Fate/Last Master   作:三代目盲打ちテイク

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カルデアボーイズセレクション
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 時には女のいない、男だけで楽しみたいと思うことはないだろうか。

 オレはある。というか、たまには気を遣うことない、男だけで何かをしたくなるということで――。

 

「今回は、男だけです」

 

 クー・フーリン、ダビデ、ジキル博士、ジェロニモ、金時、ベディヴィエール。

 

「うんうん、むさいけどいいよね、気を遣わなくていいって」

「そうだけど、ちゃんと仕事してくれよドクター」

「わかってるって」

 

 今回は、特異点になりかけているという場所に来た。このままでは第七特異点での障害になるかもしれないということで、今回は男たちで解決に来たということ。

 前にも言ったが、女性に囲まれていると気を遣う。目のやりどころとかにも困る。色々と、溜まるということで、そういうのの発散やら運動も兼ねて、こうして男だけで特異点にやってきたのだ。

 

 今日だけはオペレーターも男のみ。女性はひとりもいない。だから、どんなことをしても、何を言っても女性陣に伝わることはない。

 というか女性陣は何やら忙しいらしい。特にサンタさんを最近見ない。

 

「というわけで、さっそくぶっちゃけトークをしようじゃあないか」

 

 こういう時に限ってやる気満々のダビデがそういうわけで、

 

「マスターは誰が好きなんだい?」

「マシュ」

「おいおい、ダビデ、わかり切ってること聞くなっての」

「まあまあ、いいじゃないか。言葉にしてみないとねぇ、クー・フーリン? そういう君はどうなんだい? スカサハとは?」

「あ? 特になんもねえよ。というか、師匠が一緒で肩身がせめえよ」

 

 槍持ってるし、とクー・フーリンはいう。

 

「あれそうなの?」

「そうだぜ、顔を合わせたら、私を殺せるかつって、戦いを挑んでくるわ、それがだめならなまったな修行だと言って修行させられるわで、大変だわ」

 

 確かに、スカサハ師匠は、そういうところ熱血だから、大変だ。美人なのにおっかない。あのひと根が熱血だから、本当に乗ってくると大変なんだ。

 

「いいじゃないか、修行と称して美女とくんずほぐれつ」

「おう、なら師匠と修行して来い。それでもそれが言えるんなら、あとはすきにしろや」

「僕は命を大事にするほうだからね!」

「ダビデェ……そういうダビデは?」

「ん? 僕かい? やっぱり人妻だよ。いいよね人妻」

 

 やっぱりか。

 

「というか、そうだダビデ、夜な夜な何耳に吹き込んでくれてんじゃ」

「なにって、君はこれから大変だろうからね、そういう時に大丈夫なようにしているんだよ」

「余計なお世話だと思うよ、ダビデ王」

「ジキル博士だって許可したじゃないか」

「いや、許可したのは君の竪琴だけだ」

 

 ダビデの竪琴は精神を落ち着ける。なるほど、リラックス効果を期待して。だが、ダビデはそんなことはせずに人妻の魅力やらを語って聞かせたわけか。

 

「堅いなー博士は。というか、なんでマスターはそのこと知っているんだい?」

「ああ、それは、ベッドの下に清姫がいたらしくて」

「…………」

 

 ダビデの顔がひきつった。うん、そうなんだよ、最近ベッドに入り込まずになぜかベッドの下にいることがあって、怖いというか、それで幸せそうな顔してるのがまたいたたまれなくて。

 それでもベッドに入ってこられるよりはマシだから、どうしようもないという。

 

「今度からベッドの下も気を付けよう。うん。まあ、訊きたいのはそれなんだけどね」

「それ?」

「清姫のことはどうなんだい?」

「…………」

「マスターは正直者だ。顔に書いてあるぞ。コヨーテでなくともわかる」

 

 いや、まあ、隠す気も最近ないというか、清姫もカワイイナぁ、と思う訳でして。しかし、オレはマシュ一筋なわけで。

 

「そういう誠実なところは本当に好感が持てますね、マスター」

「ベディヴィエール殿の言う通りではあるが、清姫殿は、側室でもよいと言っているのだろう?」

「マスターも隅に置けないよねぇ。というわけで、僕からのちゃんとできる側室の愛し方を教えてあげよう! これミスると正妻との戦争だからね」

 

 マシュと清姫が戦争するとか思えないのですが。

 

「問題はどっちの嬢ちゃんというよりかはさらに別の要因だろ」

「別?」

「ほかにもいんだろ、テメエに好意向けてんのが」

「エリザベートに、ブーディカは、また別っぽいかな? でも、信長君に、サンタさんなんかも結構好意的に思えるね、僕としても」

「おう、博士、そこに師匠も加えてくれ。かなりのお気に入りだぞ、そこの坊主」

「あとはリリィ様もでしょうか。好意というよりは尊敬のようでしたが。私は我が王が幸せそうで、幸せですが」

 

 いや、ちょっと待とう、オレそこまでになるようなことしたっけ?

