「それじゃあ真君。昨夜のパーティで出会った人達の事を、思い出せるだけ書き連ねてください」
「はい! 名前と所属や役職だけでしょうか?」
「いえ、役職はもちろんですが、何よりも気にかかった所や特徴を添えてください」
「特徴……ですか」
「ええ、顔立ちや仕草……身に着けていたものや、あるいはよく見ていたものなど、思いついたことは全てです」
浅見探偵事務所にいくつかある会議室の中でも、特に狭い会議室は、今では講義室という別名がつけられていた。
主に、恩田や安室がバイト組の座学に使ったり、時には学校の宿題や授業の解説を行ったりする部屋である。
今はここ最近でもっとも多い使用用途である、恩田遼平による京極真への座学室としての用途を果たしている。
「今は名刺交換は当たり前ですし、やろうと思えばネットですぐに顔を調べられますが……覚えようとしなければいざという時にやはり頭の中から出てこない物です」
京極は敬意に満ちた真っすぐな目で講義をする恩田を真正面から見ている。
この目が、恩田はひどく苦手だった。
自分がすごく偉い人間になったような――実際なっているのだが、そのような気がした次の瞬間、自分が舞い上がってしまって身の程を弁えない行動をとってしまうんじゃないかと常に恐れていた。
「だから、相手の事を印象と共に強く記憶しておこうとするのは、ビジネスの世界においてはとても大事なことです」
「恩田先生がいつもおっしゃる、一期一会ですね?」
「はい、一期一会。それを決して忘れないでください」
「おっ、今日の講義は終わりかい先生」
「初穂さん。どうも、その呼び方は……」
「ハッ。実際今度偉くなるんだから慣れておきな。専務」
「ハハ……。はい、肝に銘じておきます」
講義が終わり、京極が執事が運転する社用車に乗り込む所まで見送った恩田が飲み物を取りに入った談話室では、すでに初穂が仕事終わりの一杯を楽しんでいた。
「初穂さんは、今日は事務所にお泊りで?」
「ああ、明日は朝一で鈴木や長門、常盤財閥との例の件に関する打ち合わせでね。今日までずっと金山や沖矢を働かせて準備させてたのさ」
「すみません、お手伝いできなくて」
「気にしなさんな。アンタもやっかいな女を口説くために色々忙しかったんだろ?」
「正確には、口説き落とす許可を得るため……ですが」
恩田は半開きになっている自分のワークブースの中で山積みになっている書類や資料の山にチラリと目をやる。
可能な限りペーパーワークは減らすべきだとしているのだが、恩田にはそっちの方が合っているのかなかなか減る様子はない。
「恩田」
「はい」
「鈴木の動きはこっちでなんとか止める」
恩田は目を少し細めて、初穂を見る。
「もしアンタがシンシアって女を取り込んでこっちの体制に組み込むことが出来れば、ウチの隙はだいぶなくなる」
「……ええ、鈴木財閥が我々をあくまで自分たちの下として取り込みたいのならば、今が最後のチャンスでしょう」
「感謝しな、鈴木の息がかかった連中の動きはこっちで抑えていたんだから」
「いつもどおりメディアを使った攻撃ですか?」
「加えてやっかいな所も……まぁ、そっちはジョドー達執事がどうにかしてる」
仕事の時に頼んだ、もう温くなった渋いコーヒーを数口喉に流し込んで、初穂は肩をすくめる。
「鈴木――多分、会長夫人が主流だろうけど、なんとかここで時間を稼ぎたいって所だろうね。今の金稼ぎの戦略の起点になるのはボスかアンタ」
「では、所長や自分に負担をかけようと?」
「ま、いろいろ用意してるみたいだけど、アタシや秘書の
「……万が一、それでこちらに損害が出たら」
「
初穂は足を組みなおしながら、椅子ごと恩田の方へ身体を向ける。
「そもそも、今のウチらじゃあちょっとやそっとの損害なんてダメージにゃならんさね。たとえ鈴木が本腰を入れても……あぁ、いや違う。そもそも、鈴木が本気でこちらを攻められないようにボスやアンタは動いてきたんだろう?」
「それは……ええ、はい。その通りですが」
「アンタの代わりまんまってわけにゃいかないけど、リシも育って来てるし空手坊やもお偉いさん相手の対応くらいなら出来るまで育ったんだろう? まぁ、それが鈴木の攻勢の原因だろうけど……」
