王下七武海総監督物語   作:グランド・オブ・ミル

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第5話

 

 

 

 

 

 

レイがペローナを仲間にしたのには理由があった。もちろんペローナ自身が可愛い女の子だったのも大事な理由だが、目をつけたのはペローナの航海術だ。

 

考えてもみてほしい。ペローナは大勢のゾンビ兵を引き連れてとはいえ一人でスリラーバークを脱出しようとしていたのだ。ここはグランドライン、しかも深い霧の立ち込める"魔の三角地帯"だ。そこで一人で航海しようとしていたのだから、彼女は相当な航海術を持っているはずなのだ。

 

美少女で航海士。まさしくレイが求めていた逸材だったので多少強引に勧誘した。そのせいで口説き文句のようになったがレイは気づかなかった。

 

ちなみにレイがペローナにしたキスは『生命の祝福』という回復技である。L.C.Lを口から流し込むことで傷やダメージは治せないが、体力や精神力を回復させる。ペローナが(主にレイのせいで)ひどく動揺していたので落ち着かせようとしたのだが、逆効果になってしまったがレイは例のごとく気づいていない。

 

まあ、そんなこんなでペローナを仲間にした(口説いた)レイは現在スリラーバークの船長室でモリアと面談していた。そこに彼のゾンビ兵達が慌てた様子で駆け込んでくる。オーズという巨大ゾンビのせいで船が"魔の三角地帯"を出てしまったらしい。

 

「それが何だってんだ。海賊なんだ海の上ならどこだろうと構わねぇ。それより今珍客中の珍客が来てんだ。黙ってろ。」

 

そんな彼らをモリアは黙らせる。モリアの前でレイはゾンビメイドに入れてもらった紅茶を飲んでいる。

 

「なぁ!"生命姫"インフィニティ・D・レイ!!俺達七武海の総監督にして政府に忠実な女!!政府はお前をくまと共に重宝してるだろうが、何を企んでやがるのか。お前みてぇなのが一番不気味だぜ!」

 

モリア程の大男とレイ程の少女が向かい合っているのはかなりシュールだ。モリアはレイが政府に忠実だと言ったが、それは表向きだけだ。もちろんゴリゴリの悪人を殲滅する命令なら喜んで引き受けている。だが、政府に不都合なだけな子どもや女の子といった市民を消す命令はうまくごまかし、彼らを逃がしていた。レイさんはみんなの味方なのだ。

 

「キシシシ!用件を言え!お前ここに何しに来た?」

 

「報告。クロコダイルの後任が決まった。」

 

「ほう、一体どこのどいつになった?海賊はごまんといる。」

 

「"マーシャル・D・ティーチ"。通称"黒ひげ"。世間でちょっとした騒ぎになった。ここまでは届いてないかな?」

 

「"黒ひげ"?聞かねぇ名だな。元々の懸賞金は?」

 

「0」

 

「キシシシ!未知数か!政府もよく認めたもんだ!まあ、穴埋め作業が済んで良かったじゃねぇか!これで世界の均衡とやらは保たれるんだろ?」

 

「・・・さあ、私はそう思わないけど。」

 

「?まあ、それはいい。ところでそんなことを何故お前がわざわざ伝えに来た?"伝書バット"でも良かったはずだ。」

 

"伝書バット"とは政府が七武海に連絡や召集をかける時に使う連絡用コウモリである。

 

「ん、実はもう一つ頼まれ事がある。エニエス・ロビーの一件以来政府はあの子達の動向を警戒してる。W7からの"記録"を辿るとここで足止めされる可能性は高い。政府が何を心配してるか分かる?」

 

「・・・?」

 

「また一人、七武海があの子達に落とされやしないかと政府は危惧してる。」

 

レイがそう言った瞬間、モリアは彼女に詰め寄り顔を近づけ眼をとばす。

 

「ふざけんじゃねぇ!!俺の心配だと!?ザコ海賊抑制のためにこの座についてやってる俺に向かって!!」

 

「必要なら加勢しろというのが政府の命令。」

 

「・・・!?誰に口を利いてやがんだてめぇ!!」

 

モリアの怒鳴り声で部屋のゾンビ兵は震え上がる。

 

「あんな少数のちっぽけな海賊団に俺が敗けるかも知れねぇと!!?」

 

「勝負に100%はない。CP9のロブ・ルッチの敗北がそのいい例。」

 

「だからといって七武海を二人もぶつける程政府はビビってんのか!?あぁ!?」

 

「別にこれはおまけの指令。あなたが勝てればそれまで。」

 

「じゃあよく見ていけ!!そして温室のバカ共に伝えろ!!『てめぇらを出し抜いた"麦わらの一味"はいとも簡単にゲッコー・モリアのゾンビ兵になった』とな!!」

 

