王下七武海総監督物語   作:グランド・オブ・ミル

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第12話

 

 

 

 

 

 

「でたぁぁぁ!!」

 

ここはLEVEL1バギーサイド。脱獄を企み解放した囚人達と共に正面玄関を目指していたバギーはLEVEL1内を逃げ回っていた。彼らの前に獄卒獣が四人同時に現れたのだ。

 

LEVEL4でルフィ達にやられた獄卒獣達だが、彼らは持ち前の脅威的なタフさと回復力で立ち上がり、リフトでこのLEVEL1へと先回りしてきたのだ。

 

「引き返せー!!脱獄はもう諦めるぞー!!」

 

獄卒獣達には敵わないと判断したバギーは来た道を慌てて引き返す。走っている最中にバギーは誰かとぶつかって転んでしまう。その相手を見てバギーは相棒のMr,3と驚愕する。

 

「ダイル~~!?」

 

「ンボボブボス~~~!!?」

 

その相手は元七武海でMr,3の元上司クロコダイルだったからだ。さらにバギーの部下の囚人の報告にさらに驚愕する。

 

「獄卒獣がKOされました!」

 

「「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」」

 

なんと四人の獄卒獣があっさりと倒れふしていた。倒したのはルフィにジンベエ、そしてレイだった。

 

「ん、坊や。ひさしぶり。」

 

「げ!レイ!てめぇもここにとっ捕まってたのか!てかその呼び方やめろ!!いつまでそう呼ぶ気だ!!俺やシャンクスはもうガキじゃねぇ!!」

 

バギーを見つけたレイは気さくに(といっても相変わらずの無表情だが)手を挙げて話しかける。バギーも親しげに話すことから二人は知り合いだったようだ。

 

下のフロアから上がってきたルフィ達とバギー達が合流したことでインペルダウンで起きた暴動は一つの巨大な勢力となった。しかし、そのまま走らせる程インペルダウンも甘くない。すぐさま後ろからマゼランが現れる。

 

「え!?マゼラン!?」

 

「じゃイワちゃんとカニちゃんは!?」

 

後ろからマゼランが現れたことにボンちゃんとルフィが戸惑いの声を上げる。マゼランはLEVEL3でイワンコフとイナズマが足止めしてくれているはずなのだ。そのマゼランがここに現れたということは………。二人の間に悪寒が走る。

 

「くそぉ!!」

 

「ダメよーう!!逃げるしかないのよう!アイツからは!!」

 

マゼランに殴りかかろうとするルフィをボンちゃんが抑える。すると二人にまもなく毒の竜が襲いかかってきた。

 

「"キャンドル壁(ウォール)"!!」

 

それをMr,3が能力で造った蝋の壁で防いだ。

 

「3(さん)!!」

 

「早く行け!!私の諦めは早いぞ!!借りの作りっぱなしはゴメンだガネ!!」

 

Mr,3の言葉に囚人達は続々と正面玄関へ急ぐ。マゼランの毒を防ぐかつての部下の姿にクロコダイルも「能力の相性ってのは分からねぇもんだな。」と珍しく称賛していた。

 

「レイ!ジンベエ!おめぇら先行って軍艦奪っといてくれ!俺あのドクの奴止めてみる!ちょっと考えがあるんだ!!」

 

「……ん、分かった。無茶はしないでね。コロ助。あなたもルフィのサポートをして。」

 

「ガウッ!!」

 

ルフィの目から相当な自信を感じ取ったレイはコロ助とその部下の大勢の軍隊ウルフ達を残してその場を立ち去る。

 

そしてルフィとMr,3、そして残った一部の囚人達と軍隊ウルフ達によるマゼランとの交戦が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

マゼランをルフィ達に任せ、いち早く正面玄関に辿り着いた囚人達。ここで軍艦を一隻奪えば脱獄完了めでたしめでたしだったのだが、敵もバカではなかった。

 

桟橋には軍艦が一隻もなかったのだ。囚人達がここに着く前にマゼランが手を回していたようだ。大型海王類がうじゃうじゃいる"凪の帯(カームベルト)"、それこそがインペルダウン最大の防御壁。それを有効に用いた作戦だ。これでは囚人達は何もできずにマゼランを待つしかない。

 

「私だけなら飛んで奪ってくることはできるけど?」

 

「いや、確かにレイさんなら可能じゃろうが、いくらあんたでも一人では時間がかかり過ぎる。わしに任せてもらおう。」

 

そう言うとジンベエは身の丈の三倍程の高さを持つ正面玄関の扉を片方壊し、それを海に浮かべた。それにクロコダイルとその部下Mr,1こと"ダズ・ボーネス"、バギーを乗せ、船よりもずっと速く泳ぎ出した。魚人海賊団船長であるジンベエにとってこれくらい朝飯前だった。レイはジンベエと同等のスピードで飛行している。

