Fate/Last Master   作:三代目盲打ちテイク

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あまりグロ注意にならなかったです。


チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine
チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine


 眠れない。

 眠れば、夢に見る。

 ロンドンの暗がり。

 地下。アングルボダの安置場。

 そこにいた恐怖を。あの哄笑を。あの視線を。

 

 僕は夢に見る。

 

 ――やめろ。

 ――やめろ。

 

 恐怖は僕の目の前で、僕の大切なものを引き裂いていく。

 

 ――やめろ。

 ――やめろ。

 

 最後には僕を引き裂いていく。

 決まって僕は飛び起きる。

 そして、僕は眠るのをやめた。

 

 食べ物の味がしない。

 食べても吐く。

 気持ちが悪い。気持ちが悪い。

 

 耳鳴りが止まらない。何かがずっと耳の周りを飛んでいるように思える。それが続く。ずっと、ずっと。ずっと。鳴りまない。

 

 記憶がない。いつの間にか体に傷ができている。何が起きているのかわからない。

 ドクターのところに行こうとも思ったけれど、全てが億劫だった。部屋から出るのが億劫だった。

 

 記憶が途切れる。

 部屋が荒れている。何があったのだろうか。椅子や物が壊れていた。

 

 また記憶が途切れる。

 部屋中に赤い血文字が走っていた。

 マシュの為にという言葉の上から言葉が塗り固められている。

 どうせみんないなくなる。

 無駄。無意味。無価値。

 

 記憶が途切れる。

 

 部屋が片付いている。

 誰かが訪ねてきた。

 マシュだった。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 今日はバレンタイン。

 最近先輩は上の空のことも多く、部屋にこもりがちです。

 きっと疲れているのだと思います。体調もあまりよさそうではありません。

 

「いつもお世話になっている先輩に最高のチョコレートを作る。私、頑張ります!」

 

 だから、先輩の為、チョコレートを作成します!

 真心を込めて。

 感謝の気持ちと日ごろの活躍を労う。

 ちょうどよい日です。

 

「とりあえずチョコがあったはずなので、それを利用します」

 

 厨房に行くと、ブーディカさん、エリザベートさん、清姫さん、信長さん、サンタオルタさんまでもがすでにチョコの作成に入っていました。

 

「みなさんお早いですね」

「バレンタイン。旦那様に愛を伝える日ですもの。ふふふふ」

 

 清姫さんはいつも通りのようです。

 なんだか怖い気がしますが、そっとしておきましょう。私ではどうにも出来ません。

 

「あの、参考までに聞きたいんですけど、どんなチョコを作るんですか?」

 

 でも、情報収集です。みなさんどんなチョコを作るんでしょう。

 

「わたくしですわ」

「はい?」

「わたくし、をチョコに変えるんです。ああ、もうそうすれば旦那様にわたくしをた べ て といえますもの」

「はあ、でも清姫さん、食べられてしまったら清姫さんはどうなるんですか?」

「そんなのいえませんわぁ。もうマシュったらはしたない」

 

 ? なんでしょう、私そんなに変なこと聞きましたか?

 

「エリザベートさんはどのような――」

「ふふん、甘くて、堅くて、カリカリしてればいいんでしょう? ならこれね!」

 

 カボチャです! 赤いかぼちゃ! なんだかとっても、そのとても、赤いです!

 

「食べ物の赤さをはるかに超えてます」

「いいのよ、バレンタインってこういうものなんでしょ?」

 

 そうなんでしょうか? いまいちよくわかりません。

 

「信長さんは――」

 

 すごいです! 髑髏です。髑髏型のチョコです。

 

「おお、マシュマロサーヴァント。見よわしのチョコを。是非もないチョコじゃ! しかも、ここを切るとお面にもなるのじゃ」

「おお、すごいです!」

 

 私も負けていられません。

 

「ブーディカさんは?」

「んー、私は旦那と子供の分に合わせて、ちょっとしたホールケーキかな」

「むむ、本格的です」

「みんながチョコだし、あたしはちょっと違うものをね」

「みなさんすごいです。私にできるでしょうか」

「大丈夫、マシュならね」

「頑張ります!」

「うん、頑張って……」

 

 私はチョコを作り始めました。

 

「むむ、なんか駄目な気がします」

 

 試行錯誤十七回目。なんだか駄目な気がしています。

 

「こうなったら材料の調達ですね。特異点にレイシフトし、先輩に合う最高の材料を用意するところからです!」

 

 ドクターに掛け合いレイシフトする。既に修正が終わった特異点。そこでの材料集め。

 何が良いだろうか。先輩の為にまずは最高の材料を集めないと。

 そして、

 

「出来ました!」

 

 試行錯誤十七回。

 材料探し二十七回。

 最高のチョコレートの完成です。

 包装も完璧です。

 

「えっと、どうやって渡すのが良いんでしょうか。えっと、まずはノックして」

 

 出てきたら、ああ、でも出てきてくれなかったらどうしましょう。

 出てくるまで――待っていたら溶けてしまいます。

 ええと、さすがに中に入るのは、どうなんでしょう。強引に思われないでしょうか。

 でも、できてくれないかもしれませんし。

 

「マシュー、行くよー」

「は、はい! マシュ・キリエライト、行きます!」

 

 こうなれば当たって砕けろです。先輩、待っててください。最高のチョコレートを贈ります!

