東方日常記   作:ぬんちゃくティッシュ

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東方王遊戯─壱─

───幻想郷、博麗神社───

 

「王様ゲームをするぞー!」

 

「「「おー!!!」」」

 

霊夢が王様ゲームをすると言い、参加者数名は、魔理沙、レミリア、フラン、咲夜、アリス、妖夢、うどんげ、文、早苗、お空、こいしの11人(霊夢をいれて12人)が一斉に歓喜する。

 

まずなぜこの面子かと言うと、何かと人気キャラを集めてやると霊夢が言い出したので、とりあえず紅魔館からは姉妹とメイドを。門番は(寝たいが為に)…。

 

「門番と言う仕事は油断が禁物です。なので、皆さんで楽しんできてくださいねー」

 

…と言うことで来なかったし、パッチェさんは…。

 

「わしゃ今から寝たいねんからあんたらだけで楽しんできたらええ」

 

と、今宵もガラガラ声と関西弁は絶好調のままベッドにgoしたと言う。

 

白玉楼では珍しく妖夢が休暇を貰えてた最中だったから運良く呼べた。幽々子は主が居ると気を使わすから…と言うことで来なかった。

永遠亭でも同じことである。

 

地霊殿からは核と無意識が参加。さとりは私が居るとゲームにならないから…と来なかったし、主を一人にできないと言うことで、お燐も残った。

 

…とまぁ、寄せ集めのメンバーで王様ゲームをやろうじゃねぇかって事です。

 

「そもそも何で王様ゲームをやろうなんて言い出したんだぜ?」

 

魔理沙が最もらしい事を聞いてくる。

 

「何かね、紫が外の世界には絶対服従を誓わせるゲームがあるって言うものだから面白そうだと思ってね」

 

「原因はあの(BBA)かよ!説明の仕方もおかしいだろ!」

 

「まぁでも、だいたい皆もルール分かってるみたいだけどね」

 

「とはいえ、それぞれの認識にズレがあるといけないから、一応ルール説明はしておくわよ」

 

王様ゲームの基本ルール

1、人数分の番号札を箱のなかに入れておき、全員は一斉に番号札を一枚ずつ取る。これはあくまでクジなので、割り箸でもボールでも構わない

2、人数分の番号札の中に1つ王と書かれた札がある。その王と書かれた札を取ったものが王様となる

3、王様となった者は、名前ではなく、番号で指名して命令する。尚、指名の対象者は絶対に従わなくてはならない。拒否権もない。王様の命令は絶対である

4、一通り命令をこなしたら、番号札は箱に戻し、その度にシャッフルする

 

「とまぁ、こんなところかしら?ローカルルールとかに関しては一切聞く耳を持たないからそれはご了承ね」

 

「フラン王様ゲーム初めてだから楽しみ!」

 

「じゃーさっそくやろーよー♪」

 

「やろーよー♪」

 

地霊殿チームは仲が良いことで…。

 

「そうだな。行くぞ…せぇの!」

 

「「「王様だーれだ!?」」」

 

札を引いたあとは、必ず沈黙が訪れる。この間がまた緊張をそそるものがある。

 

「私だぜ!」

 

まず手始めに魔理沙が王様となった。まぁ最初の滑り出しとしては良い人物だろう。

 

「そーだなー。じゃぁ、5番は自分の明かしたくない秘密を暴露するんだぜ!」

 

「な…なんて事命令するのよー!!」

 

5番…該当者は咲夜であった。

 

「ダメよ咲夜、王様の命令は?」

 

「絶対…」

 

レミリアに諭されてしまった咲夜はどんな秘密を暴露してくれるのだろうか?

