ガールズ&ボトムズ   作:せるじお

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最終回 『優勝』

 

 

 

『有効。よって――大洗女子学園の、勝利! 』

 

 審判がそう告げるのを聞いて、ああ私は負けたのか、とまほは声もなく呟いた。

 緊張の糸が切れ、脱力しシートへと沈み込む。

 撃破判定が下り、機体は一時的にその機能を停止していた。

 全ての電子の灯が消えて機体内は暗い。まほは手動で油圧装置を起動し、ハッチを開け放った。

 青い空が瞬く間に広がり、遮光機能のついたヘルメットバイザーと通していなければ眼が眩んだかもしれない。

 まほはヘルメットを脱ぐと、外の空気を思い切り吸い込んだ。

 外気には火薬と炎のにおいが染み付いていたが、戦い終わった今となってはむせる程ではない。

 むしろ、ボンベから供給されるモノでない自然の空気は、どんな風味がついていようと美味に感じれるのだった。

 

「……」

 

 まほが頬に当たる微風を感じていると、対面のスコープドッグのハッチが開く。

 乗り手はヘルメットを外し、まとめていた髪を解いて首を左右に一度振った。

 豊かな長い黒髪が揺れる。絹糸のように細く、しなやかな髪の持ち主だった。

 そしてその黒髪の下にあるのは、やはり絹のような肌をしたお淑やかな少女であった。

 前にもバトリング喫茶で見かけたことのある、みほの戦友の一人だ。

 

「……」

「……」

 

 彼女と、まほの眼が合った。

 まほは暫し彼女と見つめ合って、問いた。

 

「無線が通じない状態で、どうやって私の居場所を知ったんだ?」

 

 自分を撃破してのけた視線の先の少女は、ここで待ち伏せいたのではなくて、どこかから駆けつけてやって来たのだ。だが、彼女の駆るスコープドッグの通信アンテナは一本はへし折れ、もう一本はひしゃげている。あれでは、味方と通信など出来る筈もない。

 

「これです」

 

 少女は微笑みながら、耐圧服のポケットより取り出したモノを掲げて見せた。

 それは何の変哲もない、女子高生ならば誰でも持っていそうな、極々普通の携帯通信機だった。

 まほは彼女には珍しく眼をパチクリさせて、携帯通信機をじっと見つめた。

 

「……ふふ」

 

 まほは笑い出した。

 声を出して笑うのは、まほにとって久しぶりのことだった。

 彼女は思った。実に、実にみほの戦友らしいやり方だと。

 

「……お姉ちゃん?」

 

 降着したATから、声を出して笑う姉の姿を見た妹は珍しい光景に唖然としているのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 最終回 『優勝』

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」

 

 耐圧服を上だけ脱ぎ、タンクトップ姿で空をぼんやりと見上げるのは逸見エリカだった。

 試合場の隅っこにあったベンチに腰掛けて、どこを見るでもなく、ただ呆然としていた。

 ――今は、『表彰式』の準備が終わるのまでの待機時間だった。

 敗北したとはいえ、黒森峰は準優勝校である。当然、表彰はされる。

 去年は『事故』もあったためにその辺りが有耶無耶になっていたが、今年はそれはない。試合をして、負けた。ただそれだけなのだ。だから、表彰は受けなくてはならない。

 例え不本意だったとしても。

 

「……」

 

 装甲騎兵道は参加人数が非常の多い競技である。だからこそ、全国大会の閉会式も兼ねた表彰式の準備には何かと時間がかかる。待っている時間も長い。

 エリカは戦友たちから離れた場所でひとり、時間を潰していた。

 本来ならば、敗戦に傷心の戦友たちや後輩たちを、叱咤激励するのが自分の役割ということも解っていた。

 だが、今は完全に気が抜けてしまっていて、何をする気にもなれない。

 戦い終わって一番に疲労困憊しているのは、他でもない彼女自身であったのだから。

 ――黒森峰は敗れた。それも二年続けてだ。

 疲労困憊も実に道理であった。

 

「逸見殿」

 

 エリカの視線がゆっくりと、空から声の主の方へと下がっていく。

 見えたのは、癖っ毛が特徴的な少女の顔だ。それはエリカが知っている顔であった。

 

「……貴女」

「隣に座ってもよろしいでしょうか?」

 

 黒い耐圧服から、大洗の制服に着替えた優花里は、その両手の各々にソフトクリームを携えていた。

 

「好きにすれば良いじゃない。別に私専用のベンチって訳でもないんだから」

 

 エリカがぶっきらぼうに答えれば、優花里はニコリと微笑んで左隣りにちょこんと座ってきた。

 ――本当に変なやつだと思う。あんなふうにつっけんどんに返されてニコニコしてるやつがあるか。

 