 

 そして、地獄を見た――。

 

 どういうわけかサンタオルタさんが、無理やりに開いた扉。その先に。

 

 ――地獄を見た。

 

「せん……ぱい……?」

 

 そこは赤い部屋だった。

 先輩の自室(マイルーム)

 白くて清潔な。先輩の綺麗な部屋が、赤く染まっていた。

 

 赤。ペンキではなく、それは鉄の匂いがするもの。特異点で嗅ぎ慣れてしまったもの。

 人の血液。

 それは、まぎれもなく先輩のもの。

 

「せん……ぱい……あ、あの」

 

 一歩、足を踏み入れる。

 先輩が、私に気が付く。

 

「あ、マシュ、どうしたの? あ、なんだかおいしそうなもの持ってるね。そうかぁ、今日はバレンタインだもんね」

「あ、は、はい、だから、そのチョコレートをつくって……」

 

 あれ、あれ。

 自分は何を言っているんだろう。

 今はそんな時じゃないのに。

 

「旦那様、あの――」

 

 清姫さんが部屋に入ろうとするその瞬間、

 

「きぇえああああああああああえ――!!」

「先輩!」

 

 先輩が豹変した。

 奇声を上げて。顔を鬼のようにして。傍にあったひしゃげた椅子を清姫さんに投げつけた。

 あまりに突然のことで私は反応できない。清姫さんも。

 

「清姫!」

 

 反応したのはブーディカさん。

 

「だ、旦那様……?」

「黙れ、オレを見てないくせに。鬱陶しいんだよ」

 

 聞いたことのない先輩の声に愕然とする。

 

「だ、旦那様、そんな、いったいどうし――」

「黙れっていってるだろうが!!」

 

 聞いたことのない先輩の大声。清姫さんがびくりとする。

 

「なあ、楽しいか、おい。なあ、勝手に夜這いして。それで、呼ぶ名が安珍様、安珍様。はっ馬鹿にするのも大概にしろよ清姫。ずっと前から言おうと思ってたんだよ、おまえ、どっか消えてくれ。いらねえよ」

「ちょっと子イヌ! いいすぎ――」

「今、オレが話してるだろうが!! 黙れよ音痴。お前の歌は聞くに堪えないほどひどいんだよ! しゃべるなよ」

 

 駄々をこねるように地団太を踏む先輩。

 奇声を上げながら強く頭を振って 腕を上や前などに力いっぱい振り回して時々頭をかきむしり 強く顔をたたく。

 それは先輩の口から血の泡が出るまで続いた。

 

 私は、どうしていいかわからなず、立ち尽くす。誰も、誰も動けない。

 

「あ、ごめんねーマシュ。大声出しちゃって、でもこいつらが悪いんだよ。うるさいのがさ。エリザベートの歌なんか聞けたもんじゃないし。そんなの毎日聞かさせる身にもなってよ、ね。マシュならわかってくれるでしょ? ねえ、マシュ」

「あ、あの――」

 

 何を、どうして、わからない。わからないわからない。

 ただ、先輩は正常じゃない。異常だった。

 

「……ねえ、マスター」

「なに、ブーディカさん」

「…………先に謝っておくよ」

「は? ――」

「先輩!」

 

 ブーディカさんが先輩を殴りつける。そのまま先輩は眠るように気絶した。

 

「ドクターのところに急いで」

「僕ならここだよ」

 

 ドクターが入ってくる。

 

「騒ぎを聞きつけてね。急いで医務室に行こう」

 

 担架で運ばれていく先輩。

 

「あ、あの、ドクター、先輩は」

「外傷は治療したよ。ターディスもソニックスクリュードライバーも持ってないけど、僕はドクターだからね。でも、心の方はね」

「心……先輩は、無理をしていたんでしょうか」

「もしそうなら、僕はドクター失格だよ。こんなになるまで気づけなかったんだから」

 

 忙しかったなんて、いいわけだよ。

 ドクターはそう自嘲する。

 

