魔法少女マジカルイズ(仮)   作:真っ白いなにか

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タイトルが(仮)なので誰かいい案ないでしょうか?



ルイズと高町家なの

ルイズと高町家なの

 

 

なのはside

 

私は、ルイズちゃんと一緒に自宅に向かって歩いていた。

すると、ルイズちゃんが声を掛けてきた。

 

「なのは、今日は本当にありがとう、私一人だったら何も出来なかったわ」

「そんなことないの、私も何も出来なかったの」

「さっきも行ったけどなのはには、とても助けられたわだから、そんなこと言わないの」

「うん、ありがとうルイズちゃん、エヘヘ」

 

私は、自分を気遣ってくれるルイズちゃんに抱きついた。

 

「ちょっとなのはいきなりどうたのよ」

 

ルイズちゃんが慌てた感じに私を離しにかかってきた。

 

「ねぇ、ルイズちゃんこれからも友達でいてくれる?」

「そんなの当たり前じゃない」

「そっか、うんそっか、ありがとうルイズちゃん」

「どう致しましてなのは」

 

そんなやり取りをしていると自宅の門の前まで来ていた。

 

「ここがなのはのお家だよ」

「へぇ~変わった感じのお家ね」

 

ルイズちゃんと一緒に門を潜るとお兄ちゃんとお姉ちゃんが待っていた。

 

「なのは!こんな遅い時間まで何処にいたんだ」

「そうよ、心配したんだからね」

「ごめんなさい」

「はぁ~まいい無事帰ってきたんだ、ところでそっちの子は?」

「こちらは、ルイズちゃん、お家の場所が分からないんだってそれで探すの手伝ってたの」

「そうだったのか、偉いぞなのは」

「えへへ」

「ルイズちゃんだったかな?取り敢えず家に上がってから話しを聞かせてくれるかな?」

 

お兄ちゃんがルイズちゃんに家に上がるように言っていた。

 

「分かったわ」

 

家に入るとお父さんとお母さんが待っていた。

 

「なのはお帰りなさい」

「なのはお帰り」

「うん。ただいま」

 

二人は、何も聞かずに迎えてくれた。

 

「そっちの子は?」

「この子は、ルイズちゃんって言うの」

「はじめまして、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです」

 

私が紹介するとルイズちゃんが何処かのお姫様みたいに優雅にお辞儀をしながら挨拶をしていた。

その事にお父さん達も吃驚していた。

 

「礼儀がしっかりしているね、さぞ親御さんも鼻が高いだろう」

 

ルイズちゃんは、両親が褒められて何処か嬉しそうだった。

 

「ルイズちゃんは、こんな夜分遅くにどうしたのかな?」

「えっと、私、その家の場所がわからなくて、なのはに手伝って貰って探したんですが見つからなくて困ってたらお家に来ないか誘われてそれでご迷惑かと思いましたがお邪魔させて貰いました。」

「迷惑なんて無いさ」

「そうよルイズちゃんなら何時でも歓迎するわ」

 

「今日はもう遅いから家で夕食をとって休むといい、家を探すのは明日からにしよう」

「それがいいわ、ささ、早く上がってちょうだいなのはも」

 

「はぁ~い」

「お邪魔します」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎side

 

なのは帰ってくるのが遅かったため少しお話しをしようと妻の桃子と玄関で待っていたらなのはの後に続いて年頃の近い女の子が入ってきた。

一先ずその事を置いておいてなのはと話しをしようとしたが、なのはの何かを決めた意志の強そうな目を見てやめることにした。

その代わりにいつも通りに挨拶をしようと思っていたら妻の方が先に挨拶をしてきた。

 

「なのはお帰りなさい」

「なのはお帰り」

 

するとなのはは、吃驚していたが直ぐに笑顔になって挨拶をしてきた。

 

「うん。ただいま」

 

今度は、なのはが連れて来た子に付いて聞いてみることにした。

 

「そっちの子は?」

「こっちの子は、ルイズちゃんって言うの」

 

なのはに紹介されたこは、丁寧に自己紹介を始めた。

 

