平成のワトソンによる受難の記録   作:rikka

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132:凶刃

「最後のコクーンのメンテナンス以来になりますね。お久しぶりです浅見探偵、コクーン開発責任者の樫村です」

「ええ、お久しぶりです。いつも無茶を聞いてもらってすみません」

 

 俺と七槻がそつなく参加者の挨拶に対応して、桜子ちゃんがフォローして長引きそうなら哀の子供ムーヴで適度に切り上げて早めに撤退。どうにか時間には間に合った。というか相手が少し遅くなってた。

 

「遅くなって申し訳ない、聞き分けのない子供がいたので、注意していたら少々時間がかかってしまいまして」

「子供? ひょっとしてこちらの――」

「ああ、いえ、違います。むしろ貴方の影響を受けた子供たちは皆元気はあれど礼儀はキチンとしておりました。特に、貴方の側に控えていた少女は素晴らしい。他のお偉方も、御自身のご子息にはキチンと公衆道徳くらいは教えてもらいたいものです」

「ええ、まぁ……あの子は以前苦労していたためか、預かってからは大変聞き分けのいい子で。……出来るならもう少し甘えてくれてもいいと常々……」

 

 嘘である。

 確かに聞き分けはいいが同時に恐ろしく我がままだし口うるさいし最近じゃあ酒だけじゃなくカロリーも計算され始めてるしそもそもアイツ子供じゃねぇし。

 

 ただまぁ、ちょうどいいからこの機会にアイツのカバーストーリー補強しておこう。

 灰原哀は、以前はアメリカの日本人学校に通っていたが、アメリカの人気子役、グレース・アイハラに顔立ちから育ちまでそっくりだったせいでイジメに遭っていた所、資産家の両親が事故死。

 そこで、ちょうど両親から相談を受けていた鈴木相談役を通して浅見透が預かった。……という形になっている。

 これを一応の真実としたうえで他にも数本、裏が取れそうで取れない下世話な噂を何本か流している。

 

(ハッキリ言わなくても、それとなく匂わせておけば雰囲気で皆都合のいい方に信じてくれるだろう。組織が裏取り始める可能性もあるけど、その場合は確実にこっちの網に引っかかるし)

 

 コナンもそうだけど、小さくなった人間はどっかで組織の人間に見つかる。あるいは見つかりかかるイベントは絶対にあるハズ。

 特に志保の場合は組織からの逃走者だ。

 絡む話は絶対にある。

 薬の作成者って話も含めると、見つかるのは体が戻る時と見た。

 

 そのタイミングを見極めれば、上手く組織を釣り上げて情報を入手できるかもしれん。

 あるいは組織絡みで死亡フラグあるかもしれん志保の代わりに、とりあえず俺が死にかければなんとかなるだろう。

 多分、『灰原哀』は大丈夫だろうけど『宮野志保』の時はどうなるか分からん。

 

 ……樫村さん? なんかすっげぇ温かい目で見られても困るんですけど。

 

 なんか微妙な空気になったと思ったら、外から変な金属音がした。

 一緒にしたのは……ゴムの弾む音? 誰かこのお偉いさんだらけの室内でボール遊びやってんのか。生き方ロックすぎるだろ。

 

「あの子供たち、また懲りずに……」

「ひょっとして、ここに来る前に注意したという?」

「ええ……。有名狂言師や銀行の頭取、果ては警視副総監のお孫という話ですが……。目を覆いたくなりますね」

 

 あーーー、そういうタイプの子供。しかも複数か。

 三人組の生意気な子供……。で、こっからはコクーンのテストプレイ会。

 ……んんん??? パーツ的にこれと殺人が組み合う?

 

(どういう方向になるんだコレ?)

 

『メアリー、ジョドー、不審物の気配は?』

『ない。会場はクリーニング直後と全く変わらない』

『旦那様、こちらもでございます。不審なモノは発見されておりません』

『……わかった。そのまま警戒を続けてくれ』

 

 爆発物なし、か。 

 コクーンみたいな大掛かりなものが関わってくるなら『恒例の爆弾祭り! 殺人もあるよ!』の合図だと思ってたんだけど……派手になる要素がコクーンそのものしかない。

 

(……となると、今回はコクーンの中での殺人?)

