遥「今日はゲストなしのMC3人だよ!」
留姫「さて、今回私と駆が何をしようとしているか、サブタイトルを見た読者の皆はもうわかるわよね?」
駆「サブタイトル見なくても前話の留姫が発したヒントで多分分かったよね?」
遥「私分かんない・・・」
留姫「遥ちゃんは多分知らないでしょうからしょうがないわよ」
駆「それでは、俺たちのショータイムの始まり!」
留姫「第61話、スタートよ」
アカデミア杯団体戦2回戦 中等部1-1vs高等部2-3 フィールドの状況
中等部1-1 1番手 加藤留姫
LP1700 手札1枚
伏せカード2枚
ワイトキング ATK/4000 DEF/0
ワイト DEF/200 ATK/300
高等部2-3 2番手
LP4000 手札5枚
デーモンの呼び声、一族の結束(2枚)、伏せカードはなし
モンスターなし
後11ターン・・・先は長いわね
あ、次の人が出てきたわね
「宜しく」
「えぇ、よろしく」
さてこの人はどんなデッキなんでしょうね
「「デュエル!」」
留姫 LP1700
相手 LP4000
「私のターン、ドロー!エレキリンを召喚!」
ATK/1200
エレキ・・・ちょっと厄介な相手ね
「バトル!エレキリンは相手に直接攻撃ができる!ダイレクトアタック!」
留姫 LP1700→500
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
・・・これは次のターンに私はやられるわね・・・
「私のターン、ドロー」
このカードを引いたのね・・・だったら駆のために相手の伏せカードを削ろうかしら
「速攻魔法、ツインツイスターを発動!手札を1枚捨て、場の魔法・罠カードを2枚まで選択し、破壊する!伏せカード2枚を破壊するわ!」
「だったら罠カード、和睦の使者を発動するわ!」
・・・攻撃は無意味ってわけね・・・もう1つはエレキャンセル・・・手札のエレキをコストに召喚・特殊召喚を無効にするカードだったわね
「ターンエンドよ」
攻撃ができないなら私できることはないわ
「私のターン、ドロー!エレキトンボを守備表示で召喚!」
DEF/100
「カードを2枚伏せてバトル!エレキリンでダイレクトアタック!」
留姫 LP500→0
これで私の役目は終わりね。後はぎー君に任せる
「これでいいのよね?」
「うん。ありがとう留姫。後は任せて」
「えぇ」
後8ターン・・・守りに関しては私よりぎー君のほうがうまい
さぁ、私たちのショータイムは、いよいよ最終章へ突入よ
駆side
思いのほか留姫が稼いでくれたな
後8ターンならいける。さぁ、ショーを始めようか
「いきますよ」
「あなたも私が止めるわ!」
「「デュエル!」」
駆 LP4000
相手 LP4000
「俺のターン、ドロー!」
まずは伏せカード・・・厄介だね・・・破壊しますか
「罠カード、ヒーロー見参を伏せる」
「わざわざ教えてくれるの?」
「はい。どうせばれますから。手札のこのモンスター、V・HEROウィッチ・レイドはアドバンス召喚する際、モンスターの代わりに自分の場の罠カードをリリースできる」
「な・・・そんなカードが・・・」
「今伏せた罠カード、ヒーロー見参と、場のワイトキングをリリースし、V・HEROウィッチ・レイドをアドバンス召喚!」
ATK/2700
「ウィッチ・レイドの効果発動!このカードの召喚に成功したとき、相手の場の魔法・罠カードをすべて破壊する!」
「え!?」
これで一族の結束、デーモンの呼び声もろとも粉砕・・・伏せカードはエレキーパーとドレインシールドだったか
「さらに魔法カード、HERO’sボンドを発動!場にHEROがいるとき、手札からレベル4以下のE・HERO2体を特殊召喚する!E・HEROエアーマンとE・HEROワイルドマンを特殊召喚!」
エアーマン ATK/1800
ワイルドマン ATK/1500
「エアーマンの効果、このカードの召喚に成功したとき、デッキからHEROを1体手札に加える。俺はE・HEROフェザーマンを手札に加える。バトル!ウィッチ・レイドでエレキリンを攻撃!魔弾砲!」