「食べますか?」

「……いただくわ」

 

 右手のソフトクリームを優花里が差し出してきたので、エリカは一瞬面食らった後に受け取った。

 私が受け取らなかったらどうするつもりだったのよ、ふたつとも食べるにしてもどっちか食べてる間にもう一方が溶けるじゃない、などとぶつくさ言いながらも、エリカは受け取ったソフトクリームを舐めた。

 

「……美味しいじゃない」

「アンツィオ特製ソフトクリームです」

 

 それから暫くは、互いに言葉もなく黙々とソフトクリームを食べた。

 冷たい甘みが広がり、ぼんやりとしていたエリカの心に良く染み渡った。

 エリカと優花里。

 二人並んで静かに、どことはなく遠くを見る。

 

「……」

「……」

 

 互いに黙したまま、しばしどこかを見続ける。

 その合間、優花里がエリカの方を横目に観ていた。

 何かを話したい。でも、上手く切り出せない。そんな様子であった。

 

「お見事でした」

 

 それでも、先に口を開いたのは優花里のほうだった。

 彼女自身、何を話したいのか良く解らないけど、とにかくエリカと何かの話をしたい、といった調子だった。

 話の切り出し方も、やや唐突であった。

 だが、エリカは話に応じた。

 

「どこがよ。ボロ負けだったじゃない」

「でも、西住殿の組んだMDには勝っていました。西住殿の組んだメモリーは完璧でしたのに」

 

 嫌味や皮肉ではない。

 混じり気のない賞賛を浴びせられて、エリカは却ってばつが悪かった。

 自分は、自分たちは負けたのだ。この事実は覆せない。

 

「機械は所詮、機械よ。肝心の本人に負けたら世話ないわ」

 

 そこまで言ってふと思った。

 自分は右手を失ったために生じた、AT右側面の隙を突かれて敗れた。

 仮に、仮に優花里によって右手を破壊されなかったら、アイツに、みほに勝てたろうかと――。

 エリカは、そんな意味のない想像を胸中から即座に掻き消した。

 勝負にIFはない。優花里は良いボトムズ乗りで、みほはもっと良いボトムズ乗りだった。この二人に、自分は及ばなかったのだ。ただそれだけのことなのだ。

 

「貴女に右手を潰された時点で、勝敗は決してた。それに――」

「それに?」

 

 エリカは一瞬言いよどんだが、結局言葉を続けた。

 

「もしも貴女に右腕を潰されなかったとしても、大洗の他の誰かがそれをやったでしょうね」

 

 エリカのその言葉は、確信に満ちていた。

 

「貴女たちは皆、ひとりひとりが自分の考えで動いていた。勝利のために全力を尽くし、それぞれの役割を全うしてた。誰かが撃破されても、別の誰かが役目を引き継いだでしょうよ」

「でも……それは逸見殿たちだって同じはずです」

「違うわ」

 

 首を横に振り、自嘲気味に出た言葉も、やはり確信に満ちていた。

 

「私らは結局、どうやって隊長の指示を全うするか……そればかりを考えてた」

 

 黒森峰隊長、西住まほは王道の体現者だった。

 その彼女の命令を、忠実に実行することこそが、勝利への道と固く信じていた。

 いや、それ自体は真実である。そこにはエリカも一片の疑いも抱かない。

 問題は、自分たちが手段と目的を取り違えてしまっていたこと。

 手段に汲々として、肝心なことを見失ってしまっていた。

 正しく戦い、正しく勝つこと。その両方が全うできてこその、西住流であったのに。

 

「それに比べて貴女達は、本当の意味で隊長の指示に、アイツの想いに『応えて』いた。だから勝った」

 

 改めて声に出し、言葉にしてみると、モヤモヤした思いが晴れて、問題の焦点がハッキリしてくる。

 

「要するに……私達が弱かったってことね。ただ隊長に頼るだけで、想いに応えられなかったんだから」

「そんなこと――」

 

 ――ないですよ、と優花里が言おうとするのを、エリカは手のひらで制した。

 

「でも見てなさい。私たちは必ず、真の『PS』になってみせるわ。そして、貴女達をけちょんけちょんにしてやるのよ」

 

 エリカの表情は、彼女らしい力強いものへと戻っていた。

 それを見た優花里は、嬉しそうに――。

 

「はい! 楽しみに待ってます!」

 

 ――と、言うのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 ついに表彰式の時間がやってきた。

 

『大洗女子学園 隊長 西住みほ 前へ!』

「はい!」

 

 呼名を受けて、みほは並び立った戦友たちの間を抜けて前へと進み出た。

 柔い地面に足跡を刻みながら、みほは一歩一歩、歩み出る

 視線の先には、大きく設えられた表彰台があり、その上で待つのは儀仗兵用の白いベルゼルガ、通称『ホワイトオナー』だった。右肩のショルダーアーマーには、でかでかと日本装甲騎兵道連盟のロゴマークが描かれているのが目についた。

