【完結】ミックス・アップ(魔法先生ネギま✖グレンラガン)   作:アニッキーブラッザー

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第86話 ただの愛の巣

別に友達というわけではない。ただ、会ったことがあるだけだ。

20年前の魔法世界にタイムスリップした時、偶然出会っただけである。

しかし、それでもシモンはよく覚えている。

山のように大きな怪物を軽々と蹴散らした男。見ず知らずのシモンの命を助けるために、迷わず自身の命を危険に晒そうとした女。

あの誇り高い二人を、シモンは忘れない。

 

「ナギ・・・アリカ・・・そうか、二人は結婚してたんだ・・・」

 

月面の地下深くの空洞には、人工的に造られた空間があった。

 

「信じられない。この海水、芝生、木、そして砂・・・どれも本物だ。何故、不毛な月の地下深くで・・・」

 

焔や調たちが、海水や島の芝生や植物に手を触れた。

 

「そもそも何で空と太陽が?」

「いや・・・待って・・・この空と雲・・・よく出来ていますが、月の地中を依り代にして魔力で造られていますわ」

「ほんとだ。空だと思っていたけど、これは壁だ」

「じゃあ、あの上に浮かんでいる太陽みたいな物は?」

「あれには、魔力が感じない。恐らくは科学かなにかで人工的に造りだしたものだ」

 

掘り当てた空洞に広がる世界は、どこまでも続く海と空が広がっていると思っていたが、偽物だった。

触ってみれば、ちゃんと壁があった。しかし、それでも島と海を含めて、空洞は公園ぐらいの大きさはあった。

何故、地中にこのようなものが。そして、どうしてナギとアリカの名前がここにあるのかが、シモンたちには分からなかった。

 

「ねえ、シモンさん、ナギ・スプリングフィールドってのが、ネギのお父さんだってのは分かったけど、アリカって人は何者なの?」

「え・・・あ~・・・俺もよくは知らないんだけど・・・」

「私が教えよう」

 

 

実は、アリカについてはシモンもそれほど詳しくない。すると、少し迷いながらも焔が代わりに答えた。

 

「アリカ姫。かつての名は、アリカ・アナルキア・エンテオフュシア。魔法世界最古の王国である、ウェスペルタティア王国の最後の王女だ。そして・・・」

「待って、焔。よろしいんですの?」

「仕方ない、栞。さすがにここまでくれば、我々だけで留めておける情報ではない」

 

栞が焔の判断に少し待ったを掛けた。それほど重要情報ということだ。

正直、アスナたちは「ウェスペルタティア王国」というものを知らないので、その重要性は分からない。

だが、次に語られる情報には、落ち着いてなどいられなかった。

 

 

「恐らくアリカ姫は・・・ネギ・スプリングフィールドの母親だ」

 

「「「え・・・えええええええええええええええええええええええええええ!!??」」」

 

 

驚いたのは、アスナ、刹那、木乃香だった。

 

 

「うそ!? あいつのお母さん!? ちょ、ちょっと待ってよ。今まであいつはお父さんお父さんばっかで、母親のことは何も聞いてなかったけど・・・」

 

「魔法世界最古の王国の王女が、ネギ先生の母親・・・ということは、ネギ先生は・・・」

 

「ネギ君は、本来王子様になる子やったんや!?」

 

 

アリカという人物とネギの繋がりにはさすがに驚いた。

確かに、ネギの様子や振る舞いは、時には英国紳士を通り越してどこかの王子様に見えなくもなかったが、まさか本当に王の血筋だとは思わなかった。

 

「あれ? でも、最後の王女ってどういうこと? その国は今、どうなってんの?」

 

何故、最後か? 答えは簡単だ。

 

 

「ウェスペルタティア王国は滅んだ。20年も前にな。ナギ・スプリングフィールドと我らが所属している完全なる世界の組織の戦いの後にな」

 

「えっ・・・滅んだ!?」

 

「ああ。ウェスペルタティア王国の王都は魔力の力で空に浮遊する大陸。しかし、20年前の魔法世界で大規模な魔力消失事件が起こり、王国は地上へ落下し崩壊。多数の死者と難民を生み出して幕を閉じた」

 

 

シモンもウェスペルタティア王国については何も知らない。だが、王国の王都であるオスティアについては少し知っていた。

もし、その国の王女であるアリカがネギの母親で、ナギの妻で、そしてナギやアルたちの仲間なのだとしたら?