「? 次代の鈴木にふさわしい人材の育成が……ですか?」
「出来ちまいそうなのが問題なんだろうね」
初穂は再度、恩田の仕事の書類の山を見る。
少なくとも、入ったばかりの恩田では絶対に潰れていただろう量を。
「金の卵を産むガチョウはビジネスの例えでよく使われるだろう? そこに、ウチのボスは金の卵を産むガチョウを育てちまった」
胸ポケットからタバコの箱を取り出し、一本取りだした初穂は立ち上がりながらその一本で恩田を指す。
「アンタさね」
「……自分は、まだ初穂さんや皆さんに尻を蹴り上げられてどうにかもっている身ですが……」
「アンタの感想はともかく、周りからみりゃアンタも十分バケモノさ。だからボス共々女あてがわされそうになってるだろう?」
「えぇまぁ……。正直、勘弁してほしいんですが……」
本人は理解していないが、恩田の周囲からの評価がジリジリ上がっている理由の一つに、まだ若いのにこういった罠に一切引っかからず、綺麗に躱し続けているからというのも大きかった。
「おまけにアンタも自分の弟子の教育に成功しているだろ? アンタだけじゃなくて他の連中もだけど」
「沖矢さんは遠野さんを、初穂さんはリシさん、瀬戸さんは黒羽君、樫村さんは金山さんと……なるほど、確かにそうですね」
所長である浅見も、組織が大きくなっている現状で幹部クラスの人材が足りていない事が気になっていた。
ここ最近、バイト組も含めて教育に時間を割いているのは、そういう対策のためでもある。
「あのおっちょこちょいの瑛祐も、実質ボスと安室の弟子だからね。真純と合わせて」
「……最近、体力作り頑張ってますよね、瑛祐君」
「それでもちょいちょい転んで擦り傷作ってるあたり、おっちょこちょいが直るにはまだまだ時間かかるだろうけどね」
肩をすくめる初穂と、それの前に立つ恩田は揃って苦笑していた。
「いいかい恩田。どこの世界でも、人材を作れる人財はなによりも貴重で高価なのさ。身辺にはこれまで以上に気を付けなよ?」
「はい、肝に銘じます」
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
〇7月11日
最近、俺や所員のメンバーになにかしらの高額商品を買わせようとする連中がチラホラ出てきている。めんどくせぇ。
基本的には所員にそれぞれ任せるし、実際恩田さんは今度馬主になるかもしれないと久々に仕事以外でワクワクしてるし別にいいんだが……妙な営業攻勢はホント止めてくれ。うっとうしい。
保険なんかに関してはこちらで買収してジョドー達執事の内偵監査をパスした所に基本皆入れているのだが、それでも営業電話が毎日毎日かかってきやがる死ね。
もっとも、中にはそういう人間にも真っ当な人間はいるものだ。
デカくなった家や越水の会社、それに事務所を多少は飾ろうとしていたら、カメラマンの宍戸さんから八神圭一という画商を紹介してもらったのだが、これがまぁ大当たりだった。
こっちの飾りたい絵のイメージを一生懸命聞いて、ピックアップした商品の原寸大複製ポスターのサンプルを作って運んできては、実際の顧客の感想やその場のイメージなどをキチンと確認してくれる。
こういう、金を儲けようというよりちゃんと物を売りたいっていう印象の人は大事にしよう。
とりあえず八神さんは今後ウチのお得意にしておこう。
いやホント、こういう商売人とは仲良くしておいて損はない。
〇7月13日
夏美さんと真悠子さんの洋菓子店だが、中々に好調だ。
日売テレビに滅茶苦茶売り込んだ甲斐はあったか……。いや、よかったよかった。
敏腕ショッププロデューサーとして有名な真悠子さんと、夏美さんのパティシエとしての腕前なら失敗はないと思っていたけど、こういうのは運もあるからなぁ。
美人の顔を曇らせるわけにはいかん。しかも自分にとって姉さんみたいな人は特に。
それにしても、飯盛さんの洋食店があって、近々亀倉さんの和食店が出来て、そして夏美さんの洋菓子店がある。
……酒造にも手を出してみるか?