「それは、私も、ブーディカさんはわかっていたんですか?」

「…………まあ、ね。明らかに無理をしてた。こうならないように、してきたつもりだったんだけどね」

「あのうつけものめ。こうなる前にさっさとわしに泣きついてくればいいものを」

「ははは、それが出来れば、こんなことにはならないよ。だって僕らのマスターだ」

「ふん、私から言わせれば貴様らトナカイを甘やかしすぎなんだ」

「みなさん、気が付いていたんですね」

「気が付いてなかったのは、マシュとわたくしと」

(アタシ)ってこと?」

 

 これじゃ、後輩失格です。どうして先輩のデミ・サーヴァントなんて言えるのだろう。

 

「そうだ。貴様らだけだ。私も人のことは言えんが、貴様らが半分くらいは原因だ。特にお前だマシュ」

「私、ですか……」

「ああ、おまえの期待が、おまえの信頼が、トナカイをここまで追い詰めた」

「ちょっと、そこまで!」

「いや、言わせてもらう。私は貴様らと違って甘やかさん。それに、こいつばかりを責める気もない。こんなことになったのは私たち全員の責任には違いない。きっかけがソロモンとかいう奴でもな」

 

 そう彼女は言った。

 

「私、私が――」

 

 先輩を、追い詰めた。

 私が、先輩を。

 私は、先輩にもう――会わない方が、良い。

 

「マシュ、駄目、駄目」

「ブーディカさん。いいえ、違いません。私が、悪いんです。全部、私が。私は、先輩のサーヴァントなのに、何も気が付きませんでした」

 

 先輩、先輩。

 私はサーヴァント失格です。先輩の状態に何一つ気が付けませんでした。自分のことで手いっぱいで、守っている気になっていました。

 

「それは、あたしも言わなかったし」

「ブーディカさんは優しいですね。私を傷つけないために言わなかったんですよね」

「マシュ……」

 

 ブーディカさんはそういう人だから。

 きっとこうならないように何かをしていたんだと思います。

 信長さんも、ダビデさんも。サンタオルタさんだって。

 気が付いた人はみんな。みんな。

 

 私は、あんなに近くにいたのに気が付きませんでした。むしろ、頼って。頼って。頼って。

 先輩に負担ばかりかけて、甘えていました。

 ごめんなさい。

 私が、いるから先輩が傷つくのなら、もう私はいないほうがいい――。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「わたくしが、旦那様を?」

 

 何を言っているのでしょう。そんなはずない。旦那様をわたくしは愛し良妻として付きしたがって来ました。それが旦那様を追い詰めるなんてありえませんわ。

 何かの間違いに決まっています。

 

「さすがはバーサーカーだな。都合のいいことしか耳に入らんか」

「はい? 都合のよいこと? 何のことやら」

「貴様が一番、トナカイを見ていないということだ」

「ああ、聞き捨てなりませんわね。撤回してくださるその発言。わたくしほど旦那様を見ている者などおりません」

「貴様は先ほど罵倒されたのに懲りていないなまったく」

「罵倒。ええ、されましたよ」

 

 それがどうしたというのでしょう。それはつまりわたくしに悪いところがあった。それだけ。わたくしの愛がまだ足りていないだけのこと。

 旦那様もおっしゃっていたじゃないですか。見ていないと。

 やはり全ての時、一緒にいなければいけないということ。

 

「そういう風になっているからバーサーカーだというんだ」

「なんでも言えばよろしいです。わたくしが旦那様を一番愛していることに変わりはありませんもの」

 

 お慕い申し上げていますわ、旦那様(安珍様)

 愛が足りないのならもっと。もっともっともっともっともっともっともっと。愛を注ぐだけ。

 旦那様。愛しています愛しています。

 

 愛しています愛しています愛しています。

 愛しています愛しています愛しています。

 愛しています愛しています愛しています。

 愛しています愛しています愛しています。

 愛しています愛しています愛しています。

 愛しています愛しています愛しています。

 わたくしは、旦那様を愛しています。

 

「聞いて呆れる。そんなもので良妻とはな。何も見ていない」

「――ああ、まったく、あなた焼かれたいようですわね」

「やってみろ。できるのならな」

 

 ――わかっている。

 

 本当は。

 わかっている。

 

 ――本当は。

 

 わかっている。本当は。

 

 けれど、あの笑顔を。わたくしの為の笑顔を。もう二度と失いたくないから。

 ずっと、ずっと()を見ている。

 

 そうしなければ、きっと、耐えられない。

 自分にも。嘘にも。

 だって、そういうものだから。

 

 なんて、卑小で器の小さな女。

 逃げられるのも当然で。

 認めたくないから、駄々をこねているだけ。

 

 ああ、やはり、わたくしは、死ぬべきだ――。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「のうドラ娘よ」

「なに……」

「おぬしは他二人と違って冷静じゃのう」

「…………うん、だって言われちゃったし」

 

 全部、言われた。あれはきっとマスターの本心。そういうのが痛いほどよくわかったから。

 