シモンは、かつてナギやアルたちは戦に勝ったと思っていた。だが、もし焔が言った通りの歴史なのだとしたら、ナギたちは本当に勝ったと言えるのだろうか。

 

「最悪の結末を生み出したアリカ姫は、『災厄の王女』と呼ばれ、魔法世界の首都の判決により死刑。そして、18年前に刑は執行された。それが公式記録だ」

「ちょっ、死刑!? なんでよ!? ってか、どういうことよ!? 18年前に死刑って、それならネギは・・・」

「ネギ君は10歳やから、そうなると・・・」

 

計算が合わない。ネギは10歳だ。だが、それが何を意味するのか、何となくだがシモンは分かった。

 

「なあ、焔。公式記録ではってことは・・・真実は違ったりするのかな?」

「ほう・・・シモンにしては鋭いな。この事実を知っているのは、一部の首都の軍と首脳関係者・・・そして、紅き翼たちぐらいなのだが・・・」

「分かるよ。アリカがあのナギが本当に好きになった人なら。もし、ニアが同じ目に合えば・・・きっと俺もナギと同じ事をしただろうから」

 

あの時に出会ったナギという男が、自分の好きな女が死刑になると分かって黙っているはずがない。

それが例え、世界の全てを敵に回すことになったとしてもだ。

 

 

「じゃあ、そのアリカさんて、今どこにいるの?」

 

「それは我々も分からん。十年前にナギ・スプリングフィールドが行方不明になったとき、既に彼女も行方をくらませていた。まあ、彼女自身は公式記録ではもっと前に死んだことになっているからな」

 

「そんな・・・」

 

「しかし、まさか月にたどり着いていたとは思わなかった」

 

 

例え、命を拾っても幸せなハッピーエンドが待ち受けているわけでもない。

常に命を狙われる危機と隣り合わせの二人。

 

「なんだか悲しいえ・・・好きな人と普通に幸せになれんなんて・・・」

「まったくです。ましてや、世界のために己を捧げて戦い続けた英雄が・・・」

 

木乃香たちには分からぬであろう、辛さ。

もっと幸せになってもいいはずの人たち。もっと、報われてもいいであろう者たちが歩んできた人生を想像するだけで切なくなった。

 

「そうか・・・ここは、そんな二人が追っ手から逃れるために作った隠れ家って言ったところか・・・・」

 

辛い人生の中での僅かな安らぎの場所。

ここは、二人のそんな場所かもしれない。

 

「まっ、待ちなさい、シモン!? だから、誰かが家の中に居るかもしれないから、慎重に!?」

 

扉を開けたら、少しホコリが出てきた。恐らく、長らく人が手入れをしていたわけではないのだろう。

なら、この中には本当に誰かが居るのだろうか?

そう思って、ドアノブに手をかけてシモンたちは中に入った・・・が・・・・

 

 

「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」

 

 

まず目の前に飛び込んできたもの。

玄関には簾をくぐらないと中には入れないようになっていた。

しかし、その暖簾がまた、ビーズで手作りされたような可愛らしいものだった。

 

「随分と・・・玄関からいきなりフェミニンな暖簾ですわね・・・」

 

そして入ってすぐに、部屋の中央に小さなテーブル。

しかし、そのテーブルの上にはなかなか目を引くような家具が置かれていた。

 

「おお、このテーブルクロスはとても可愛らしいですね」

「わあ、この花柄のティーセット、欲しい!」

「この植物・・・枯れてるけど、元はハートの葉っぱでしょうか?」

「ハート型卓上時計」

「あああ!? ペアカップ! 赤がハートマークの中にナギって書いてて、青いカップにはアリカって書いてる!」

 

囲うようにソファー。

 

「ケーキ型のティッシュボックス・・・ちょっと乙女チックね・・・」

「みっ・・・ミッキーとミニーのスリッパ・・・ミッキーがナギので、ミニーがアリカ姫の?」

 

かなり、想像と違う部屋。

 

「・・・・・・・・・・・・・・なんか・・・・結構かわいい部屋ね・・・」

 

「「「「コクッ」」」」

 

 

とても、由緒ある王国の王女様が住んでいた家とは思えぬファンシーな模様や家具だった。

 

「あっ・・・ドラゴンボールだ・・・」

 

本棚を見る。いかにも難しそうなタイトルの並ぶ本の中に、異色とも呼べるタイトルの本。

 

「ここ・・・トイレか・・・ドアノブや便器にも裁縫のカバーがついてて・・・これ、アリカ姫って人が?」

「た、確かにネギ先生のお父上が作るとも思えませんが・・・カーテンも小花柄ですし、留め具は猫ちゃん・・・」

「あっ、キッチンにはレースのエプロンや・・・」

「冷蔵庫・・・うわあ、全部腐ってる・・・ん? 扉にメモが・・・デザート表? アイス・・・ドーナッツ、ケーキ、プリン、団子、アリカ?」

「・・・アリカなんてデザートあったでしょうか?」

「もしナギ・スプリングフィールドが・・・デザートでアリカが食べたいと言ったら、何が出てくるのでしょうか?」

「ぶほあっ!?」

「シモンさん、クローゼット開けていきなり鼻血出すなんてどうし・・・うおっ!? な、なんかすんごいセクシーな下着・・・うそ・・・ネギのお母さんってこんな大胆な・・・うわ・・・これ、下着というかランジェリーというか・・・エロ・・・」