「きゃっ!」
相手 LP4000→2500
「さらにワイルドマンでエレキトンボに攻撃!ワイルド・スラッシュ!」
「ぐっ、エレキトンボの効果!相手によって破壊されたとき、デッキからエレキモンスターを1体特殊召喚できる!エレキトンボを守備表示で召喚!」
DEF/100
「だったらエアーマンでエレキトンボを攻撃!エアーシュート!」
「同じくエレキトンボの効果を発動!デッキからエレキテルドラゴンを特殊召喚!」
ATK/2500
攻撃力2500の通常モンスターですか・・・ウィッチ・レイドよりも攻撃力が下にも関わらず出してきたということは・・・おそらく相手の残り1枚の手札は・・・攻撃力を上げる装備魔法・・・といったところか
「これでターンエンドです」
「私のターン、ドロー!装備魔法、団結の力をエレキテルドラゴンに装備!攻撃力が800ポイントアップ!」
ATK/2500→3300
「バトル!エレキテルドラゴンでウィッチ・レイドに攻撃!」
駆 LP4000→3400
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
「俺のターン、ドロー」
うーん・・・エレキテルドラゴンを倒すカードはないか・・・じゃあしばらく泳がせておいていいかな
「エアーマンとワイルドマンを守備表示に変更」
エアーマン ATK/1800→DEF/300
ワイルドマン ATK/1500→DEF/1600
「E・HEROソリッドマンを守備表示で召喚」
DEF/1100
「ソリッドマンの召喚成功時、手札からレベル4以下のHERO1体を特殊召喚できる。E・HEROフェザーマンを守備表示で特殊召喚」
DEF/1000
これで俺の場には守備モンスターが5体・・・なかなかない光景です(汗)
「ターンエンドです」
「(攻めてこない?事故ってる?もしかして勝てるかも!)私のターン、ドロー!エレキトンボを召喚!」
ATK/900
「団結の力を装備してるエレキテルドラゴンの攻撃力はまた上がるわ!」
ATK/3300→4100
「バトル!エレキトンボでエアーマンに攻撃。さらにエレキテルドラゴンでワイルドマンに攻撃!」
ふむ、2体破壊されたか・・・しかしこの分だと留姫が伏せたカード、使う必要もないなぁ(汗)
「ターンエンド!」
「俺のターン、ドロー」
あ、珍しいカード引いた。こういう場面でしか使わないし、使いますかね
「フィールド魔法、摩天楼2-ヒーローシティを発動」
「ひ、ヒーローシティ!?」
あ、相手も珍しいカードに驚愕してる。残念ながら驚くのはまだ先だよ
「ヒーローシティの効果、1ターンに1度、戦闘によって破壊され、自分の墓地に送られたE・HERO1体を特殊召喚できる!エアーマンを守備表示で特殊召喚!」
DEF/300
「エアーマンの効果でデッキからE・HEROアイス・エッジを手札に加える。ターンエンド」
後・・・3ターン
「私のターン、ドロー!装備魔法、エレキャッシュをエレキトンボに装備!攻撃力が800ポイントアップ!」
ATK/900→1700
「バトル!エレキトンボでソリッドマンを、エレキテルドラゴンでフェザーマンを攻撃!」
ぐっ・・・これで俺の場のモンスターはエアーマンとワイトのみ・・・ワイトが残れば十分なんだけどね
「ターンエンド!」
「俺のターン、ドロー!」
それじゃあ・・・ちょっと遊びますか
「ヒーローシティの効果で墓地のワイルドマンを守備表示で特殊召喚!」
DEF/1600
「さらにE・HEROアイスエッジを攻撃表示で召喚!」
ATK/800
「アイスエッジの効果、1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動。このターン、アイスエッジはダイレクトアタックすることができる!アイスエッジでダイレクトアタック!」
「きゃっ!」
相手 LP2500→1700
