俺の青春ラブコメはこの世界で変わりはじめる。   作:clp

79 / 170
前回までのあらすじ。

 夕食後の話し合いを経て、中高生たちは男女に分かれて解散となった。ログハウスに帰った男性陣は友人を話題にした雑談を挟みつつ、先程の話し合いで決定した内容を更に前に進めていた。

 話が一段落ついて、戸部はおもむろに恋バナを始める。彼の気持ちが恋愛と呼べるものなのか納得がいかない三人は、将来の協力要請に生返事で応えた。戸部が葉山に話題を振ると、意外にも葉山はあっさり好きな子のイニシャルを口にして、そのまま寝床へと消えて行った。



06.ひき下がることなく彼女は己の意思を示す。

 男子が去った後の炊事場で、女性陣はそれぞれ顔を見合わせた上で、無言で女子会の開催を決定した。平塚静が仲間になりたそうにこちらを見ていたが、由比ヶ浜結衣が申し訳なさそうに苦笑すると、先生はすぐ鷹揚に頷いた。

 

 この後で彼女らが交わすやり取りを考えると、教師が同席しないほうが話しやすいだろう。それに平塚先生にも今後の思惑があるだけに、彼女らの話が早く終わってくれたほうが動きやすいのも確かだ。

 

 そんなわけで教師は一人その場を離れて、今日の出来事を振り返りながらチャンスを待つことにしたのだった。

 

 

***

 

 

「一階のリビングと二階と、どっちが良いかな?」

 

「二階だと、疲れたらすぐに寝かし付けられるし」

 

 六人でログハウスに戻って、まずは話し合いをどこですべきかと由比ヶ浜が意見を募る。間を置かずに三浦優美子が、世話好きな性格をのぞかせつつ返事をした。反対意見が出なかったので彼女らはそのまま二階に上がった。

 

「姫菜はとりあえず休んでるし」

 

 本来なら和室と洋室に分かれている間取りを大部屋に変更して、奥にベッドを一つだけ用意する。そこに海老名姫菜を寝かせて、三浦はベッドの側面に背中を預ける形で腰を下ろした。その右横に由比ヶ浜が座って、横長の机を出現させる。机の向かい側には比企谷小町。その小町からは左手、由比ヶ浜からは右手の位置には雪ノ下雪乃。最後に小町の右横、三浦の対面に一色いろはが腰を落ち着けた。

 

 疲れないように座椅子やクッションをふんだんに用意して、机の上にはお菓子と飲物も並べて、こうして彼女らの女子会が始まった。

 

 

「じゃあ本題から行くし。隼人と何があったんだし?」

 

「特に説明するほどのことはないのだけれど。去年から学校行事などでよく顔を合わせていたという程度ね」

 

「その、ゆきのんを問い詰めるとか、そんな気持ちはあたしも無いし優美子もそうだと思うけど。少しぐらいは事情を教えてくれないと、話が進まないって言うかさ……」

 

「ここで聞いたことをよそで言い触らしたりしませんし、最低限のことは話して欲しいな〜って」

 

 三浦が口火を切って、雪ノ下がそれをあっさり却下する。だが雪ノ下のこの頑なな姿勢を和らげてもらわないことには、全体での話し合いは明日も同じ展開にしかならないだろう。そう案じた由比ヶ浜が状況を素直に説明して、一色が補足を加えた。

 

 ここで、いきなり急進的な話になるのもどうかと思った小町が口を開く。

 

「でも、雪乃さんが言いにくいなら、先に別の話をしても……」

 

「いえ、大丈夫よ。そうね……。以前に少し生徒間の関係がこじれた時があって、葉山くんが上手く収拾できなかったのよ。その時は私が何とか解決できたのだけれど、また同じことを繰り返すのかと思ったら、つい感情的になってしまって」

 

 嘘こそついていないものの、事件が高校入学後のことだと思わせる口ぶりで、生徒間のこじれた関係に関与していない風を装いながら、雪ノ下は殊勝に頭を下げた。

 

 思いがけずすらすらと事情を説明されて、残りの面々は彼女が口にした以上の情報を知りたいと思いつつも、とっさには質問が出て来ない。少し強引に口を開かせたという負い目もあって、部屋の中は沈黙に包まれていた。

 

 

「隼人くんのことだから、直接対話の場を設けたりとか、生徒全員を集めて語りかけたとか、そんな感じ?」

 

「そうね。実際に生徒を集めるまでは行かなかったのだけれど、そうした案も出していたわね」

 

 そうした室内の空気を気にすることもなく、ベッドの上から海老名が発言した。()()()の葉山はクラスの小学生全員に向けて語り掛けていたが、()()()()生徒を招集するようなことは起きていないはずだ。雪ノ下はそう考えて、注意深く返事をする。

