今回はなろう、すぴばるに投稿していた「遊戯王~CROSS HERO~」のリメイク版です。いやぁ・・・ほんと最後のほうは暴走しましたし、当初の予定よりだいぶずれましたしね。すぴばる閉鎖を機会にリメイクしようと思いました。
まぁとやかく言うのは後書きにしときますか。それでは、リメイク版第1話、スタートです。
第1話 伝説との出会い
???side
「・・・うん?ここは?」
目を開けると見慣れない天井が見えた。・・・うん?ちょっと待て、俺確か・・・・銃撃戦の末あいつと相打ちになって死んだんじゃなかったっけ?何で生きてるの?
「・・・うん・・・」
うん?隣にもう1人寝てたのか・・・ってえっ!?
「ここは・・・あれ?お兄ちゃん?」
「は、遥ちゃん!?」
なんで遥ちゃんがここに・・・
「お兄ちゃん!」
「うわっ!」
いきなり俺に飛びついてくる遥ちゃん
「・・・お兄ちゃん・・・怖かった・・・」
「怖かった?」
「うん・・・知らない人が鍵壊して家に入ってきて、それで私が銃で撃たれて・・・あれ?私生きてる?」
遥ちゃんもやられてた・・・だと!?
いや、その前にこれはどういうことだ。俺も遥ちゃんも死んだはずなのに今ここにいる・・・それ以前にここはどこだよ!
ガチャ
うん?扉が開いた?
「どうやら気づいたようだな。」
「ようやく目が覚めたか!」
中に入ってきたのは男性2人・・・いやちょっと待て!この2人は!
「お兄さんたちは?」
「俺は武藤遊戯だ。」
「俺は遊城十代だ!よろしくな!」
遊戯に十代・・・なんで遊戯王の世界!?しかも遊戯と十代の2人がいるってどういうこと!?
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「いや、ちょっと・・・」
だってね・・・いきなりアニメや漫画のキャラクターが目の前にいたら戸惑わない?
「俺たちが本来アニメのキャラクターだから戸惑ってるってところか?」
「っつ!?」
心が読まれた!?いや、それ以前に自分がアニメキャラだと知ってるだと!?
「ど、どうしてそのことを・・・」
「君たちをここに運んできた神様がそういっていた。」
「か、神様?」
あ、なんか察した。
「俺と遥ちゃん・・・転生したんですか?」
「あぁ、神様がそういってたぜ。前の世界での人生があまりにも不憫だったからとか言ってたな。」
不憫だったからって・・・まぁありがたいっちゃありがたいが・・・
「君たちの名前は山岸駆君と川上遥ちゃんで合ってるかな?」
「うん!」
そういえば名乗ってなかったね。俺の名前は山岸駆。そして横の女の子は川上遥。一応兄妹だよ。兄妹なのになぜ名字が違うかって?それは話すと長くなるからまたの機会に・・・1つ簡潔に言うと、俺と遥ちゃんは互いに家族や親戚を殺されているってこと。
「さて神様から言われてることを始めようか十代君。」
「そうですね遊戯さん。」
「神様から言われていること?」
「あぁ。主に遥ちゃんのことだ。」
「・・・私?」
「まず遥ちゃんに聞こう。遊戯王って知ってるかい?」
「遊戯王?言葉だけならお兄ちゃんから何回か耳にしたけど・・・」
「っていうことはルールはまだわからないってことだね。」
「ルール?ゲームなの!?」
「遊戯王はカードゲームだよ。」
「そうだったの!?」
「それで・・・君たちが今から行く世界・・・ここもそうだけど・・・遊戯王ができることが必須事項なんだ。」
「そうなんだ・・・。」
「今から行く世界?本来はここじゃないんですか?」
「ここは精霊世界だ。」
「せ、精霊世界!?ってことは・・・俺たち・・・精霊見れるってことですか?」
「そういうことだ。」
まじか・・・
「精霊?」
「それは後でわかる。で、今から行くのはアニメの名前で言えば5D’sって題名だったかな?」
5D’s・・・シンクロまでか・・・よかった。エクシーズがあったら俺絶対にダメだもん。全く知らないとは言わないまでもそこまで詳しくはないから。ゼアルを何話かしか見てないし・・・確かギャラクシーアイズドラゴンっていうドラゴンが出始めたころまでだったかな?
「でだ、まずは遥ちゃんに遊戯王に教えなきゃいけないからまずここに来てもらったわけだ。」
それは助かる。いきなり遥ちゃんを野放しに転生させてたら俺は神様をぶん殴ってる。
「だがその前に・・・駆君に決めてもらわないといけないことがある。」
「・・・え?」
「一応神様が言ったことなんだが、ここの世界のテーマは伝説の受け継ぐ兄妹なんだそうだ。」
「はい?その兄妹ってまさか・・・」
「そう。君たちのことだ。」
「ですよね。」
おい神様・・・余計なことすんなよ。ってか世界ごとにテーマがあるのかよ!
