遥「今年もこの遊戯王~伝説を受け継いだ兄妹~を宜しくお願いします!」
留姫「そして去年、年末の挨拶をできずにごめんなさい」
駆「活動報告のところで書いた通りなんだけど・・・ねぇ・・・ほんとは年末投稿予定だったんだけど・・・」
遥「作者が小説データを保存したUSBを実家に持って帰るのを忘れて・・・」
留姫「それでこんなことになりました」
駆「ということで、新年最初の投稿は団体戦開幕戦です!」
遥「新年早々いきなりあの人がやってくれました」
留姫「何が起こったのか・・・第56話、スタートよ」
駆side
『団体戦1回戦の組み合わせは・・・こちらです!』
第1試合:高等部1-1vs中等部1-1
第2試合:高等部3-2vs小等部6-1
第3試合:中等部3-3vs高等部1-2
第4試合:小等部3-2vs中等部2-3
第5試合:中等部2-2vs高等部2-1
第6試合:高等部3-1vs小等部6-3
第7試合:高等部1-3vs小等部4-3
第8試合:小等部5-1vs中等部3-1
第9試合:小等部5-2vs中等部1-2
第10試合:小等部4-1vs高等部3-3
第11試合:中等部2-1vs小等部6-2
第12試合:高等部2-3vs小等部4-2
第13試合:高等部2-2vs中等部3-2
第14試合:中等部1-3vs小等部5-3
「「・・・え?」」
おい・・・いきなりアキさんのクラスとじゃねぇか!しかも開幕戦だし!
「・・・いきなりとはね」
「まさかですね・・・」
「これはメンバーどうしようかしらね・・・本来なら1回戦は私出るつもりなかったのだけど・・・」
「・・・え?アキさんが出ない?」
「えぇ。1回戦はまだ負けても敗者復活がある。だからここは他の人に経験を積ませようと思ってたの。それに私はこの個人戦準決勝、決勝で結構頭使うから単純に今日はもういいっていうのもあるわ」
「あぁ・・・アキさんも俺と全く同じ考えだったんですね」
「え?ってことはまさか駆も?」
「はい、こっちも・・・俺と留姫は1回戦出るつもりはありません」
「そうなのね・・・でもそっちは駆と留姫が抜けても涼太、美菜、隆がいるものね」
「はい。理由もアキさんと全く同じです。後は今日は俺と留姫は個人戦でデュエルするけど、3人は今日はこの1回戦でしかデュエルの機会がないからっていうのもありますね」
「なるほどね・・・そっちがそうなら、予定通り私は1回戦でないことにするわ。せっかくだから一緒に観戦でもする?」
「あ、いいですね。そうしましょうか」
「ちょっと駆!まじで私たち3人でやるの!?」
「そうだよ」
現在昼休み。が、うちは団体戦最初にやるので昼飯食べるのもほどほどにして作戦を考えなければならない
「俺と留姫は個人戦で今日デュエルやったんだし、まだ今日やってない3人でやったほうがいいでしょ」
「アキさんが相手じゃなかったらうんって言ってるところですけど・・・」
「さすがにアキ相手だときついんじゃねぇか?」
「アキさん相手だと誰が出ても同じだよ。留姫も俺も勝てなかったわけだし」
「でも・・・今回は団体戦・・・相手はアキ1人じゃない」
「あのクラスには・・・個人戦で香澄に負けたとはいえ、高等部のトップクラスの実力持つ沙紀の姉、朋香さんもいる」
「でもそれ以外がいない・・・一応石原姉妹の姉、法子さんがいるけど・・・あの人、爆発力はあるけどよく事故りやすいみたい」
「なるべくアキさんまでに2人は残したいですね」
そのアキさん、出ないけどね。言ったら面白くないし、黙っておくけど
「ねぇほんとに私達でいいの?」
「いいんだってば。ってか俺は個人戦で頭いっぱい使って今日もうやりたくない・・・」
「私も今日はいいわ・・・アキとのデュエルで疲れた・・・」
「おいおい・・・」
「しょうがないですね。じゃあ順番どうします?」
「うーん・・・」
悩んでる悩んでる・・・ってか俺は団体戦初めてだから戦略とかそういうのがデータにないから分からないんだよね・・・強いて言えばアニメのWRGPの知識があるぐらいで・・・
「じゃあ俺が1番手いこう」
「そうですね。隆は特攻隊長が似合ってますもんね」
「じゃあ2番手が私、3番手は涼太がいいかな?」
「ですね。それで行きましょうか」
どうやら1番手は隆、2番手は美菜、3番手が涼太と決まったみたいだね
「じゃあそれでオーダー出しとくね」
「うん」
「じゃ、頑張ってね」
「え?ベンチにいないの?」
「うん、観客席でじっくり観戦させてもらうから」
「じゃあ私もそうしようかしら」
「おい・・・」
「頑張ってね3人とも」
「アキさん!」
「駆、それに留姫も」
場所は変わって観客席。俺と留姫はアキさんと一緒に観戦
「ってえっ!?なんでアキがここにいるのよ!」
「あぁ、アキさんもこの試合でないんだって。理由はうちらと一緒」
「あぁ、納得」
「私もあなた達の相手で疲れたのよ・・・」
「パターンはほぼ一緒でしたけどね」
「あれは驚いたわ」
『それでは、これよりアカデミア杯、団体戦の開幕を宣言いたします。』
あ、始まった
『まずは1回戦第1試合、高等部1-1vs中等部1-1の試合を始めます』
「あぁ・・・涼太達、アキがいなくてかなり驚いてるわね・・・」
「え?伝えてないの?」
「はい。最初にアキさんでないって言ったら気が緩んで隙ができるかなって思って」
「そういうとこ抜かりないわよね駆って」
さて先鋒同士が出てきた。うちらは隆。アキさんのクラスは・・・うん?誰だろう?
