俺の青春ラブコメはこの世界で変わりはじめる。   作:clp

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今回はテストの打ち上げを行うだけの気楽なお話です。



ぼーなすとらっく! 「打ち上げに行こう!」

 週末の金曜日、総武高校では中間試験が無事終了して、放課後の生徒達はいずれも開放感に溢れる表情を浮かべていた。担任が注意を促す声も殆どは聞き流されている。この状況では何を言っても無駄だと諦めた教師が、最後に「騒ぎすぎて問題を起こさぬように」とだけ念を押して、教室は一気に興奮の坩堝と化した。

 

「あーしは久しぶりに身体を動かしてくるし」

 

 クラス内に止まらず最近では学年でもトップ・カーストの座を不動のものにしている3人娘も例外ではなく、今からどう過ごすのかを楽しく相談している。

 

「あ、そっか。今日は隼人くんたち、部活だって言ってたもんね」

 

「遊ぶのは明日改めてって話だし、今日は結衣も好きなように過ごしたら良いんじゃない?」

 

 三浦優美子がグループを離れた行動に出る理由を即座に察知して、由比ヶ浜結衣はごく自然な口調で納得の声を出す。それに対して何かを言い返そうとする三浦だったが、タイミング良く海老名姫菜が話を続けたので、反論は宙に浮いたままである。女王の割にぞんざいな扱いを受けている三浦であった。

 

「姫菜は今日はどうするの?」

 

「私も今日は久しぶりに手を動かそうかな。物書きの気分じゃないし、イラストとか」

 

「やっぱり、絵が上手いって羨ましいなー」

 

 問題は、普通の絵を描いてくれない事である。が、彼女のアイデンティティに関わる事なので仕方がないのだろう。アブノーマルな題材だからといって忌避されるいわれはないが、しかし明けっ広げが過ぎるのは恥ずかしいから困る。そんな理由により少しだけ照れながらも、素直に称賛を口にする由比ヶ浜であった。

 

「テスト明けでいきなり依頼はないだろうし、結衣も奉仕部でゆっくりして来なね」

 

 親友の褒め言葉には笑顔だけで返して、海老名が話をまとめに入る。そのまま視線だけを三浦に送ると、彼女も心得たもので、立ち上がりながら口を開く。

 

「じゃ、打ち上げは明日だけど、今日はそれぞれで楽しんで来るし」

 

「うん。みんな、テストお疲れー」

 

「また明日ね」

 

 三浦の発言に由比ヶ浜が応え海老名が締めくくる。そして彼女らは笑顔で、別々の場所へと向かうのであった。

 

 

***

 

 

「……メイドカフェ?」

 

 奉仕部の部室で部員たちのために紅茶を淹れて、雪ノ下雪乃はいつもの席に着いた。各々が紅茶を口に含んで一服して、さて今日はどのように過ごそうかと考え始めた矢先に、由比ヶ浜が今日これからの過ごし方を提案してきたのである。

 

「うん。サキサキの依頼の時に、エンジェルって名前のお店がもう1つあったよね。そこでみんなで打ち上げしない?」

 

「たしか、メイドカフェ・えんじぇるている……だったわね」

 

「すげーな、お前。店の名前とか完全に忘れてたぞ……」

 

 由比ヶ浜の提案を聞いて、あの時に話に出た店の事だろうと見当を付けて、比企谷八幡はそれを確認しようとメッセージアプリを立ち上げかけていた。本来ならば彼の勤勉さは褒められてしかるべきなのだが、記憶力の良い相手というのはこれだから困ったものである。

 

「私が調べてメッセージで伝達したから、覚えているだけよ」

 

 テスト明けで彼女も気持ちが大らかになっているのか、寛大な言葉を下賜される部長様であった。もっとも、八幡へのフォローというよりは、提案しておきながら店の名前とか完璧に忘れてたと焦った表情を浮かべている由比ヶ浜に気を遣っただけなのだろうが。

 

 雪ノ下から届いた発言と笑顔によって、たちまち表情を明るくする由比ヶ浜に、八幡は見ている方が恥ずかしいと苦笑いを浮かべながらも当然の疑問を口にする。

 

「……ちなみに、この3人で行くのか?」

 

「サキサキとか、小町ちゃん大志くんも一緒に行けたらなーって思ってるんだけど……」

 

「それならば、一応は先生にもお誘いを掛けておいた方が、後から面倒がなくて良いわね」

 

「おい。面倒とか言ったら絶対に拗ねるから、面と向かっては言うなよ」

 

 教師や大人の威厳って何だろうなと、哲学的な事を考えてしまう八幡であった。

 

 とはいえ、生徒にとってテスト終了とは解放される事を意味するが、教師にとっては拘束される事を意味する。いつまで経っても終わらない採点という作業に駆り出させるせいで、とても打ち上げには参加できないだろうと考える2人としては、掛ける言葉に気を遣うのも当然だろう。