「何が、あんなに風に言われちゃったら、もう何も言えないじゃない」

 

 善いことをしているつもりだった。マスターは聞いてくれるから。嫌な顔は……今思えばしていたかもしれないけれど、最終的には(アタシ)の歌を聞いてくれた。

 だから、思いっきり甘えていた。あのハロウィンの日もそう。拾ってくれた。だから、この人なら大丈夫だって思った。思ってしまった。

 

 それが間違い。本当は何もない。善いところなんて一つもない。

 だから反省。今度は、たぶん許されないのは当然だけど、ちゃんと力を貸してあげたいのって、そう思う。

 

「なんじゃ、おぬし意外にまともじゃの」

「なにそれ、それじゃまるで、(アタシ)がまともじゃないみたいじゃない!」

「いや、まともだったらあんなひどい歌を歌っていて正気でいられるわけもないよネ」

「…………うぅぅううう。そんなに、そんなに、(アタシ)の歌ってひどい?」

 

 聞きたくないけど聞く。マスターにあそこまで言われてしまったから。

 信じたくないけど。マスターが倒れているから。

 

「うむ、酷いぞ。それはもうひどい。なにせ、おぬしが歌えば周りは大惨事じゃからな」

「そ、そこまで……」

「うむ」

「わ、わかった。(アタシ)頑張るわ。歌、うまくなる。そして、今度はちゃんと子イヌの為に歌うわ。(アタシ)の為じゃなくて、ちゃんと」

 

 今までは自分が気持ちよくなるためだけだった。

 けれど、うん、ここにいる間くらいは、子イヌの為に歌ってもいいわよね――。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「こりゃぁ、破産かなぁ」

 

 彼はきっと立ち上がれないかもしれない。狂ってしまった。かろうじて保たれていた均衡がソロモンとの邂逅で完璧に崩れてしまった。

 そうならないように注意してきたつもりだけど、どうにも僕はやっぱり向いていないらしい。

 

「息子もああなっちゃうし」

 

 人生とはままならないものだね。

 おそらく彼はソロモンの言葉に従うかもしれない。ここで放棄してしまう。それが確かに一番楽な道だ。

 一般人にとってこの戦いは厳しすぎる。

 

「それでも、立ってもらわないと困る」

 

 世界を救わなければならない。そのためにはマスターが必要だ。

 酷い奴と言われるかもね。

 それでもただ一人の人間と世界ではやっぱり重さが違うんだよ。

 

「でも、効率的じゃないな」

 

 ただ彼を道具として使うのでは効率が悪い。彼の指示は正確だ。頑張って身につけたんだろう。僕らの為に。ああ、本当、自分が嫌になるね。

 それが利用できないのは非常に効率が悪い。だから、彼には戻ってもらわなければならない。

 

「僕個人としても君とはもう少し一緒にいてもいいと思っているからね」

 

 羊飼いとして気楽に接してくれるマスターはなかなか貴重だからね。

 

「これぐらいだけど、助けになれば良いと思っているよ」

 

 僕は、竪琴を奏でる。

 彼が目覚めるようにと。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

「マシュ……」

 

 マシュ。あなたが悪いわけじゃない。悪いのはあたしたち。気づいていながら何もできなかったあたしたちだよ。

 

「ああ、本当あたしって本当に――」

 

 肝心な時は負け続けていた。肝心な時はずっと。

 それで勝利の女王なんだから、本当に笑っちゃう。

 

「マスター。ごめん。本当に」

 

 あたしはただ謝ることしかできない。

 本当に。

 ああ、本当に。

 

 それ以外にあたしにできることはない。何もない。

 何も――。

 それだけが、あたしの心を削っていく。

 あの日々のように――。

 

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 暗い。

 暗い。

 暗い。

 

 ここはなんと暗いのか。

 

「ようこそ塔へ。歓迎しようマスター」

 

 そして、全ては塔へと――。

 




バレンタインで大騒ぎ。
別の意味で大騒ぎ。

全員絶望中。それでも前を向きそうだったのでエリちゃんは前向きに。
マシュはそれはもう後ろ向きに。
清姫は狂っていそうで、内心では気が付いているパターン。

発狂描写をするために発狂について調べてたら、こっちが発狂しそうになったでござる。
現在進行形で気持ち悪いです。

次回はシャトーへ。巌窟王による回復タイム。
ただしぐだは記憶を失っている。
全てを失ってもなお残るものがある。
それを頼りに進めるかどうか。
スカサハ師匠の教えが息づいていれば大丈夫でしょう。

あとぐだ子を作ったらどこぞの総統閣下になりました。
そうクリストファー・ヴァルゼライド閣下です。
気合いと根性で限界を突破していくヤバイ女になりました
黒スーツとタバコ、+眼鏡だよ!

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