パープルアイズ・人が作りし神   作:Q弥

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16日朝、米軍の小型艦船が機関事故で漂流して日本の防衛海軍に保護されたって報道がされていた。

なにげないニュースだったけれど、携帯端末に真夜お母様からメールが来ていた。

 

米軍の問題は、すべて解決したから安心して勉学に励んでください。

 

ほんとに真夜お母様は米軍を退治しちゃったんだ!すごい!お礼のメールしなきゃ。

報道の機関事故が『四葉』の仕業かどうか僕にはわからないけれど、真夜お母様の言うことに間違いはない。だって僕の『お母様』なんだから。

 

 

今日は朝からあの羽音に似た『パラサイト』の声が聞こえた。それも近い…『ピクシー』が言っていたように一高に向かっているのかな…

僕の朝は早いので、朝ごはんとお弁当を用意して、澪さん響子さんに「行ってきます」って、普通に登校する。

 

1-Aの教室に荷物を置くと、できれば人が少ない方が良いな…料理部のある実験棟に向かう。

途中の廊下でエリカさんにばったり遭遇した。こんな朝っぱら、テニス部(幽霊部員)のエリカさんが実験棟に何でいるんだろう。

肩を怒らせて、目つきが…怖い。

 

「おはよう、エリカさん」

 

「久…おはよう」

 

簡単に挨拶すると、エリカさんはすたすた歩き去っていく。剣術で鍛えているから後姿は颯爽としているけれど、怒りのオーラが見えそうだ…

超絶機嫌が悪い…昨夜なにかあったのかな…また『家庭問題』かな。こんなとき八つ当たりの犠牲になるのはレオくんか幹比古くんだけれど、今は当然いない。

僕がその役回りになるのもいやなので、黙って見送る…

このところ真由美さんも受験勉強や『吸血鬼』問題でたまったストレスの発散対象を物色しているし…

触らぬ神になんとやら…くわばらくわばら。

 

バレンタインも終わって、料理部の朝は誰もいない。僕は料理部近くの男子トイレの個室に入って鍵をかけた。

いくら僕が男の娘だからって女子トイレはつかわない。一高内はいろいろなセンサーやカメラが設置されているけれど、さすがにトイレの中はカメラはない、たぶん。

個室の中から、意識を集中させて、一高裏の演習場に『飛んだ』。

 

人工の雑木林とは思えないほど太い木が枝や緑をよく張って、勢いよく一面に生い茂っている。

それでも鬱蒼としていないのは、ここが手入れされて、しかも、魔法科高校の生徒が利用するのだから、『魔法』であちこち破壊されては植え直しをくりかえしているからだと思う。

センサーの類はない…と思う。正直自信はない。僕は探知系はからっきしなのだから。

 

でもこの場に、3人の男性が立っている。たぶん、彼らならカメラのない場所を選んでいると思う。

なんの前触れもなく、虚空から僕が出現しても、彼らは驚かなかった。どちらかと言えば畏敬の目、だ。

 

2月でも常緑樹の人工林にあまり落ち葉はない。地面は踏み固められていて、ぬかるむようなこともない。

僕がかわいた地面に降り立つと、アングロサクソンの特徴をもった男性が一歩前にでた。

 

「おはようございます、僕は久です。あなたたちは『パラサイト』さん…えぇとなんて呼べばいいのかな?」

 

「マルテ、とお呼びください。『超人』」

 

一歩前に出た男性が返事をしてきた。人の話を聞いているのかな?

