緋弾のアリア×IS 緋と蒼の協奏曲   作:竜羽

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今回は少し長いです。

そして、とある作者さんの作品とコラボしました。
しばらくはコラボ話が続きますのでお楽しみに


来訪者

蒼霞閃から現れたクリスタル。

それは更識刀奈が操った水を纏いし美しきIS、『霧纏の姫君(ミステリアス・プリンセス)』のコアだった。

霧纏の姫君(ミステリアス・プリンセス)のコアは、作成時に施された術式により、流無の専用武器にして、玄蒼色金の力を引き出す触媒である『魔槍・蒼霞閃』を生み出した。

その際に、コアは姿を消したが、消滅したわけではなく、蒼霞閃の中に存在していたのだ。それが、襲撃者《黑鐵》の手によって蒼霞閃から分離した。

 

「っ!返しなさい!」

 

それを理解した流無の行動は早かった。

空中に浮遊させておいた水を、瞬時に撃ち出し、黑鐵を狙う。もともとこの水で拘束から脱出するはずだったのだ。

防護壁の水と同じく濃青色に染まった水は、鋼鉄をも引き裂く。

しかし、黑鐵はあらかじめ槍が向かう場所がわかるかのようにかわしていく。

 

「だったら!」

 

流無は自身の背中から四枚二対の水の翼、水翼を展開する。

 

「鴉羽!」

 

そして、水翼から無数の水の矢がガトリングのごとく放たれる。

水翼・鴉羽

水翼から無数の水の矢を散弾のように撃ち出すこの技は、面制圧力の高い技であり、相手の動きを抑制するのに向いている。

流石にこれはよけきれないと判断したのか、黑鐵はその場に跪き、水の矢の雨を凌ぐ。

そのまま、流無は精神を落ち着かせる。

構えた蒼霞閃に周囲の水が収束していき、圧縮されていく。その重量は1トンを超えるほどのでそのまま放たれれば、圧倒的な圧力で相手を粉砕するだろう。

 

しかし、それが放たれることはなかった。

 

「離れろ、流無!」

 

「え?」

 

キンジの声に気が付いた流無は、周りを見て、頭上から聞こえてくる轟音に上を見ると絶句した。

空から無数のミサイルが降り注いできたのだ。

 

「や、やっば!」

 

流無は急遽、魔術と水翼を解除すると回避行動を開始する。

流無がミサイルに気が付かなかったのは、流無がかなり集中して水の槍を構築していたからだった。それに加えて、水翼・鴉羽も使っていたのでなおさら気が付けなかった。

後ろ髪をひかれる思いで、回避するが、

 

(だめ、間に合わない!)

 

ミサイルはすぐ近くまで近づいてきており、もはやダメかと思ったその時、

 

一陣の風が吹いた。

 

 

 

 

 

「流無!どこだ!!」

 

爆発が収まったのを確認したキンジは、爆炎が晴れるのを待たずに飛び込む。

炎術師として覚醒したキンジに対し、炎でやけどを負うことはない。

 

「くそ!何でおれは肝心な時に!」

 

キンジは走りながら悪態をつく。

実は、キンジは流無が戦闘中もなんども介入しようとしたのだが、うまく炎術を発動できなかった。

どうやら、炎術はキンジの激しい怒りがないと使うことができないようで、普段のキンジでは炎に対する耐性と、銃弾加速(ブラスト)しか使えないのだ。

怒り、それもヒステリアモードでの女を守る際の怒りでしか炎術を使えなくなっているのが、今のキンジだ。

それは急すぎる覚醒と修行不足が引き起こした弊害で、仕方のないことなのかもしれないが、今のキンジはただただ無力な自分が悔しかった。

 

「くっそ、ちくしょう!!」

 

「うるさいわね、バカキンジ!」

 

「がっ!?」

 

叫んでいたキンジは罵声とともに蹴り飛ばされた。

頭を押さえ、倒れるのを何とか踏みとどまったキンジが振り返ると、そこにはアリアが腰に手を当てて立っていた。

そして、その後ろには、

 