 

「川崎さんが塾の面接に行くのは週末だったかしら?」

 

「うん。だから今日ならみんな大丈夫かなって思ったんだけど……」

 

「まあ、あれだ。とりあえず誘ってみりゃ良いんじゃね?無理なら無理で中止にできるから話が早いだろ」

 

「むっ。ヒッキー、打ち上げしたくないの?」

 

 したいとかしたくない以前に、誰かとテストの打ち上げをする事に慣れていないので、未知の事はできる限り回避しようと動いているだけの八幡である。それゆえに押されると弱いし、抵抗できない相手には無条件降伏しか手は無いのである。そして、そんな彼の傾向を既に把握している女子生徒が、得意げな笑顔でこう述べるのであった。

 

「小町さんにメッセージを送ってみたのだけれど、『愚兄も必ず参加させますので』という返事が即座に返って来たわよ?」

 

「え?……あ、本当だ。あたし宛てにも届いてる。大志くんも大丈夫だって」

 

「ならば川崎さんも大丈夫でしょうね。弟さんだけを参加させるなんて落ち着かない事を、彼女が選択するはずがないもの」

 

 既に川崎の行動パターンも把握している雪ノ下であった。すっかり内堀まで埋められてしまった八幡だが、せめてもの抵抗を見せる。どうせ行く事になるのであれば、一緒に行きたい奴と行ってやると決意を秘めて。

 

「おい。そのメンバー構成だと大事な奴を忘れてるだろ?」

 

「あー。さいちゃんは今日はテニスだって」

 

「ば……かな……」

 

 思わず机に突っ伏して頭を抱える八幡であった。だが由比ヶ浜の攻撃はここで終わらない。

 

「あ、でも……。今日は軽めに流すから、後で合流するって言ってたよ。お店の場所を教えてねって言ってた」

 

 こうして、気付けば八幡は八方塞がりの状況に陥ってしまい、もはや参加以外の選択肢は存在しない。意外に策士な面を見せる、今日は一味違う由比ヶ浜であった。彼女がテスト勉強にも同じぐらい頭を使ったのかは、現時点では触れない方が賢明であろう。

 

 

***

 

 

 目的のお店の前に、中高生6人が勢揃いしていた。川崎沙希もまた八幡と同様に、友達とテストの打ち上げをするのはこれが初めての経験である。普段と同じように、つまらなさそうな表情を浮かべようと努力しているが、彼女が緊張しているのは誰の目にも明らかであった。

 

 そんな姉を尻目に、川崎大志は少し肩身の狭い思いをしていた。男女比の問題に加え、ここにいる女性陣はいずれも見目麗しい存在ばかりである。だが、どれほど美貌の女性が彼の目の前に現れようとも、あの少女の存在には及ばない。彼はそう考えて、気を取り直そうと試みる。兄に向かって楽しげに話し掛ける比企谷小町にこっそり視線を送りながら、その目の動きは誰にもバレていないと思っている大志であった。

 

「じゃあ、そろそろ行きますか!」

 

「だね。小町ちゃんはメイドカフェって入った事ある?」

 

 小町が元気な掛け声を挙げて、由比ヶ浜がそれに応じる。雑談をしながらお店に向かって歩き始める2人の後に、雪ノ下と川崎、そして八幡と大志が続いた。こうして彼らの打ち上げが始まったのである。

 

 

「お帰りなさいませ、お嬢様。……お帰りなさいませ、ご主人様」

 

 先頭の少女らに声を掛けるメイド姿の店員さんを見て、八幡は挙動不審に陥りかけていたが、相手はさすがにプロである。彼の醜態など無かったかのように、平然と挨拶をして来るメイドさんに何とか頷き返しながら、彼らは店の奥へと導かれて行った。

 

 お店の突き当たりのスペースには正方形のテーブルが備え付けられていて、各辺に2人ずつ最大8人が卓を囲める大きさである。当然のように奥の上座に雪ノ下が座り、その右横には由比ヶ浜が席を確保する。正方形の頂点を挟んで由比ヶ浜の右横には小町が座り、彼女と反対側、雪ノ下の左隣には川崎が腰を下ろした。しばし顔を見合わせた後で、大志と八幡はそれぞれ姉妹の横に腰を落ち着かせるのであった。

 

 

 注文したドリンクには、メイドさんによって魔法のコトバが掛けられる。一座の力関係を見抜く事などメイドさんには容易いもので、最初に選ばれたのはもちろん雪ノ下のドリンクであった。

 

「……なるほど」

 