「アキ、あの人は?」
「うちのクラスの4番手で名前は北條琴葉よ。ガスタ使いなんだけど・・・うん、相手が隆なら勝負は見えたわね」
「あぁ・・・」
ガスタか・・・俺結構嫌な思い出あるんだよね・・・でも隆が相手だとね・・・
「それではデュエル開始!」
「「デュエル!」」
隆 LP4000
琴葉 LP4000
「私のターン、ドロー!」
「あぁ、隆が後攻・・・」
「・・・ワンターンキルが現実味を帯びてきたわね・・・」
「私はモンスターを裏守備表示で召喚。そしてカードを1枚伏せてターンエンド」
ガスタはまぁ初ターンそうだよね・・・
「伏せカード1枚だけで隆の攻撃を防げるといいけど・・・」
「まぁ隆は除去カードはあまりないからワンチャン・・・」
「俺のターン・・・サイクロン発動。その伏せカードを破壊する」
「「「あ、終わった」」」
しかも伏せカードがゴッドバードアタック・・・ってかなぜピンポイントでサイクロン引いたし
「サイバー・ジラフを攻撃表示で召喚」
ATK/300
「サイバー・ジラフの効果、このカードをリリースすることでこのターンのエンドフェイズまで俺が受ける効果ダメージは0になる」
サイバー・ジラフまで引いてるし・・・ってことはだ・・・
「そして魔法カード、パワー・ボンドを発動!手札のサイバー・ドラゴン3体を融合し、現れろ!サイバー・エンド・ドラゴン!」
ATK/4000
ですよね~
「相変わらずの引き運ね隆は・・・」
「パワー・ボンドの効果により、サイバー・エンドの攻撃力は倍になる!」
ATK/4000→8000
「バトル!サイバー・エンドで裏守備モンスターを攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」
「きゃあああ!」
琴葉 LP4000→0
「ガスタ・スクイレル・・・カード効果で破壊されたときに効果が発動するから発動できず、モンスターも残せないと・・・」
サイバー・エンドは貫通効果があって・・・えっと・・・貫通ダメージ6200と・・・うん、留姫のジャンク・ウォリアーよりはましだね(汗)
「うーん・・・相手が悪すぎたわね」
「美菜とか涼太相手だとまだできたんでしょうけど・・・隆が相手じゃこうなるわよね・・・」
「相性の問題でしたね。さて・・・2人目は石原姉妹のお姉さんですか」
「えぇ。でも隆相手にはどうかしらね・・・引きが良ければいけるでしょうけど・・・」
「「デュエル!」」
隆 LP4000
法子 LP4000
「私のターン、ドロー!私は冥帝従騎エイドスを召喚!」
ATK/800
「エイドスの効果!このカードの召喚に成功したこのターン、通常召喚に加えて1度だけメインフェイズにアドバンス召喚ができる!エイドスをリリースし、雷帝ザボルグをアドバンス召喚!」
ATK/2400
「あら、今回はまだいい手札みたいね」
「ですね・・・アキさんとのデュエルはほんとに事故ってたみたいですからね・・・」
「ザボルグの効果発動!このカードのアドバンス召喚に成功したとき、場のモンスター1体を破壊する!私はサイバー・エンドを選択!デス・サンダー!」
「ぐっ!」
攻撃力8000のサイバー・エンドを倒したか・・・まぁサイバー・エンドはこういう効果破壊に何の対処もできないんだよね
「バトル!ザボルグでダイレクトアタック!ローリング・サンダー!」
「ぐはっ!」
隆 LP4000→1600
「カードを2枚伏せてターンエンドよ」
「回ったほうだけど、完全に回ったとは言い切れないわね」
「完全に回ったらとんでもないことなる気がするのだけれど・・・」
「帝が完璧に回ったらそれこそアキさんでもやばいでしょ」
「えぇ」
帝はほんとに進化してるからな・・・さぁ、どうする隆?