 

「僕は久です。『超人』なんて名前じゃないです」

 

3人から人間なのに、どこか奇妙な『気』がたっている。怪しい気配。妖気とでも言うのかな。

 

「それで、僕に何の用かな?」

 

「『我々』に力を貸していただきたい。あなたなら同胞12体を安全な場所に匿い、繁栄に導く力があるはずだ」

 

「興味がないよ」

 

僕は即答する。3人は全身で動揺していた。

 

「我々12体に上下の関係はない。しかし、『王』であったあなたは我々を守る義務がある」

 

嘆願なのか要請なのか良くわからない口調だ。僕が見た目子供だから戸惑っているのもあるんだろうけれど、どこか世間ずれしていない。

チグハグなところが僕とどこか似ている。でも…

 

「僕には『王』とかの記憶はないから。貴方たちには少しは共感はするけれど、同情も興味もありません」

 

僕は自分のことで手一杯だ。記憶のない世界の彼らに対しては何の感情もない。

第一、僕にとって心残りの、人工サイキックで実験体にされて今でも隔離施設に軟禁されている『弟たち』だって放置している。

助け出したところで、軍が追う以上、匿う場所なんて僕にはわからない。

この3人や、12体の同胞だって、十師族、警察、千葉家、たぶん色々な組織に追われている。

『弟たち』と状況は同じだ。僕に出来ることはない。そもそも、

 

「貴方たちは僕の友人を傷つけました。そのことに関して、僕は貴方たちに怒りしかありません」

 

知らない『魔法師』や他人が殺されようと興味はない。でも『友人』であるレオくんや護衛の二人が半死半生の状態にされたことは怒りしか湧かない。

今の僕の精神は身近な人物にしか関心をもてないようだ。でもその身近な人物に対しては、物凄く敏感だ。

僕を心配してくれる人や親身になってくれる人には、あの『ピクシー』のように尽くしたい、何かしてあげたいと考えてしまう。

とくに、僕が昔から欲しかった『家族』に匹敵する人物に対しては…

 

「『王』の友人を傷つけたことは謝ります。ですが、我々も生存の本能があります。手助けしてくれないのでしたら、また『王』の周りで不幸な事故が起こらないともかぎりませ…」

 

 

ごっ!

 

 

空間が揺れた。

 

マルテと名乗った男は言葉を続けられなかった。大地が揺れている。地震…違う。大地だけじゃなく、木も、空気も、空間そのものが揺れている。

 

僕を中心に、三人の男が立つ、10メートル程度の狭い空間が激しく揺れている。

その余波で、一高周辺も地震となっている。生徒たちの慌てている声が雑木林の中まで聞こえてくる。かなり大きな地震だ。

でも僕を中心にした10メートルの大地は、根本的に揺れが違う。空間そのものが揺さぶられている。

 

「じっ『次元震』っ!?」

 

三人の男から、恐怖が伝わってくる。低位の次元体では指一本動かすことすら、呼吸すら困難な圧力がこの狭い空間に満ちている。

次元の間はエネルギーのやり取りしかできない。でも、僕の力は全ての次元を揺さぶるほど強力だ。エネルギーが波動となって高位次元も下位次元にも伝わっている。

怒りが、僕の『念力』が空間を揺さぶっている。男たちの身体が、憑いている『パラサイト』ごと歪む。

人かモノに憑かなければ『意識』を保てない『パラサイト』が、空間ごとすり潰されていく。『パラサイト』の命が削られている。

 

「このまま潰す?それともどこか別の空間に生きたまま『飛ばそうか』?どこがいい?太陽の中心、絶対零度の空間、真空の宇宙、光すら抜け出せない超重力…」

 

「わっわかりました、貴方の周囲の人物に手を出すことは、我々からはいっさいしません…ですからお怒りをお静めください」

 

急に、へりくだった態度になった。生存本能が一番の行動理念の彼らにとって、命を失うことは恐怖以外の何物でもない。自分たちからは手を出さない、と言う台詞は気になるけれど、彼らだって自分が攻撃されれば身を守ることはするだろう。

僕は達也くんに攻撃されたら無抵抗で死んでも良いやって思っているけれど、これは精神の依存性の違いなんだろうな。

一高周辺を揺らす地震は少しずつ小さくなって、とまった。でも、僕の周りの見えない空間はまだ小刻みに揺れている。

 

