遊戯王~伝説を受け継いだ兄妹~   作:龍南

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駆「大変お待たせしました、第47話です。」

留姫「活動報告を見てくれた人は知ってると思うけど、PCが壊れてここまで時間かかったわ。」

駆「詳しいことは後書きで。」

留姫「さて今回は香澄のデュエルよ。」

駆「相手は高等部No.2。さぁどんなデュエルを見せるのか。」

留姫「第47話、スタートよ。」


第47話 高等部No.2に挑め!

香澄side

 

『これより、2回戦第7試合、神田朋香(高等部1-1)vs大久保香澄(中等部1-3)の試合を始めます。』

 

やっぱり駆さんは凄い。

 

龍亞君のあの場を一掃して逆転するなんて・・・

 

さすが私の憧れの人、そして私の目標。

 

同じ融合使いとして、私も駆さんの領域までたどり着かなきゃ。

 

私の2回戦の対戦相手は高等部のNo.2。つまりアキさんの次に強い人。

 

と言っても、1位のアキさんに2位の神田朋香さん、3位のこよみさんに4位の森司さんの実力はそんなに変わらない。

 

私が元に戻ってから1か月、駆さんに遥ちゃん、森司さんにこよみさんのおかげで成長したと思ってる。

 

予選で駆さんには負けたけど、それ以外、アカデミアでは負けてない。

 

格上相手でも臆せず、そして自分を信じて立ち向かいます!

 

「よろしくお願いします。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いしますわ。」

 

「それでは、デュエル開始!」

 

「「デュエル!」」

 

朋香 LP4000

香澄 LP4000

 

「私の先攻ですわね。私は魔法カード、ソーラー・エクスチェンジを発動。手札のライトロード・ビーストウォルフを墓地に送り、デッキからカードを2枚ドロー、その後デッキの上からカードを2枚墓地に送りますわ。」

 

墓地に送られたカード

・ライトロード・ドルイドオルクス

・ライトロード・メイデンミネルバ

 

「メイデンミネルバの効果発動。このカードがデッキから墓地に送られた時、デッキの上からカードを1枚墓地に送りますわ。

 

墓地に送られたカード

・光の援軍

 

「ライトロード・パラディンジェインを召喚。」

 

ATK/1800

 

「カードを2枚伏せますわ。エンドフェイズ、パラディンジェインの効果でデッキの上からカードを2枚墓地に送りますわ。」

 

墓地に送られたカード

・ライトロード・ハンターライコウ

・ライトロードの裁き

 

「ライトロードの裁きの効果発動。このカードがライトロードのモンスター効果でデッキから墓地に送られた時、デッキから裁きの龍を1体手札に加えます。これでターンエンドですわ。」

 

裁きの龍・・・ライトロードのエースカードですね。それがもう手札に・・・しかも墓地のライトロードはもう3体・・・次のターンには裁きの龍で出るとみていいですね。

 

ならこっちは裁きの龍が出てくること前提で動かなきゃいけないですね。

 

「私のターン、ドロー!」

 

この手札なら・・・一気に行けるかも?

 

「魔法カード、ジェムナイト・フュージョン発動!手札のジェムナイト・ルマリン、ジェムナイト・オブシディア、ジェムナイト・エメラルを融合!融合召喚!輝きの淑女!ジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ!」

 

ATK/3400

 

「オブシディアの効果で墓地の通常モンスター、ジェムナイト・ルマリンを特殊召喚!」

 

ATK/1600

 

「ブリリアント・ダイヤの効果発動!1ターンに1度、自分の場のジェムナイトモンスター1体を墓地に送り、エクストラデッキからジェムナイト融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚します!私は・・」

 

「そうはさせませんわ!罠発動!ブレイクスルー・スキル!ブリリアント・ダイヤの効果をターン終了時まで無効にしますわ。」

 

やっぱり止められましたか・・・仕方ありませんね。

 

「墓地のジェムナイト・オブシディアを除外し、墓地のジェムナイト・フュージョンを手札に加えます。」

 

ここからどうするか・・・とりあえずは攻撃ですね。

 

「バトル!ブリリアント・ダイヤでパラディンジェインに攻撃!」

 

「手札のオネストの効果発動!このカードを墓地に送ることでパラディンジェインの攻撃力はブリリアント・ダイヤの攻撃力分アップしますわ。」

 

「しまった!」

 

パラディンジェイン ATK/1800→5200

 

「反撃ですわ!」

 

「きゃっ!」

 

香澄 LP4000→2200

 

すっかり忘れてた・・・オネスト・・・どうしましょう・・・ここは、

 

「魔法カード、馬の骨の対価を発動。私の場の通常モンスター、ルマリンを墓地に送り、カードを2枚ドローします。」

 

この2枚ですか・・・だったら!