そう吐き捨て、モリアは部屋を出ていった。残されたレイは優雅に紅茶を飲みながらクッキーを食べる。

 

「もぐもぐ、このクッキーおいしい。ここのシェフは腕がいい。」

 

レイの評価を隣で聞いていたクッキーを作ったゾンビメイドは照れて嬉しそうにしていたという。

 

 

 

 

 

 

 

モリアとの対談を終えたレイはゾンビ達に案内されてペローナの部屋へ行った。彼女の生活用品を揃えるためだ。服やぬいぐるみなどをスーツケースにつめていく。

 

それを終えた後、レイはベランダから中庭を見下ろし、麦わらの一味とモリアの戦いを見る。モリアはオーズという巨大ゾンビのお腹の中にいる。つまり麦わらの一味がモリアをたおすためにはまずオーズをたおさなければならない。

 

「・・・もしかしてあの巨大ゾンビ、ルフィの影が入ってる?」

 

「はい、そのようでございます。」

 

レイの疑問にゾンビメイドが答える。このゾンビメイド、レイがクッキーを褒めてからまるで付き人のように付き添っている。

 

ゾンビメイドが言うようにオーズにはルフィの影が入っていた。そのため巨体に似合わぬ俊敏さを持ち、さらにモリアのアシストによりゴムゴムの能力も使うことができる。

 

「"ゴムゴムの~回転弾"!!」

 

モリアの指示でオーズはウソップ、ナミ、ルフィに向かって腕を回転させながら伸ばす。この3人以外は皆やられ、気絶しているようだ。そしてルフィは何があったか知らないが全身が青く、大きくなっている。

 

ドンッ!!

 

そんなビッグルフィは自分の何倍もあるオーズの一撃をあろうことか片手で受け止める。これにはその場にいる全員が驚愕する。

 

そこからはルフィの独壇場だった。オーズを軽々と持ち上げ振り回し、オーズの攻撃も簡単に防ぎ、ルフィが使えないはずの剣術まで使いこなす。そしてオーズのお腹の中のモリアに一発おみまいしたかと思えば、間髪入れずに二人まとめて"ゴムゴムの暴風雨"でタコ殴りにする。やがてオーズがノックダウンするとルフィの体から大量の影が出てくる。

 

「なるほど、どうやら麦わらは大量の影でパワーアップしていたようです。」

 

「そんなことできるんだ。」

 

ゾンビメイドから語られた事実にレイは納得する。下では恐らくルフィに影を提供した者達であろう海賊達が喜んでいる。

 

しかし喜びも束の間、オーズはボロボロになりながらも立ち上がってしまう。モリアはまだオーズの中で気絶中だ。

 

「痛くもかゆくもねぇ・・・」

 

体は死体で意識は影なので痛みなどは感じないのだろう。海賊達が絶望しきっているとなんとやられていた麦わらの一味も次々に立ち上がる。オーズが立ち上がった瞬間に迎撃の準備を始めていたようだ。

 

ロビンが塔に足場をつくり、それをルフィを抱えたブルックが登っていく。オーズがブルック達に気をとられているとナミが雨を降らせてオーズをびしょ濡れにする。

 

「"風・来・砲"!!」

 

ドゴォォォン!!!

 

お次はウソップとフランキーだ。応急でつくった巨大配水管で厨房の巨大冷凍庫の冷気をオーズに噴出する。するとびしょ濡れだったオーズはたちまち凍りついてしまう。

 

今度はサンジがスリラーバークの巨大な舵の鎖をオーズに巻き付け、ゾロがオーズの腹を引かせる。これにより、オーズの背骨は真っ直ぐの状態となる。そして真上からはルフィが腕を大きく膨らませて落下してくる。

 

「なるほど、考えましたね。」

 

「ん、さすがはルフィ達。」

 

「"ゴムゴムの~巨人のバズーカ"!!」

 

ドオォォォォンッ!!!!

 

ルフィの一撃が決まり、オーズは今度こそ完全にKOされる。人間の背骨はS字に曲がることで衝撃をやわらげる構造になっている。だからこそ麦わらの一味はオーズの背骨を真っ直ぐにし、真上から強烈な一撃を叩き込んだのだ。背骨という体の中枢を破壊されたオーズは痛みを感じないとはいえ立つことはできない。海賊達は喜び、影を取り返そうとモリアに近づく。

 

しかし、悪夢が止むことはなかった。モリアはボロボロになりながらも立ち上がった。海賊達はモリアに影を返せと迫るがモリアはこれを無視。足元から影の触手をスリラーバーク中に伸ばす。その触手はゾンビ達の足元にくっつく。

 

「?何でしょうこれ。」

 

「さぁ・・・?」

 

その触手はゾンビメイドにも伸びてきた。そして・・・

 

「"影の集合地"!!」

 

「あうっ!!」

 

「おっと。」

 

ゾンビメイドから影が抜け、崩れ落ちる体をレイが受け止める。スリラーバーク中のゾンビ達からも影が抜かれ、モリアへと集まっていく。どうやらモリアはスリラーバーク中の影達を自分の体に吸収しているようだ。やがて吸収が終わり、モリアが取り込んだ影の数は1000体。ビッグルフィの10倍だ。

 

「オオオオオオォーーーー!!!」

 

バカァァァァンッ!!!

