遊戯王~伝説を受け継いだ兄妹~   作:龍南

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駆「お待たせしました、第25話です。」

留姫「この話書くの結構時間かかったわね。」

駆「だねぇ。そのはずなのに内容が薄いという・・・」

留姫「ほんとに書きたいところとの内容の差が顕著にあるわよねうちの作者。」

駆「だね・・・大丈夫なんだろうかこんなんで・・・」

留姫「・・・分からないわね。」

駆「まぁ、とりあえず行こうか。」

留姫「そうね。第25話、スタートよ。」


第25話 過去を断ち切れ!クリムゾン・ローズ・ドラゴン降臨!

駆side

 

「「デュエル!」」

 

アキ LP4000

ディヴァイン LP4000

 

「先攻は私だ。ドロー、私は静寂のサイコウィッチを守備表示で召喚。」

 

DEF/1200

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ。」

 

ふーん、まぁ無難な立ち上がりか。

 

「私のターン!私はフェニキシアン・シードを召喚!」

 

ATK/800

 

「そしてフェニキシアン・シードをリリースして手札からフェニキシアン・クラスター・アマリリスを特殊召喚!」

 

ATK/2200

 

アマリリスできたか。

 

「バトル!フェニキシアン・クラスター・アマリリスで静寂のサイコウィッチを攻撃!フレイムペタル!」

 

「くっ!だが、だがサイコウィッチの効果発動。このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力2000以下のサイキック族モンスター1体をゲームから除外する事ができる。そして次のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。俺はサイ・ガールを除外する。」

 

「フェニキシアン・クラスター・アマリリスの効果!攻撃した後、破壊し、相手に800ポイントのダメージを与える!スキャッター・フレイム!」

 

「くっ!」

 

ディヴァイン LP4000→3200

 

さすがアキさん。先制した。

 

「カードを2枚伏せてターンエンド。エンドフェイズにフェニキシアン・シードを除外してフェニキシアン・クラスター・アマリリスを復活させる。」

 

DEF/0

 

「・・・さすがアキね。」

 

「あぁ。」

 

「私のターン、このスタンバイフェイズ、サイコウィッチの効果で除外したサイ・ガールが特殊召喚される。」

 

DEF/300

 

「サイ・ガールの効果発動。除外されているこのカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキの一番上のカードを裏側表示でゲームから除外する。そしてこのカードがフィールド上から墓地へ送られた時、このカードの効果で除外した自分のカードを手札に加える。そして速攻魔法、緊急テレポートを発動。自分の手札またはデッキからレベル3以下のサイキック族モンスター1体を特殊召喚する。私はデッキからクレボンスを特殊召喚。」

 

ATK/1200

 

場に2体のモンスター・・・そしてあいつは通常召喚を行っていない・・・まさか!

 

「フィールド魔法、脳開発研究所を発動。さぁ行くぞ!私は2体のモンスターをリリース!現れろ!地縛神Ccarayhua!」

 

ATK/2800

 

地縛神・・・出てくるの速ぇよ・・・

 

「・・・でかい・・・」

 

「ははは!これが地縛神だ!サイ・ガールの効果で除外した裏側のカードを手札に加える。バトル!地縛神はダイレクトアタックができる!行け地縛神Ccarayhua!アキにダイレクトアタック!」

 

「罠発動!グランド・キャプチャー!相手モンスター1体から受ける戦闘ダメージを半分にする!きゃああああああ!」

 

「アキ(さん)!」

 

アキ LP4000→2600

 

「グランド・キャプチャーの効果で受けた戦闘ダメージが1000ポイント以上だった場合、カードを1枚ドローする!」

 

「ターンエンドだ!どうだアキ。お前に勝ち目はない。おとなしくサレンダーをして私の元へ来るんだ。」

 

アキさん・・・

 

「サレンダーはしないわ・・・私には、こんなところで立ち止まるわけにはいかないわ!私のターン!魔法カード、魔法カード、フレグランス・ストーム発動。フィールドに存在する植物族モンスター1体を破壊し、カードを1枚ドローする。この効果でドローしたカードが植物族だった場合、そのカードを相手に見せることでもう1枚ドローすることができる。フェニキシアン・クラスター・アマリリスを破壊!そして1枚ドローするわ。引いたのは植物族のロード・ポイズン。よってもう1枚ドローするわ。アマリリスの効果!破壊され墓地に送られたとき、相手に800ポイントのダメージを与える!スキャッター・フレイム!」

 

「ぐっ!」

 

ディヴァイン LP3200→2400

 

「私は夜薔薇の騎士を召喚!」

 

ATK/1000

 

「夜薔薇の騎士の効果で手札からレベル4の植物族モンスター、ロードポイズンを特殊召喚。」

 

