─前回までのあらすじ─
どもども~!毎度お馴染みの、清き正しい文々。新聞の射命丸文です!
突如王様ゲームをやると決起した霊夢さん!その差し金は大妖怪の紫さんあったとは…本当に何を考えてるか予測不可能ですね。それはさておき、初っぱなは魔理沙さんが鬼畜な命令で咲夜さんがフィーバーして、妖夢さんの可愛らしい命令で、こいさなの百合が展開しかけたり、お空さんの命令で…いやああぁぁぁ!
き…気を取り直して…張り切って行こー…。
───博麗神社───
良い具合に王様ゲームの雰囲気が温められた所で4回目!魔理沙と文は放心状態で白目向いているが、まぁクジくらいは引ける元気はあるから大丈夫!人間も天狗もちょっとやそっとじゃ死にゃあせん!
「それじゃ4回目行くわよ?せーの!」
「「「王様だーれだ!?」」」
また引かれて1秒程度の沈黙が汗を促してくる。
「私ですね!」
王様はうどんげだ。これでうどみょんが王様になったと言うことか。
「そうですね…では、1番と⑨番は、今度ウチの師匠の薬の実験台を代わってもらいましょう!」
「「はぁぁぁぁぁ!?」」
1番=霊夢、⑨番=魔理沙と…おや?レイマリと来ましたか…面白くなりそうで…。
「ちょっと待ってくれうどんげ!私はあの
「何を言ってるんですか魔理沙さん?薬は身体を良くするものですよ?大丈夫ですから…悪い方向には行かないと思いますから」
うどんげは自分が助かると思って物凄く嬉しそうで、とてもゲスい顔をしていた。ここのキャラはどうやらゲスしかいない様だ…。
「一応聞くけど、何の薬なの?」
不幸中の幸いを意地でも掴もうと如く、霊夢はうどんげに質問。
まさか紫に絶対服従を誓わせるゲームと言われて、やってみたら話と違うなんて思っても見なかっただろうから、良い表情してるじゃない。…おっと、私もゲスになってきたかな?
え?あんた誰って?仕方がないわねぇ、教えてあげる♪私は永遠の17歳!みんなのアイドルゆかりんよ!何してるのって?だって、絶対服従を誓わせるなんて嘘っぽい説明であんなに真面目に受け止めるとは思わなかったから面白くて…!ついこっそりと見ちゃってるってわけ。
おっと、話し込んでしまったわ。あのうどん子が何の薬か言うところだったわね。
「実はですね、身体が火照ってテンションが上がる薬なのです!」
「…それって、所謂…媚薬じゃないの?」
「八意印の媚薬はすごいんですよ!あまりの人気に在庫はいつも足りてない状態でしたから。そこで、真新しい媚薬を霊夢さんたちに実験台になってもらおうって事です」
「…うぅ!こんなゲームやってらんないわよ!」
おっと、霊夢が我慢の限界か?でも、王様ゲームはまだまだ始まったばかりよ?
「霊夢、途中で投げ出すなんて酷いんじゃないかな?」
「フラン…あんたねぇ…」
「私まだ遊び足りないよ?王様になっていろんな事したいんだけど?あなたはノーコンテニューが出来ないわ…」
ほう…フランが珍しく圧をかけて霊夢を沈めたわね。何か企んでるのかしら?王様ゲームでは企みが強く主張されるゲームでもあるから面白いわね。
「珍しいわね、フランがこんなに意地になるなんてね」
「だってお姉さま?……まだお姉さまの悲鳴が聞こえないんだもん」
おやおや、姉妹決裂が起こりだしたわね。
「…私の悲鳴は一生あなたの耳には届かないわ。なぜなら…せーの!」
「「「王様だーれだ!?」」」
…………。
「私が王様になる運命なのよ!」
「あ、私が王様ね」
「ノオオオオオォォォォ!!」
あらら残念、あれだけ大口叩いて外す運命を辿るなんて、フラグは建てるものじゃないわねぇ。
で、王様になったのはアリス。まぁこの中でも結構まともなキャラだし、ゲームバランスが崩れるような命令はしないと思うんだけど、どうするのかしら?
「そうねぇ…。じゃあ、2番と3番と11番は、今週中に(現在火曜日)パッチェさんと一日遊ぶこと。何をするかは任せるわ」
「2番…」
「3番…」
「11番…」
2番は早苗、3番はお空、11番はうどんげでした。まぁ接点の無い3人が選出されたわね。でも、丸一日パチュリーの声を聞いて腹筋が持つワケないし、腹筋が壊れる前に殺される気もするけど、面白いから黙っておくのが1番よ。
「で…でも、ただ遊ぶだけですよね?それならまだ救いが…」
「甘いですようどんげさん…。パッチェさんは過激な遊びを要求し、盛り上がると開いた口が閉じることを忘れます。そんな地獄なる阿鼻叫喚に耐え抜くのは困難です…覚悟を決めた方が良いでしょう…」
「あなたさっきまで気絶してたのに復活早いわね」
「二人とも何でそんな重い顔してるのー?遊ぶって楽しそーじゃん♪」
「幸せね…幸せなのね…」
「どういう事態に陥っているか分からないって、本当に羨ましいですよ…」
アリスならマシな命令するかと思ったら、随分とドSじゃない。ここの幻想郷はゲスなのしか居ないのかしら?