 

世界中から追われていた人達の隠れ家にしては、何だか普通だった。

それどころか可愛らしい。何だか、二人の家というよりも女が張り切って模様替えしたような部屋だ。

 

「はうわ!?」

「どうした、栞!?」

「ちょっ、みなさん・・・・こ、この・・・このソファーのクッションを見てくださいませ・・・」

 

顔を真っ赤にしてクッションを差し出す、栞。

それは、ハート型のクッション。

そしてクッションには文字が書いてあった。

 

「表には、YES・・・裏には、NO・・・」

 

・・・・・・・・・・・・ッ!?

 

「「「「こ、これは、伝説のYes No 枕!?」」」」

 

既に滅んだと思われた伝説の寝具を前にして、乙女たちの興奮は突き抜けてしまったのだった。

 

「って、なんなのよ!? 何だか余裕そうじゃない!? さっきまでチョイ悲愛なのかな~的な空気を返しなさいよ!」

「確かに・・・・・・・・とても世界の追っ手に怯えていたとは思えませんね・・・」

「なんか、新婚さんの家みたいやー」

「いや、新婚だったのではないか?」

 

そう、いかにも結婚したての仲睦まじい夫婦の部屋のように見えた。

 

「アリカって・・・そういう人だったっけ?」

「っていうか、何でシモンさんが知ってるのよ!? シモンさんだって、この人たちが生きてたころは凄い小さいでしょ?」

「ああ。実は俺、二十年前にタイムスリップしたことがあって、その時にアリカとナギに一度会ったことがあるんだよ」

「タイッ!? だっ、か、だっかっら!! サラっとそういうこと言わないでって言ってんでしょーーーー!! もう、ここまで来ちゃったら魔法だろうが宇宙だろうがタイムトラベラーだろうとどうでもいいけど、せめてそういう話の流れで話しなさいよ! 何がサラっと何の前触れも無くタイムスリップよ!」

 

シモンもタイムスリップで出会ったアリカとは何だかキャラが違うような気がしてきた。

あの時は、もっと厳しく、勇敢で、そして誇り高いイメージがあった。

だが、このラブラブ全開な部屋を見ていると、何だかさっきまで同情していた二人に対して、複雑な気持ちになってきた。

 

 

「うーむ、一階がこれなら二階は・・・ベッドがあるはずですね!!」

 

「「「「「ッ!!??」」」」」

 

 

栞がどこか嬉しそうに顔を赤らめながら、拳をギュッと握る。

 

「ちょっ、シオリン! それはまずいって! 人の寝室を覗いちゃ・・・」

「そ、そうだぞ、栞! 夫婦の寝室は・・・それはもう・・・なんというか・・・他人が踏み込んではいけない聖域というか・・・」

「そうそう。新婚夫婦の寝室なんて言ったら・・・・・・」

「毎晩毎晩・・・」

「デザートを・・・」

「あんなバブル時代の香りがするエロ下着で・・・」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

思春期真っ只中の少女たち。口と理性ではダメだと言っていても、何故か足がフラッと二階へ向かっていく。

別にベッドなんか見てもなんともないだろうが、そのベッドで、こんなラブラブな夫婦が何をやるか?

女の子達だ。まだ早いかもしれないが、そういうものにも興味がある。

 

「何で、みんなして夢遊病患者みたいに!? たかが、ベッドでしょ!」

「黙りなさい、シモン! あなたのように、年がら年中ニアを中心にイチャイチャハーレムしているあなたには分からないですわ!」

 

というか、当初の目的は何だったのだろうか?

耳年増の少女たちが、新婚夫婦の寝室とはどのようなものかの興味を抑えきれずに駆け上がっていく。

シモンもちょっと呆れながら後を追う。

だが、寝室があると思っていたそこには・・・

 

「みんなー、どうしたんだ? 急に静かにな・・・・って・・・・・えっ?」

 

一階とは打って変わって、二階はガランとしていた。家具などは一切置いてなかった。

ただ、一つのものがそこに置かれていた。

 

「これ・・・棺桶? いや・・・どこかで・・・」

 

人一人が入るような棺のような箱が部屋の中央に横たわって置かれていた。

まるで何かを封印しているかのように、棺の扉は固く締められていた。

シモンは、それに見覚えがあった。

 

(そうだ! 二十年前の魔法世界・・・確か・・・セクストゥムが封印されていた奴にちょっと似ているぞ!?)