 こうした知識を何も知らない者から、八幡のように話だけは知っていた者まで、全員が揃ったように同じ呟きを口にする。だが個々のニュアンスは異なるもので、雪ノ下は事象の観察を終えて納得したという表情であり、小町や由比ヶ浜は楽しげな口調である。川崎は少し呆れた様子で、そして八幡と大志は「これが、あの!」という興奮混じりの反応であった。彼らが女性陣から冷たい視線を送られたのは言うまでもない。

 

 メイドさんと一緒にノリノリで魔法を唱える小町と由比ヶ浜。彼女らに強制されて、やむなく声を合わせる八幡や大志。いずれにせよテーブルではそのたびに笑い声が出て、普段は仏頂面の川崎ですら弟の魔法には思わず吹き出していた。打ち上げのスタートとしてはこれ以上ない雰囲気だったと言えるだろう。

 

 場の話題は主に由比ヶ浜と小町が提供したが、彼女らは参加者にまんべんなく話を振るのも上手だった。特に、八幡の残念な返答に慣れている小町は、上手く話を繋げたり時に兄をたしなめながら場を盛り上げていた。そして楽しい時間は過ぎてしまうとあっという間である。遂に、八幡が待ち侘びた人物が来店したのである。

 

 

「お帰りなさいませ、お嬢様」

 

 メイドさんに挨拶をされて、しかし戸塚彩加はこうしたお店に入った事がなかったので、どうしたら良いのか分からず固まっている。部活の後に急いで来たらしく、戸塚は中性的な色合いのテニスウェア姿である。何とか勇気を振り絞って戸塚が口を開こうとしたところで、それに先んじるかのようにメイドさんがプロの技を披露した。

 

「お嬢様が、お嬢様がお戻りになられました!」

 

 戸塚は独りで来店したのではなく、集団に遅れてやって来たのだと見抜いたメイドさんは、大声で店の奥へと呼び掛ける。その声によって戸塚を認めた八幡と由比ヶ浜が入り口の近くまで迎えに来て、彼らは首尾良く再会を果たした。メイドさんの機転の素晴らしさを褒めるべきか、それともプロの技を見せるメイドさんですら見抜けない戸塚の性別を考え直すべきか、まさに難問と言えるだろう。

 

 

***

 

 

「お店の前にね、『メイド体験できます』って張り紙があったけど……。みんな、もう済ませちゃった?」

 

 しばしの歓談を経て、ふと話題が途切れた時に、戸塚は気になっていた事を尋ねてみた。遅刻した身としては仕方のない事とはいえ、自分だけ仲間外れになるのは少し寂しいなと思いながら。

 

「いえ……。その張り紙は見逃していたわね。他に気付いた人はいるかしら?」

 

 戸塚の提案に対して意外そうな顔をした雪ノ下が、その表情の理由を説明しながら周囲にも問い掛ける。だが、誰もが首を横に振るのみである。もしかして見間違えたのかと自信なさげな表情を浮かべる戸塚を見て、隣席の八幡が口を開いた。

 

「もしかすると、あれだ。時間によってサービスの違いとかあるのかもな」

 

「うん、そうかもね。バーでも夜10時以降だと店内の雰囲気が変わるって言ってたし」

 

 川崎が八幡に同意するのを見て、雪ノ下は納得の表情で頷いて、テーブルに置かれたベルを鳴らした。即座にメイドさんが招集に応じる。

 

「御用でしょうか、お嬢様」

 

「ええ。メイド体験について、詳しい話を聞かせなさい」

 

 不自然な部分を全く感じさせない口調でメイドさんに命じる雪ノ下から、お嬢様の威厳を感じてしまう面々であった。メイド姿に着替えて男性に奉仕するという説明に眉を顰める雪ノ下だったが、すぐ横から意外な反論が上がる。

 

「ゆきのん。あたし達は奉仕部なんだし、やるしかないじゃん!」

 

 由比ヶ浜がこう言い出してしまえば、雪ノ下が陥落するのは既定路線である。こうした展開を理解し始めた川崎が早々に白旗を揚げた事もあり、こうして5人は従業員の控え室へと連れて行かれるのであった。

 

 

 せっかくなので飲物のお代わりを頼んで、彼女らが順番に持って来てくれる事になった。メイドさんがメイドさんの姿でメイドさんのサービスをしてくれる時点で八幡としてはいっぱいいっぱいなのだが、それが知り合いの女性ともなれば緊張は更に倍である。空になったグラスを何度も持ち上げて、大志とともに手持ち無沙汰を慰める八幡の許に、可愛らしいメイドさんが姿を現した。

 

「ヒッ……旦那様、お飲み物をお持ちしました」

 

 思わずいつものように呼び掛けそうになったものの何とか飲み込んで、無事に一仕事を終えた由比ヶ浜は得意げな表情で八幡を見る。胸を張るようなポーズをされると困るのだがと、八幡はその部分はもちろん由比ヶ浜の顔も恥ずかしくて見る事ができず、明後日の方向を見ながらツッコミを入れるのみである。