「でも、絶対生きて帰ってきます!ええい!次行きましょう!せぇの!!」
「「「王様だーれだ!?」」」
「私だぁぁぁぁ!!」
おぉ、ようやくレミリアに王権が来たわね。まったく、運命を操る能力が行方不明ってのはこの事だわ。カリスマとどこかへ行っちゃったのかしらね。
「私の命令はただ1つ!!咲夜!あなたにはこれから私が睡眠中は半径10メートル内に近づくことを…」
「ちょっと待った!何普通に名前で指名してんのよ?番号で指名しなさいよ」
「う…そうだった…!くぅ…」
「うにゅ?呼んだ?」
「呼んでねぇよ!!まぁ良い、私の運命で番号を見透かして見せるわ!!それで私の勝利で決まるのよ!!」
うわぁ…全力でフラグを建設していくスタイル…。その運命がどれだけ外れてきたか分かってるんでしょう?好調な馬が連敗してたらその馬に賭けないでしょう?あなたの能力は賭けられるほど力は無いってのに…。
「…見えた!!咲夜は6番!睡眠中の私に半径10めー…」
「6番は私なんだぜ」
「…ゑ?」
「ちなみに私は8番ですわ、お嬢様」
「で…でも、近いじゃない!」
「見え見えの嘘ね。全部で11枚の札で近いと言える機会が多いのは5、或いは6。1か11がでない限りは、近い…とか、かすってた…とか言い訳が出来る。本当は当たってなくてもせめて近いのが出ればメンツは保たれると思っていたようだけど、甘かったわねレミリア」
霊夢に完膚なきまでに諭されてしまったレミリアは、スカーレット家に古から伝わる伝説の護身奥義であるカリスマガード状態。
「それに、いくら近くてもハズレはハズレだからな。結局咲夜に命令したくても出来ないし、私は別にお前の寝込みを襲う気はないぜレミリア」
「う…うー☆」
『ブシャアぁぁぁぁ!!』※読者は想像力を膨らませ、舞い散る美しき紅い雫を拝んでください
「やっぱりウチの咲夜はそのキャラか!!」
「大変だ!咲夜さんが息をしてないですよ!」
「うどんげ…お嬢様に伝え…て、私は一片の…悔い…なしでした…と…カクリ」
「咲夜さん!しっかりしてください!あなたはレミリアさんとフランさんを置いていくのですか!?永遠亭へ行きますよ!!」
「私…何か助かった感じかしら?やっぱりカリスマガードは最強ね」
あららら、咲夜が永遠亭に運ばれて行っちゃった。それにしても結構な出血量ね。これだけの量をうー☆の度に吹き出てたら貧血どころじゃないと思うのだけど。まぁ主が吸血鬼だし、輸血でもしてるのかしらね。
「咲夜とうどんげ居なくなっちゃったし、これでお開きにしようかしら」
「そうだな。もう十分楽しんだぜ」
「何言ってるの二人とも」
「霊夢さんと魔理沙さんは永琳さんの新薬の実験でしょう?」
「そう言う早苗だってパッチェさんと1日デートじゃない。この私でさえ耐えるの辛いのに」
「そ…そうでした…」
「結局、被害がなかったのは私(フラン)とこいし(早苗からの
「お子ちゃまには罰を与えられないってうp主が言ってたわ」
「メタいんだぜ…」
「うp主てめぇ私がお子ちゃまだって言いたいのかコラ…」
「私お子ちゃまー♪」
こいしは本当にいつでも楽しそうね。
「ちょっと待って下さい。レミリアさんは普通に罰を受けましたよ?」
「おい早苗!私がお子ちゃまだって言いたいの!?」
「うー☆が何よりのお子ちゃまでしょう?これ以上にあなたからどんな大人要素があるのかしら?」
「う…う…うー☆宇ー!!」
おぉ!カリスマガードが進化した!見事なビフォーアフター!
Before …うー☆
After …宇ー!!
「あーんまーりだぁー!」
「あややや…最後まで黙ってたら良いネタが次々と!果報は寝て待てとはこう言うことなんですね!」
「あんたもさとりの料理があんでしょうが」
「忘れてたあああぁぁぁぁ!!」
終わり?
終わりと言いましても、まだ続きます!…と言うより、命令されたら実行するのが王様ゲームです。…と言うことで、魔理沙と文のさとりの化学兵器の味見、レイマリの新型媚薬実験、早苗とうどんげとお空のパッチェさんと1日デートの3つが残されてますので、その3つを次回、数回に分けてやろうと思います。