 

「そっか。じゃあ隼人くん立ち会いで対話したけど、喧嘩別れに終わったって感じなんだね。雪ノ下さんはどう収拾したの?」

 

「どう説明すれば良いのかしら。その、関係がこじれた理由を精査して、どちらに非があるのか客観的な指標で提示したのだけれど……」

 

 自分が当事者では無いという前提で話をしている以上、矛盾のない形で説明をまとめねばならない。変な噂を流した犯人を全て特定して友好的にお話をした、などと言うわけにはいかない。雪ノ下は内心ではかなり苦労をしながら、表面的には平然と質問に答えた。

 

 彼女の手腕をよく知る由比ヶ浜や三浦、兄からよく話を聞かされている小町は納得の表情を浮かべている。一色は詳しい話には興味が無いのか少し退屈そうだ。

 

 一方の海老名だが、彼女には事前情報があった。とはいえそれは由比ヶ浜や三浦も知っているはずの情報だった。

 

 F組で噂が広まって葉山が奉仕部に相談に行った時のこと。雪ノ下にも変な噂を流された過去があり、彼女は犯人に直接「お願い」をして解決したと言っていた。そんな嫌な過去を持つ彼女が、関係がこじれた程度の軽い諍いに介入して理非を正すものだろうか。抽象的な思考ができる海老名には、そこが納得できなかった。

 

 そもそも、先ほど雪ノ下と葉山が対峙したときの緊張感と比べると、今の話では迫力不足だと海老名は思う。雪ノ下がここまで肩入れする必要性も、葉山が頑張って対応策を練る必要性もまるで感じられない。

 

 考えられるとすれば雪ノ下か葉山のどちらかが当事者のケースだが、()()()()()()葉山が他の生徒と問題を起こしたなど聞いたことがない。雪ノ下が上級生と揉めた件は知っているが、それは妥協を知らない彼女だけの責任ではなく、むしろ相手側に問題があったはずだ。

 

「雪ノ下さんが解決して、隼人くんは何て?」

 

「特には何も。ただ、何だか申し訳なさそうな表情をしていたわね」

 

 やはり変だと海老名は思う。葉山がそこまで反省するには、説明された事件では軽すぎる。それに、仮に学校外での出来事だったとしても、校内で全く話が出ていないのは不可思議だ。だがそれ以上を検討するには情報があまりにも少なすぎるし、ここでそれを暴き立てて良いのかという根本的な問題もある。

 

 いつか、雪ノ下と差し向かいで話し合う必要があるのかもしれない。特に三浦と由比ヶ浜には絶対に関与されない形で。そう考えながら、海老名は話を進めるために口を開いた。

 

「じゃあ、隼人くんにそんな顔をさせないためにも、今回は念入りに対策を練らないとね」

 

 

***

 

 

「うん、あたしも姫菜の言う通りだと思う。ゆきのんの話は、みんなもういいよね?」

 

「わたしはもう少し葉山先輩との関係とか聞いてみたいとこなんですけど、後でいいですよ〜」

 

「そう言われるとあーしも気になるけど、今はいいし」

 

 海老名の発言を由比ヶ浜が受けて、一色と三浦も同意を返した。高一の頃に葉山と雪ノ下がどんな関係だったのか、それを詳しく聞いてみたい二人だったが、まずはこの場の議題を優先させる態度を示した。

 

 引き続いて小町が話を進めるために口を開く。中学でも生徒会で活動していたためか、物怖じすることなく思ったままを彼女は述べた。

 

「じゃあ、あの女の子の話ですね。お兄ちゃんが本人の意志を確認って言ってましたけど、実は今の状況に満足……じゃないや、なんて言えば良いんだろ。ホントは嫌だけどもっと嫌なことよりはマシというか」

 

「小町さんが言いたいのは、彼女が納得して今の状況に甘んじているという意味かしら?」

 

「あ、雪乃さんが言ったような感じです。その、前に道徳で『仲間内でそんな扱いはダメだ』って話になったときに『じゃあ仲間じゃなくて良いじゃん』って言い出した子がいたんですよ」

 

「それ、関係がゼロになるよりは、扱いが悪くても交流があるだけマシって話だよね。あたしも正直、それもあるかもって思ってたんだけどさ」

 

「相手をしてやってるだけ、って虐める側が言い出すのは違いますよね〜」

 

「小町もそう思います。その、ちゃんと信頼というか、分かり合っている仲なら適当な扱いでも良いと思うんですけどねー」

 

「ぞんざいな態度で『あちらも喜んでいる』などと言い放ったり、そのくせ飽きれば見向きもしないという輩は、どこにでも居るものね」

 

