あの日から8年が経った。行く当ても無く、頼る当ても無い状態がある意味良かったのだろうか、悲しむ前に生き残る事を優先して生きてきた。そして、何気に旅人になって楽しんでいた。
まぁ取り敢えずこの8年間の事を簡単に話そう。
8歳の時
近くの村に行ったがコダ村状態だった為、食料とお金を確保。そのまま更に北へ向かう。
北方要塞に着いた為其処で暫く居つく。そして土竜の牙を売り払い暫くの路銀にする。そこで槍の道場があった為見学する事にした(無断でな)。勿論トリプルブースト使用しての見学だ。次いでに槍を買う事にした。そして思い出しならが槍を振るう。
しかし、師範の人に見つかり説教を受ける。だが負けない。
更に繰り返す事15回、遂に見学許可された。粘り勝ちである。トリプルブースト使って筋肉の動き、バランス、型、きっちり覚える。
そこにヌマ・セイカという北方要塞の王子が来た。王族とかびっくり!何でもこの道場のもと師範だとか何とか。槍を持てば全戦全勝だとか。1人づつ対戦して指導していった。俺?見学だけだしね。しかし、声を掛けられる。
「君はやらないのかな?」
「お金払ってないので見学だけです」
と返事した。が、ついでだから手合わせしようと言われたので了承。
トリプルブースト使うも結果惨敗。しかし、素質があると言われ連行される。それから1年半みっちりしごかれる。
10歳の時
何とか北方要塞から脱出し東の方へ行く。取り敢えず海があるので釣りがしたい。
道中盗賊や危険種が出たが問題無かった。寧ろヌマさんと愉快な仲間達(家来の方々)の方がヤバい。
港に着いたので釣りしてたら近くで剣の稽古してた。それも見学してみた。
しかし即行でばれたが、「まとめて面倒見てやるから来い!」と言われたので行きました。
ブースト無しでの手合わせをした。しかし結果惨敗。特にパワー負けが半端ない。まぁ子供だから仕方ないか?後ブースト頼りがヤバい。
12歳の時
南の方へ向った。道中はやはり盗賊と危険種と出会った。治安悪過ぎ。
そして何か戦闘民族と出会った。やたらテンション高かった為俺も同じくテンション高くしてみた。
………何故か仲間入りした。
しかし、ここの人達の戦い方はヤバい。色々野生的で攻撃的、更に疾い動きで見失う。特に赤い奴がヤバい。いつも「ミジュク!ミジュク!クハハハ!」と小馬鹿にする。いつか締める。
13歳の時
帝国に反旗をだすと言い出した。いや、最初から出てたがだいぶ大きくなって来た。
こんな少ない戦力じゃあ無理だと言ったが、地の利は我々に有る!と言って聞かない。そもそも防戦がメインなら消耗するだけだ。
取り敢えず死にたくないので、西に行くと伝えた。特に引き止めはなかったが、見送りもなかった。そりゃそうだよなぁと内心溜息つきながら移動してたら頭に衝撃が走った。
「ククククッ。ミジュク!ミジュク!」
まさかヘンターさんからの見送りがあった。更に、
「オマエ、マダヨワイ。チカラナイ。ダカラスピードヲイカセ。コレヤル」
そう言ってククリナイフを2本くれた。べ、別に嬉しくなんて無いんだからね!しかもアドバイスまでくれるとか…。ちょっとだけ泣いた。
何気に他の人も見送りに来てくれてた。だから俺は、
「ありがとうございました!!!さようなら!!!」
感謝の気持ちともう二度と会えないだろうと思う気持ちを大声に出した。鼻声になってたが仕方ない。
正直悔しい、死に行く連中を止めれない無力が情け無い。でも、それでも、生き残って欲しいと神様に祈るのは自由の筈だ。
悲しさと悔しさを吹き飛ばしたくてフォーブースト使って西に向った(アクセルブーストは修行継続してます)
そして14歳の時、革命軍に所属する1人のお姉さんに出会う事になる。