 

 確かにコクーンならド派手な爆発とか施設の崩壊とか思うままに出来る。

 ただ緊迫感が出るか? ストーリー的に。

 うーん……。樫村さんに例のシステム渡したら、すぐに金山さんと合流して一応システムチェックしておこう。

 事件を解決しなければ全員死亡みたいな変なゲームを仕掛けられるみたいな可能性もある。

 その場合、そんな遠まわしなテロやる奴は一体誰なのかって話になるけど……。

 

「ともあれ樫村さん、こちらが例のシステムプログラムです。お受け取りください」

 

 枡山さんから面倒な紆余曲折を受けてこちらに届いたDNA探査プログラム。

 そしてそれに対して注意を払っている樫村さんとトマス・シンドラー。

 こっちも火種の予感はするんだけど……。

 

(コクーンが関わらないルートは多分ない……と思う。参列者の豪華さから見ても、ちゃちな殺し程度じゃあない……ハズ)

 

 もしこの面子で舞台がゲーム会場じゃなくて豪華客船とかだったら、間違いなくタイタニックよろしく沈没するわ。

 お偉いさんっていうのはこういう現場じゃ緊迫感出すためにビビって取り乱すのが当てはめられた『役』のハズ。

 あんまこういう言い方もどうかと思うが、なんか偉そうな人があたふたするか、あるいは怖がる姿ってのは娯楽の中にありふれている。

 で、今回の舞台を構成するパーツを考えると……

 

(やっぱ子供か?)

 

「浅見探偵、これをあの枡山会長――失礼、元会長から渡されたというのは本当なのですね?」

「えぇ。口にすることはできませんが、ある人物の血筋が物事を左右する事態が起こりまして……その揺さぶりのために出元を偽装して私に……」

「……もしや、ロシアの一件は」

「どうか、詮索はご遠慮願います」

 

 夏美さんの一件に関しては完全に部外秘。ウチの中でも最重要機密事項だ。

 変に血筋の事がバレる――というか広まると面倒な事になる。

 

「……分かりました。これ以上は詮索いたしません。」

「感謝いたします。それで。こちらが本題のモノなんですが」

 

 DNA探査プログラム。先日の電話での話し合いの時に樫村さんから是非にと言われて、コピーはしてある。

 これ、正直すっごい便利なんですわ。

 元鑑識の槍田さんも絶賛していた一品。ウチの戦力になりうる物なら確保しておきたい。

 

 樫村さんも、こっちが持っていた方が何かと役に立つハズだと言ってくれた。

 

「あぁ、コピーの方で結構です。物は変わりませんし、一番使うだろう貴方がたが持っていてください」

「えと……よろしいのですか?」

「ええ、複製といいご迷惑をおかけしますが」

「? いえいえ、こちらにとっても有益なものですし……ですが、よろしかったので? 大切な商品だと思っていたのですが……」

「いえ、それは私の作品ではなく……」

 

 

 

 

 

「息子の遺作なんです」

 

 

 

 

 

 鈴木家の面々といい、一応は二十歳(ハタチ)の若造にクッソ重いモンほいほい渡すの、皆止めません?

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「というわけでとりあえず話は終わり。いったん樫村さんがシンドラー社長と二人で話し合うから、パーティ終わったらうちのコクーンの事も含めて改めて話を聞きたいってさ」

「思っていたよりもあっさり終わったわね」

「……なぁ、紅子さ」

「なにかしら?」

「せっかくのパーティなんだし、別にいつものスーツでなくてもよかったんだぞ? なんか皆着こんできてるけど」

 

 樫村さんと別れたあと、見回りも兼ねてあちこちで色んな人に挨拶している所員の様子を確認しに行ったら、真っ先に紅子が目に付いた。

 まさか一人でいるとは思わなかったな。

 おかげで色んな人に声かけられてたけど。

 

