まだ、一作目を投稿して一週間位しか経っていませんがノリと勢いで書いてしまったので途中で終わるかもです。
プロローグ
プロローグ
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、トリスティン王国ラ・ヴァリエール家の三女である。
そんな彼女は、性格に難があるが本当は、心優しい長女と、病弱だが芯が強い次女、何時も厳しいが精一杯の愛情を注いでくれる母、厳格だが無償の愛情を注いでくれる父。
そんな家族にルイズは、尊敬の念を持っていた。
だから、彼女は貴族の貴族たる由縁の魔法が苦手でも挫ける事は、無かった。
何度失敗しようが、使用人に陰口を叩かれようが平気だった。
そんな、生活が2年続いたある日、ルイズは1冊の魔道書を読んでいた、その魔道書とは、使い魔召喚に関する書であった。
ルイズは、今までに4つの系統、火、水、風、土を試したがどれ一つとして成功させた事が無かったのだ。
だが、この書によると召喚呪文には、5つの系統が関わっているため成功するのではないかと期待していた。
だが、ルイズは5つ目の系統『虚無』の事に付いて知らなかったのだ。
ルイズが『虚無』の事に付いて知らないのも無理の無い話だったのだ。
『虚無』とは、始祖ブリミルが使ったとされる系統であり、伝説上の物とされており詳しい研究をしているものが誰一人として居なかった為である。
ルイズは、7歳の誕生日に自分専用に貰った杖を要いて、夜自室のベッドの上で召喚呪文、サモン・サーヴァントを唱えていた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ」
ルイズがそう唱えると、目の前に鏡の様なモノが現れた。
「やったわ!」
「初めて魔法を成功させたわ」
そこで、ルイズは考えた。
鏡の様なモノが現れたのはいいが、ここからどうすればいいのかという事だ。
「ウ〜ンこれは、きっと私から迎えに行くのね」
そう言うと、ルイズは鏡を潜り抜けてしまった。
その瞬間ルイズは、ラ・ヴァリエールからトリスティンからハルケギニアから姿を消した。
ちゃんとした、知識、或いは監督者の下に、サモン・サーヴァントを唱えていたのならこの様な事は、起こりえなかっただろう。しかし、不幸な事に、ルイズには、その知識も監督者も居なかったのである。
その頃、本来召喚される筈だった少年は、昼寝をしていた。
その上ルイズが、本来の用途と異なりゲートを潜ったためエラーが発生し、座標がズレてしまったのだ。そう、第97管理外世界『地球 』の海鳴市海鳴総合公園にゲートは、開いてしまったのだ。
こうして、一人の貴族の少女と後に管理局の白い悪魔と言われる少女が出逢い新たな物語の歯車が回り出す事に成るのだった。
誤字脱字等々ありましたらアドバイスや感想の程よろしくお願いしますm(_ _)m
また、評価など付けてもらえたら幸いです。