 

「してるしてる」

 

 満場一致で頷かれてしまった。

 

「おーい、大将たち、話は終わったか? なんか敵がいっぱいきてるぜ」

「金時、逃げてたな?」

「な、なんのことだ、大将」

「酒呑のこととか、いろいろ聞いてみたいことはあったんだけどねぇ」

 

 ともかく敵がいるのなら斃さないと。

 やってきたのは獣人系のエネミー。とにかく数が多い。特異点なら仕方ないが、それにしたって多いくらいだ。

 

「敵ばっかだな。どうなってんだこりゃ」

 

 クー・フーリンがルーン魔術で敵を焼き払いながらそういう。突いた途端に敵、敵、敵。敵は弱いが、とにかく敵性体の数が多い。

 いささか辟易するほどの多さだ。

 

「それはそうだけど久々にドルイドだね、クー・フーリン」

「ああ、霊基がもともとキャスターだからな、長いこと槍になってるといろいろと不具合が出るらしい」

「大丈夫なの?」

「ダ・ヴィンチ曰く、問題はねえとさ」

 

 なるほど。だが、それなりに調整が必要であるらしいので、しばらくはドルイドだというが。

 

「おっと、そっちにサーヴァント反応だ」

 

 廃墟まで進んで来たら、ドクターがそういう。なるほどサーヴァントか。さて、どこにいるのやら――。

 

「ばあ!!」

「うわっ!?」

「あはははは! ビックリした? ビックリした? いやー、ごめんね。なんかこう、ノリで!」

「アストルフォ!?」

「んー、会ったことある? んー、あっ、ああー、アメリカの!」

「忘れてたの?」

 

 地味にショック……。

 

「あははー、ごめんねー。それより、君たちこんなところに何しに来たの?」

「特異点の調査だよ」

「あー、ここもそうなんだー。でも、心当たりはないなー」

「じゃあ、他のサーヴァントは?」

「それだ!」

 

 それ?

 

「それだよそれ、ボクがキミたちに声をかけた理由! 思い出した思い出した。いやー、もうちょっとで忘れるところだった。てへへ」

「忘れないでよ」

 

 ともあれ、アストルフォ曰く、ここには他にもサーヴァントが二人いるらしい。一人はルーラーで、もう一人がアーチャーで、しかもギルガメッシュ。

 なんというかヤバイ匂いしかしなくなってきた。本当に大丈夫だろうか。あの時は相性のいいクロがいたし、今からでもクロを呼ぶべきか。

 

「ねえねえ、マスターがなんか考え込んじゃったけど、大丈夫?」

「あん? そりゃあ、オマエさんが、ギルガメッシュがいるなんていうからだろ」

「うむ、その名を聞かされれば誰であろうと考え込む。嘘でないのならであるが」

「少なくとも嘘はついてはいないと思うよ」

「ギルガメッシュってアレだろゴールデンだろ? あいつはゴールデンだぜ、オレもゴールデンだが、あいつも中々のゴールデンだ」

「なあに、いざとなれば逃げればいいし、それよりも僕としてはね、クロエじゃなくて、もっとこう巨乳をね」

「ともあれマスター、まずは話を聞いてみましょう。詳しいことを聞かねば。いざとなれば、この私の銀腕を以て切り裂きましょう」

「っと、そうだね」

 

 そういうわけで、アストルフォにその二人がどうしたのかを聞く。もしかしたら敵対しなくて済む可能性もあるかもしれない。

 ギルガメッシュの時点で何もないかもしれないが。

 

「いやあ、その。なんていうかさ……その、ルーラーと、アーチャーがね……してるんだよね」

「してる?」

 

 してるとは何を? 戦ってるとか? それともまた別の何か?

 

「聖杯戦争」

「えええええ!?」

「さ、ついてきて! ともかく、あの二人を止めてほしいんだ! ほらほら急いで!」

「和気藹々としてるところ申し訳ないけど、戦闘の時間だ。ラミアタイプのエネミーがそっちにむかってるよ」

「わはは! 蛇だ、蛇だー。よーし、狩るぞー」

 

 何がそんなに楽しいんでしょうか、この人。見た目可愛らしいのに、理性が完全に蒸発しちゃってますよね、この人本当。

 しかも、これでオトコノコなんだから、驚きだよね。

 

 ともあれ、蛇を狩る。

 

「大漁大漁! いやー、スネークハンティングはいいなー! この調子で生態系を変えてみようか!」

「いやいや、目的忘れてる忘れてる!」

「そうだったそうだった! じゃあついてきてー」

 

 アストルフォについて洞窟へ向かい、その中を進むと、金髪の子供と白髪に褐色の神父? らしき二人が争っていた。

 

「あれがアーチャーとルーラー?」

「そうだよー」

 

 どうみてもギルガメッシュではないのですが? 明らかに子供なんですが。ダ・ヴィンチちゃん謹製の眼鏡礼装で霊基を確認してみたら確かにギルガメッシュらしいのだが。

 

「どういうことなの?」

「まあいいじゃん、細かいことは! おーい、マスター連れて来たよー!」

 

 ちょ、戦闘してるところに無策にでていかないで!?