「キンジ。お前のそのセリフはどっちかというと俺が言うべきものだと思うぞ」

 

流無をその胸に抱いた和麻の姿があった。

間一髪のところで和麻が割り込み、流無を守ったのだ。

それにキンジはほっとする。が、再度再びキンジはアリアに蹴られる。

 

「いてっ!なんだよ?」

 

「いい加減早く構えなさい!敵は……まだいるわ」

 

アリアの言葉とともに爆炎が完全に晴れる。

周りには強襲科(アサルト)の生徒たちに蘭豹が勢ぞろいし、全員が敵二人(・・)に戦闘態勢を取っていた。

黑鐵の隣には、もう一人立っているのだ。

銀色に輝くISを装備した女性が。

そのISは黑鐵に似た装甲と外見をしているが、武器が全く違った。

両手にはそれぞれ六連ガトリング砲を手に持ち、両肩にはミサイルランチャー、腰には荷電粒子砲二門、両腕両足には小型ミサイルポッドという遠距離武器満載の武器庫のような装備をしているのだ。

 

「すまないな」

 

「いいわ。目的は達成したみたいだしね」

 

「ああ、そうだな。引くか」

 

銀色のISに装備されているすべての銃火器が火を噴く。

全員がガトリングをよけ、持っている銃でミサイルを的確に撃ち落とす。

しかし、ミサイルは爆発せずに煙を辺り一面にまき散らし始めた。

 

「煙幕か!」

 

誰かが叫ぶが煙の量は増えるばかり。

 

「ちっ!うぜえ!」

 

和麻が腕を振るうと暴風が吹き荒れ、煙幕が一瞬で消える。

しかし、すでに二機のISの姿はなかった。

 

 

 

 

 

襲撃から、私たちはすぐにコテージに戻ると、言葉も少ないうちに眠りについた。

ベッドの中で私は思う。

原因は分かっている。

私が落ち込んでいるからだ。

奪われた霧纏の姫君(ミステリアス・プリンセス)のコア。今までそれがまだあったことは知らなかったけれど、あれは守るべきものだった。

刀奈の持っていた唯一の形見みたいなものっていうのもあるけれど、あれがあいつらに悪用されないとも限らない。

何せ、あれはイ・ウーの作り出したオリジナルのコアなのだ。

それはつまり、ISが開発者である篠ノ之束以外にも作れることの証明で、あれが原因で世界が混乱に陥ったらと思うと…。

 

「はあ……」

 

『ため息は関心せんぞ?』

 

「ひゃあっ!?」

 

いきなり聞こえてきた声に驚き、周りを見回すけれど、誰もおらず、同室のみんなも寝ている。

 

『そこまで驚くでない』

 

誰もいないわけじゃなかった!?

目の前に半透明の楯無様が!!

 

「ゆ、ゆゆゆゆゆ幽霊!?」

 

『しーーっじゃ!』

 

楯無様はそう言うと周りをきょろきょろする。

つられて私も周りを見るけれど、誰も起きてこない。

 

『夜中に大声を出すでない。はしたないと思われるぞ』

 

「ご、ごめんなさい」

 

怒られて頭を下げる。

そのおかげでだんだん落ち着いてきた。

楯無様は蒼霞閃、正確には玄蒼色金に宿っている魂だけの存在。多分、玄蒼色金の力で出てきたんだろう。

落ち着いたら、何で出てきたのか気になったので尋ねてみる。

 

『今回はお前に話があってできた』

 

「話?」

 

『ああ。お前が懸念していることじゃが、まあ、大丈夫じゃろう』

 

「え?どういうことですか?」

 

『あのコアは再起動しない限り、あらゆる接続を受け付けん。そして、再起動できるものはこの世にたった一人じゃ。その者が触れぬ限りただの金属の塊じゃ。だからそこまで気に病む必要はない』

 

楯無様の話は私が懸念していたことに対する答えだった。

まさかだけど、私の心とか読めるの?

