魔法少女マジカルイズ(仮)   作:真っ白いなにか

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ルイズが大人です。こんな7歳児いねぇーよとか突っ込まないでくだい。
お気づきの方も居ると思いますが原作の2年前から始まります(今更感)
では、どうぞ


ルイズの今後と選択なの

ルイズの今後と選択

 

ルイズside

 

私が目を覚ますとそこには、見慣れた自室の石造りの天井ではなく、見慣れない木造の天井があった。

そんな事を考えていると戸が開いて誰かが部屋の中に入ってきた。

 

「ルイズちゃん起きていたのね」

「えっと、此処は....」

「此処は、私達の家の客間よ」

「?」

「お客様を通すお部屋よ」

 

談話室みたいなものだろうか。

して、何故ここに私はいるのだろう?

 

「えっと、私は何故ここに」

「ルイズちゃん昨日あったこと覚えてるかしら?」

「昨日あった事....あっ」

 

思い出した、昨日、家に帰れない事に気付いてしまってそのまま泣き疲れて寝てしまったのだ。

そのことを思い出してしまいまた、涙が出てきた。

すると、昨日の夜の時の様に優しい腕で包み込まれて頭を丁寧に慣れだれた。

そうしていると不思議と安心して心が暖かくなるのが分かる。

 

「すみません、ありがとうございます」

 

「そんないいのよルイズちゃんはまだ子供何だから甘えたっていいのよあっそうだ、ルイズちゃん朝食の準備が出来ているの一緒に食べましょう」

 

なのはのお母様はそう言うと背中を押して昨日の晩夕食を取った部屋まで連れて行かされた。

そこには、なのはや他の皆さんが勢ぞろいしていた。

「あっ、ルイズちゃんおはようなの」

「ルイズちゃんおはよう」

「おはようルイズちゃん」

「ルイズちゃん良く眠れたかな?」

「なのはおはよう、皆さんもおはようございます。はい、良く眠れました、ありがとうございます。」

 

「そうか、それなら良かった」

「ルイズちゃん早く座って頂戴早速朝食を取りましょう」

 

そう言うと、あれよあれよという内に椅子に座らされてしまった。

そして、昨日の夕食でもしていた祈りをなのは達が手を合わせながら唱えた。

それから各々のお皿に盛られている料理を食べ始めた。

 

「ルイズちゃんどうかしら?」

「はい、とっても美味しいです」

「良かったわ、まだまだあるから遠慮なく食べてね」

「ありがとうございます」

 

そうして、他愛もない話しをしながら食事を終えた。

そして、私の話しをする時がやってきた。

 

「それじゃ、ルイズちゃん話しを聞かせてくれるかな?」

 

なのはのお父様が切出してきた。

私は、覚悟を決めて昨日の事を話し始めた。

 

「はい、分かりました。先ず私は、この世界の人間ではありません。私は、昨日の夜サモン・サーヴァントという召喚呪文を自室で唱えていました。その呪文が完成すると目の前に鏡の様なゲートが開いて私は、自分から使い魔を探すものだと思いそのゲートを潜ってしまったんです。そして、気付いた時には、こちらの世界に来ていました。それから、私は使い魔を探す為に、周りを歩き回っていたんですが暗くなって来てしまい疲れも出てきて道も分からなくなってしまい、広場の長椅子に座って泣いていた所をなのはに声を掛けられて、そこから2人で家を探したんですが見つからずなのはに誘われて今に至ります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはside

 

私は、ルイズちゃんの話しが始まって異世界や召喚、使い魔などファンタジーな単語が出てきたけど皆が黙って聞いているので私も静かに話を最後まで聞きました。

ルイズちゃんが話し終わると俯いてしまいました。

私は、そんなルイズちゃんを見て居れなくて気付けば声を掛けていました。

 

「ルイズちゃん大丈夫だよ、その召喚呪文?をもう一度唱えてみたらもしかしたら帰れるかもしれないよ?」

 

私がそう言うとルイズちゃんは、「ダメなの、サモン・サーヴァントは、その人にあった属性の使い魔の所にゲートが開のだからこの世界に開いたということは、また、唱えてもこの世界の何処かにしか開かないわ」

 

そう言って、またルイズちゃんが俯いてしまった。

すると、お母さんがルイズちゃんに声を掛けました。

 

「ルイズちゃん私達の家族にならない?もちろんルイズちゃんの世界に帰れる方法が見つかるまでだけど、どうかしら?」

 

私は、その話しを聞いてそうなったらどんなにいいだろうとなん度も頷きながら賛同していた。

 

「うん、うんいいと思うの」

「そうね、私もルイズちゃんみたいな可愛い妹が出来るのは大歓迎よ」

「俺もいいと思うよ、母さん」

「流石、桃子さんだ、私も歓迎するよ」

「ねぇ、どうかしら?ルイズちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイズside

 

私が、俯いて泣いていたらなのはのお母様が家族に成らないかと声を掛けてきた。

でも、いきなり異世界から来たと突拍子も無い話しをして昨日から迷惑を掛けてきたことに引け目を感じてしまって、これ以上この優しい人達に迷惑を掛けないように出ていこうと思い口を開いた。

