ガールズ&ボトムズ   作:せるじお

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――勝ち残った事が幸運とは言えない

それは次の『地獄』へのいざないでもある

息を詰め、足元だけを見詰め

ただひたすらに爛れた大地を踏みしめる

敗残の騎兵達

振り向けば未練だらけの過去がスローモーションとなる

遠く弾ける鉄のドラムが、戦いへの道を急かせる

ここは百年戦争『後』の最前線

朽ちゆく船が断末魔をあげれば

全てはそう――振り出しに戻る



『劇場版ガールズ&ボトムズ ビッグ・ボコル』


――戦い抜いたとして、その先がパラダイスのはずはない



劇場版ガールズ&ボトムズ ビッグ・ボコル
stage01  『ムーンベース』


 

 ――真夜中よりも深い、どす黒い闇。その只中に、みほは包まれている。

 闇は果てしなく、海溝の底のように深く、じっと見つめていれば、そのうち吸い込まれてしまいそうだった。

 いや、いかに深かろうと、海溝にはちゃんと底がある。

 だが、この闇には果てがない。比喩でも何でもなく、文字通り底も果てもない。

 地球上のどんな場所の夜であろうとも、これほどの深い闇は持ち合わせてない。

 当然だった。

 

 ここは、地球上ではないのだから。

 

(――3時、プラス45度!)

 

 みほは視界の端に揺れる三次元表示センサーに従い、機体の向きを変えた。

 背負った『ラウンドムーバー』を起動し、右上方の前方ノズルを軽くひと吹きさせる。

 重力が著しく弱い――というより殆ど存在しないこの場所であれば、この程度の力でも3.8メートルの鋼の躰を動かすのに充分足りる。

 視界は目まぐるしく動き、数々の光の花が闇の中に咲くのを見送って、狙いの『相手』を正面に捉えた。

 極彩色の赤に彩られたトータスタイプが一機。横窓からコチラの姿を覗くのは、みほの動きに追いつけていないからだろう。

 方向は0時。緯度も0度。正真正銘の真正面。銃口は真っ直ぐターゲットへと向いている。

 相手が逃れようと藻掻くのが、ステレオスコープならではの立体視でハッキリと見えた。

 

 だがもう遅い。

 

 みほがトリッガーを弾けば、HRAT-23が火を吹き、ロケット弾がほぼ直線の軌跡を描いて標的に命中する。

 闇の中に新たな火の花を咲かせれば、白旗を挙げて相手の機体は動きを止め、そのまま勢いに流されて闇の奥へと飛んで行く。

 飛び去っていく相手を最後まで見送ることもなく、みほは辺りを見渡し、敵を探す。

 この試合場に関して言えば、敵はどこからでもやってくる。

 前後左右、そして上下斜方、限りなどはない。

 

「!」

 

 最大限に感度をあげたセンサーが新たなる敵影を捉えた。

 電子音が鳴り響くのを聞くやいなや、ラウンドムーバーを再度起動する。

 ラウンドムーバーはアルファベットの『X』状の形状をしており、斜め四方にのびた先にはそれぞれノズルが三つ取り付けられ、それぞれのノズルが異なった方向を向いている。みほは上方へとのびた二本の、各々に備わった前方ノズルを噴射した。

 踏みしめるべき大地のないこの空間では、みほの駆るATはぐるりと宙を半回転し、上下さかさまになりながら背部へと瞬時に振り返る。

 果たして、自分を狙う相手の姿がそこにあった。

 みほは即座に下方二本の、機体下方を向いたノズルを噴射した。

 機体に宙を泳がせ、相手の照準より我が身を外す。

 相手のファッティーがカタパルトランチャーを撃ってきたのと同時に、みほは反撃のトリッガーを弾いた。

 みほの真下を敵弾が走り抜けた時には、相手は避ける間もなくみほのロケット弾を身に受けていた。

 無重力に近いこの場所ならばこそ、ロケット弾は放物線を描かず真っ直ぐに飛ぶ。

 客受けの良さを考えてファッティーの表面はド派手に塗られていたが、みほの弾を受けて塗装は細かくカラフルな破片となってド派手にばら撒かれた。

 ラウンドムーバーを吹かし、飛び散るペンキの欠片の雨を潜り抜ける。

 ステレオスコープで左右を、見渡せば、幾つもの花火のような光があがり、闇の中を飛び交うAT達の姿が見える。

 どのATも極彩色の姿をしているのは、宇宙の闇に負けることなく、より多くの人目を引くためだ。

 

 

 ――そう『宇宙の闇』だ。

 みほは今、宇宙空間のど真ん中、月軌道上に設けられた特設アリーナのなかにいるのだ。 

 

 

