足の甲から足首にかけてどうしても隙間が……」

 

「それは仕方のないことですので……」

 

「ただ、それでも強度として問題ないという辺りが恐ろしくもありますね」

 

「戦いの最中で壊れるようなことは御座いません。その点に関しては、誰が私を作ったのかわかりませんが、感謝はしています」

 

 そんな話をしながらも立花様が不快にならない程度に脚部の仕込み刀や、非常に見え難いが内部の機構を覗かせてもらっている。

 女性の脚をまじまじと眺めるというのはよろしくないのだが、こうしたものはどうしても気になってしまう。傀儡の術を教えてもらう際に傀儡人形の作り方まで叩き込まれた弊害とも言える。

 

「そういえば、この仕込み刀自体の切れ味はどれほどのものなのでしょうか?

 普段は立花様の体術と速度もあって切れ味など気にしていませんでしたが……もしかすると名刀でも打ち直してこの仕込み刀にしている可能性もあるのかな、と」

 

「切れ味、ですか……それなりのものではありますが……言われてみれば、気にしたことはありませんでしたね……」

 

 立花様も気にしたことがなかったのか。であればどれほどか少し気になるので実証してみよう。

 とりあえず気を巡らせてから刃に指を這わせる。すると痛みと共に血が流れた。

 

「これは名刀と変わりない切れ味ですね」

 

「あの……指が……」

 

「これくらいはすぐに治りますので。

 どうにも俺が思っているよりも立花様の製作者は戦うことを重点的に考えていたような、そんな気がしてきますが……」

 

「いえ、それよりもすぐに治るというのなら治療を……」

 

「指先が切れた程度ですので問題はありません。それにしても気を巡らせても切れるとなると、本当に名刀を打ち直して組み込んだ可能性がありますね」

 

 では使われたとしてどのような刀だったのか。そんなことを考えながら傷口を撫でれば血の跡は残るものの傷自体は綺麗に治っていた。この程度であれば呼び動作なしに治療が出来る。

 ただそれを知らなかった立花様は少し驚いていたようだったが、すぐに呆れたような表情に変わった。

 

「一瞬驚いてしまいましたが……結城様であれば納得でもありますね」

 

「何処に行っても同じような反応ばかりされている気がしますが、信頼として受け取っておきましょうか」

 

「ええ、そうしていただけると助かります」

 

 他愛の無い話をしながら納得のいくまで内部機構を観察させてもらい、そろそろ良いかと判断する頃になると誰かがこの部屋に向かって真っ直ぐ歩いてきている気配を察知した。

 非常に覚えのある気配で、どうやら大友様が向かってきているようだった。元々一緒に町まで来て、それぞれの用事があるために別れて行動していた。といったところだろうと当たりをつける。

 それから立ち上がろうとした時にふと気になることが出来たので断りを入れて脚に触れ、仕込み刀の繋ぎ目が見えるように少しだけ動かさせてもらった。

 ……繋ぎ目もしっかりとしていて、破壊するのは少し面倒な気がする。立花様の製作者は本当にしっかりと作りこんだものだなと感心さえ覚える。

 そうしていると部屋の中に大友様が入ってきた。

 

「お待たせしました、ドウセツ!ちょーっと遅くなりましたが、無駄遣いとかはしてませんよ!ほんのちょっぴりお団子とか食べちゃいましたけど、まだ大丈夫ですよね。

 って、どうして結城が……いえ、それよりも!何で結城はドウセツの脚を触ってるんですか!?」

 

「ソウリン様、落ち着いてください。これは互いに話し合って納得した上でこうしています」

 

「どうも、大友様。立花様の言うように許可はいただいていますよ」

 

 内部機構を見させてもらっていたのだが、何やら慌てているというか、怒っているというか、とにかく顔を赤くしながらそう言ってくる。それに対して俺と立花様は問題ないと告げるのだが大友様は納得していない様子だ。

 どうしたものか、と思いながら立花様の脚から手を放して立ち上がるとずんずんと俺まで真っ直ぐ進んできた。

 

「良いですか!お互いに合意の上であったとしても男性と女性ということもあるのですからもっと慎みを持つべきです!」

 

「はぁ……それには同意しますが……」

 

「だったら何で結城はドウセツの脚を触っていたんですか!ヨシテル様に言いつけますよ!」

 

「ソウリン様」

 

「ドウセツは黙っててください!結城も男性ですからそういうことに興味があるのはわかります。そういうものだという話は聞いたことがありますからね!」

 

「男性だから、というのは……あ、確かに里でもそういう方は多かったような……」

 

 そういえば傀儡人形を完成させて、好きに改造して良いと言われたときに色々と仕込んだときに里では色んな方が興味深々と言うように見せて欲しいと言っていたのを覚えている。あれには確か男性が多かったような気がする。

 まぁ、あれは遊びで作ったようなところもあるので問題はなかった。本当に使うつもりならどんなものを仕込んでいるかばらすようなことはしない。

 

「傀儡人形は使い手が少ないこともあって、興味深かったのかもしれません」

 

「そうです!使い手が少ないからって……使い手が少ない?」

 

「ええ、傀儡の術はあまり人気がないのか……まぁ、俺は傀儡人形も自作出来るのでその関係で立花様の仕込み刀の内部機構を見せていただいていましたが、あれを再現出来ればより武装を仕込めそうですね」

 

「え?え?」

 

「ソウリン様。結城様は私の脚部の内部機構が気になっているということでしたので、いずれ傀儡人形を見せていただくという条件で確認をしても良い、としていたのですが……

 どうやらソウリン様は別のことを想像していたようで……知っていますか、ソウリン様のような方をむっつりと言うそうですよ」

 

「なっ!?ち、違います!私は、そんな、むっつりだなんて……!」

 

「事実で御座います。ソウリン様もそういうことに興味がある年頃ということですか……子供の成長というのは、早いものですね……」

 

「どうしてそこで子供扱いするんですかぁ!!」

 

 何か思っていたのか俺にはわからないが、とりあえず立花様に内部機構を見せてもらったので今回は満足した。

 これで俺の傀儡人形を改良することも出来るだろう。それを使うかどうかは置いておくとして。

 それにもし改造するにしても暫く後になる確信がある。とりあえずは毛利輝元様の件を終わらせなければならないのだから。




カラクリ人形ってことで、内部機構とか気になりません?
それとあの脚の仕込み刀の収納されてる状態と展開方法って結構格好良かった。
ああいうのって地味に浪漫があるんだよなぁ。


追記
仕事が想像以上に忙しくなっており、執筆に時間を取れなくなってきているために投稿を一時的に停止します。
毎日残業且つ休日出勤ばかりの現状で執筆は不可能と考えてこのような措置にさせていただきました。
投稿を楽しみにしてくれている方々には大変申し訳ありませんが、どうかご了承ください。

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