「はじめまして、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです」

 

そう言うと、綺麗なお辞儀をした。

これには、吃驚した。

なのはと同い年に見えるがその立ち振る舞いがしっかりしていたからだ。

きっと御両親の教育の賜物だろう。

 

「礼儀がしっかりしているね、さぞ親御さんも鼻が高いだろう」

 

私がそう言うと、ルイズちゃんは嬉しそうな顔をしていた。

その顔だけで、この子は、御両親の事をとても好きな事がそれだけで分かって来るようだった。

遊びに来たという訳でも無いだろう。

 

「ルイズちゃんはこんな夜分遅くにどうしたのかな?」

 

私がそう尋ねるとルイズちゃんは暗い顔をして話し出した。

 

「えっと、私、その家の場所がわからなくて、なのはに手伝って貰って探したんですが見つからなくて困ってたらお家に来ないか誘われてそれでご迷惑かと思いましたがお邪魔させて貰いました。」

 

なのは、この子手伝いをしていたのかなら私は、怒ることは出来ないな。

それに、迷惑なんて思っていし逆に感謝もしている。

なのはは、何処か家族に対しても遠慮して無理している節があったため今回の様に私達を頼ることも無かった。それに、いつの間にか強くなっていたなのはを見ることも出来た。

 

「迷惑なんて事は無いさ」

 

私がそう言うと妻も同じ意見だろう。

 

「そうよルイズちゃんなら何時でも歓迎するわ」

 

取り敢えずは、話しを聞かないとな。

 

 

「今日はもう遅いから家で夕食をとって休むといい、家を探すのは明日からにしよう」

「それがいいわ、ささ、早く上がってちょうだいなのはも」

 

「はぁ~い」

「お邪魔します」

 

そう言って私たちはリビングに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルイズside

 

私は、なのはのお父様の案内で部屋に入っていった。

 

「丁度今から夕食だったんだルイズちゃんも今日は、疲れただろう一緒に食べるといい」

 

そう、いいながらなのはのお父様が着席を促してきた。

 

「お心遣いありがとうございます」

 

そう言って私は、椅子に腰掛けた。

 

「先ずは、食事をしてから話を聞くとしよう」

「そうね、それがいいわ」

「もう、私お腹ペコペコだよ」

「なのはもお腹ペコペコなの」

「こら、なのは、美由紀はしたないぞ」

「「ごめんなさぁ~い」」

「まったく」

 

なのは達の様子を見ていると自分の家族の事を思い出してしまい少し気分が沈んでしまった。

すると、なのはのお母様が声を掛けてきた。

 

「ルイズちゃん大丈夫?」

「えっ、はい、大丈夫です」

「そう、無理しないでね」

「は、い」

 

「さぁ、冷めない内に早く食べよう」

 

なのはのお父様が、場の空気を変えるように手を叩きながら食事を促した。

そうすると、なのは達がいっせいに手を合わせて感謝のような事を口にした。

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

「えっと、い、いただきます」

 

私は、取り敢えずなのは達に合わせて手を合わせて同じ様に口にした。

 

そうして、皆が中央に置かれた大皿から料理を取り分け始めた。

その事に戸惑っているとなのはが声を掛けてきた。

 

「ルイズちゃんどうしたの?」

「えっと、どうすればいいのかわからなくて」

「うちは、大皿を皆で分けて食べる様にしてるのよ」

 

それを聞いてもルイズは、いまいち分からなかった。

ルイズにとっての食事は、小皿に盛られた物をメイド達が運んできて自分の目の前に置くものだったからだ。

そのため今迄自分で取り分けという事をした事が無かったのである。

でも、さっきなのはのお母様が''うちは''大皿から自分で取り分けと言っていたため、家によって作法が違うのだろうと思い、見様見真似でルイズも自分のお皿に料理を取り分けて食べる事にした。

料理を食べてみるとその美味しさに思わず声を零していた。

 

「美味しい」

「それは、良かったわ」

「お母さんの料理は美味しいからね」

 