 真っ暗闇の試合場の中を、砲炎と極彩色で彩るAT達のなかにあって、みほの駆るATは恐ろしく地味だった。

 ベアータイプのスコープドッグをベースとし、宇宙の闇に紛れやすいように機体は黒く染められている。

 だが『バトリング』用のATらしく、単なる黒一色ではない。

 所々に包帯を思わせる白いストライプが走り、頭部のバイザー部には赤いペンキで傷の縫い目のような図像が描かれている。右手にはHRAT-23を構え、左手は何やら補強が施され、丸く太くなり白く塗られた見た目はまるでギプスのようだった。

 その右肩のショルダーアーマーには、装飾的なアストラーダ文字が金色に刻み込まれていた。

 『ボコ・ザ・ダーク』と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――stage01

 『ムーンベース』

 

 

 

 

 

 

 

 

 月軌道上に設けられた三次元アリーナは、満ち満ちた観客たちの興奮で融解寸前の有様だった。

 カーボンコーティングが施された特殊強化プラスチックは、鋼鉄の硬度とガラスの透明度を併せ持ち、観客たちは完璧なる安全を保証されたままで、鋼鉄の剣闘士たちの戦いを愉しむことができるのだ。

 観客席は球体状のアリーナ外壁に張り付くように設けられ、360度あらゆる方向から試合を観戦可能だ。

 ATと併せてメルキアからもたらされた最新技術で造られた、月軌道上ならではの無重力のコロッセオであった。

 

「いいぞ~やれ~っ!」

「儲けさせてくれよ~!」

「テメェに全財産賭けてんだぞ!」

「潰せー! やっちまえー!」

「ぶっころせー!」

 

 観客達の目は血走り、その掌には馬券船券ならぬAT券を握りしめ、選手たちへの応援というより怒声罵声を送っている。ちなみに言葉の汚さからくる印象に反して、観客は女性のほうが遥かに多かった。

 

「アキ? 全部はけた?」

 

 周囲の喧騒――を通り越して最早狂騒の中にあって、黙々とパイプ椅子の上で何やら金勘定に勤しむ小柄な少女へと話しかけたのは、同じぐらいの背丈の栗毛の少女だった。呼ばれて金を数える手を止めて、色素の薄いプラチナブロンドの少女、アキは顔を上げた。

 

「はけたはけた! 完売御礼!」

 

 アキが手をかざせば、すかさず栗毛の少女、ミッコも手を出してタッチを交わす。

 

「このぶんだと、今週中には目標額まで行きそうだよアキ!」

「ミカもやる気出してくれてるし、いよいよ手に入るかもね、エクルビス!」

 

 この月のバトリングアリーナは万年金欠の継続高校装甲騎兵道チームにとっては貴重な稼ぎ場所なのだ。

 装甲騎兵道は何だかんだで金がかかる競技であり、元が資金に乏しいチームは何らかの手段で稼ぐしかない。

 その点、月軌道上のこのコロシアムは、場所が月だけに装甲騎兵道連盟の目は及びづらく、賭け試合が公然と行われるバトリングであっても心置きなく参加することができる。

 普段はミカが選手としてファイトマネーを稼いでいる間に、ミッコとアキの二人は観客席で券を売りさばくという塩梅であるが、ここの所彼女らの稼ぎはいつにも増して良い。絶好調と言っていい。

 それも当然。何せ今、闘技場にいるファイターはミカに加えて『三人』もいるのだ。

 ファイトマネーは単純計算で四倍。さらに今まではエントリーできなかったチームデスマッチにも出場できる。

 

「あ、またミホが一機しとめた!」

「これでもう三機目だよ! やっぱミホを引っ張りこんで正解だったよね!」

 

 観客席の各所に備えられたサブスクリーンの中で、みほの駆る特徴的なベアータイプがドッグタイプを一機撃破した所だった。

 1チーム4機編成での全五チームが参加する、無重力の三次元アリーナだからこそ出来る、二〇機のATが入り乱れる変則チームデスマッチ。

 みほの駆る『ボコ・ザ・ダーク』の背後の空間では、ミカの駆る青みがかった灰色のファッティーが――プラウダ高校から『捕獲した』機体を改造したモノだ――ソリッドシューターをぶっ放し、別のチームの一機の右手を吹っ飛ばした所であった。