 

起動前のセクストゥムが収納されていた箱に、それはよく似ていた。

ならば、この中にも何かが居るのか?

 

「ちょっ・・・・なんなのよ・・・これ・・・・」

「環が感じたものはコレか?」

「ひょっとして、誰かの死体とか入っとるん? どう見ても棺桶やん」

 

少女たちも、急に表情が強ばりだした。それはそうだろう。月の地中にあるはずのない人の生活環境が有り、中を覗けば謎の棺桶だ。

 

「・・・いえ・・・生命反応は感じます・・・この中に誰かが居て・・・生きてます・・・」

「はあ!? う、嘘でしょ!?」

「で、でも確かに・・・眠っているような感じで・・・」

「しかも、蓋が相当強力な魔力で封印されています。ちょっとやそっとの衝撃では開かないでしょう」

 

一体これは何だ? 一騎当千の少女たちも急に怯えだした。

 

「ね、ねえ・・・私・・・お、お化けとかミイラはダメなんだよね・・・」

「アスナさん。そんな笑いながら怯えた表情を見せないでください・・・」

「すみません・・・私もダメですわ・・・」

「ねえ、み・・・見なかったことには・・・できない・・・よね?」

 

何だか、開けるのが非常に怖すぎる。だが、状況からしてこのまま開けずに立ち去るというのも無しだろう。

 

「よし、シモン、開けろ!」

「えっ、何で俺が!? 俺だって嫌だよ!」

「貴様のドリルなら多分開けられるだろう。それとも怖いとか言うのか? 貴様、それでも男なのか? フェイト様ならこういうときは、必ず率先されるぞ!」

「でも、多分戦えば焔のほうが俺より強いぞ!?」

「強い弱いの話ではない! 心意気の話だ! 草葉の陰でカミナも泣いているぞ!」

「別に、アニキは死んでないってば!」

 

シモンたちは、誰が開けるかでモメた。正直、柩の中が気になりすぎてこのまま立ち去れない。

しかし、何が飛び出してくるか分からない以上、自分から率先して開けたくない。

シモンたちは言い合い、ジャンケンなどをして誰が開けるかを決めようとした。

だが、その時、木乃香が何かに気づいた。

 

「ちょっ、待ってや! 棺桶の上に、本が置いてあるえ!」

「えっ、あ、ほ、ほんとだ・・・随分古い本みたいだけど・・・」

「何か表紙に文字が書いてるけど・・・うーん、全然見たことない文字ね」

 

怖くてよく見ていなかった。だが、確かに柩の上には分厚くて、少し古びた本が置いてあった。

シモンたちが手にとってみる。だが、本のタイトルなのか、表紙に書かれていた文字は見たこともない文字だった。

 

「これは、旧ウェスペルタティア語ですわ」

 

ウェスペルタティア語。それは、既に滅んだ王国の言葉。

 

「栞ちゃんたち、読めるん?」

「無理ですわ。私たちが生まれた時には既に滅んでいた国の文字ですもの」

「しかも、これ・・・本じゃないよ! ノートだよ! ウェスペルタティア語で、何かがノートにビッシリと書かれている!」

 

ノートにはビッシリと綺麗な文字で埋め尽くされていた。捲っても捲っても埋め尽くされている文字。

 

「これ・・・ひょっとして、書いたのは・・・」

 

ナギがウェスペルタティア語を書けたかどうか分からない。だが、ナギよりも確実にこの文字を扱える可能性のある人物が居る。

 

「まさか・・・これ、ネギ君のお母さんが書いたんじゃ・・・」

 

そう、アリカだ。母国の文字なのだから、まったく不思議ではない。

つまりそうなると、これは歴史上では既に故人となっている、魔法世界史上最悪と呼ばれた災厄の魔女の手記となる。

それがどれほどのものか、焔たちは想像しただけで身震いした。

 

「ど、どうしたらええんやろ! これ、ネギ君に見せた方がええんかな?」

「ええ。ですが、ネギ先生もこの文字が読めるかどうか・・・いずれにしろ、私たちだけでは何を書いているか分かりませんし・・・」

 

しかし、読めなければ意味がない。

だが、アスナはどこかボーッとした表情でノートを取り、呆然とした表情のまま口が自然と動いていった。

 

「アスナ、どうしたん?」

 

木乃香が心配そうに覗き込んだら、アスナはありえないことを口走った。

 

 

「・・・実験は成功・・・した・・・不毛な地に植物を植えることで・・・魔力が生まれた・・・」

 

「「「「ッ!!??」」」」

 

 

焔たちもギョッとした。

それはそうだろう。簡単な英文すら授業で読めないバカレンジャーのアスナが、こんな滅んだ国の文字を読み上げたのだ。

 


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