 だが、予想外だったのだろう、二人とも戦闘をやめてくれた。危なかった。あの子供ギルガメッシュちゃんと宝具いっぱい持ってるんだもん。

 

「じゃあ、そういうわけで、それぞれ聖杯が必要な理由を説明して、マスターが判断するってことでいい?」

「ええ、悪くない案のように思えます。英雄王、貴方はどうです?」

「んー、ボクは別に構いませんよ天草四郎。でも、恨みっこなしでいけますかねー」

「それを言ったら始まりませんよ。それに、彼の後ろに控えているサーヴァントたちを全員相手にしてまで、文句を言えるのならいいと思いますが」

「あー、確かにアレは面倒だ。それで、そっちのお兄さんは?」

「あ、ボクは聖杯とか必要ないや! 召喚された以上、マスターに尽くすのがサーヴァントってやつだからね!」

 

 そう言って、抱き着いてこないでください、男に欲情するような性癖はないです。ないはず、なのに、なんでだ、ものすごいいい匂いするんですが、この子。え、本当にオトコだよね、オトコノコだよね、この子。

 新しい道が開拓されそう――いや、いかん、なんかぞくりと来た。これで新しい道を開いたことがばれたらなんか燃やされそうな気がする。

 

 誰にとは言わないけど、燃やされる、これは確実に燃やされる。誰にとは言わないけど。

 

「耳が痛いや。でも、マスターがきちんとしたマスターなら確かにそれが正しいですよね」

「おや、まるで正しくないマスターに仕えたことがあるような口ぶりですね」

「長いことサーヴァントやっていると、いろいろとありましてね」

 

 ともあれ、神父のような天草四郎と子ギルの一騎打ち。

 それぞれが自らが聖杯を求める理由を告げる。

 

 子ギルは、聖杯を求めることは当然だと言い放った。王の性質ゆえのこと。財を求めるのは王たるものとしての標準の性質だということ。

 だから聖杯を求める。聖杯は万能の願望器とまではいかないにせよ、きわめて危険。管理運営するのも王の定め。

 

 求める理由はそういうもので、彼に聖杯に対して告げる願いというものはないという。

 

「ノーリスク、ノーリターンですが、現状ボクに預けるのが一番かと思います」

「さて、それはどうでしょうか」

 

 天草四郎は言う。

 聖杯とは危険な存在ではあるが、無色の力。ならば大いに活用すべきだろう。

 彼の恒久的な世界平和という願いにはとどかないものの、保管するだけなどもったいない。使い方もわかるから、私に任せてほしいと天草四郎は言った。

 

 どちらも正しいようで、どちらも間違っているような。判断がしにくいな。

 

「ドクター?」

「うーん、難しいね。疑似聖杯のデータを取得したけど、周辺の魔力を食い漁って成長しつつある。このままだと、疑似が疑似じゃなくなる。それを契約もしていないサーヴァントに引き渡すのは……」

 

 ですよねー。

 

「あ、危険なんだやっぱり。だよねぇ、あの二人割とマスターぞんざいに扱うからねぇ」

 

 私はそんなあなたに遊ばれているんですがアストルフォさん。いい加減に離してほしいところ。というか、なんで腕を絡めるのか。

 

「人聞きが悪いぞ、アストルフォ。ボクはちゃんとマスターに合せます」

 

 大人よりもマシみたいだけど、信じられません! この金ぴかの王様は大人でも子供でも信用したら駄目なんだとオレのセンサーが言ってます。

 

「ええ、そうですよ。何があろうとも不慮の事故ですし」

 

 天草もしんようできねぇ……。何が不慮の事故だよ。事故死に偽装した奴はいつもそういうよ。

 

「というわけで、どっちもNOだ」

「ですよねー」

「では、われわれはマスターを撃退することにしましょう」

 

 ほらね。

 

「よーし、じゃあ、ボクはこっちにつくぞー。仕える者か、王様か、叛逆者か、誰が勝つのか、やってみよー!」

 

 そんなお気楽そうに言うけど、絶対しんどい。敵はルーラーにあのギルガメッシュ(小)だ。油断はしない。ただ、まあ――。

 