 

影を取り込んで何倍も大きくなったモリアのパンチはスリラーバークを割ってしまう。恐ろしい程にパワーアップしたモリアだが、どう見ても暴走している。

 

ふと東の空を見ればうっすらと明るくなっていた。影をとられたルフィ達は朝日を浴びると消滅してしまう。どうやらモリアは朝日が差すまでの短時間を超パワーでやり過ごすつもりらしい。

 

ガシャン!!ドカン!!ボゴォォォン!!!

 

モリアの攻撃をルフィは"ギア2"のスピードでかわす。

 

「"ゴムゴムの~JETロケット"!!」

 

ズガァァン!!!

 

モリアにスキができるとルフィはすかさずモリアの腹に超スピードで突っ込んで攻撃する。するとどうだろう。モリアの支配下にあるはずの影達がどんどん解放されていく。

 

「さすがのモリアも1000体の影を支配するなんて無理か。」

 

モリアもやられてばかりではない。影でつくった箱にルフィを閉じ込め、その上からスリラーバークを割ったパンチで叩き潰し、何度も何度も踏みつける。しかしルフィには効かない。ゴムだから。ルフィは親指の爪から空気を送り込んで自分の体を巨大化させていく。"ギア3"だ。ルフィは自分の影に言い聞かせながらモリアに最後の一撃をおみまいする。

 

「俺の影!!お前海賊王になりてぇならしっかり俺について来い!!"ゴムゴムの巨人のJET砲弾"!!!」

 

ドッゴォォォォォォン!!!!!

 

「ブオオオオオ!!!!」

 

ルフィが放った強烈な一撃はモリアに相当なダメージを与える。

 

「よいしょ。」

 

その衝撃でレイがいる塔が倒れる。レイは飛んで脱出したが、その塔がモリアを潰してしまう。やがてモリアはすべての影を解放し、力尽きてしまった。

 

「はぁ~、やれやれ。」

 

レイは電伝虫を取り出しながらモリアを潰す塔の上に降り立った。

 

 

 

 

 

 

 

モリアを倒し、影が戻ったことに喜ぶ海賊達。麦わらの一味も喜んではいるが、誰もが疲労の色を隠せていない。ルフィ、ロビン、ブルックは疲労で気を失っている。

 

「・・・そうだ!私大変なこと忘れてた・・・!!」

 

そんな中、ナミはハッと何かを思い出す。ウソップがどうしたのか聞こうとすると彼らの後ろから電伝虫の声が聞こえてくる。

 

『なるほどな、悪い予感が的中してしまったわけか。』

 

「そうみたい。」

 

その声の方へ向くと、倒れた塔の上に水色の髪の無表情な少女が立っていた。

 

「落ち着いて聞いてよ・・・。モリアとの戦いの最中で言いそびれたんだけど、この島にはもう一人いたの。"七武海"が・・・!」

 

「「「!!?」」」

 

「な・・・!!何だと!!?」

 

「あれが"七武海"!?」

 

ナミの衝撃の告白に麦わらの一味はもちろん、海賊達もどよめく。そんな海賊達を尻目にレイは電伝虫でセンゴクとの会話を続ける。

 

『まだ息はあるか?』

 

「・・・たぶん。」

 

『生きてさえいれば回復を待ち、ひとまず"七武海"続投を願いたい所。措置についてはその後だ。そう次々に落ちてもらっては"七武海"の名が威厳を失う。』

 

「そ、そうだわ。あの髪と瞳の色は間違いない。"生命姫"インフィニティ・D・レイ!!」

 

海賊達の船長ローラはレイのことを知っていたようだ。

 

『この情報は世間に流すべきではない。どういう意味か分かるな?レイ。』

 

「ん。」

 

『世界政府より特命を下す。麦わらの一味を含むその島に残る者達を抹殺せよ。」

 

「・・・了解。」

 

レイは電伝虫を切ってモリアをチラッと見る。なんとか息はありそうだ。

 

「おいおい抹殺って・・・!?俺達を!?」

 

「そりゃあねぇだろ!!今やっとモリアの能力から解放されたってのに!!」

 

モリアの無事を確認したレイは今度はルフィ、ロビン、ブルックを見る。三人とも戦いでボロボロだ。

 

「そんな・・・!!"七武海"と連戦なんて・・・!!」

 

「お前ら下がってろ!!俺がやる!!」

 

麦わらの一味ではゾロが刀を構えて戦闘体制に入る。サンジもいつでも動けるように構えるが、二人とも戦える体ではない。

 

バサッ!