 

「おわー!!見つかった!!」

 

バギー達の乗る扉が砲撃された。遥か遠くに見える沢山の軍艦から砲撃されたようだ。雨のように降り注ぐ砲撃をジンベエは高速でかわす。

 

「避けられました!速い!」

 

「ただの魚人と思うな!"海峡のジンベエ"だ!!」

 

「撃て!!ジンベエ一人沈めれば、あとは"生命姫"だけだ!!」

 

軍艦の本気の迎撃をジンベエはやすやすとくぐり抜ける。やがて軍艦の近くまで来るとジンベエは海中深く潜る。そしてバギー達が乗る扉に狙いを定め、水を掴んで腰を捻り、思い切り投げて海流を造る。

 

「魚人柔術"水心"!"海流一本背負い"!!」

 

ジンベエが造った海流は海から飛び出し、水柱となって扉を天高く打ち上げる。その水柱は一隻の軍艦目掛けて一直線に突き進み、見事にクロコダイル達を軍艦に着地させた。バギーは着地に失敗して顔から落ちてしまったのはご愛嬌だ。

 

「…誰を海に落とすって?」

 

「…身の程を知らねぇ様で。」

 

海兵の誰かが言った「能力者は海へ落とせ!」という声にクロコダイルとダズはギロリと睨む。それに一瞬怯むも海兵達はクロコダイルとダズを放り出そうと武器を構える。

 

「魚人空手"槍波"!!」

 

「…"A.T.フィールド"展開。」

 

そこに海から槍にように鋭く固められた水が飛んでくる。ジンベエだ。その水はレイのフィールドによって跳ね返され、隣の軍艦に直撃する。丁度艦のど真ん中を撃ち抜かれたその軍艦は海兵達の悲鳴と共にたちまち海へと沈んでいった。

 

「ジンベエ、この軍艦は私達が使うことを忘れないで。」

 

「おお、すまん。うっかりしてたわい。」

 

レイとジンベエの会話を聞きながら、海兵達はレイ達の実力に震え上がる。

 

「ひ、怯むな!艦を渡してはならん!かかれぇ!!」

 

名もなき海兵、その隊長格にあたる人物の声で震えていた海兵達が一斉にクロコダイルやダズに襲いかかる。しかしいずれも一流の海賊だ。一端の海兵などにやられはしない。クロコダイルは刃と化した砂で海兵をなぎ払い、ダズは『スパスパの実』の力で全身を刃物と化して海兵達を切り刻む。

 

「あの艦が奪われるのも時間の問題!」

 

「海軍にとって大失態だ!今すぐ沈めろ!!」

 

クロコダイルとダズが大暴れする軍艦を眺めていた二つの軍艦に乗る隊長格の海兵は、クロコダイル達が乗る軍艦に大砲を向ける。

 

「"槍波"!!」

 

「"破壊光線"。」

 

しかし、それをレイとジンベエが許さなかった。レイは空から、ジンベエは海からそれぞれ軍艦を攻撃し、クロコダイル達への砲撃を防ぐ。

 

「ジンベエとレイだ!!他の砲台からあいつらを撃てぇ!!」

 

間もなくして、軍艦はレイ達の手によって制圧された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「軍艦はあるかー!?みんな逃げるぞー!!」

 

軍艦を待つ囚人達がいる正面玄関にルフィの声が響く。振り返るとルフィ及びその軍団は何やら赤黒い巨大な化け物に追われていた。マゼランの"毒の巨兵(ベノムデーモン)"だ。

 

体中が毒まみれで触れないマゼランに対するルフィの考えとは、Mr,3の蝋を手足に装備して戦うことであった。毒を通さない蝋の防具を身につければマゼランと戦うことができると判断したのだ。ルフィの思惑は成功し、マゼランと対等に戦うことができるようになった。

 

しかし、マゼランは地獄の支配者。そう甘くはなかった。マゼランは禁じ手であった"毒の巨兵(ベノムデーモン)"を発動したのだ。紫色だった毒はみるみる変化し、赤黒いより不気味なものになる。そしてその毒はどんどん膨れ上がり、マゼランを包み込む巨大な怪物へと姿を変えたのだ。

 

"毒の巨兵(ベノムデーモン)"の毒は今までのものとは違い、石だろうが蝋だろうが何でも感染していき、蝋の防具もまったく意味を為さなかった。こうなってしまってはルフィ達は何もできない。ただ逃げるしかないのだ。

 

