それでは、どうぞ。
『朝日が空を照らすまで』を読んでいただき、ありがとうございました。今回は射命丸文さんの話でしたね。胸糞話が多いこのシリーズの中でも、結構心温まる話になったのではないかと思います。
【解説】
自分で立てないほど衰弱した葵ちゃんは、文との約束を守るために、自分そっくりの双子の妹に頼んで代わりに約束を果たしてもらった……というのが答えです。
次に文章中のヒントについて
まず初めに、葵ちゃん(妹)が文に初対面のような態度をとっていたこと。実際に葵ちゃん(妹)は、文の顔を知りませんでした。ただ、姉から約束については聞いていたので、文が姉の親友だということは知っていました。
次に、花火のシーン。葵ちゃん(妹)は文に対して死者の行き先について問いますが、これは葵ちゃん(妹)が死にかけていた姉のことを考えた上でのセリフです。姉が死んだら何処に行くのか、気になったのですね。因みにここら辺のセリフはジョースター様のアイデアを参考にしました。葵ちゃんが幽霊だと思った方は、まんまと罠に引っかかったわけですね。
最後に、紅い宝石のペンダントについて。半分に割られていましたが、あれは双子で半分ずつを分け合っていたからです。いわゆるペアネックレスっていうやつですね。勿論幻想郷にそんなものあるはずがないので、外の世界から流れ込んできたという描写を加えました。
また、葵ちゃんは遺言を残していますが、あれは「私との約束を守ってくれて『ありがとう』」という意味です。紅いペンダントを文に託したのも、自分の代わりに妹をよろしく、みたいな感じです。
……と、解説はこのくらいですかね。本文中にはまだまだ仕掛けはありますが、全部説明しているときりがないですし、私も少しうろ覚えになってます(おい
いやー、我ながら結構いい話です。本当は文と葵ちゃんが夢について幸せそうに語り合っているシーンや、死にかけの葵ちゃんが涙ながら妹に自分の夢を託すシーンなんかも書きたかった……。まあ、そこまで行くと最早謎解きではなく、ただのお話になるのでやめましたけど。この話だけは謎解きでなくてもよかったかなーって思います。手伝わせておいてこんなこと言うのは、失礼ですね。すいません。
◇ ◇ ◇ ◇
毎度恒例、雑談という名の字数稼ぎです。これ読んでくださってる方いるのかな……? まあ、スルーしてくださっても全然問題ないですけどね。
今回で分かったのですが、多分、私が難しいー、これ絶対解けないだろー、って思っても探偵様方は余裕で解いてくるのですね。しかも感想欄ではフルボッコにされる始末です。余裕でオーバーキルですよ。私のライフポイントは既に0を下回ってます。
ただ、私としても、これ以上の難易度で書くことは、まあできなくはないのですが、それでも少し罪悪感がありました。謎解きですので、読者様に解いてもらってなんぼですからね。……ただ、このままではいつまで経っても読者様に勝つことができません。
……ていうことで、いつか必ずヤバイやつを投稿します。
どうせまたフラグなんでしょ? って思ってる皆様の心の声が、私のサードアイから聞こえてきます。私は本気です……多分。それがいつになるかは分からないですが、まあ今のうちに首をゴシゴシ洗剤で洗って、ちゃんと綺麗に乾かしてから待っていてください(震え声)。
それでは、ここまで読んでくださった方、もしいらっしゃれば本当にありがとうございました!
次回は魔理沙さんの話になると思います。投稿は来週の日曜日辺りですかね。楽しみに待っていてくださると幸いです。