 

『ある程度はの。いや~旅行中はすごかったの~』

 

「ちょ!そ、それはわすれてくださ~い!!」

 

『はっはっは、嫌じゃ!』

 

とても気になることを言って消えて行った楯無様。ちょ、そ、そんな~!!

 

「ルナ~一体どうしたの?」

 

あわわ…騒ぎすぎてアリアちゃんが起きてきちゃった。ご、ごまかさないと!

 

 

 

 

 

翌日の合宿二日目。

今朝、起きてきた流無に昨日の暗い雰囲気はなかった。

何でも、今のところコアを奪われたことによる懸念事項はないとのことで、今は合宿に専念するとのことだ。

まあ、本人がいいというのならいいのだろう。

話の最後に「必ず取り戻して見せるわ。そして、今回の借りを何十倍にしてふふふ…」と呟いていたので、心配なさそうだ。

今日は山の中での演習だ。

内容は山の中での鬼ごっこである。

犯人役の教師たちを追いかけるというのだが、軽い無理ゲーとして有名だ。

捕まえるには手錠をかけなければいけないのだが、教師たちは普通に武器を使ってくるし、もちろん攻撃も仕掛けてくる。

人間として化け物レベルである教師たちにそんなことをされたら普通に死ぬ。

毎年脱落者が出てくるし、すでに救護科(アンビュラス)も待機している。

 

「感じるか?流無?」

 

「うん。鋭い殺気が……20くらいかしら?」

 

しかし、俺と流無はそんな演習中に異様な殺気を感じた。この広い山の中で、俺達だけに向けられる殺気を。

 

「どうする?」

 

「行くしかないだろう。こいつはあからさまな挑発だ。行かなければ向こうが何をしてくるかわからん」

 

俺がそう聞くと流無はもちろんと頷いた。

俺はそれを確認してから殺気を放っている者達がいる方向に向かって走る。

本当なら教師たちに連絡するべきだが、確証もないのでは呼べない。

まずは相手の確認だ。

 

「おいおい。なんだよ、こいつら?」

 

「さぁ……?」

 

たどり着いたのはそこだけが木の生えていない広場のような場所。

そこにいたのは黒い影のような生き物と不気味な唸り声を上げる獣のような物、言うならば異形だった。

今までいろんな奴と闘ってきたが、こういうやつらは初めてだ。

 

「キキ……」

 

「グルルルル」

 

唸り声を上げながら間合いを詰めてくる異形達。やはり俺たちを狙っているのか?

携帯で連絡を呼ぼうとするが、妨害電波でも流されているのか圏外になっていてつながらない。

 

「応戦するしかない、な」

 

「そうね」

 

俺は水蓮・風斬を構え、流無は蒼霞閃とD・Eを抜く。

それと同時に異形たちは襲い掛かってきた。

 

 

 

 

 

「ふむ。この世界の異能を扱う者は中々に見所があるな」

 

異形に立ち向かう、和麻と流無を上空から見ている別の異形。

長い緑の髪を持ち蝙蝠のような翼で滞空しているそれは遥かな上空、和麻の探知範囲外から二人の様子を眺めていた。

 

「イロカネとやらの力、しかと確かめさせて貰おうか」

 

 

 

 

 

「もう!なんなのよ!こいつら!!!」

 

槍で突き刺しても。和麻の剣で切り裂いても。即座に再生し再度襲い掛かってくる異形に段々焦ってきて私は叫ぶ。

 

「流無!あれを見ろ!」

 

和麻の指差すのは黒い異形の中心にあるのは赤黒い結晶体

 

「あれがこいつらの力の源、コアみたいなものだと思う。感じられるエネルギーが段違いだ」

 

「…試してみる価値はあるわね」

 

異形が再生する前にとD・E・ルナカスタムを取り出し、銃弾を放つ。

フルバーストでマガジン一つ分撃ち終えると、銃弾を受けたコアはすぐに皹が入って砕ける。

 

「ぐ、グガアアアアッ!!!」

 

