明らかな蛇足と言いますかなんと言いますか、種明かしにもなれない様な話になっています。
もしかしたら、消すかも。
やあやあ(*´∀`)ノちーちゃん、久しぶりだね。
あれかな? 臨海学校以来かな?
あっははぁ、そんなに怒んないでよ。箒ちゃんに専用機を渡したのは、『そう決まっているから』渡しただけなんだからさ。
え? 何が『決まっているから』って?
それは言えないな~、ゴメンね。いくら、ちーちゃんの頼みでも、これだけは言えないんだ。
うん、そうだね。束さんは変われないんだ。変わったら、いけないんだよ。
ふっふ~ん、束さんにかかれば未来なんて、手に取る様に分かっちゃうのだよ。
何度も何度も繰り返して、見てきたからね。
世迷い言? そうだよ、私は世に迷って出てきた幸せ兎。
だから、幸せを振り撒くのさ。
それが私なんだ、ちーちゃん。
知ってる? そ~だよね~、ちーちゃんはそ~だもんね~。
ヒドイな、ちーちゃんは。私は狂ってないよ、狂ってるのは、この世界だよ。
そう言えばさ、ちーちゃん。ちーちゃん、結婚してたんだよね。
いや~、ちーちゃんが結婚出来るなんて束さんにも、予想出来なかったよ。
お相手は、あの人? ん~ふっふっふ、良いね良いね。幸せ全開だね!素晴らしいよ!
んあ? 井村? 誰それ?
あ~、あのゴミね。何だったっけ? 壊れたんだっけ、かわいそうにね~。
人形風情が調子に乗るから、そういう事になるんだよ。
治療? え~…………、良いよ!
他でもない、ちーちゃんの頼みだしね。
それに、私は幸せ兎だからね。奴の願いも叶えてやるさ。
まあ、それが奴の意にそぐわない型の願いでもね。
叶えてあげるだけは、叶えてやるさ。
かわいそうなかわいそうな、おもちゃの人形君。
がらくたの君には、似合いの様だね。
そうだよ、ちーちゃん! いっくんときーちゃんだよ! あのがらくたの話なんかしてる場合じゃないよ!
良いよね~、あの二人。実にラブくてさ!
あの二人の会話を聞いてると、胸がキューッてなるよね!キューッてさ!
おやおや? どうしたのさ、ちーちゃん。何で知ってる?
盗聴機でも仕掛けたか?
やっだな~、そんな物仕掛ける訳無いじゃん。
束さんはね、知ってるんだ。何度も何度も繰り返して聞いてきたからね。
ああ、そうさ。何度も繰り返してきた。
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返してきたんだよ。
だからね、ちーちゃん。束さんの『お話』は、これで御仕舞いなんだ。仕込みは上々、後は結果をご覧じろってね。
永かったなぁ、漸く此処に辿り着けたよ。二億回辺りから数えるのが辛くなっちゃって、諦めかけたりしたけど、私が諦めたら終わっちゃうからね。
ちーちゃんも、薄々気付いていたんでしょ?
束さんは…………
「馬鹿兎が、何が幸せ兎だ。馬鹿者が」
知っているさ、お前が普通でない事ぐらいな。私だってそうだ、薄くぼんやりと覚えている事がある。
「幸せ兎と言うなら泣くな」
まったく、手紙でも五月蝿いとはな。泣いてないとお前は言うだろうが、涙の跡くらい消してから言え。
「馬鹿者が」
なあ、束。また何時か、酒を呑もう。二人で騒ぎながら、な。
いや、山田君を誘うのも良いな、だとすれば更識姉妹やケイシーにサファイアも誘うか。
無論、奴等が成人した後でな。お前も奴等は気に入る筈だ。何せ、一夏の師匠達だからな。
だから、束
「跳ねるなら、帰ってこい。お前は兎だ、飛べはしないんだ」
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……自分を騙せ、世界を騙せってね…………
気取りすぎかな?