 雪ノ下がいったん話をまとめて、会話に加わっていた小町と由比ヶ浜と一色は大きく頷いた。しかしそこで三浦が口を開く。年下をいたわるような眼差しで、同時に間違いは正したほうが良いという強い意志を秘めながら、彼女は小町に向かって話しかけた。

 

 

「あーしは、適当な扱いをする関係に良いことなんて無いと思うし」

 

「うーん。適当っていうと表現が悪かったかもですけど、気兼ねなく物を言い合える関係って良くないですか?」

 

 真面目な話をしてくれていると理解できるだけに、小町も少し畏まりながら返事をした。

 

 ベッドに寝転がったまま膝で三浦の背中をぐりぐりしている海老名は、どうやら彼女と同じ意見らしい。その他の面々は彼女の意図を図りきれていない様子で、小町の言葉に頷く素振りを見せている。

 

 だが三浦は細かな表現の問題を言いたかったわけではない模様で、一色を目で示しながら言葉を続けた。

 

「こいつが言った通りだし。『虐める側が言い出すのは違う』のと同じで、適当な扱いをした側が『気兼ねなく』と言い足すのは順序が逆だし。先に相手への思いやりとかがあって、それを受けて『気兼ねなく』ってのが礼儀だと思うし」

 

「なるほど。確かに貴女の言う通りだと思うのだけれど、相手側の意思が確認せずとも明確な状況なら問題ないのでは?」

 

「相手がどう思ってるのか、分かるようで分からないもんだし。あーしは確認したほうが良いと思うし」

 

 ここまで三浦に言われても、雪ノ下も小町も彼女の主張が腑に落ちなかった。相手への思いやりの気持ちが自分にあり、かつ相手もそうだと確認せずとも明瞭な状況で、三浦が言う確認を行うことは逆に相手に失礼ではないかと彼女らは思った。

 

 一方で、先程は小町や雪ノ下に同調していた由比ヶ浜と一色は、気になることを思い出したとでも言いたげな表情で考え事に耽っている。

 

 

 少しだけ沈黙が場を支配したが、このまま話が逸れたり言い争いになったら困ると考えたのだろう。由比ヶ浜が議題を元に戻すべく発言を行った。

 

「えっと、たしかヒッキーがまとめてくれた中には、あの子の意思を確認するためにあたしたちができることを考えよう、みたいなのがあったよね」

 

「でも実際、あの子に話しかけるのって難しいですよね〜」

 

「同じ班の子が一緒に居るときは絶対ダメですよねー」

 

「彼女だけをこっそり呼び出したいところだけれど、小学生のスケジュールを見ると団体行動ばかりなのよね」

 

「あれ。ゆきのん、あの子にメッセージ送れるの?」

 

「隼人が話しかけてたから、この世界だと一度話した相手にはメッセージを送れるはずだし」

 

「三浦さんの言う通りね。それに私と比企谷くんもあの子と少しお話をしたので、メッセージを送れると思うわ」

 

 彼女から聞き出したことをこの場でどこまで伝えて良いものかと考えながら、雪ノ下はひとまず接触の事実を告げた。だが雪ノ下の口調から、おそらくは葉山が受けたのと同じような対応だったのだろうと一同は考えた。それ以上は追求することなく、由比ヶ浜が話を先に進める。

 

「じゃあさ。ヒッキーとゆきのんと隼人くんだったら、ゆきのんからのメッセージが一番安心できるだろうし、『体調が悪くなったとか理由を付けてこっちにおいで』って誘ってみるのはどうかな?」

 

「そうね。ただ、逆に混乱させる結果にしかならない可能性もあると思うのだけれど」

 

「班の様子が今日と同じとも限らないですしね〜」

 

「届いたメッセージに気付かれて、それを見せろとか言い出されると困ると思うし」

 

「じゃあ、班の様子を観察しながら、あの子が一人でメッセージを確認できそうな時に送るとか。お兄ちゃんの隠蔽スキルが欲しいですね」

 

「ヒッキーに観察してもらって、覗き見がバレたら犯罪になっちゃわない?」

 

「ヒキタニくんなら、小学生よりも男湯を観察してくれると信じてます!」

 

「比企谷くんを観察に巻き込むなら、女子とペアという形にしようと思うのだけれど」

 

「交替で班の様子を窺いながら、メッセージを送る方法で良いと思うし」

 

「午前中は自由行動って書いてありますけど、どこに行くんでしょうね〜?」

 

「あんまり遠くに行かれると、交替で観察とか難しいですよねー」

 

「でもさ。やっぱり見ちゃったからには、できるだけのことはしてあげたいなって、あたしも思うんだよね」

 

 途中で変な発言も混じってはいたが、彼女らが女の子の状況に胸を痛め、何とかしてあげたいと思う気持ちは共通していた。ゆえに、この由比ヶ浜の一言によって、曖昧な部分は残しつつも翌日の基本方針が決まったのだった。