すると凄まじい悲鳴と共に異形は溶ける様に消え失せた。……どうやら銃弾でも効果はあったのね。

 

「なるほどあの赤黒いのが心臓みたいだな。あれを砕くか」

 

和麻は二刀を振りかぶり、

 

「くらえッ!!!」

 

十字の風を飛ばす技。「重刃」を放つ。その風に切り裂かれたコアが砕けると、先ほどと同じように異形も溶ける様に消え去った。

 

「コアに大ダメージを与えるとこいつらは消滅するみたいだな」

 

戦い方が判れば何とでもなるわね。

 

「和麻!大技いくから巻き込まれないでよ!」

 

「ああ」

 

流無が蒼霞閃を振るうと、そこから莫大な量の水が濁流となり、異形を飲み込んでいく。

圧倒的な水の本流に、異形たちはなす術もなく振り回され、命を落としていった。

 

「ふう……」

 

「大丈夫か?」

 

精神力を多大に消耗した事の疲労感を感じていると和麻が私を支えてくれる。私はその手を握り返す。

 

「大丈夫。貴方が傍にいてくれるからね」

 

そう笑いかけたのと同じタイミングで、

 

パチパチ

 

と上空から拍手の音がした。警戒しながら上空を見るそこには、

 

「いや、素晴らしい術だ。氷系統でここまでの術を見るのは久しぶりだよ」

 

緑の髪に青い鎧を身に纏った人が楽しそうに笑いながら拍手していた。でも、直感的にわかる。あれもさっきのやつらと同じ、異形――!

 

「お前があいつらの親玉か」

 

「そうだよ。君達の異能を見せて貰った。実に素晴らしい、それほどの資質を持ちながら人間にしておくのは惜しい、よってここで君達を殺し我が同胞にするとしよう」

 

異形はそう言うと空中から銃を取り出し構える。

 

「私の名はLV4 バルバトス。深緑の射手バルバトスだ、君達の命貰い受ける」

 

殺気を飛ばしてくるバルバトスだったが

 

「と言いたいのだが、この世界は私にとっては不都合。よって私が得意な世界に来てもらおうか?」

 

パチン!!!

 

バルバトスが指を鳴らすと私と和麻の後ろの空間が開き

 

「なっ!!!」

 

「くう!!!」

 

その裂かれた空間に引きずり込まれる。

 

「ふふふ、ではあちらの世界でまた会おう。風の王と水を司る姫君よ」

 

パン!!

 

私と和麻の足元に向かって銃弾が打ち込まれ、その衝撃によって私と和麻はその空間の中へと完全に引きずり込まれた。

 

「ふっふふ。楽しいゲームの開幕だ」

 

バルバトスは空間が閉じる前に己もまたその空間に飛び込み。消えて行った……

 

 

 

 

 

「ふむ、平和だ」

 

室内の椅子に腰掛け優雅な素振りで紅茶を楽しんでいた銀髪の少年。いや正確には青年で実年齢は25になるのだが、得意の幻術で15歳の姿をしている少年の名は「八神龍也」と言った。

 

「正体こそバレたが、こうしてIS学園に残れたのは幸運だった」

 

夏休みの最中に、一夏達が襲われ致し方なく本来の姿に戻ったが、織斑先生たちが協力者として私達がIS学園に残る事を許可してくれたので、こうしてのんびりで休みを満喫できる事に感謝していると、

 

「むっ!」

 

深く淀んだ魔力を感じる。これは間違いなくねネクロの気配!