いやでも許可諸々……以前に人材がないか。
なら、どこかと契約してみるか。
とりあえず面白そうな個人醸造している業者を探して……しばらくは酒場巡りだな。
たくさん色んな酒を楽しむことになるけど仕事だから。
仕事だから仕方ないよね。
〇7月15日
美味くて珍しいビールをたくさん出してくれるというペンションの話を聞いて顔を出したら、突然殺人事件に巻き込まれた件について。
おかしい、コナンも安室さんも――というか探偵役誰もいなかったのになんでだ……。
一緒に来ていたのって探偵要素全くない、元宝石泥棒現調理師の亀倉さんだけだぞ……。
探偵役呼び寄せようにも遠いし、そもそも運悪く全員出払っていたし……。
いやはや、無事に解決できて本当によかった……。
誰もいなくて冷や冷やしたけど、事件の大本だった七年前の強盗殺人犯を逮捕できた。
加えて、腕の立つフリーのウェブデザイナーやライター、刑事とも知り合えたし、なにより美人が経営するいいペンションを知れた。
今度からここ、ちょくちょく顔を出そう。次は安室さんとかキャメルさんと一緒に。
特にキャメルさんはここ絶対気に入るはずだ。酒も美味いし料理も美味い。
オーナーの一人娘の
周辺の子供連れて遊べる所調べておくか。
〇7月16日
先日の事件で知り合ったフリーライターの
なんせ元脚本家だからな。構成作家も揃いつつあるし、そろそろ本格的に動いてもいいだろう。
ホームページ以外にウチ独自の情報発信手段が欲しいと次郎吉の爺さんと色々話していたところ、衛星放送の局を作ることになった。
自前のGPSが欲しいと思っていたのでちょうどよかった。
可能な限り早く衛星打ち上げよう。一応ハワード・ロックウッドの遺産もあるし運用は出来る。
ついでに衛星放送で自前の番組とかを持てば、視聴率はともかくウチのプロダクションの仕事は用意できるだろう。
後はどれだけ、他を巻き込んで抜け出せなくするかだなぁ。
話を持ち掛けてきた鈴木はもちろん、できるだけ他の家も巻き込むか。
まずは長門グループに話を持ち掛けておこう。
娘同然の幸さんを預かってるんだし、実質一蓮托生と言っていいだろう。
絶対損をさせるつもりはないし、そちらに損害出たら補填するから。
それくらい
〇7月17日
長門グループ現会長の長門道三氏は、重い病気で寝たきりである。
うん、それは知ってた。
息子の件も色々あって、跡取りっていうかグループの後継者に困ってるのは分かる。
うんうん、めっちゃ分かるけどさ。
自分の死後、グループの実権を俺に預けるとかいきなり馬鹿を言うんじゃない!
貴方が病死する前に俺の心臓がまた止まるかと思ったわ!!
しかもすでに娘さん達周囲の説得終わらせやがって! 一番肝心な俺が何も聞いとらんわ!!
マスコミまで用意して逃げ場塞ぎやがって!
衛星事業の件の宣伝の仕込みかと油断してたわクソ!
カメラの前で涙流しながら「君に託したい」とか言われたら断れんじゃろがい!
くそ! 寝たきりの老人悪く言いたくないが会長! アンタに人の心はあるのか!?
見ろ! テレビはどのチャンネルも幸さんが俺を燃やした事件からの長門グループとの付き合いうんぬんを散々掘り返されて衛星事業の件が次元の彼方に吹き飛んでるじゃねぇか!