「いっくよー!」

 

 しょっぱなでアストルフォがギルに突っ込んで行ってくれたおかげでやりやすい。相手に財宝を展開される前に叩けばいいわけだ。

 

「というわけで、ダビデ!」

「はいはい」

 

 五つの石で行動不能にしておいて。

 

「金時は聖職者にゴー!」

「あいよ、行くぜ」

 

 聖職者に突っ込ませ、あとはルーンやらシャーマニズムやらで足止めしつつ削り切る。ダビデの五つの石は必中で、相手が一瞬でも気絶させられるから楽だ。

 

「子供相手に大人げない……」

「どこが子供さ!」

「聖職者相手に――」

「どーこーがー聖職者さ!」

 

 うんうん、どう考えても子供じゃないし、聖職者というにはあまりにもアレ過ぎる。ともかく聖杯はこれでこちらのもの。

 

「あちゃー、時間切れだ。聖杯がシャドウサーヴァントを吐き出し始めた」

「これではダメですね」

「さっさと支配下に置くべきでした」

 

 こいつら反省してねえ。

 

「よし、というわけで君たち二人、率先して働いてもらうよ」

「そうなりますよね」

「ええ、こうなってしまったのも私たちが遠因」

「原因じゃね?」

「というわけで、手伝わせていただきます」

 

 聖杯のある場所に行ってみると、やはり汚染されているようで、さっさと破壊してしまった方が良いらしい。

 

「それじゃあ、子ギルとアストルフォが遊撃で、天草はこっちで防御かな」

「よーし、いくぞー!」

「お守りですか……」

「みんなはいつも通りで」

 

 一通りシャドウサーヴァントを倒すと、

 

「たーすけーてー」

 

 アストルフォの悲鳴が。聞くとゴースト系が苦手らしい。

 

「天草」

「……やれやれ……わかりました。聖人もどきの洗礼詠唱ですが、苦悶のままあり続けるよりはマシというもの」

 

 彼の洗礼詠唱によりゴーストも払い、あとは聖杯を残すのみ。

 

「何かを生み出す前に、大火力で吹っ飛ばそう」

 

 それが良い、煩わしくない。

 

「というわけで、全員攻撃!」

「容赦ないマスターですね……」

 

 天草に何やら呆れられたけど、まあ、それはそれ。確実に何か生み出しかけてたから、その前にさっさと破壊。

 

「おわったー! んー、お疲れー。それじゃあ、ボクは帰るねー、何かあったらまたよろしくー」

 

 アストルフォがさっさと帰っていく。まあ、終わったからいいんだけど、慌ただしいなまったく。もっとゆっくりしていけばいいのにとも思うが、聖杯が破壊された以上、現界するのにも限度があるのだろう。

 それに二度目だ、なら三度目があってもおかしくない。また、どこかで会おう。

 

「じゃあ、ボクも。縁があれば呼んでくださいとは言いたいのですが、下手をすると大人のボクが来そうなので、まあ、その時は、頑張ってください」

「遠慮したい……」

 

 すごい遠慮したい。あの大人バージョンとか御せる気がしないというか、絶対に殺されそうだ。

 

「ははは、それじゃあ」

 

 子ギルも帰る。今度は余計なことしないでほしいところ。

 

「さて、マスター、私も戻るとします。そして、今度こそ夢を叶えたいと思います」

「世界平和だっけ、手段さえ選んでくれたらいいんだけどね」

「私もそうしたいところなのですが、なかなかに難しく」

「まあいいや。じゃあ、またいつかね」

「ええ、またいつか。天草四郎時貞、次は裁定者としての力を貴方にお貸ししましょう」

 

 そう言って彼も消える。

 

 やれやれとんだ、特異点だったな。

 

「さて、こっちも帰ろうか。久しぶりに気の使わないでいい時間を過ごせたしね」

 

 特に面白味もないし、いつも通りだったけど、まあ、そこはそれ。新しい出会いもあった。というか、なんだろう、あの天草には近々会いそうな気がするんだよね。

 クリスマスも近いし。

 

 ――あ、クリスマスか。

 

 なるほど、もしかしたらその準備かもしれないな。

 

「でも、もうすぐか」

 

 もうすぐ一年が過ぎる。人理滅却の期限が、もうすぐ来るのだ――。

 




次回はクリスマスですが、多分月曜日くらいかなぁ。日曜日は少し用事があるので、書けないですし。

フレンド募集ですがありがとうございます。
応募された方の中から私が、面白いと思った方、フレンドになりたいと思った方にはフレンド申請をさせていただきました。

またフレンドの上限が増えたり、枠が空いたりしたらまた募集するかもです。
その時はまたよろしくお願いします。

では、また次回。

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