「あら、今回の主役はあの機械仕掛けの繭でしょう? 私が着飾る時は自分が主役の時だけよ」

「そうなの?」

「えぇ。だって主役を超えて輝く美女……なんて、悪趣味でしょう?」

「……いい性格してるよ、お前ホント」

 

 スーツ姿でも、そうやって壁に背を預けて腕組んでるだけで絵になる女だから尚更だ。

 黒羽君も来れればよかったのに。

 

「ところで、瀬戸さんはどうしてるの?」

「あぁ、お偉いさんのお孫さん達の中に瑞紀ちゃんのファンがいたらしくてね。ほら、下のレストランに来た時のショーで」

「あぁ、マジシャンとしてね?」

「そそ、で、今真純と瑛祐君を助手にして即興劇やってる」

 

 今では完全にウチの主力の瑞紀ちゃんだけど、やっぱり根っこはマジシャンだ。

 外から見れば一発で分かる簡単なコインマジックでも、目の前で喜んでくれる子供たちのために全力で演じていた。

 真純も彼女の事を気に入っているし、瑛祐君はこっちに来たばかりの頃から瑞紀ちゃんとは仲が良い。

 

「今度ご褒美に舞台の仕事増やしてあげなさいな」

「それご褒美になるの?」

「えぇ、大喜びするわ。きっとね」

「そうかぁ。でもここ最近仕事で大分疲れてるみたいだしなぁ。……黒羽君と組ませたら負担減るかな?」

「駄目よ止めなさい。それだけは絶対に止めなさい」

「……ダメ?」

「良くないことになる」

「そんなに?」

「黒羽君が死んじゃうわ」

「そんなに!?」

 

 死ぬレベルとかマジかよ。

 理由を聞いてみたいけど、瑞紀ちゃんと紅子が二人とも気に入っている黒羽君だしなぁ。

 深い所まで踏み入って馬に蹴られるのは勘弁だ。

 下手に足突っ込んで泥沼化とかしたら、俺首吊るレベルで後悔しちゃう。

 

 紅子に瑞紀ちゃんに青子ちゃんか。黒羽君もやるなぁ。バレンタインでも死ぬほどチョコレートもらってたし。

 これで探偵要素あったら、黒羽君を主人公とみなして活動してたわ俺。

 

「貴方はこれから、例のサプライズの用意?」

「あぁ。俺がこうやって顔を売るような仕事をすることになるとは思わなかったな」

「そういえば貴方、ただの学生だったときは人気なかったの?」

「大学時代の写真を見た園子ちゃん曰く、センスの方向が異次元に向いてたらしい」

「……なるほど、素材を壊していたのね」

 

 なんかすっごい納得したのかうんうん頷いた紅子が、目でいつもの合図をするので少し屈むと頭に手を置かれる。

 珍しく気合入れて髪をセットしてもらったのに気付いてるのか、崩さないようにそっと撫でられる。

 

「……もう、これは必要ないかもしれないわね」

「? なんで?」

「やっと貴方の顔を見ることが出来るようになったもの」

「待ってそれどういう意味」

 

 え、なに、今までどういう風に俺が見えてたの?

 

「見るに堪えなかったわ」

「……腹を切って詫びればよろしいのでしょうか」

 

 まさかそこまで酷かったとは。

 俺を美容院に叩き込んでから時間が合う時は服とかアクセサリー選びに付き合ってくれる園子ちゃん達にはマジで感謝しかない。

 

「気にすることじゃないわ。……でも、ちょっと顔色悪いわね。昨日はちゃんと寝た?」

「い、いえ、それはあの――なんかもう本当に申し訳ありません……」

 

 でもってこの子は、俺が入院するたびに必ずお見舞いに来てくれるし色々察してくれるしで世話になりっぱなしで……。

 

 いかんな、仕事で年上の安室さん達に面倒見てもらうのはまだわかるけど、私生活面の半分を高校生に面倒見てもらってる……。

 いつも気付いてしっかりしようと意気込むんだけど、気が付いたらまた世話になってるな畜生。

 