 装甲騎兵道全国高校生大会、決勝戦直前の黒森峰でおこった旧式ATの大量放出。

 中古品の再利用と思われたこの一件、陰で糸を引いていたのは他でもない、ミカ達継続高校三人娘。

 廃校撤回を懸けた一戦に勝利した大洗からは、事前の約束通り一人の腕利きボトムズ乗りを借り受けた。

 敵の血涙で濡れた肩。 地獄の流派と人の言う。

 かつて無敵と謳われた、 情無用、命無用の鉄騎兵。

 その命、30億ギルダン也。 最も高価なワンマンアーミー。

 すなわち、西住みほ。

 彼女に加えて、この月面の競技場で仲間に引き込んだ武者修行中のボトムズ乗り二人を合わせての四人チームだった。

 そして、残りの『二機』もまた、大いにその活躍っぷりを観客に見せつけていた。

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

「くっ!」

 

 弾幕を張りながら、バーニアを逆に吹かして後退する。

 しかし相対するファッティー2機はロケット弾を避けながらみるみる間合いを狭め、迫ってくる。

 ファッティーは宇宙空間での集団突撃戦法に特化した設計のATだ。

 宇宙空間での直線機動に関してはドッグ系の動きを大きく凌駕する。

 このままでは肉薄されて撃破されるは必定!

 だが、チームで戦っているのは相手ばかりではない!

 

「『絹代さん』!」

『かしこまりました!』

 

 みほがチームメイトの名を呼ぶや否や、みほへと迫るファッティーの内一機が撃破されて白旗を挙げる。

 相手から見て右側面下方からの鋭い一撃。恐らくはペンタトルーパー系統の武器によるモノ。

 残る一機がこの奇襲に慌てて機体を新手へと転じるも、その隙を見逃すみほではない。

 右腰に備わった二連装SMMミサイルのFCSを起動。彼我の距離の短さゆえに、ロックオンは即座についた。

 画面が赤く染まり、電子音が標的を捉えたことを知らせる。

 みほは赤いトリッガーボタンを右親指で押し込んだ。

 避ける間もなく、もう一機のファッティーにもミサイルが直撃し、爆炎のなかで白旗を挙げる。

 

『撃破! このまま後続にも突撃します!』

 

 みほへの救いの一手を差し伸べた相手はしかし、そのままみほの横を素通りしてファッティー達の後続のスタンディングトータスMk.2の二機へと一直線に突っ込んで行く。

 

「……援護します!」

 

 しかしみほも特に慌てた様子もなく、手慣れた様子で援護へと回る。

 既に何試合も共に戦っているだけに、彼女の性格や戦い方はみほもよく理解していた。

 

 右手にはペンタトルーパーを携え、左手にはスパイクグローブを装備し、背部ミッションパックの右側には四連装のロケットポッドを載せた僚機のATは、みほから見ても恐ろしい高速で相手チームへと向かっていく。

 

 ――みほの傍らを超高速で飛び抜けて行ったのは、一機の『ライトスコープドッグ』であった。

 

 バトリングでライトスコープドッグを駆るボトムズ乗りは珍しい。

 いかにカーボンコーティングで安全性を保証されていようとも、基本一対一の真っ向勝負なのがバトリングなのだ。並のボトムズ乗りであれば少しでも装甲の厚いATを使いたがるし、実際、バトリング選手はストロングバックスを駆る者が多かった。

 対して、今やみほの視界の先で新たなる敵、二機のトータスタイプのカスタム機へと向かうボトムズ乗りが跨るのは、装甲をギリギリまで削った、いわば『非』装甲騎兵とでも言うべきアーマードトルーパーであったのだ。

 茶、焦げ茶、黄色、緑の四色で波型迷彩が施されたライトスコープドッグは、コックピット周辺と脚部の一部を除くあらゆる部分の装甲を取り外し、殆どマッスルシリンダーが剥き出しになっている。

 例外的に装甲されている脚部も今は、その鋼板が展開されて、火を吹くジェットノズルが覗いている。

 ジェットローラーダッシュだ。

 このライトスコープドッグは、ラウンドムーバーを背負う代わりにこの不安定な加速機構で宇宙空間を駆けているのだ。いよいよもって酔狂と言う他ないATではないか!

 

『とぉぉぉぉっ!』

 

 そんな酔狂なる愛機「ウラヌス」を駆るのは、知波単学園装甲騎兵道チーム隊長につい先日就任したばかりの、新進気鋭のボトムズ乗り、西絹代その人であった。

 フルスロットルで待ち構えるトータスMk.2の二機へと突っ込んでいけば、相手はバーニアで反動を殺しながらヘビィマシンガンで弾幕を張る。

 絹代はといえば巧みな操縦捌きで銃撃をいなしつつ、スピードを一切緩めることなく全速前進の突撃。

 その勢いを前にAT同士の激突を恐れてか、相手二機は慌てて別々の方向に逃れようとする。

 しかし、絹代はといえばそのまま突撃すると見せかけて僅かにバーニアの向きを変え、相手二機から見て頭上の空間を駆け抜けた。

 

『今だ! 反転的突撃!』

 