 

「…。実は…お嬢様の寝顔の写真を…毎晩撮ってます!」

 

「はぁぁぁーーーーーー!!!??咲夜どう言うことよ!!それに何で寄りによってそれを暴露するのよ!!」

 

「ふぅ…これで気持ちが楽になりましたわ、お嬢様♪」

 

「私は楽じゃないわよ!毎晩寝るときに警戒してしまうじゃないの!!」

 

「おーさっそく王様ゲームの醍醐味となってきたぜ」

 

「魔理沙…あなた何てもの命令してんのよ…」

 

「いやぁでもアリスもこう言うの面白いんだぜ?ほら見ろ、妖夢とうどんげと早苗は食らいついてる」

 

「ウチにまともな人はいないのかしら…文は動じないのね?」

 

「そうでもありませんよ?ほら!もうメモ済みです!」

 

「あら…そう…(まともな奴いない…)」

 

とにかく、レミリアと咲夜が落ち着いたところで次に行くことにした。どうなったかと言うと、レミリアが咲夜に説教したが、結局咲夜のレミリアLOVEパワーに勝てず、毎晩警戒することになってしまった。

 

「うぅ…☆こうなったら何としても王様になって咲夜の夜這いをどうにかしなくちゃ!運命を操る能力は伊達じゃないのよ!!せぇの!!」

 

「「「王様だーれだ!?」」」

 

……………。

 

「あ、私ですね」

 

次なる王様は妖夢だ。

 

「うっそー!我が運命さえも私を見捨てたの!?」

 

「お姉様さっきから面白すぎるから止めて」

 

「うー!!☆」

 

「命令いきますよ?1番が7番のほっぺにキス…」

 

「うわあ…1番の定番が来た…。で、誰よ?1番と7番」

 

「私7番だよー♪」

 

7番は無意識のこいしだ。元人気投票一位の無意識にキッスが出来る幸運を持つのは…。

 

「私ですね!…はぁ…はぁ」

 

早苗であった…。寄りによって重度のロリコンに当たってしまった。まさかこいつの奇跡が?

 

「はぁ…はぁ…こいしちゃん…可愛いよ…はぁ…はぁ…チュッと行っちゃいますよ…逝っちゃいますよ…」

 

「わーい!早苗お姉さん嬉しいなー♪」

 

「ぶちゅぅー!」

 

─少女育愛中─

 

…文面が一時的に不快な物となってしまった為、読者様は広大な草原をイメージして脳内を掃除するようお願い致します。尚、気分が優れなくなった場合はすぐ病院へ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こいしちゃん…このままヤり…」

 

…文面が一時的にふk……。

 

 

 

 

 

「させるかーーーーーー!!」

 

霊夢がドロップキックで早苗を正気に戻し、続きに参る。因みに早苗は気絶のため一回休み。

 

「まったく…。気を取り直して次次!せぇの!!」

 

「「「王様だーれだ!?」」」

 

………………。

 

「私だよ!」

 

お空であった。何か1番危なっかしい奴が王様になったが…。

 

「うにゅぅ…。じゃあね!…何するんだっけ?」

 

「番号で指名して命令!忘れるんじゃないわよ…」

 

「超メンゴ!じゃあね!2番と6番が、今度さとり様の料理を食べる!」

 

「…ん?さとりの料理?」

 

「そうだよ!さとり様の料理を食べて、アドバイスしてほしいんだよ!」

 

「2番は私だぜ」

 

「6番は私ですね!」

 

2番は魔理沙、6番は文となった。

 

「でも何でさとりの料理を食ってアドバイスを?」

 

「さとり様の料理をどうにかしないとヤバイんだよ。この前勇儀姐さんに食べさせたら白目向いて何週間か気を失ってたんだ!」

 

「ガチな兵器じゃねぇか!」

 

「あの姐さんが一発K.O.なんてかなりヤバイですよ…」

 

「でも二人とも?王様の命令は?」

 

「「ぜっ…たい…」」

 

魔理沙と文は放心状態となったが、気にしないでおこう。早苗も意識が復活したところで続き行ってみよう!

 

とは言ったが、一旦ここで切らせてもらいます。続きは次回に乞うご期待下さい!…やっぱり期待しないで下さい…

 

               続く

 


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