〇7月20日
くそぅ、本当なら今頃月末報告会の用意しながら子供達をどこに遊びに連れて行くか考えていたはずなのに……例によって例のごとく事務所周りはメディアの数すげぇ……。
ウチ用の記者クラブが出来てそこそこ経つはずだけどなぜこうも混乱するんだ。
整理に奔走してる警察官の人たちにはもう、マジで申し訳ない。というか、感謝しかない。
恩田さんも初穂も、本当に申し訳ない。安室さんも沖矢さんも……まぁ、今回の件でお給料また上げられるからなんとかそれで許してほしい。
探偵事務所の仕事としては、武器密輸品の流れから、なんとか犯行前に強盗グループを捕捉、実行に移す直前に瀬戸、遠野のミズキシスターズがカゲと一緒に拘束して警察に突き出してきた。
うん、遠野さんもロシア、ヴェスパニアを乗り越えてから頼もしくなってきたな。
最近忙しくて中々顔を出せていない瑞紀ちゃんも、自分の予備として快斗君の教育しっかりやってるし。
唯一気になるのは一番の新入りの青子ちゃんか。
なんかすっごい瑞紀ちゃんのこと気にしてるというか、警戒してるっぽいんだよなぁ。
まぁ、瑞紀ちゃんは快斗君が気になっているようだし、仕方ないか。
〇7月30日
乗り切った、なんとか乗り切った。
この一週間ちょいで五、六時間程度しか寝られなかったが、どうにか乗り切った。
ちくしょう、長門グループの一件に加えて新規事業の計画書やら申請書の手続きに怪我して入院という口実で傘下の病院に探り入れてくるFBIの対処に駅周辺もろともウチを吹き飛ばそうとした蜘蛛との戦闘やらで大変だった……。
もうちょっと水分と栄養補給して頭がハッキリし始めたら仮眠室の様子見てこなきゃ。
誰か冷たくなってたりしないよね?
緊急医療班が詰めてくれているから大丈夫……なハズ……。
皆一応倒れた時点で点滴受けてたし……うん……。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「画期的なダイエットね。一週間で5キロ痩せるなんて」
「笑えねぇ……笑えねぇよ志保……。いや、マジでこれまでの修羅場の中で一番死ぬかと思った」
「そりゃそうでしょう。はい、前に阿笠博士と作ったサバイバルキット用の栄養サプリよ。これ飲んだら、私のベッドでいいからまた横になってなさい」
「サンキュー、そうさせてもらうわ」
三月辺りから日常になった志保による追加定期健診……も、ここしばらく受けてなかったなぁ。
ひんやりした小さい手で体のあちこち触られたり押されたりするのも久しぶりだ。
「お前、普段からこんな感じなのか?」
普段は自分と志保しか来ない偽装ラボだけど、今日は珍しくコナンもいる。
というか、コナンも普通にここに入れるようにしてあるんだけどなぁ。
いざってときの避難所になるし。
「まぁ、普段から怪我はしやすいから。一応医者の定期健診も受けているけど、それとは別に志保にも頼んでいるんだよ。医者には言いづらい怪我もあるし」
「言いづらい怪我?」
「事件になる前に治めた案件での名誉の負傷」
「すでに傷害事件じゃねーか!!」
まぁまぁ。まぁまぁまぁ。
「――ったく。……にしてもお前、マジで痩せたな」
「おう……マスコミの攻勢が酷くてちょっとな」
「例のCIAのアナウンサーが皆を焚きつけたんじゃないの?」
「………………あれ? これひょっとして新手の暗殺受けてた?」
志保の言葉に、目から鱗が落ちる。
そうか、これ攻撃の一種だったのか。
「ま、単純にいつもあなたに無茶を振られる意趣返しって可能性も十分にあるけど?」
「むしろそっちがメインだろ。ま、おかげで大変だったみたいだけどさ」
……大変?
「マスコミに振り回されてお前が死にそうになってる時、あの人いい笑顔でアナウンスするから――」
「おい……まさか熱愛報道の理由それか!!?」
馬鹿か!? 馬鹿なのか!?