なのはがお母様を褒められて自分の事のように喜んでいた。

そうして食事が進み全員が食べ終わるとなのは達が食器を重ねて何処かに運び出した。

「なのは何してるの?」

「食器を片付けてるの」

「??それってメイドの仕事じゃないの?」

「えっ?メイドなんてうちにはいないよ」

「ルイズちゃんってもしかしてお嬢様かなにか?」

 

となのはのお姉様が聞いてきたので貴族である事を話したら驚かれてしまった。

そんなに、に貴族が珍しいのだろうか。

 

「あの、皆さんは、貴族では無いんですか?」

「えっ、違うよ」

「そうね、そもそも貴族自体もう無いと思うわ」

「貴族の末裔なんかはいたりするがな」

 

その話を聞いて、ルイズは混乱していた。

貴族がいないどういう事なのよ。

じゃここは一体何処なのかしらハルケギニアでこんな場所知らないし。

もしかして、『 東の世界』(ロバ・アル・カリイ)なのかしら。

 

「あの、ここ何処の国なんですか?」

「ここは、日本国よ、それがどうかしたの?」

 

ニホンコク聞いたことない国だわ。

 

「それって、どの辺にあるんですか?」

「えっとね、ちょっと待ってね」

そう言って、なのはのお母様が棚から紙を取り出した。

そして、縦長い場所を指さして「ここよ」と言ってきた。

私は、それを見て気付きてしまった。

ここは、異世界なんじゃ無いのかと、魔道書には、自分の属性に近い使い魔をあらゆる場所から召喚すると記されていた。

そうあらゆる場所異世界からも召喚出来るとしたら、さそんな事を考えてしまい急に帰れないのだという事に気付いてしまった。

そして気付くと自分は、へなへなと座り込み泣き出してしまった。

 

「っ、ルイズちゃん大丈夫どうしたの?どこか痛いの?」

 

なのは、心配そうな声を掛けてきた。

それでも泣いていると誰かに抱きしめられた。

 

「大丈夫何も怖くないわ、大丈夫、大丈夫よ」

 

顔を上げるとなのはのお母様が優しく抱きしめて声を掛けてくれていた。

そうしていると、ちぃ姉様の重なってしまってさらに泣いてしまった。

数分間泣いた後ルイズは疲れが出たのだろう直ぐに寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃子side

 

ルイズちゃんが突然泣き出してしまったわ。

そんな、姿が見ていれなくて抱きしめて、大丈夫よと声を掛けていたらさらに泣いてしまって、少しすると疲れが溜まっていたんでしょうね。

寝息を立てて寝てしまったわ。

 

「泣いて今までの緊張の糸が切れて疲れが出てしまったので、詳しく話しは、明日ききましょう」

「そうだな」

「そうね」

「それがいいだろう」

「ルイズちゃん大丈夫かな?」

「恭也客間にお布団を出して丁度だい」

「分かった」

「なのは達は、もう寝なさい」

「わかったわ、なのは行きましょう」

「う、ん、でも、ルイズちゃんは.....」

「大丈夫よなのは、目を覚ましてからお話しを聞きましょう、だから今日はもう寝なさい」

「うん、分かったの、おやすみなさい」

「はい、おやすみなさい」

「母さん、布団だしてきた」

「ありがとう恭也あなたも今日の所は、寝なさい」

「分かった」

 

そう言うと子供達は、自分達の部屋へ向かっていった。

 

「桃子..」

「えぇ、わかってるわ」

「そうか」

「取り敢えず、ルイズちゃんを寝かせましょう、何もかも先ずは、目を覚ましてからよ」

「そうだな」

 

私達は、ルイズちゃんを客間の布団に寝かして自分達も寝ることにした。

明日は、忙しくなるわね。

そして、高町家の皆は眠りに付いた。

 

 

next time

 




誤字脱字等々ありましたらアドバイスの程よろしくお願いしますm(_ _)m
また、感想や評価など付けてもらえたら幸いです。
まだ、当分先ですがルイズのデバイスをどうするか悩んでます。

(ネタバレ注意)↓︎↓︎



なのはと同じ槍状かタクトか双剣悩みところです。

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