 

「やれやれ、夏休み中に2度も襲撃か、よほど奴らは暇なのだろうな」

 

読んでいた本を閉じ立ち上がると同時に、

 

「龍也、今の……」

 

同室のフェイトが立ち上がり尋ねてくる。どうやらフェイト達も感じ取ったようだ。

 

「ネクロだな。私が出よう、また前みたいに陽動だと困る。なのは達は待機。はやては一応織斑先生に伝えておいてくれ」

 

「了解や」

 

笑顔で頷き出て行くはやてを確認してから、転移魔法を発動させ私はネクロの気配の元へと向かう。

 

「むっ?誰か戦っている?」

 

戦闘の気配がある。

 

「ISではない。これは魔力か?」

 

魔力に良く似た波長を感じる。つまり魔力を扱える人間がネクロによってこの世界に連れ込まれた可能性がある

 

「ちっ!どうしてこうも面倒ごとばかり起きるかね!!」

 

この前はネクロの襲撃で正体を見せただけではなく、固有結界まで一夏達に見られ暫く大人しくしようと思っていたのに。まさかそれから3日も経たずネクロの再度の襲撃とは、私はどうにも不幸の星の元にでも居るのかね?とそんなくだらない事を考えながら戦闘の気配のあるほうへと向かった

 

「あれは、楯無!?……いや違う?魔力がある」

 

ネクロと戦っていたのは少年だった。酷く消耗している楯無に似た少女を庇いながら戦っているが、あのままでは長くは戦えない。それにあの少年からは、

 

「風の精霊の加護か?」

 

風の精霊の力を感じる、その点から魔法に関する人物達だと判るが、私の知り合いには居ない……。

 

「やれやれどこぞの平行世界から連れてこられた異邦人か。やはり面倒ごとになったな」

 

私は1人苦笑しながら2人に向かって、

 

「頭を下げろ!少年!!!」

 

 

 

 

 

(不味い。押される)

 

流無は濁流の疲労に加え、飛ばされる瞬間に俺たちを守る防護壁を展開していたからかなり披露している。俺も流無を庇いながらあのエセ紳士と戦い続けるのは正直無理があるな。

 

「どうした、風の王よ?防戦一方ではないか!!」

 

「うるせえ!!!このエセ紳士が!!」

 

魔力で出来た剣を振るうエセ紳士、バルバドスの一撃を捌きながら言うと

 

「ふむ。エセ紳士とは言ってくれる。これでも私は紳士的だと思うがね!!ウィンドカッターッ!!!」

 

「ちい!!」

 

放たれた風の刃を飛び退いて回避するが即座に銃撃が俺を襲う。

 

(魔術に剣と銃、やっかいだな)

 

遠近ともに隙がない。このままだとジリ貧だ。

 

(「私を使う?」)

 

頭にシャーリーの声が響く。

 

(「そうだな。正直かなりつらい。こいつの力を少し見くびっていた」)

 

もう、手段を選んでいる場合じゃないとシャーリーを、蒼穹覇王を抜こうかと考えていると、

 

「頭を下げろ!少年!!!」

 

その怒声に驚きはしたがすぐに頭を下げる。その瞬間、

 

「スターライトブレイカーッ!!!」

 

レーザーと見間違うばかりの魔力がバルバドスに襲い掛かる。

 

「おっと」

 

ひらりと回避したバルバトスと俺達の前に黒いコートを見に纏った男が着地する。

 

「久しいな、バルバトス。9年ぶりかね?」

 

「ええ。前にあったときは私はまだLV3でしたね?神王陛下殿?」

 

「その慇懃さ、相変わらず腹が立つよ」

 

「それはそれはご無礼を。私としては礼を尽くしているつもりなんですけどね。まぁ良いです。少々旗色が悪いようですし今日は引きましょう。それでは失礼を」

 

ペコリと頭を下げて消え去るバルバトス

 

「やれやれ奴まで居るとはね。大丈夫かね?少年?」

 

月を背に立つ銀髪の男……これが俺と神王「八神龍也」の初めての出会いであり、奇妙な世界での生活の幕開けとなる事を俺はまだ知らなかった。

 




はい。というわけで今回から混沌の魔法使いさんの作品「IS~現れたる神なる刃」とコラボしていきます。
この作品は主人公や一夏のヤンデレに振り回される描写がとても面白いです。
このコラボで和麻たちの強化を考えていますのでお楽しみに。
また、「IS~現れたる神なる刃」の作品のネタバレも少し含みますのでご注意ください。

では、混沌の魔法使いさん。コラボありがとうございました。

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