「アイスエッジの効果、このカードがダイレクトアタックで相手に戦闘ダメージを与えた時、相手の魔法・罠ゾーンにセットされたカード1枚を破壊することができる!その伏せカードを破壊!」
「そ、そんな効果あったの!?きゃっ!」
伏せカードは・・・魔法の筒・・・あぁ、それは攻撃力800ごときに発動したくないよねぇ
「ターンエンドです」
残り・・・1ターン
「私のターン、ドロー!エレキジを召喚!」
ATK/1000
うげ!エレキジきた
「エレキテルドラゴンの攻撃力が団結の力の効果でさらに800ポイントアップ!」
ATK/4100→4900
「これで終わりよ!バトル!エレキテルドラゴンでアイスエッジに攻撃!」
流石に困るから留姫が伏せたカード発動しますか
「カウンター罠、攻撃の無力化を発動!その攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了させる」
「くっ・・・そう簡単にいかないわよね(でもあの罠、ずっと前から伏せてたカード・・・どうしてこのタイミングで?)ターンエンド!次のターンこそとどめを刺すわ」
「果たしてそううまくいくでしょうか・・・こっちの長い準備はこれで終わりました」
「・・・長い準備?」
「そう、1番手の留姫から続く長い準備がね」
「な、何をするつもりなの?」
「俺の場をよく見てください。この中に留姫が一番最初に召喚し、そのままずっと居続けたモンスターがいますよね?」
「・・・あ、ワイトのことかしら?」
「はい。そして次の俺のターンはこの2回戦、俺たちの試合が開始して、何ターン目でしょう?」
「えっと・・・今から21ターン目・・・ってまさか!?」
「ようやく気付いたようですね・・・それじゃあショータイムの・・・始まりです!俺のターン!ドロー!」
観客も気づいたようでざわざわし始めた・・・っていうか驚いてないのはただ1人・・・この作戦を伝えた留姫だけ
「このカードは通常召喚出来ない代わりに、自分フィールド上にレベル1の通常モンスターを自分ターンで10ターン以上フィールドに存在する時のみ、そのモンスターをリリースすることで手札から特殊召喚できる。自分のターンで10ターン以上存在しているワイトをリリース!現われろ!眠れる巨人ズシン!」
ATK/0
上空から突如雷が放たれ、フィールドが煙幕に包まれる。その煙幕の陰から現れるは目を覚ました眠れる巨人
はい、今回のデュエルの目的はズシンを出すことです
「嘘・・・まさかデュエルで出るなんて・・・」
会場は騒めきに包まれる・・・そりゃそうだ。ズシンが史上初めてデュエルで出ることになったんだから
ちなみにこのズシンはアニメ版のズシン。OCGだとズシンカウンターとか何とかで使いにくいなと思ってたらアニメ版があったからつい使ってみたくなり、こうなりました(笑)
「さぁ・・・いきますよ」
「くっ!」
「エアーマンとワイルドマンを攻撃表示に変更!」
エアーマン DEF/300→1800
ワイルドマン DEF/1600→ATK/1500
「さらにヒーローシティの効果で墓地からソリッドマンを特殊召喚!」
ATK/1300
「バトル!ズシンでエレキテルドラゴンに攻撃!ズシンの攻撃力は現在0だが、相手モンスターと戦闘を行う時、その攻撃力は戦闘する相手モンスターの攻撃力+1000ポイントとなる!エレキテルドラゴンの今の攻撃力は4900。よってズシンの攻撃力は5900となる」
ズシン ATK/0→5900
「いけズシン!ズシンパンチ!」
「きゃあああああ!」
相手 LP1700→700
「さらにエアーマンでエレキトンボに攻撃!エアーシュート!」
「きゃあ!」
相手 LP700→600
「エレキトンボの効果でデッキからエレキングコブラを守備表示で召喚!」
DEF/500
「ならアイスエッジでエレキングコブラを攻撃!さらにソリッドマンでエレキジを攻撃!」
「きゃあ!」
相手 LP600→300
「そしてワイルドマンでダイレクトアタック!ワイルド・スラッシュ!」
「きゃああああああああああ!」
相手 LP300→0
2番手撃破!