「舞台に上がる前には服装チェックしてもらいなさいね? 気が付いたらネクタイがずれている、なんてときあるんだから」

「ん、その時は幸さんが側にいるハズだから見てもらうわ」

 

 そういうと、満足したのかまた小さく頷いて、綺麗な髪をかき上げる。

 

「それじゃあ、私も少し辺りを見回ってくるわ。貴方もスケジュールに遅れないようにね?」

「お前は俺の母さんかよ。ん、ちゃんと気を付ける」

「食事しないわけにはいかないでしょうけど、出る直前には軽くで良いから歯は磨いておきなさいよ? 壇上で話す時に目立つものが歯についてたら大恥よ?」

「ホントにお前母さんかよ!? いや俺母さんよく分からんけども!!」

 

 ちゃんと身だしなみのセットは間違いなく持ってきてるわ! 幸さんが!

 普段から俺の生活把握してる人だぞ必要なモノ全部何も言わずとも用意してくれてるわ!

 

 ……何も言わずに頬っぺた全力でひっぱるの、止めてもらえません?

 

 

 

 

 

 

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 

 

 

 

 

 

「では、狙いはコクーンのデータですか?」

『そうだ』

「……ゲームの方ならば、待っていれば購入できるだろう?」

 

 それなりの地位を持つ人間にとって、他の人間との顔合わせは大事だ。

 ここに来ている人間のほとんどは、どのような人物が来ていて、どこで誰と談笑しているか把握しているだろう。

 

 逆に言えば、そういう人間の目がまったくない場所だって存在する。

 安室透とマリー・グランがいるのは、そういう場所だった。

 安室は携帯電話を耳に当て、マリーはインカムを付けている。

 

『分かっているだろう、キュラソー。欲しいのは奴らの方のコクーンだ』

「…………ガードが固いぞ、ジン。数こそ激減しているとはいえ、カリオストロ最暗部を相手にすることになる。あまりにもリスクが高い」

「キュラソーの意見に賛同します。ジン、貴方も分かっているでしょう。真っ向から相手をするにはリスクが高すぎる」

 

 否、今二人は『バーボン』と『キュラソー』として動いていた。

 

「それに、今はベルモットの事だってある。うかつに刺激するのはこちらにとってマイナスなのでは?」

 

 ベルモット。組織の中でもっとも隠密行動に適した変装,変声術の達人。

 組織にとっても重要な地位にいた女は今、記憶を失い、ただの女として浅見探偵事務所にいる。

 

『あのお方もラムもあの男を恐れているが、手を出さねば差が開くだけだ。そのためにも奴の喉元に近づく鍵を一つでも手に入れておきたい』

「それでコクーン、か」

『そうだ。お前たちの報告を分析した結果、この短期間で使える人材を作っている要因の中で最もデカいのはコクーンだと判断した』

「なんだ、ジン。今更兵隊集めてお勉強会でも開くのか?」

 

 ここ最近、ジンを始めとする組織の人間に対してますます不信感が募るキュラソーが、喧嘩腰の口調でジンをなじる。

 

『人員の補充も優先事項ではある。取り込むハズだった泥参会も、ピスコに持っていかれた』

「ピスコが? 泥参会の構成員は惨殺されたと以前……いや、そうか」

 

 バーボンは先日のロシアの一件での直前に受けた、恩田遼平からの報告を思い出していた。

 カゲの構成員が殺し合って半数が消えたという報告だ。

 

「そうか、随分前の事で意識から薄れていたが、ピスコは泥参会で実験したのか。……近しい人間に敵意を振るわせて操る方法を」

 

 バーボンは、思わずその手に力が入りそうになるのを堪えるので必死だった。

 そして、再度認識する。

 あの老人は、決して放置していていい存在ではないのだと。

 

『金ならいくらでも用意できる。鉄砲玉も同じだ。だが、弾を多少上手く扱える人間が必要だ。ピスコに引導を渡すにはな』

 

 そのジンの言葉に、バーボンもキュラソーも互いの目を見て頷く。

 これはただの建前だと。

 

(本音は、やはり浅見透の周辺のセキュリティを一つでも突破したい、と言ったところか)