「いやまぁ、実際お前怜奈さんとよく一緒にいただろう? 週刊誌とかでもスッパ抜かれてたし」
「いつも大体他の女優やら歌手と一緒だったろうが……ヨーコさんとか」
「その面子で、いつも怜奈さんが固定メンバーだからじゃねーか?」
「実際用があったのは水無怜奈で、他の面子は二人っきりじゃないっていう証明と言うか、言い訳だったんじゃなくて?」
ぐ、ぐぬぬぬぬ。
なまじ志保の言う通りだから言い逃れしづらい。
「コナン、なんかいい鎮火方法ないかね?」
「俺に聞くなよ……。っていうか、芸能とか報道関連はお前の方が詳しいんじゃねぇか?」
「仕事に関わっている人間ならともかくなぁ……。志保、お前は何かある?」
「ただの小学生に無茶な質問しないでよ」
ツッコミ待ちか?
そういう意味を込めて志保を見るが、鼻で笑われるだけであった。
ちくしょう。
「話を変えよう。コナン、お前が書いてる俺達の事件の話、本になるんだって?」
「あぁ、父さんの担当の一人が興味持ってさ。もちろん詳細な内容は誤魔化すし、著者名もペンネームでだけどな」
「ふーん。ペンネームはもう決めてあるのか?」
「一応。『和田進一』にしようかと思ってる」
「……お前の本名混じってて大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫、まず漢字が違うし、それに調べれば分かる人には分かるからよ」
「調べれば?」
「ああ」
コナンが今やっているのは、父親の優作さんの添削を受けた原稿のチェックだ。
その赤字だらけの原稿が入っていた封筒に『和田進一』と漢字で書いて見せたコナンは、また原稿のチェックに入りながら、
「和田進一ってのは、明治時代に翻訳されたシャーロック・ホームズの物語でのワトソンの名前だよ」
「……日本人ってことになってたの?」
「ああ、舞台も日本って事になってたんだ」
「それで緋色の研究とかどう訳したんだよ」
あれ、確かイギリスとアメリカを股にかけた復讐劇だったろ……。
もう素直にそのまま日本語にした方が楽だと思う……いやそうか、明治時代だと欧州の文化や風習が一般大衆に理解できねぇからか。
「ねぇ、工藤君」
「ん?」
「つまり、平成のホームズと言われた貴方の本名は実質ワトソンを示していたって事?」
「だから漢字が違うっつーの」
「え、ええ……」
「というか、要は俺が書いた作品じゃないって今は誤魔化せればいいんだから、別に意味なんてねーだろ?」
「……そうね。ええ」
「本当に、それだけならいいのだけど……」
ピスコがアップを始めたようです
《本日のrikka事件録》
『消えた名画の秘密』
File536(アニメオリジナル)DVDPART18-3
アニオリでコナン達が出会った登場人物が死ぬパターンは、大体殺人か事故のパターンがほとんどですが、病死というパターンはすごく珍しいかもしれない。
私rikkaの印象に残っているのは、現場と顧客と上司の三すくみでどうしようもなくなる不動産会社の社畜さん……。
途中放火未遂を起こしますが……気持ちは分からんでもない。
こういう方向性でかわいそうなキャラ、長いコナンの歴史でも相当珍しい気がする。
『7年後の目撃証言』
File905~906(アニメオリジナル)PART28-2
ペンションオーナーの
いやホント、奥さん美人なんだよねぇ。
キャラデザインかなり気に入っている。
肝心のストーリー、事件も私好みの本格仕立て。
前後編に恥じない素晴らしい仕上がりになっております。
今回出さなかったけど、この話に出てくるアニオリ刑事の村松誠、結構好きなんですよね。
適度にゴツくて適度に渋みがあって、無能感はないけど探偵の引き立て役をキチンとこなすという名刑事っぷり。
七年前は杯戸署だったらしいので、機会があればまた異動という事で警視庁か杯戸署に来てもらうかもしれません。
P.S.
このエピソード、使うには今しかないと思った理由なのですが……
名前も出てきた
徐 福 ち ゃ ん です。(FGO)
いや、自分も実装時に調べて偶然知ったのですが、これは使うのは今しかねぇ! と投下。
このペンション、一年に一回くらいなんらかの形で出そうかなぁ。
酒が上手い美人未亡人が営業するペンションとかフック多すぎるわ