 ホワイトオナーが手にしているのは、高校生装甲騎兵道全国大会の優勝旗だ。

 当然、ATが持つのに丁度いい大きさと重さに造られている。

 受け取る側も、だからATに乗らねばならない。

 激戦を潜り抜けた後のMk.Ⅳスペシャルは満身創痍で、追加装甲も殆ど剥げ落ちた丸裸の姿だった。

 特に、待ち受けるホワイトオナーの雅な姿と比べれば、そのみすぼらしさは歴然としていた。

 だが、みほはそれを恥ずかしいとは思わない。

 いや、この場にいる誰一人として、そんなことを考える人間はいない。

 その傷だらけの姿こそが、このATを駆る者、そしてその戦友たちが勝者である何よりもの証であったから。

 

 表彰台の階段に足をかけ、金属のふれあう音を奏でながら一段一弾登る。

 台上に辿り着いた時、視界が開けて一面が目に入ってきた。

 夕陽を背に、ホワイトオナーが自分のほうを見つめている。

 白い機体が沈み行く陽光を受けて、淡い橙色に染められている様は、神秘的ですらあった。  

 みほは深呼吸をひとつして、レバーを軽く前方へと倒した。

 差し出された優勝旗を、受け取り、鋼の指で握りしめる。

 観客たち、そして両校の選手たちへと向き直る。

 ATに優勝旗を高く掲げさせると、みほはハッチを開いて、操縦席で立ち上がった。

 観客たちが、選手たちが、一斉に拍手した。

 ダージリンたちが、ケイたちが、アンチョビたちが、カチューシャたちが賞賛を贈る。

 大洗のみなも拍手し、あるいは抱き合い、あるいはモノクルを曇らせながら泣き崩れる。

 みほの視線は黒森峰の方へも向いていた。

 既に準優勝の証である特大の『楯』を受け取ったまほも、ブラッドサッカーの操縦席でみほへと拍手を贈っている。他の黒森峰の選手たちも、今となっては蟠りのない顔でみほを見守っていた。

 

 ふと、エリカと眼があった。

 

 彼女は不敵に笑った。笑みと共に、眼で言った。

 ――『次は負けないわよ』、と。

 

 声に出さずとも、みほには解った。

 だからみほも、不敵に笑い返して、眼で応えた。

 ――『はい!』、と。

 

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

 

 戦いは全て終わった。

 後は、帰路が残っているだけである。

 黒森峰女学園装甲騎兵道チームは、彼女たちらしい規律ある動きで、撤収の準備は全て済ませていた。

 総勢100機にも及ぶATを輸送するのに、ビッグキャリーやトレーラーを使うのは効率的ではない。

 予算も豊富な黒森峰は、四本足の見た目が特徴的な『LCH-05-AT 宇宙揚陸艇』を試合会場までの移動に用いていた。宇宙空間から大気圏を突入してそのままATを10機地上へと輸送できる優れモノである。大気圏内部の移動であれば、ここから黒森峰の学園艦までならひとっ飛だった。

 

「……」

 

 まほは隊長として、全ての行程を見守っていた。

 そして、彼女が地上に残った最後の一人になっていた。

 確認を終え、タラップに足をかける。

 

「お姉ちゃん」

 

 呼ばれて、振り返ればみほがいた。

 いかにも普通の女子高生然とした大洗の制服に身を包んだ彼女の姿は、何故か黒森峰制服を纏っていた時よりも勇ましく見えた。それはきっと、彼女の表情のせいであろう。

 みほは、ずっと明るい顔をしていた。

 確固たる信念のある顔をしていた。

 まほは、そんな妹の姿に安堵の微笑みを送った。

 

「みほらしい戦い方だった」

 

 そう言ってまほはみほへと掌を差し出した。

 ちょっと間をおいてから、みほも掌を握り返す。

 

「良い戦友たちだな」

 

 まほはみほの背後へと視線を向けながら言った。

 みほも振り返り見れば、やや離れた所でみほを待つあんこうの皆の姿があった。

 

「優勝、おめでとう」

 

 最後にそう言って、まほは握手を解いた。

 

「お姉ちゃん」

 

 別れ際に、みほは言った。

 

「見つけたよ。私の装甲騎兵道」

 

 まほは静かに頷いて返した。

 

 

 

 

 

 

 

 ――◆Girls und Armored trooper◆

 

 

 

 

 

 