 

「カードを2枚伏せてターンエンドです。」

 

次のターンが・・・勝負です!

 

「私のターン、ドロー!魔法カード、おろかな埋葬を発動。デッキからライトロード・ドラゴングラゴニスを墓地に送りますわ。これで墓地のライトロードは4種類!」

 

やはりきますか!

 

「墓地のライトロードが4種類以上の時、このカードが特殊召喚できる!おいでなさい!裁きの龍!」

 

ATK/3000

 

裁きの龍・・・問題はここから効果を使ってくるかどうかですけど・・・

 

「(伏せカード2枚・・・万全を期して破壊したほうがいいですわよね。)裁きの龍の効果発動!ライフを1000ポイント払い、このカード以外の場のカードをすべて破壊しますわ!」

 

朋香 LP4000→3000

 

使ってきた!予定通りです!

 

「罠発動!威嚇する咆哮!このターン相手は攻撃宣言できません!」

 

「このターンの攻撃は封じられたわけですね。」

 

「それだけじゃないです。もう1枚の伏せカードは速攻魔力増幅器。このカードが相手によって破壊され墓地に送られた時、デッキから速攻魔法を1枚手札に加えることができます。私が加えるのはマグネット・リバースです。」

 

(マグネット・リバース・・・あ!まずいですわ!このままだと次のターンで私はやられてしまいますわ!でも防御手段がない・・・裁きの龍の効果でネクロ・ガードナーか超電磁タートルが墓地に送られるのを期待するしかありませんわ。)

 

ここまでは予定通り・・・ここから何をしてくるか・・・

 

「エンドフェイズ、裁きの龍の効果でデッキの上から4枚墓地に送りますわ。」

 

墓地に送られたカード

・隣の芝刈り

・死者蘇生

・ネクロ・ガードナー

・ライトロード・マジシャンライラ

 

(かろうじてネクロ・ガードナーが墓地に行きましたわ。できれば超電磁タートルが墓地に行ってほしかったんですが・・・仕方ないですわね。)

 

ネクロ・ガードナーが墓地に行きましたか・・・でもネクロ・ガードナー1枚では次の私の攻撃は止められない。私の作戦通りです!

 

「私のターン、ドロー!」

 

よし!これでこのターンで決着つけれます!

 

「ジェムナイト・フュージョン発動!手札のジェムナイト・サフィアとジェムナイト・ラズリーを融合!ジェムナイト・アクアマリナを融合召喚!」

 

ATK/1400

 

「ジェムナイト・ラズリーの効果で墓地の通常モンスター、ジェムナイト・ルマリンを手札に加えます。そして速攻魔法、マグネット・リバース発動!自分の墓地及び除外ゾーンのモンスターから機械族または岩石族の通常召喚できないモンスター1体を特殊召喚します!私が選ぶのはジェムナイトレディ・ブリリアント・ダイヤ!」

 

ATK/3400

 

「いきます!ブリリアント・ダイヤの効果発動!1ターンに1度、自分の場のジェムナイトモンスター1体を墓地に送り、エクストラデッキからジェムナイト融合モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚します!私は場のアクアマリナを墓地に送り、グラインド・フュージョン!ジェムナイトマスター・ダイヤを特殊召喚!」

 

ATK/2900

 

「アクアマリナの効果、このカードが場から墓地へ送られた時、相手の場のカード1枚を手札に戻します。選択するのは裁きの龍!」

 

「何ですって!?」

 

「そしてマスター・ダイヤは墓地のジェムモンスターの数×100ポイント攻撃力がアップします。墓地のジェムモンスターは4体!」

 

ジェムナイトマスター・ダイヤ ATK/2900→3300

 

「バトル!マスター・ダイヤでダイレクトアタック!」

 

(ネクロ・ガードナーは1枚だけ・・・どちらか一方しか攻撃を防げない以上・・・私の負けですわね)

 

朋香 LP3000→0

 

「勝者、大久保香澄!」

 

やった!勝ちました!

 

「ふふ、さすがはあの2人が推すデュエリストですわね。」

 

「あの2人?まさか森司さんとこよみさんですか。」

 

「そうですわ。かなり成長してるから気を付けろと。私としては手札に来たカードの中で最善の策をとったつもりでしたわ。全力を出しても負けた。今回はそれがすべてですわ。」

 

場内はざわついてる。高等部No.2がよもやの2回戦敗退なんて予想してなかったんでしょう。

 

「私に勝ったからには、優勝まで駆け上がりなさい。」

 

「勿論そのつもりです!」

 

「またデュエルしましょう。いつかリベンジさせてもらいますわ。」

 

「はい、その時は私はもっと成長しておきます!」

 

予備戦を経てのベスト8・・・それは去年、小等部6年だった隆さん、美菜さん、涼太さんが小等部史上初のベスト8という形でやってますけど、それ以前はほぼなかった。

 