そうして逃げてきたルフィ達は正面玄関でボンちゃんと囚人達に合流した。しかし、使うべき軍艦は今レイ達が奪っている最中だ。このままではルフィ達は一網打尽になってしまう。

 

「"地獄の(へ~ル)"!"ンヌウィンク"!!」

 

「「「おわ~!!びっくりした~!!!」」」

 

突然イワンコフがイナズマを抱えて床を突き抜けてきた。マゼランにやられた二人だが、イワンコフの『ホルホルの実』の能力で治癒力を上げて生き延びたようだ。

 

「麦わら!ジンベエからだ!!」

 

囚人の一人からルフィに小電伝虫が投げ渡される。ジンベエから連絡が入ったようだ。

 

『ルフィ君来たか!?』

 

「来た!!まだアイツに追われてんだ!!もうすぐ出口で行き止まっちまうよ!!」

 

『すまん!艦はすでに一隻奪ったがすぐそっちに行くには距離がある!!だが止まるな!そのまま海へ飛び出せ!!全員を海へ突き落として構わん!!その後のことはわしに任せろ!!』

 

ジンベエの海に飛び出せという無茶な言葉に囚人達は動揺する。辺りは"凪の帯(カームベルト)"、海王類の巣だ。海に飛んだら死ぬに決まっている。

 

それでもルフィはジンベエを信じた。エースの友であると共にここまで一緒に戦った戦友だからだ。

 

「ガウッ!!」

 

「お!?どうしたコロ!?」

 

ルフィがもう一度マゼランと戦おうとした時、ルフィの前にコロ助が部下の軍隊ウルフを率いて前に出る。

 

「ウオォォォォォン!!」

 

「「「ガオォォォォ!!」」」

 

「あ!お前ら!!」

 

「ガウッ!ガウッ!!」

 

コロ助が遠吠えをすると軍隊ウルフ達は一斉にマゼランに飛びかかっていった。ルフィがそれを追おうとするとコロ助が吠える。「構わず行け!」と言っているようだ。

 

「ガウッ!!」

 

「キャンッ!」

 

「ん?何だ?子ども?」

 

コロ助が群れの端に向かって吠えると小さな子どものウルフが現れる。そのウルフはコロ助とアイコンタクトを取るとルフィの肩に飛び乗る。

 

「ガウガウガウッ!!!」

 

「…こいつをレイに届ければいいのか?分かった!任せとけ!!ありがとう!お前ら!!」

 

コロ助の意思を受け取ったルフィはウルフ達に礼を言って走り出した。それを確認したコロ助は安心したような笑みを浮かべ、自身もマゼランに向かっていった…。

 

「イワちゃん!ウィンクやってくれー!!」

 

「あら、麦わらボーイじゃない。ウィンク?いいわよ。」

 

コロ助達が時間を稼いでいる間にルフィ達はイワンコフの顔面にしがみつく。"顔面成長ホルモン"によって巨大化したイワンコフの顔面にはそこにいる全員がしがみつくことができた。

 

「えぇい!鬱陶しい!!どかんか貴様らぁ!!」

 

「「キャゥゥゥン……!!!」」

 

マゼランはウルフ達をなぎ払いながらルフィ達に近づいてくる。そしてその右手をルフィ達に伸ばし…

 

「"地獄の(へ~ル)"!"ンヌウィンク!!」

 

届く瞬間、間一髪の所でイワンコフのウィンクが発動し、その爆風のような衝撃でルフィ達は見事インペルダウンから脱出することに成功した。しかし、辺り一面海。このままでは海へ落下してしまう。

 

しかし、ルフィ達は海の上で何かに乗っかる。見るとそれはジンベエザメの群れだった。見る限り数十匹はいるだろう。

 

「パクパクチャポーン。(こっちへ運んでくれ!)」

 

「パクパクチャポーン。(能力者もいるから慎重にお願い。)」

 

「パクパクチャポーン。(うん、分かったよ。)」

 

ジンベエとレイが魚のように口を動かしてジンベエザメ達と会話していた。ジンベエがジンベエザメ達と話せるのは魚人族だからだ。しかし、「魚と友達になる。」という考え方を持つ人魚族とは違い、魚人族は「魚を支配する。」という考え方を持つため、ジンベエのように魚と会話する魚人は少ない。

 

レイがジンベエザメ達と話せるのは『シトシトの実 モデル"リリス"』の能力だ。すべての生物の母とも言えるリリス。その力を得たことでレイはすべての生物と会話することができるのだ。この力はレイが特有に持つ"包容色の覇気"と相性が良い。だからレイは軍隊ウルフ達と仲良くなることができたのだ。

 

「「「やった~!!脱出成功だぁ~!!!」」」

 