 

 

***

 

 

「じゃあ、話も落ち着いたことですし〜、葉山先輩の去年の話を……」

 

「その前に、確認したいことがあるし」

 

 気楽な口調でまずは一色が口を開いたのだが、三浦がそれを一瞬で却下する。一色が「あれっ?」という表情を浮かべるのを尻目に、三浦は雪ノ下に話しかけた。珍しく語尾を変形させずに、彼女はストレートに問いを発する。

 

「過去の失敗から、隼人の対応に不安があるって気持ちは理解したし。あーしが気になったのは、隼人のやる気まで否定してるように思えたんだけど?」

 

「そうね。言葉を濁さずに答えようと思うのだけれど。無能な日和見主義者よりも、無能な行動家は害悪だと考えているわ」

 

「無能か有能かは、結果が出るまで判らないし」

 

「過去からの演繹によって、ある程度は判別できると思うのだけれど」

 

 かつて三浦と雪ノ下はテニス勝負で対立したことがあった。しかしその時でさえ、お互いの主張が平行線だったのが原因で、感情的に対立したわけではない。ゆえに勝負が終わった後は、彼女らは以前にも増して親密な間柄となった。

 

 その後も由比ヶ浜を介して少しずつ積み上げた時間のおかげで、彼女ら二人は外部から見れば友人と呼んでも差し支えない関係に至っていた。友人の作り方が独特だったり、友人がほとんど居なかったために、変な遠慮が二人の間に残っていたに過ぎない。

 

「過去で全てが決まるなら、今のあーしたちの意思とか意味ないし!」

 

「過去で全てが決まるのではなく、過去を参考に色々な要素を組み合わせて未来を変えられると思うからこそ、現在の私たちの意思が大切だと思うのだけれど」

 

「じゃあ、組み合わせに入れてもらえず、排除されるだけの意思に存在価値は無いって?」

 

「それは、ある問題に限った評価を一般的な評価だと勘違いしているのではないかしら。他の場面で輝けば良いと思うのだけれど」

 

「何よりも自分が結果を出したいと思ってる場面で除外されて、他で評価されて喜べると思ってんの?」

 

「それは……。でも、それが当人の限界であれば、仕方がないのでは?」

 

 次第に語尾も安定しないことが多くなり、三浦の発言はますます感情的になっていった。彼女自身にも、なぜこんなに必死に彼の代弁をしているのか解らないままに、三浦は発言を続ける。一色や小町はもちろん、由比ヶ浜と海老名でさえも、今の三浦に声をかけることはできない。

 

 この世界に巻き込まれて、インターハイの予選にすら参加できない悔しさ。あの小学生を何としても助けたいという意思を示しても、目の前の女子生徒に一言で却下される悔しさ。それに反論できない悔しさ。納得してしまう悔しさ。そうした葉山隼人の悔しさを、三浦はなぜか我が事のように自然に理解することができた。

 

「それが当人の限界でも、周りが助けてあげれば、結果に繋がることだって」

 

「そうね。他の要素を加えることで、除外しなくて済むこともあるかもしれないわね。でもその場合でも余計な意思は忘れてもらわないと、変なところで暴走されては全てが台無しになるわ」

 

 三浦にとっては、意思こそが最上の価値を持っている。中学のテニス部に所属していた頃、やる気のない部員は山ほど見てきた。そんな連中に対して、やる気のある部員がどれほど努力を重ねても実力で劣り、遂には才能を理由に部を去って行ったことが何度もあった。

 

 結果が全てとは、雪ノ下に言われるまでもなく三浦も骨身に染みて理解している。しかしそれでも。努力する意思を放棄しろと言われて、三浦はそれに従容と従うつもりはない。結果が出ないと教え諭すことと、結果が出ないからと意思を挫くような行動にでることとは、彼女の中では厳密に峻別すべき事柄なのだ。

 

「あーしはそうは思わない。それで暴走されるようなら、他の要素とやらが加え足りなかったせいだってあーしは思う。あーしは……あーしだったら、隼人を暴走なんてさせない!」

 

 目の前の女子生徒が憎いわけでは決してない。だが彼をこれ以上貶すようであれば、内心もっと仲良くなりたいと考えているこの黒髪の少女であっても、容赦はしないと三浦は思う。他の全てを犠牲にしても悔いないと思い込むほどの愛情を胸に抱いて、三浦は口を開く。

 

「あーしは、隼人と一緒にあの子を助けるから」

 

 そう宣言して、三浦は部屋の反対側にベッドを用意すると、全員に背を向けて布団にくるまった。

 




次回は金曜に更新予定です。
ご意見、ご感想、ご指摘などをお待ちしています。

追記。
細かな表現を修正しました。大筋に変更はありません。(7/7)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。