 お金持ちの黒森峰とは対照的に、大洗のATは8台のトレーラーで運ばれる。

 各分隊ごとに一台のトレーラーが割り当てられているが、その車種も大きさもバラバラで、実に雑多なのが実に大洗らしかった。

 プラットホーム上に降着状態で並べられたAT達はみほのMk.Ⅳスペシャル同様、どれ一つとして破損がないものはない。焼かれ撃たれ叩かれ倒され、煤けてへこんでひしゃげて欠けている。手足は千切れ、カメラは砕け、スクラップ寸前か同然だった。

 

「お疲れ様」

 

 沙織が、ひとまずの務めを終えた凱旋の騎兵達を労えば、あんこうの皆もそれに続いた。

 

「お疲れ様です」

 

 華が上品にお辞儀をしてみせれば。

 

「お疲れ様ですぅ!」

 

 優花里は目をうるませながら力強く敬礼し。

 

「お疲れさん」

 

 麻子は相変わらず緩い声で愛機たちの奮闘にお礼をする。

 他の分隊もそれに続いた。

 バレー部のみなは円陣組んで、来年も装甲騎兵道やるぞと誓い合い(それで良いのか)、歴女の皆は各々想い想いのポーズで騎兵たちを賞賛し、一年生チームはプラットホームの上へとよじ登るとAT達を撫でて褒め称え、生徒会の面々は泣き崩れる桃をあやすのに忙しく、風紀委員達はATを日々の活動にどう活かすかの算段を立て、ゲーマーの少女たちは次の試合でのリベンジを誓い、自動車部は今晩中にオーバーホールしてみせると常人には不可能な、しかし彼女たちには朝飯前な仕事をこなしてみせると宣言していた。

 

「お疲れ様でした!」

 

 最後にみほが大きな声で愛機に告げた。

 先頭車両の一番前に設置されたATはその肩に、誇らしげに優勝旗を負っていた。

 みほの言葉を合図に、大洗の皆は一斉にトレーラーへと乗り込んだ。

 あんこうの車両を運転するのは麻子だった。

 助手席には沙織が座ってナビを担当し、後部座席にはみほ達三人が腰掛ける。

 

「出発するぞー」

 

 麻子が無線機でそう呼びかければ、8台のトレーラーは一斉にエンジンを蒸し始めた。

 あんこう車を先頭に、大洗の車列は一路、彼女らの母校へと向けて走りだす。

 その『存続』の証である、勝利の旗を掲げながら、絢爛たる戦列は進む。

 

「帰ったら何する?」

 

 ふと、沙織が皆に問うた。

 

「そうですね――」

 

 優花里が顎先に指を当てて思案顔をすれば、

 

「まずはお風呂に入りましょうか」

 

 と、華が提案し、皆がうんうんと頷いた。

 

「あがったらアイスを食べよう」

「わたくし、干し芋アイスが食べたいです」

 

 麻子がその味を想像しながらうっとりとすれば、優花里がにこにこと相槌をうつ。

 

「それから――」

 

 さて、それからどうしようか。

 沙織がちょっと考えたあとに、こう言った。

 

「AT乗ろっか」

 

 みほは、即座に応えた。

 

「うん!」

 

 そして想ったのだった。

 

 大洗の、みんなに会えてよかった。

 そして――華さん、優花里さん、麻子さん、沙織さん、あんこうのみんな、と。

 

 

 

 赫奕たる異端者達が、沈む夕陽へと向かってゆっくりと進む。

 だが、今や夜の中へと入る彼女らの心に浮かぶのは、闇への恐れではない。

 確実に来る、輝ける明日への希望であった。

 

 

 

 

 

 

 

 ――完

 

 





本作を書き始めた時、よもや完結まで一年以上も掛かるとは思いもよりませんでした。
せいぜい中編程度で済ませる予定が、書けば書くほど展開は広がり、気づけば全70話でようやくの完結となったわけです。おそらくこれはガルパンとボトムズという2つの素晴らしい作品のもつ原作力がなせる技でしょう。もし本作を通して、ガルパンとボトムズという二つに素晴らしい作品の魅力を引き出せていたのならば、コレ以上の喜びはありません。

最後に一言。
ガルパンの良さが染み付いて、むせる――。

それではまた。
別のどこかでお会いできれば幸いです






































――勝ち残った事が幸運とは言えない

それは次の『地獄』へのいざないでもある

息を詰め、足元だけを見詰め

ただひたすらに爛れた大地を踏みしめる

敗残の騎兵達

振り向けば未練だらけの過去がスローモーションとなる

遠く弾ける鉄のドラムが、戦いへの道を急かせる

ここは百年戦争『後』の最前線

朽ちゆく船が断末魔をあげれば

全てはそう――振り出しに戻る



『劇場版ガールズ&ボトムズ ビッグ・ボコル』


――戦い抜いたとして、その先がパラダイスのはずはない


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