ATK/1500

 

「Lv4のロードポイズンにLv3の夜薔薇の騎士をチューニング!冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

ATK/2400

 

「出たわね、アキのエースモンスター。」

 

「ブラック・ローズ・ドラゴンの効果!シンクロ召喚に成功した時、フィールド場の全てのカードを破壊するブラック・ローズ・ガイル!」

 

「甘い!カウンター罠、天罰を発動!手札を1枚捨て、モンスター効果の発動を無効にし破壊する!」

 

「そんな!」

 

アキさん渾身の一撃が通用せず・・・あいつ、ダークシグナーになって強くなってる。

 

「ターンエンドよ。エンドフェイズにロードポイズンを除外してフェニキシアン・クラスター・アマリリスを復活させるわ。」

 

DEF/0

 

「成す術なしか。こっちは遠慮なくいくぞアキ!私のターン!バトル!地縛神Ccarayhua!アキにダイレクトアタック!」

 

「まずい!これを受けたらアキさんは負けてしまう!」

 

「アキ!」

 

「まだ諦めないわ!罠発動!ガード・ブロック!この戦闘で発生する戦闘ダメージを0にし、カードを1枚ドローする!」

 

「凌いだか。ならばカードを1枚伏せてターンエンドだ。(今伏せたカードは次元幽閉。どんなモンスターが来ようとこれで返り討ちだ。)」

 

「くっ・・・」

 

アキさん・・・ちょっときつそう・・・

 

「お前にこの地縛神を倒す術はもうない。サレンダーするんだ。私もお前をあまり傷つけたくないのだよ。」

 

「・・・・・」

 

「仮に私を倒したところで、お前に帰る場所はないはずだ。」

 

「・・・帰る場所ならあるわ。」

 

「何?」

 

「パパとママは私を許してくれたわ。それに、今の私には遊星や駆、留姫がいてくれる。私はもう1人じゃないわ!」

 

「アキ・・・」

 

「ディヴァイン!あなたのやることは間違ってる!サイコデュエリストはあなたの兵士なんかじゃないし、ましてや、戦争を起こそうとするなんてもってのほかよ!」

 

「・・・分かってくれないんだねアキ・・・ならば地縛神で倒し、もう1度洗脳してあげよう。」

 

「残念だけど、次のターンは回ってこないわ。」

 

「何?」

 

「ディヴァイン、仲間の絆は、時に新たな力をくれる。」

 

「新たな力?」

 

「アキ・・・」

 

まさか・・・

 

「見せてあげる!私の進化を!私のターン!魔法カード死者蘇生!墓地のブラック・ローズ・ドラゴンを特殊召喚!」

 

ATK/2400

 

「さらにチューナーモンスター、コピー・プラントを召喚!」

 

ATK/0

 

「いくわよ!Lv7のブラック・ローズ・ドラゴンにLv1のコピー・プラントをチューニング!」

 

「ブラック・ローズ・ドラゴンをシンクロ素材に!?」

 

まじかよ・・・ブラック・ローズ・ドラゴンが進化するのかよここで・・・

 

「赤き炎が黒き薔薇を包み込み、黒き薔薇は紅に輝く!シンクロ召喚!咲き誇れ!クリムゾン・ローズ・ドラゴン!」

 

ATK/2800

 

「く、クリムゾン・ローズ・ドラゴン・・・」

 

これが・・・進化したブラック・ローズ・ドラゴン・・・

 

「なんだこのモンスターは!?」

 

「これが仲間の絆によって進化した私の新たなエースモンスターよ!クリムゾン・ローズ・ドラゴンの効果発動!このカードのシンクロ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上のカードをすべてゲームから除外する!」

 

「げ、ゲームから除外!?」

 

なんつうカード・・・破壊じゃなく除外とは・・・

 

「やれクリムゾン・ローズ・ドラゴン!ローズ・ディメンション!」

 

「ぐっ!除外ではCcarayhuaの効果が発動できない!」

 

そっか、あの地縛神の効果は破壊されたとき、場のカードをすべて破壊するんだっけ。でも除外だかその効果も発動できない・・・決まったね。

 

「これで終わりよディヴァイン!バトル!クリムゾン・ローズ・ドラゴンでダイレクトアタック!この攻撃で過去を断ち切る!クリムゾン・ローズ・ブラスト!」

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁ!」

 

ディヴァイン LP2400→0

 

「アキ!」

 

さすがアキさん・・・あいつとの因縁、断ち切ったね。

 

「ぐぉぉぉぉぉぉ!」

 

ディヴァインは炎に包まれ、灰となって消えた。

 

「やったわねアキ。」

 