「そこで駆君にどっちのデッキを使うか決めてほしいんだ。」
「どっちかっていうと遊戯さんのデッキか十代さんのデッキかってことですか?」
「そういうことになる。俺のデッキを選ぶとブラック・マジシャンがテーマとなるデッキ。十代君のデッキを選べばHEROを主体としたデッキとなる。」
「・・・うん?神のカードは?」
「あれは扱いが難しいからな。俺が持つことにしている。」
まぁそうか。それが妥当だな。
「じゃあ・・前世でもHEROデッキを主に使ってたし、HEROで。」
「ってことは俺だな!」
「じゃあ遥ちゃんは俺のデッキだな・・・といっても一部の精霊のカードをあげるだけだが。」
「え?」
「後ろのトランクにカードがあるから基本はあの中のカードでデッキを組めって神様から言われたよ。もちろんテーマに沿ってだが。」
「は、はぁ。」
なんじゃそりゃ。ややこしいな。
「まずは・・・十代君、遥ちゃんに基本的な説明をお願いできるか?」
「OK、任してください!」
「じゃあ僕と駆君で遥ちゃんが使うデッキをまずは作ろうか。」
「わかりました。」
で、遥ちゃんのデッキ。そしてついでに俺のデッキも作った。
遥ちゃんのデッキはブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガールを主力としたマジシャンデッキ。さすがに遊戯のような混合デッキにはしない。
そして俺はHEROデッキ。トランクを見たところ、俺が見たこともないHEROも入ってたんだよな。それはともかく、HEROデッキを使うにあたって俺はこだわってることがある。それは俺がデュエルしたときにわかる・・・かな?
そのこだわりを捨てたデッキも一応作ってはいる。滅多に使うつもりはないが。
そして肝心の精霊のカード・・・遥ちゃんのデッキには言わずもがなあの師弟コンビ、ブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガール。それからもう1体いる。そして俺のデッキにも1体いる。それは俺か遥ちゃんがデュエルした時のお楽しみってことで。
で、十代が遥ちゃんに一通り遊戯王のルールを説明し、遊戯が詳細なルールとさっき作ったデッキを基本的な回し方の説明をしている。
そして、
「さて基本的なことは説明したが、とにもかくにも実際にやってみせるのが1番早いかな?」
「そうですね。」
実際に見たほうが確かに早い。
「じゃあ俺が遥ちゃんのデッキを使うからよく見ておくんだ遥ちゃん。」
「はい!」
「相手は・・・どうせだから駆君にお願いしようか。」
「僕ですか?いいですよ。」
転生して初デュエルの相手が遊戯とは・・・テンション上がりまくりだわ!デッキは少々違うけど。
さぁて皆にお見せしよう。俺のHEROデッキを。
「あれ?そういえばお兄ちゃん、背が小さくなってない?」
「そういえば・・・。」
「言い忘れてたな。神様の都合により、駆君は中学1年生になっているらしい。」
「えぇ!?」
ちなみに転生前の俺は高校3年生である。
駆「リメイク版第1話、どうでしたか?」
遥「少しは楽しめたかな?」
駆「ということで、読者のみなさん初めまして。この小説のダブル主人公の1人、山岸駆です。」
遥「同じくダブル主人公の1人、川上遥です!」
駆「この後書きではその話の感想や、リメイク前の小説を知らない人向けにリメイク前の小説はどういう話だったのかを話していきたいと思います。」
遥「まず・・・お兄ちゃんと歳が近くなっちゃったね。」
駆「そうだね俺は高校3年から一気に中学1年になっちゃったんだよね。遥ちゃんは転生前と変わってないんだよね。」
遥「うん、本編では言ってないけど私は小学5年生です。」
駆「まぁ歳が変わっても俺たちの関係が変わることはないからね。」
遥「うん!」
駆「さてリメイク前の第1話とこのリメイク版の第1話、タイトルからだいぶ変わっております。」
遥「っていうかもうリメイク前の第1話が全く面影もないよ。」
駆「まず場所が違うもんね。リメイク前の第1話は龍可と龍亞の部屋。それに転生したのは当初は俺1人だったもんね。」
遥「私は途中からだったからね。」
駆「遥ちゃんの初登場は第83話の最後。随分と後だったね。」
遥「しかも私、悪い人に操られての初登場だったからね。」
駆「それを俺が救ったのが第84話でした。」
遥「こんな感じにちょっとずつリメイク前の話をするよ。」
駆「さて次回は俺と遊戯さんのデュエル。転生後最初のデュエルの相手が遊戯さんですごく興奮してます。」
遥「遊戯お兄さんのデッキは私が使う予定のデッキ。どんなデッキに仕上がったのかご覧ください。」
駆「タイトルは『駆のこだわり』。タイトル通り、俺のデッキのこだわりをあかします。」
遥「そして私たちの精霊も一挙に紹介する予定だよ!」
駆「あ、1つ言い忘れてた。投稿は不定期になると思います。」
遥「作者も今は専門学生だからね。学業優先だよ。」
駆「基本は土日の投稿になると思いますがご了承ください。」
遥「もしかしたら平日に投稿することもあるかもしれないけどね。」
駆「それでは、」
駆・遥「「次話もお楽しみに!」」