「俺のターン、ドロー!魔法カード、オーロラドローを発動!手札が0の時、カードを2枚ドローする!」
「うわー、ドローカード引いたよ・・・」
「・・・相変わらずの隆の引きっていうか・・・」
「魔法カード、パワー・ボンド発動!」
・・・はっ?
「さらに速攻魔法、サイバネティック・フュージョン・サポートを発動!ライフを半分支払い、このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる!」
「なんですって!?」
「あぁ・・・何でよりによってその2枚を引いたし・・・」
「・・・これがサイバー流の引きなのね(汗)」
サイバー流・・・恐るべし
「俺は墓地のサイバー・ドラゴン3体を除外し融合!融合召喚!現れろ!サイバー・エンド・ドラゴン!」
ATK/4000
「パワー・ボンドの効果により、攻撃力は倍になる!」
ATK/4000→8000
「ま、また攻撃力8000!?(伏せカードは帝王の凍志と帝王の溶撃。完全に意味がない!)」
「バトル!サイバー・エンド・ドラゴンで雷帝ザボルグに攻撃!エターナル・エヴォリューション・バースト!」
「きゃあああ!」
法子 LP4000→0
「うわぁ(汗)」
「2人連続ワンターンキル(汗)」
「2人ともワンターンキルはさすがに予想してなかったわ(汗)」
「・・・エンドフェイズ、パワー・ボンドの効果により、俺はサイバー・エンド・ドラゴンの元々の攻撃力、4000ポイントのダメージを受ける」
隆 LP1600→0
さっきはサイバー・ジラフの効果で回避できてたけど、今回はさすがに回避できない・・・それは隆も承知の上であえてやった。これでアキさんのクラスは残り1人、こっちは美菜と涼太が残ってる
「これは厳しいわね。いくら朋香でも、美菜と涼太の2人抜きはきついと言わざるを得ないわね」
「でも何が起こるか分からないのがデュエルですよ」
「・・・さて、美菜がどういうデュエルをするかしらね」
美菜はD-HERO。対する朋香さんはライトロード・・・美菜は後ろに涼太がいるからその分楽な気持ちで行けるけど・・・さて、どうなるかなぁ?
駆「以上、第56話でした」
遥「そして新年最初のゲストはこの人!」
隆「丸藤隆だ。よろしく」
留姫「あんた新年早々やってくれたわね・・・」
隆「あれが俺のいつもの形だ」
駆「それおかしいからね」
遥「これがサイバー流・・・」
留姫「ということで見事に隆のパワーボンドサイバー・エンドぶっぱから新年がスタートしたわけだけど」
隆「去年の初めはデュエルなし回だったな」
駆「第2章の始まりが2017年のスタートだったからね」
遥「けど今年ってあんまり投稿できなさそうなんでしょ?」
留姫「正確には今年もなんだけどね・・・今年・・・うまくいけば作者は専門学校の最終学年なのよね」
駆「だからちょっと実習とかで忙しくなるから4月以降あんまり投稿できないかなって感じ」
隆「実習って大変そうだもんな」
留姫「夏休みが実習でつぶれるものね」
遥「うわぁ・・・」
駆「その後も国家試験対策とかで忙しく、受かって就職したらしたらで今度は休みがいつになるか分からないからほんとに取れる時間がまちまちという・・・」
留姫「だからまとまって投稿できる期間が冬休み明けての1月終わりから2月初めにかけてのテストが終わってからの3月までの春休みが最後になるのよね」
隆「だからなるべく春休みで話を進めたいところなんだな」
遥「そうだね。さて、次話は?」
駆「次話は開幕戦決着だよ」
留姫「サブタイトルは『究極のD降臨』よ」
隆「あぁ、あれを出すのか」
遥「究極のDって?」
駆「それは次話のお楽しみ」
留姫「では改めて今年も宜しくお願いします」
隆「では、次話もお楽しみにな」