 絹代の「ウラヌス」、ミッションパックの左側に搭載されたマシーンが起動する。

 ジャイロ、と呼ばれるその装置は、機体のモーメントを制御して宇宙空間でも自在に機体の向きを制御できる。

 絹代は相手ATの上を通り過ぎた直後、ジャイロを起動して機体を反転させた。

 がら空きの相手の背中を目掛けて、ペンタトルーパーのトリッガーを弾く。

 一方からは白旗を、もう一方からは右腕を絹代はもぎとる。

 仕留め損なったトータスは反転し反撃しようとするが、みほの援護の一撃が白旗を引っ張りだした。

 絹代の「ウラヌス」が、みほへと敬礼を贈る姿が見えた。

 同時に、絹代を狙う別チーム所属のストロングバックスの姿も。

 

「絹代さん!」

 

 みほの呼びかけに絹代が反応するよりも速く、別の方向から来た攻撃がストロングバックスに突き立った。

 ミカではない。このマッチではみほ達は四機一チームでエントリーしている。

 つまり、最後のチームメイトからの援護だった。

 放たれたのは、先端部を電磁マグネット形式に改造されたハプーネ――つまりは銛だ。ハプーネはストロングバックスの右腕部にピッタリと張り付いて外れない。

 それでも何とか引き剥がそうと藻掻くストロングバックスの巨体が引っ張られる。

 ストロングバックスへと繋がれたザイルスパイドは、スピンラッドと言う名の巻取り機によって巻き上げられている。

 しかしここは無重力空間。巻き取っている側もその力によって宙を舞い――。

 

『ちょいさぁぁぁぁぁぁっ!』

 

 引き寄せ合う力そのままストロングバックス目掛けて飛び蹴りをお見舞いしたのは、一機のエルドスピーネだった。

 灰色がかった水色に塗装されたエルドスピーネの足は、ストロングバックスの頭部へと叩きつけられ、カメラアイを粉砕する。巨大質量を持った鋼の塊をぶつけられれば、どれだけ重装甲を誇るストロングバックスと言えどひとたまりもない。

 

「ローズヒップさん!」

『助かったぞ、ローズヒップ』

『お褒めに預かり、光栄ですわ』

 

 みほと絹代が揃ってチームメイトへの感謝を告げれば、エルドスピーネの操縦者、聖グロリアーナの有望新人、ローズヒップの威勢のいい返事が無線越しに返って来る。

 相手の頭部から白旗が出ると同時に、エルドスピーネはハプーネの電磁マグネットを切り、ザイルスパイドを戻す。そしてアリーナ内に幾つか浮かんでいる障害物用の岩塊目掛けてハプーネを再発射した。

 ローズヒップのATは頭部装甲をソロバン玉状のものに換装している以外は通常機と特に違いは無いように見えるが、エルドスピーネは本来、聖地アレギウムの防衛用に設計されたATだ。つまり完全な陸戦用であって、宇宙空間での使用は想定されていないはずだ。

 だがローズヒップにはそんなことはお構いなしだった。

 ザイルスパイドを使い、敵ATや障害物、さらには試合場外壁すらをも足場にして、ローズヒップ駆る愛機「クルセイダー」は縦横無尽の戦いっぷりを見せていた。

 

「ミカさんの援護へと向かいます。絹代さんにローズヒップさんは先行してください」

『了解です!』

『かしこまったですわ!』

 

 ミカ、絹代、それにローズヒップ。

 学校の枠を超えて集まったバトリングチームはしかし、みほこそが指揮の要だった。

 絹代もミカも、ローズヒップも、みなアクが強い性格の持ち主達で、それぞれが自分の流儀で戦うタイプのボトムズ乗りだ。そんな彼女らをまとめ率いてみせているのは、大洗女子学園装甲騎兵道チーム隊長、西住みほの面目躍如と言えた。

 

 ――果たして暫時後、みほ達のチームは他のチームを下して試合に勝利した。

 

 

 地球より遠く離れた月の闘技場。

 みほは、新たに得た戦友達と共にそこにいた。

 先の戦いでの借りを返すために。

 

 しかし、そんな戦いをみほが月の上でこなしているその間に、眼下の青い星、海の上、新たなるみほの学び舎となった学園艦へと暗雲が立ち込めつつあることを、みほはまだ知らない。

 知る由もない。

 

 

 





 ――予告

「予測されない形で、次の戦いは始まる。新学期の開始を前に、大洗へと帰るみほを待ち受けていたのは新たなる脅威、破局、そして絶望。次回もみほや私達と一緒に、地獄に付き合ってもらうとしようか」

 次回『フォーリングダウン』






劇場版次回予告はメロウリンク風で
語り部はミカさんです

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