 

レイは6対12枚の帯状の翼を生やし、ゆっくりと海賊達の元に降り立つ。

 

「くそっ!!やっと自由になれるのにこんな所で死んでたまるか!!やっちまえ!!」

 

「「「うおぉぉぉぉぉ!!!」」」

 

「やめなお前達!!相手が悪すぎる!!ただの"七武海"じゃない!!"総監督"だ!!」

 

レイに襲いかかる海賊達をローラが止めるが彼らは止まらない。

 

「"A.T.フィールド"展開。」

 

ガッシャァァァン!!

 

「「「ぐあぁぁぁぁ!!」」」

 

レイはA.T.フィールドを飛ばして海賊達を吹き飛ばす。そしてゆっくりとルフィの元へと歩いて行く。

 

「待てよ・・・。」

 

そこにゾロが立ちふさがる。刀を構えてはいるがすでに満身創痍だ。

 

「おいゾロ待てって!!骨のズイまでボロボロじゃねぇかお前!!」

 

「災難ってのは畳み掛けるのが世の常だ。死んだら俺はそこまでの男・・・!!」

 

ウソップの制止も振り切り、ゾロはレイに斬りかかる。

 

「二刀流居合"羅生門"!!」

 

トォー・・・ン・・・

 

「!?」

 

しかし、ゾロはA.T.フィールドに阻まれて跳ね返されてしまう。

 

「何だ!?何が起こったんだ!?」

 

「ゾロが跳ね返された!?」

 

「くっ・・・!"三十六煩悩鳳"!!」

 

ドヒュッ!!

 

跳ね返されたゾロは刀を振るい、飛ぶ斬撃を繰り出す。

 

カァァ・・・ン・・・

 

「まただ!!」

 

「ゾロの斬撃が効かねぇ!!」

 

またしてもA.T.フィールドが発動し、斬撃を明後日の方向へ跳ね返してしまう。

 

「・・・それがてめぇの能力か。」

 

「そう。動物系幻獣種の能力。『シトシトの実 モデル"リリス"』。」

 

「シトシト・・・使徒か!!」

 

「神の使いじゃねぇか!!」

 

レイの能力に麦わらの一味はどよめく。

 

「さて、勝負再開といきましょう。"ベルトアーム"。」

 

「!?"刀狼流し"!!」

 

レイの12枚の翼を使った攻撃をゾロは体を回転させて受け流す。

 

「うらぁ!!」

 

トォー・・・ン・・・

 

「ぐっ!!」

 

ドカァァン!!

 

そして再び斬りかかるもA.T.フィールドのせいでレイに斬撃が届かない。斬撃ごと跳ね返されてしまう。

 

「ひ、ひ、"火の鳥星"!!」

 

ゾロのピンチにウソップが鳥の形をした炎の弾丸を飛ばす。

 

カァァ・・・ン・・・

 

ボウッ!!

 

「うわぁぁぁ!!」

 

「きゃあああ!!」

 

しかしA.T.フィールドはそれすらも跳ね返してしまう。

 

「・・・これだけ弱りきったあなた達と戦っても面白くない。」

 

そう呟いたレイは両手を前につき出す。現代日本人が見ればベジータのファイナルフラッシュを彷彿とさせる構えだ。するとその両手に青い正八面体の宝石のようなものが現れる。その宝石は突如形を変え、星形になって中心に光の粒子をため始める。

 

「あなた達の命は助けてあげる。」

 

レイの思いがけない提案に海賊達は喜ぶ。しかし、その喜びは次のレイの言葉で消えることになる。

 

「その代わり、"麦わらのルフィ"の首を私に差し出しなさい。」

 

「「「!?」」」

 

「仲間を売れってのか・・・!?」

 

「さあ、早く。」

 

「「「断る!!!」」」

 

その場にいた全員の答えが一致した。誰もが命の危機を顧みず、ルフィのことを庇ったのだ。

 

「そう・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良かった。」

 

その答えを聞いたレイは優しく微笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





キャラ解説

・ゾンビメイド

黒いストレートの髪で、左目を眼帯で隠している。作ったクッキーを褒められたことでレイの付き人のようになる。

影の主はクレイというとある貴族のメイド見習い。がんばり屋なのだがその努力が認められず、他のメイド達からこき使われている。




技解説

・『A.T.フィールド』

レイが「拒絶」することで発生する虹色の壁。斬撃だろうが砲弾だろうがあらゆるものを拒絶する。ただし、悪夢の実の力を宿した攻撃は通してしまう。


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