でも今年は小等部の龍可さん、それから私。小等部と中等部のレベルが以前に比べて格段に上がってることがわかりますね。

 

しかも去年ベスト8だった隆さんと美菜さんは今年は2回戦敗退。

 

相手が森司さんとこよみさんですからしょうがない部分はありますけど、今年のアカデミア杯はレベルが高いということが言えるかもしれないですね。

 

とにかく、私は最底辺からの挑戦。

 

挑戦者として、1歩1歩、頂点まで駆け上がります!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駆side

 

「強くなったわねあの子。」

 

「あぁ。」

 

高等部No.2を破るとは・・・まぁ、裁きの龍が手札にあったのがわかったから少し手札温存したような気もするけど・・・

 

「・・・これで中等部のベスト8進出は3人目ね。」

 

「高等部はアキさん、森司さん、こよみさん。そして小等部が龍可か。」

 

「で、前回ベスト8の隆と美菜は敗退・・・相手が相手だからしょうがないけど。」

 

「相性が悪すぎるあれは。でも去年留姫はベスト8入ってないのが意外だった。」

 

「去年は優勝者に2回戦で当たっちゃって負けたわ。」

 

「あぁね。」

 

当たりが悪かったか。

 

「それよりも次・・・」

 

「まさかここで実現するとはね。」

 

そう次の2回戦最後の試合。

 

昨年ベスト8の涼太とアカデミアではいまだ無敗の遥ちゃん。

 

「完全にそれまでの私たちの試合、前座よね。」

 

「ほんとね。完全にこの試合がメインイベントじゃん。」

 

会場のざわつきようからも分かる。もうみんな2人が使うカードを分かってる。

 

涼太は青眼の白龍、遥ちゃんはブラック・マジシャン。

 

あの伝説のモンスターがこのアカデミアの舞台で再び激突する。




駆「以上、第47話でした。」

留姫「今回のゲストは香澄よ。」

香澄「大久保香澄です。勝ちました!」

駆「よう勝ったわ。」

留姫「香澄がほんとに成長してるわね。」

香澄「駆さんたちのおかげです。」

駆「前作では4位に入ってる香澄。今回はどこまで勝ち進めるか。」

香澄「前作は森司さんとこよみさんがいませんでしたからね。でも頑張ります。」

留姫「前作では準決勝でアキに屈し、3位決定戦で私と対戦したんだったわね。」

駆「留姫のクロスフュージョンに屈したね。」

香澄「今回は3位決定戦ないですからね。」

留姫「さて、ここからは現在の作者事情について説明するわ。」

駆「1か月前にPCが壊れ、投稿できませんでした。」

香澄「本当だったら春休みに個人戦までは終わらせる予定だったんですけどね。」

留姫「で、PCは治ってこうして投稿できたわけだけど・・・」

駆「作者の小説を書くテンションが戻ってないんだよね・・・」

香澄「本来だと作者は投稿するとき、次話を書いてから投稿するんです。」

留姫「例えば今回47話投稿するときはその前に次話の48話を書き終えてから投稿するのよ。」

駆「けど今回、まだ次話は全く手を付けてないんだよね。」

香澄「春休みが終わって学校が再開したのもありますけどね。遊戯王小説は時間あるときに一気に書くのが作者ですから。」

留姫「でも今そんなに時間取れないのよね。レポートとかもあるし。」

駆「GWには時間取れるだろうから、GWには書けるかなーと。」

香澄「それと・・・作者、もう1つ小説書こうとしてるんですよね。」

駆「そう、新小説も多分GWには投稿すると思います。カードゲームとは何ら関係ないけど・・・実は俺たちも出ます。」

留姫「作者はここに来る前、今は亡きすぴばる小説部というサイトでこの小説の前作『遊戯王~CROSS HERO~』のほかに2つ小説書いてたのよ。」

香澄「けど、その2つの小説はこっちでは投稿するつもり今はないんですよ。」

駆「けどその2つの小説に1人ずつオリキャラがいて・・・小説書いてる人がわかるかもしれませんが自分が作ったオリキャラって愛着わきませんか?」

留姫「その2人のオリキャラを何とか出したいなぁと思って新小説を思いついて書いてるんです。」

香澄「どんな小説かは投稿されてからのお楽しみです。」

駆「さて、次回は2回戦最後の試合。あの伝説のモンスターの対決が再現されるよ!」

留姫「涼太と遥ちゃんのデュエル。今回最注目の試合よ。」

香澄「果たしてどんな結末が待ってるのか。そして準々決勝の組み合わせはどうなるか。」

駆「次話の題名は『伝説の対決実現!ブラック・マジシャンvs青眼の白龍』です。」

留姫「それでは次話もお楽しみに。」

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