 

「あの、せっかくですが私、これ以上皆さんに迷惑掛けたくないのでここを出ていこうと思います」

 

私がそう言うとなのはのお父様が怖い顔をして話し掛けてきた。

 

「ルイズちゃんそれは本気で言っているのかな?それなら私は君を怒らないといけなくなってしまうよ、それに、ここを出ていくと言ったが行く宛はあるかね?」

 

「そ、それは....」

 

「少し意地悪な質問だったね」

 

「ルイズちゃん迷惑とかは私達が決める事だ、その私達が迷惑だなんて言ったかい?」

 

「いえ」

 

「そうだろう、それに皆もルイズちゃんと家族に成りたいと思っているんだそれでもだめかい?」

 

「でも....」

 

「ルイズちゃんはどうしたのかな?迷惑とかそんな事は考えないで本心で話して欲しい」

 

「わ、私は、こちの世界に来て、一人で寂しくて、辛くて、どうすればいいかわからなくて、そんな私に、声を掛けてくれて、優しくしてくれて、暖かい気持ちにしてくれた、そんな皆さんと一緒にいたです。家族に成りたい、です」

 

私がありのままの気持ちをぶつけると皆さんは、目尻に涙を溜めてなん度も頷いていた。

 

「うん、うん、ルイズちゃんルイズちゃん」

なのはは、なん度も私の名前を呼びながら抱きついてきた。

 

「辛かったわね、ルイズちゃんこれからは、私達がいるわ、だから私の事はお母さんって呼んでもいいのよ」

「ルイズちゃんようこそ高町家へ歓迎するよ」

「これからよろくなルイズちゃん」

「ルイズちゃん私達は歓迎するよ」

 

「はい、あり、がとう、ございます」

「そうだ、ルイズちゃんって今何歳か教えて貰っていいかしら?」

「はい、昨日で7歳に成りました」

「あら、なのはと同い歳ね丁度よかったわ、ルイズちゃん学校に行ってみない?」

「ほんと、お母さん!やったね、ルイズちゃん一緒に学校行けるの」

「どうかしら?」

「でも....」

「ルイズちゃんもう家族何だから遠慮とか無しよ」

「...お願いします」

「はい、任されました」

「それなら、色々準備しないとな、恭也、月村にお願いしてルイズちゃんの戸籍を準備して貰ってくれ」

「あぁ、分かった」

「そうだ、ルイズちゃん魔法が使えるでしょ見せて見せて」

「うっ」

痛い所を突かれてしまった。

私は、昔から魔法が逃げてで必ず爆発してしまっていたからだ。

もし、ここで爆発させたら迷惑を掛けてしまう。

「えっと、そのね、なのは私、実は魔法が苦手で何時も失敗ばかりで爆発しちゃうのよ」

「そうなんだ」

なのはが残念そうに俯いてしまった。

そしたら、急に顔を上げてとんでもない事を宣った。

「じゃ、その爆笑でもいいから見せて」

「ちょ、なのはここでしたら家が壊れてしまうわだから、ね」

「それなら、庭でやればいいのよ」

 

と、なのはのお姉様が提案して来た。

 

「流石、お姉ちゃん、ルイズちゃんお庭行こ」

 

私は助けを求めてなのはのお母様に目線をやると「いいんじゃないか、私も魔法というものに興味があるし見せてもらえないかな?」

 

あぁーもうどうにでもなれ

 

「どう成っても知りませんからね」

 

私は、そう言ってなのは達と庭にやって来た。

この時、なのは達この事を後悔する事になるとは露ほども思っていなかったのである。

庭にやって来た一同は、ルイズの魔法を行使する瞬間を見ていた。

ルイズは、その辺に転がっている石に錬金の呪文を唱えた。

その瞬間凄まじい爆発が起こった。

ルイズが掛けた錬金の場所には、2mのクレーターが出来ており周りのなのは達は土煙を浴びていた。

「す、すごいの....」

「うわぉ〜凄いね」

「あらあら」

「これは、なんと言うか」

「ご近所に何て説明すれば」

と、各々顔を引き攣らせながら感想を言っていた。

 

「あの、ごめんなさい」

「ルイズちゃんが謝る事はないよ、お願いしたのはこっちだからね」

「そうだよ、ルイズちゃん」

「だが、この威力には驚いたな」

「ルイズちゃん凄いの」

 

ルイズは、失敗魔法でここまで褒められた事が無かったため、少し恥ずかしくなった。

 

「顔を赤くしているルイズちゃんかわいいは、この後一緒にお風呂に入りましょう」

「お姉ちゃんだけズルイの」

「はいはい、なのはも一緒に入りましょう」

「うん!ルイズちゃん行こう」

「分かったから、手を引っ張らないでなのは」

 

それを、皆笑いながら見ていた。

 

こうして、ルイズの新たな生活がスタートした。

 

next time




誤字脱字等々ありましたらアドバイスの程よろくお願いします。
また、感想や評価など付けてもらえたら幸いです。

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