(更に私達への不信も感じる。潜入工作を行う者にはいつもついて回る問題だが、この男にそう思われるのは不快でしかないな)

 

 ある意味で、キュラソーは今バーボンがもっとも信頼できる仲間になりつつあった。

 同じ場所に潜入しているのもあるが、共にロシアの死地を潜り抜けた事で連帯感は強まっている。

 

『今回、浅見透は自分のコクーンを持ち込んでいる。おそらく、ガキ共のお遊戯に関わるんだろうがそこに隙が出来るハズだ』

 

(その隙が果たしてどれほどの物なのか……。確かにプログラマーの質と量はこちらが有利だが、それでなお底が見えていない……見えていないから我々に踏ませたいのか。クソッ)

 

 キュラソーは内心で頭を抱える。

 必要なモノを抜き出して来いと言われれば抜き出してみせるが、今回はその後に逃げていいというわけではない。

 彼女に下された主命令は、あくまで浅見探偵事務所の一員としてピスコに関する情報を組織に流しながら、あの老人を追えというものだ。

 当然、浅見探偵事務所の中にその後も居続けなければならない。

 

(こんな男と話しているくらいなら、面倒だが子供達の相手をしている方が何倍も気楽だな)

 

「? 待て、ジン。話は後だ。誰かが走ってくる。切るぞ」

 

 潜入を主とする二人にとって、聴力は大切な武器の一つだ。

 それが遠くの小さな音でも、すぐに分かる。

 

「安室透、この足音の間隔は」

「ええ、キャメルさんですね。だけど、なぜ急いでいるんだ?」

 

 二人は会場をペアで見回っていて、この人の気配がない場所にも念のために足を運んでいたという設定だ。

 それまで纏っていた圧を解き、バーボンとキュラソーから安室透とマリー・グランに戻った二人は、平然とした様子で通路を歩きだす。

 

 しばらくすると、予想した通りアンドレ・キャメルが息を切らせて走ってきた。

 二人の姿を見つけると、

 

「二人とも探しましたよ! 大変です!!」

「すみません、念のためにとこちらまで」

「どうかしましたか?」

「どうかしましたかじゃありません!!」

 

 やはり鍛えているだけあって、キャメルはすぐさま息を整え、そして――

 

「コクーン開発者の樫村(かしむら)忠彬(ただあき)さんが刺された状態で発見されました!」

「刺された!? どういうことです!?」

「それと!」

 

 

 

 

「それと……そのすぐ側で――紅子さんも!」

 

 




OVA的なコラム



〇グレース=アイハラ
OVA:『ロンドンからのマル秘指令』より

 週刊少年サンデーの2011年20号~28号に行われた応募者全員大サービスにて配布されたOVA。原作でのロンドン編の裏で、日本にいる少年探偵団と灰原の日常を描いた短編。
 それが『ロンドンからのマル秘指令』であります!
 ……なお、自分はこれの入手に失敗して、本コラムを書くために頭を下げて友人から借りてきましたorz

 グレース=アイハラは本作で出てくる、灰原哀がちょっとケバくなった化粧をした感じの、ピーナッツバターとブルーベリージャムのサンドイッチが大好きな少女タレント。
 多分変なタイミングでジンニキに見つかったらヘッドショットされる。

 光彦の姉である円谷 朝美(好きなキャラなんだけど出番の少ないレアキャラなんですよねぇ)が捨てようとしていた雑誌の彼女のページを光彦が発見して、この子が実は灰原なんじゃないかと疑い――という所からスタートするんですがティーンのタレントってこんなケバい服着るの?? と凄くびっくりした。
 ティーンの女児向け雑誌でもこんなの……いない……よね??(知識零)

 小学生に紫のルージュは無理があるだろう()

 あと、ちょっと思ったんだけど少年探偵団のご両親ってお泊りとかに緩いよね。
 灰原、歩美ちゃんの家に泊まってたのかぁ。

 というか、灰原の好物、ピーナッツバターとブルーベリージャムのサンドイッチだったのか。
 今度どこかで小道具としてキチンと出してあげよう。



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