「えぇ、駆、留姫、あなたたちのおかげよ。」

 

「「え?」」

 

「あなたたちがいたから私はここまでこれた。2人がいなかったら私はディヴァインの言葉に惑わされて負けてたわ。」

 

「アキさん・・・」

 

「駆、留姫、あなたたちは、私の大切な仲間よ。」

 

「・・・えぇ。」

 

「勿論、ずっと仲間だよ。」

 

これで終わり。まだ日は沈んでないし、アキさんが塔を封印すればあるいは魔王が出ずに終わるかも・・・

 

という淡い期待は、

 

「ふっふっふ、ここから先は通さんぞ。」

 

塔の前に立ちふさがった1人の男により、打ち砕かれた。

 

「誰よあなた。そこを通しなさい。」

 

「嫌だね。我の名はザクエム。この塔の守りを任されているダークシグナー。」

 

「ダークシグナーだと!?」

 

まだいたとは・・・ダメだなこれは。今からデュエルするんじゃ確実に日が沈むまでに塔は封印できない。

 

「ダークシグナーなら私が相手ね。」

 

「待ってアキさん!」

 

「え?」

 

「このデュエル、俺がやる!」

 

「駆!?」

 

「あなたが?」

 

「今は違うとはいえ、元々シグナーだったし、アキさんはさっきのデュエルで疲れてるでしょ。」

 

「え、えぇ・・・そうね。」

 

「だったら私も・・・」

 

「留姫はだめ。そこでアキさんを守ってて。」

 

留姫はシグナーじゃなかったからね。

 

「・・・分かった。絶対勝ってよ。駆。」

 

「あぁ。」

 

「貴様が相手か・・・いいだろう、元シグナーということなら相手になってやろう。」

 

「さっさと勝ってそこをどいてもらうよ!」

 

そう言い、俺はデュエルディスクを起動し、デッキは死をかけてるということもあり、ガチデッキで・・・げ!ガチデッキがねぇ!そっか、ガチデッキはまだ家のバッグの中だった!仕方ない。いつも使ってるデッキでいくしかねぇか。

 

「いくぞ・・・」

 

「「デュエル!」」




駆「以上、第25話でした。」

留姫「そして今回のゲスト、もちろんアキよ。」

アキ「十六夜アキよ。よろしく。」

駆「まぁ見事に勝利して過去を断ち切ったね。」

アキ「あなたたちのおかげよ。」

留姫「それじゃあオリカの紹介をするわね。」

駆「今回の初登場オリカは1枚だけ。」

アキ「私の新エースモンスターよ。」





クリムゾン・ローズ・ドラゴン
炎属性 ドラゴン族 Lv8
ATK/2800 DEF/2200
チューナー+「ブラック・ローズ・ドラゴン」
シンクロ・効果
このカードはカード効果では破壊されない。
このカードがシンクロ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上のカードをすべてゲームから除外する。
1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外することで相手の場のモンスター1体を選択し、選択したモンスターを表側攻撃表示にし、攻撃力・守備力を0にする。





アキ「これが私の新たなエースモンスターよ。」

駆「強ぇ・・・」

留姫「カード効果で破壊されない効果もあったね。」

駆「最後の効果は守備力も0にすることができるようになったみたいだね。」

アキ「えぇ。このカードと共に、私の新たな人生が始まるわ。」

留姫「その前に立ちはだかる新たなダークシグナー・・・」

駆「まさかもう1人いたとはね・・・」

アキ「駆、頼んだわよ。」

留姫「絶対勝ってよ。」

駆「あぁ!そして次話が第1章最終話です!」

アキ「26話で終了なのね・・・リメイク前はどうだったの?」

駆「リメイク前の小説では29話で終わってます。」

留姫「リメイク前より早く終わってる・・・」

駆「リメイク前は1つのデュエルを2話に分けることが結構あったからね。」

アキ「その影響はあるわね。」

留姫「さて、その第1章最終話なんだけど・・・正直言うわ、期待しないで。」

駆「ちょっとね・・・最終話にしてはあっさりしすぎだし、デュエルもちょっとね・・・」

アキ「呆気なさすぎよねあれは。」

留姫「この話より先に出来上がったというのにね・・・」

駆「はい・・・ということで、第1章最終話は12月30日18時に投稿予定です。」

留姫「タイトルは『プリンセス登場!天敵を倒せ!』よ・・・天敵?」

アキ「駆にとっての天敵?」

駆「そうです。次話の相手が使うデッキは俺(&作者)が1度も勝ったことないカデコリーです。」

留姫「駆が1度も勝ったことない!?」

アキ「一体どんなデッキなのかしら・・・」

駆「それでは、次話もお楽しみに!」

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