 

「お前な……。旦那様じゃなくてご主人様だろが」

 

「え、旦那って……あっ!」

 

 八幡の自爆によって2人して顔を赤らめる、仲の良い主従であった。

 

 

 次に現れたのは長身のメイドさんである。遠目からは格好良く見えるものの、近付いてみると少し面倒臭そうな表情を浮かべているのが観察できる。だが気怠げな彼女の雰囲気は逆に現実感を醸し出していて、まるで自分が本当にお屋敷にいるかのような気持ちになって来る。

 

「あんたの飲物だよ。MAXコーヒーは諦めな」

 

 教えられた台詞を口にするつもりが欠片もない川崎であった。そしてメイドカフェに来てまでMAXコーヒーを注文するとは、八幡の拘りも大したものである。たぶん誰も彼を褒めはしないだろうが。

 

「ん、ありがとな」

 

 苦笑しながらそう返事をして、2人のやり取りはあっさりと終了するのであった。

 

 

 3人目のメイドさんは今までで一番の年下である。可愛らしさと元気な様子を周囲に振りまくメイドさんは、大志の前に飲物を置いて、ゆっくりと台詞を口にした。

 

「ご主人様、お飲み物でございます」

 

 口調といい台詞といい定型から微塵も逸れないその発言からは、個人的な感情など一片たりとも感じ取れない。完璧にお仕事の上での発言だと、聞く者に些少の期待すら抱かせない小町であった。この夜に大志が枕を涙でぬらしたか否かは、深くは触れないのが武士の情けであろう。

 

 

 4人目のメイドさんは女の子としての可愛らしさが際立っていた。由比ヶ浜の明るい可愛らしさや、小町の元気な可愛らしさと違って、そのメイドさんは儚げな可愛らしさを誇っている。ゆっくりと近付いてくる姿を見て、思わず八幡は唾を飲み込む。そして彼は、ゆっくりと口を開くのであった。

 

「ご主人様、お飲み物です」

 

 不満げな口調で戸塚はそう述べるのだが、あまりに似合いすぎるメイド姿の彼を見て八幡は放心状態に近い。彼の姿をカメラに残す事を思い付かないほど、八幡は天使の降臨を前にして我を忘れていた。そんな彼に向けて戸塚が話を続ける。

 

「八幡、ぼくが連れられて行く時に助けてくれなかった。ぼく、怒ってるんだからね」

 

「あ、いや待て戸塚。その、展開が急だったってか、ビックリしてるうちに連れて行かれちまったというか。……あれだ、その、男同士の冗談みたいなもんかと思って」

 

「そ、そっか。男同士だったら、こんな冗談も……あるよね」

 

「そ、そうそう。戸塚は男だからな。冗談だって、冗談」

 

 このようにして、何とか誤魔化す事に成功した八幡であった。

 

 

 最後に現れたメイドさんは、彼女こそが屋敷の全権を握っているのだと一目で判るほどの存在感を放っていた。たとえ主人であろうとも彼女には逆らえない。美しくも凛々しいそのメイドさんは、長年に亘って培って来たかのような文句のつけ様のない立ち居振る舞いで、八幡の許へとやって来た。

 

「ご主人様、こちらをお飲み下さい」

 

 主人の希望など受け入れる気配もなく、自分が差し出した飲物こそが最上であり唯一の正解であると言いたげな態度の雪ノ下。そんなメイドとしての範を示す彼女の姿を見て、店内のプロのメイドさんが涙を流して感動しているのはきっと気のせいだと、そう思い込みたい八幡であった。

 

「うむ。……下がって良い」

 

 かつて身に宿した病を思い出しながら何とか返事をして、こうして彼女たちのメイド体験は終わった。

 

 

 店内では他にも色々な事があったが、そのいずれもが彼らにとっては楽しい思い出となった。そのまま夕食まで頂いて、ご主人様もお嬢様もメイドさんも天使もしっぽり仲良く時を過ごして、こうして彼らの打ち上げは無事に終了したのであった。

 

 

「ではお嬢様、ご主人様、行ってらっしゃいませ」

 




活動報告にも書きましたが、急なPCの不調で昨日はその復旧に追われてしまい、更新が遅れました。結局これで3話連続の遅延となり、本当に申し訳ありません。

昨日のPCトラブルで半日以上も何もできなかった影響で、作品を書く為の時間がしばらく確保できません。次回更新は未定とさせて頂きますが、何とか1週間ほどで書き切れればと思っています。確約はできませんが、目安としてお伝えしておきます。

ご意見、ご感想、ご指摘などをお待ちしています。

追記。
細かな表現を修正しました。(11/15)

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