いやぁ、ズシンの迫力がすごいね。そこに並び立つHERO(笑)
「こうなったら・・・やれるだけやってやる!」
あ、相手がもうやけになってる(汗)
「「デュエル!」」
駆 LP3400
相手 LP4000
「俺のターン、ドロー!コアキメイル・ウルナイトを召喚!」
ATK/2000
「ウルナイトの効果発動!手札のコアキメイルの鋼核を見せてデッキからコアキメイル・ベルグザークを特殊召喚!」
ATK/2000
「バトルだ!ウルナイトでエアーマンに攻撃!」
駆 LP3400→3200
「ベルグザークでアイスエッジに攻撃!」
駆 LP3200→2000
「ベルグザークは戦闘で相手モンスターを破壊したとき、もう1度だけ続けて攻撃することができる!ワイルドマンを攻撃!」
駆 LP2000→1500
「エンドフェイズ、ウルナイトの維持にクルセイダーを見せ、ベルグザークの維持には鋼核を捨てる!」
へぇ、維持するんだ・・・維持しなかったらズシンは相手モンスターがおらず、無力なのに・・・まぁ、そうしたらHEROが殴りに行くんですけどね
「俺のターン、ドロー!バトル!ズシンでウルナイトに攻撃!」
「うわっ!」
ズシン ATK/0→3000
相手 LP4000→3000
「ソリッドマンを守備表示にし、ターンエンド」
ソリッドマン ATK/1300→DEF/1100
「俺のターン、ドロー!コアキメイル・クルセイダーを召喚!」
ATK/1900
「バトルだ!クルセイダーでソリッドマンに攻撃!」
凄いね・・・やけになりながらも諦めずに向かってくる
「クルセイダーが相手モンスターを破壊した場合、墓地のコアキメイルカードを1枚手札に加える!ウルナイトを手札に加える!エンドフェイズ時、クルセイダーの維持にウルナイトを見せ、ベルグザークは維持せず破壊する」
「なら俺のターン!バトル!ズシンでクルセイダーに攻撃!ズシンパンチ!」
ズシン ATK/0→2900
相手 LP3000→2000
「ターンエンドです」
「俺のターン、ドロー!ウルナイトを守備表示で召喚!」
DEF/1500
「ウルナイトの効果でデッキからコアキメイル・ドラゴを守備表示で特殊召喚!」
DEF/1600
「エンドフェイズ、ウルナイトの維持にウルナイトを見せ、ドラゴの維持には鋼核を捨てる!」
「俺のターン、スパークマンを召喚」
ATK/1600
「装備魔法、スパークガンをスパークマンに装備、スパークガンは場のモンスター1体の表示形式を変更することができる。この効果でウルナイトを攻撃表示に変更する!」
「何だと!?」
ウルナイト DEF/1500→ATK/2000
「バトル!ズシンでウルナイトに攻撃!ズシンパンチ!」
「うわぁぁぁ!」
ズシン ATK/0→3000
相手 LP2000→1000
「ターンエンドです」
「くそっ・・・俺のターン、ドロー!」
さて・・・どうするかな?
「ちっ、こうなれば・・・ドラゴを攻撃表示に変更!」
DEF/1600→ATK/1900
「バトルだ!ドラゴでスパークマンに攻撃!」
駆 LP1500→1200
「エンドフェイズ、ドラゴを維持せずに破壊する!ターンエンドだ!」
これで場にモンスターは俺の場のズシンのみ
「さぁどうする・・・ズシンで決めたいだろうが俺の場にモンスターがいなければズシンも無力だ!」
・・・なるほどね・・・よく俺の心理を見ている・・・
でも、それも打開できるんだよね
「俺のターン、ドロー。ヒーローシティの効果で墓地からフェザーマンを特殊召喚!」
ATK/1000
「手札から融合発動!場のフェザーマンと手札のクレイマンを融合!E・HEROウィング・アースを融合召喚!」
ATK/2000
「ウィング・アースの融合召喚成功時、相手の墓地からモンスターを1体選び、効果を無効にして相手の場に特殊召喚する。あなたの墓地からウルナイトを選び、あなたの場に特殊召喚します」
「な、何だと!?俺の場に!?」
ATK/2000
「ウィング・アースはこの効果で相手の場に特殊召喚されたモンスターの効果を得ることができます。今回は使わないですけど」
「そんな方法があったとはな・・・さぁ、とどめを刺せよ」
「では遠慮なく。バトル!ズシンでウルナイトに攻撃!ズシンパンチ!」
相手 LP1000→0
ふぅ、終わりっと。これで準々決勝進出
「やっぱり無理か・・・しかしよくもまぁズシンなんて出せたな」
「ワイト使いの留姫がいたからこそです。留姫が最初にワイト出したところで手札が事故ったとしか思われませんから」
「なるほど・・・実際にうちの1番手はそう思ったらしいからな」
「やっぱり」
「とりあえず次も頑張れよ」
「はい」
激励の言葉をもらった俺は自分たちのベンチに戻る