ジンベエザメ達のおかげで脱出に成功したルフィ達。しかし喜ぶのはまだ早い。四方は軍艦で囲まれている。中将以上の海兵はマリンフォードに召集されているが軍艦は軍艦。誰が乗ろうと手強いことに変わりない。

 

それにルフィ達には最大の難関があった。それはインペルダウン正面に悠然とそびえ立つ巨大な門「正義の門」だ。軍艦の何十倍もの大きさを誇るその門は砲撃なんかではびくともせず、インペルダウン内の動力室の開閉スイッチでしか開かない。

 

「とにかく艦だ!艦を守れぇ!!」

 

正義の門を前に悩むルフィ達。しかし四方の軍艦はそんなこともお構い無しに砲撃してくる。ルフィ達は艦を守ろうと必死に応戦する。しかし、そんなことをした所で正義の門は開かない。このままでは防戦一方だ。誰もがそう思っていたが次の瞬間、信じられないことが起こる。

 

正義の門が…ゆっくりと開き始めたのだ。

 

大きな音を立てて正義の門は開いていく。そのありえない光景にルフィ達はもちろん、海兵達も驚愕する。

 

「バカな……。」

 

それはマゼランも同じだった。おかしいと思ったマゼランはインペルダウン内に戻り、動力室へと走った。そして動力室の扉を開けるとそこには…

 

マゼランがいた。

 

 

 

 

「ホントか!?それ!!ボンちゃんが…!?」

 

こちらは軍艦ルフィサイド。なぜ正義の門が開いたのか、疑問に思ったルフィはそのわけをジンベエに聞いてみた。すると驚愕の答えが返ってきた。

 

ボンちゃんがインペルダウンに残り、正義の門を開ける役を買って出たというのだ。

 

今、ボンちゃんは『マネマネの実』の能力でマゼランに化け、動力室で正義の門を開けているのだそうだ。

 

「そんな!!ボンちゃん一人置き去りにすんのか!?」

 

「他にも途中倒れた同志達を何百人と置き去りにしてきた!!また戻ってマゼランと戦う気か!?さらに犠牲者は増える!時間も失う!誰かが残らなければこの門は開けられなかったんじゃ!!」

 

当然ルフィは反発するがジンベエはこれを怒鳴り返した。ボンちゃんを助けたいのはジンベエも同じだ。だがジンベエが言うように、結局この正義の門を開けるためには誰かが残らなければならない。その適任がたまたまボンちゃんだったのだ。

 

とはいえさすがにこのままではルフィが納得しないだろう。そう思ったジンベエは懐から小電伝虫を取り出す。その小電伝虫はまだ繋がっているようだ。しかし小電伝虫の念波は短いため、正義の門を通過すれば通信が切れてしまう。

 

「ボンちゃんっ!!!」

 

それを受け取ったルフィはすぐさまボンちゃんに呼び掛ける。近くにいて状況を読み取った囚人達も一緒になって何度も呼び掛けるもボンちゃんは終始無言だ。

 

小電伝虫の向こうのボンちゃんは返事しそうになるのを何度も堪えていた。このまま言葉無しに後腐れなく別れた方がいいと思っていたのだ。

 

「ボンちゃん…門がもう閉まる。俺達行くよ。……ありがとう!!!」

 

しかしルフィのこの叫びでついにボンちゃんの我慢も限界が来てしまった。ボンちゃんは大量の涙を流しながら電伝虫に叫ぶ。

 

「麦ちゃぁぁぁぁん!!!」

 

その瞬間、ルフィの手の中の小電伝虫も涙を流しながらもニカッと笑う。

 

「必ずアニキ救って来いやぁぁーーー!!!!」

 

その叫びを最後に正義の門が閉まり、小電伝虫は沈黙する。

 

「ボンちゃぁぁぁん!!!」

 

「「ボン兄ぃぃぃ!!!」」

 

「ボンボーイ!!!」

 

「ボンちゃん…。」

 

「「Mr,2ぅぅぅ!!!」」

 

ルフィ達は正義の門の向こう側のボンちゃんに向かって叫び続けていた。

 

 

 

_地獄にも咲く一輪の友情(とも)の花 寄せては返す波跡に 忘れ形見の花びら残し いつか再び咲かせてみせよう オカマ道(ウェイ)_

 

Mr,二 盆暮

 

 

 

 

 

この時、世界最大の海底監獄インペルダウンより脱獄に成功した囚人の数 総勢279名。インペルダウン歴史上最大の失態となるが、事件はまだ終わっていなかった。

 

ポートガス・D・エース処刑まで、あと4時間。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




脱獄した囚人の数は軍隊ウルフが加わった分犠牲者が減ったので、原作より多くしています。

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