「狙い通りね」
「うん」
「全く・・・ズシンを出すなんてな」
「ほんと駆には驚かされるよ」
「駆は策士ですから・・・」
『以上を持ちまして本日の日程は終了です。明日は午前に準々決勝、午後に準決勝を行います。』
明日は2試合か・・・勝ち上がればの話だけど
『それでは明日の準々決勝の組み合わせを発表します』
第1試合:高等部1-2vs高等部3-1
第2試合:高等部2-1vs小等部5-3
第3試合:高等部3-3vs高等部1-1
第4試合:中等部1-1vs中等部1-3
「あ・・・香澄たちとだ」
「また強敵に当たったわね・・・」
『準々決勝は明日9時より開始します。出場する生徒は遅れないように来てください』
香澄、沙紀にツァンか・・・オーダー悩むな・・・まぁでも1つ決まってることがあるけど
「とりあえず明日の準々決勝、1番手は涼太。異論は?」
「「「なし」」」
「ようやく出番ですね」
さすがに涼太が可哀想だからね・・・1番手で暴れてもらおう
「そういえばふと思ったんだけど、この組み合わせ、どうやって決めてるんだろう」
「団体戦は担任の先生がくじ引いて決めてるらしいわ」
「担任か・・・」
とすると、うちの担任はくじ運が悪いのかな・・・1回戦もアキさんのクラスだったし、準々決勝も強敵だし・・・
まぁ、相手が強いほど燃えるんだけどね
「さぁ、明日の準々決勝も油断せずいきましょう!」
「「「「おぉ!」」」」
駆「以上、第61話でした」
遥「ず、ズシン?」
留姫「そう、このカード、大量に出回ったノーマルカードでありながら、三幻神にも匹敵する能力を持つけど、見ての通り、召喚条件が厳しすぎてデュエルで出たことがないカードなのよ」
遥「確かに召喚条件はかなり厳しいね・・・それを2人でやったんだ・・・」
駆「ワイトを使う留姫だから比較的自然にできるしね」
留姫「私がワイトを出したところで、普通の人は手札が事故ったとしか思わないわ」
遥「確かに・・・留姫お姉さんだと何の違和感もないね」
駆「それを利用した方法ってわけ。普通はやらないけどね」
留姫「こんなんやるぐらいなら普通にやって普通に3人抜きやりたいわ・・・」
遥「さらっと恐ろしいことをいう(汗)」
駆「さぁて、オリカ紹介行くよ」
留姫「・・・そういえば最後の最後に新HERO登場してたわね」
駆「そう、これが俺の新たなHEROだよ」
E・HEROウィング・アース
風属性 戦士族 Lv6
ATK/2000 DEF/1500
融合・効果
「E・HEROフェザーマン」+「E・HEROクレイマン」
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの融合召喚に成功した時、相手の墓地からモンスターを1体選び、効果を無効にして相手フィールド上に特殊召喚する。このカードはこの効果で相手フィールドに特殊召喚されたモンスターの効果を得る。
駆「フェザーマンとクレイマンで融合できるHEROが(属性HEROを除くと)なかったからね」
遥「また特徴的な効果だね」
留姫「多分あまり使わないわよね?」
駆「必要になったら使うけどね」
遥「だよね(汗)
駆「さて次は準々決勝、相手は香澄が率いる中等部1-3」
留姫「リメイク前も準々決勝はこの組み合わせだったわね」
遥「その時の団体戦はまず予選リーグを戦って、1位で突破したお兄ちゃんたちは決勝T初戦はシードされて準々決勝からの登場だったんだよね」
留姫「そうね。そしてその時は予選リーグ2試合で出番がなかった駆が1番手で登場し、1番手のツァンを瞬殺、2番手と香澄とも激戦を繰り広げて勝利、3番手の沙紀に対してはジールギガスを出した瞬間に負けを悟った残りライフ1000の駆が罠融合、スピリッツ・フュージョンを発動。1000ライフポイントコストに融合モンスターを召喚、これで駆のライフが0で強制的にエンドフェイズに、伏せカードも伏せれず、防御手段がない沙紀に対し、2番手の私が猛攻撃して勝ったわね」
駆「そして今回、これと似たような状況なんだよね・・・1回戦、2回戦と登場してない人が1人・・・」
遥「・・・あ、涼太お兄さん」
留姫「まぁ相手のオーダーは変わってるけども・・・」
駆「さぁ次回は涼太に暴れてもらいましょうか」
遥「あれ?私とかアキお姉さんとか森司お兄さんのクラスの準々決勝は?」
留姫「スキップらしいわ」
遥「えぇ・・・」
駆「ということで次回、涼太が大暴れ・・・かと思いきや!」
留姫「凶悪なモンスターを従えたあの人が涼太の前に立ち塞がるわ」
遥「次回のサブタイトルは『解き放たれた青眼』です・・・サブタイトルからして涼太お兄さんが暴れてない?」
駆「前半はね」
遥「前半だけ!?」
留姫「それじゃあ、次話もお楽しみに」