「さっさとこの国から出て行ったほうがいいね。この国の『魔法師』は優秀だ。貴方たちに居場所はないと思うよ」

 

これは最後の忠告だ。本当は消してしまった方が良いんだろうけれど、僕の興味は自分の周囲にしかない。どこか遠くで生きていくなら対岸の火事だ。

 

「同胞の一体が一高に囚われています…」

 

「あの子は君たちに興味はなさそうだったよ」

 

僕のこの言葉をマルテは信用しなかったみたいだ。同胞はみなおんなじ考えをしていると思っているみたいだけれど、僕には関係ない。

僕の瞳は怒りで、薄い紫色の燐光を放っている。男たちは一歩下がった。

 

「『王』よ、3日後、19日の夜、もう一度、今度は全員で参ります。ご再考を願います…」

 

どうして3日後なんだろう…僕は疑問に思ったけれど、何も答えない。どのみち僕は引きこもりだ。夜出歩くなんて事はしない。

男たちは、もう一歩後ずさると、きびすをかえし、ゆっくりと歩き出した。

 

樹幹の間に、男たちが見えなくなる前にもう僕は、一高に『飛んで』戻った。

 

 

「おはようございます」

 

僕は、隣の席の深雪さんとほのかさんに挨拶をする。教室に戻る頃には怒りなんて忘れている。

 

「おはよう久」「久君おはよう、さっきの地震すごかったね…」

 

ほのかさんは怖がりながらも、どこか楽しそう。達也くんに水晶の髪飾りを貰ってからテンションが高いままだ。

深雪さんは、地震なんかじゃぐらついたりはしない、いつもの鉄壁の笑顔だった。

 

 

昼休みが終わり、その深雪さんが怪訝な顔をしていた。生徒会室で達也くんとお昼を食べていたはずだけれど。

 

「どうしたの?深雪」

 

ほのかさんの質問に、

 

「今朝、大きな地震があったでしょう。なのに観測機関では震源地の特定が出来なかったらしくて、震度が一番大きかったのが一高周辺だったそうで、気象庁から一高でなにか魔法実験でもしたのかって質問が来ていたの…」

 

「えぇ?あんな広範囲に魔法なんて戦略魔法師でも無理だと思うけれど…」

 

と、ほのかさんが携帯端末で地震の震度の地図を見せてくれた。

なるほど、一高のある東京西部で震度5、震度1が関東一円に表示されている…

うぅ、やはり力の制御は大事だな。気をつけないと…

 

 

この日、僕はさっさと帰宅したんだけれど、自宅に驚きの人物が尋ねてきたんだ。

 

夕方、インターホンが鳴ったから、ドアフォンのディスプレイを確認すると…九島烈くんの穏やかな笑顔が…そこに。

 

え?烈くんが自宅にたずねてきた!?

 

相変わらず、背筋をぴしっと伸ばして年齢を感じさせない。

僕の自宅は烈くんが用意してくれて、今は三人住まいだけれど、烈くんがいるとなんだか狭く感じる。

十文字先輩とは違う存在感。貫禄ってやつなのかな。

僕の態度はかわらないけれど、隣の響子さんは自分のお祖父さんなのに、あまり親近感がないみたいだ。

そして、左隣の澪さんはというと…超恐縮している。

響子さんはブラウスにデニムパンツの私服だけれど、澪さんは上下ジャージ、僕はパジャマだ。澪さんは自分のジャージ姿にも焦っている…可愛いなぁ。

 

「こっこれは九島閣下、出征のおりは格別のご厚情を賜わり厚く御礼申し上げます」

 

「なに、あの時期に大規模な戦争など誰も望んでなどいなかったから、結果的に反対しただけだよ」

 

きちんと腰を90度までまげてお礼を言っている。

いつもは脱力しまくっている澪さんが、こんなに緊張している姿を初めて見た。

緊張した顔が『グキリ』ってしているけれど、こんな緊張している表情も美女は似合うんだなぁ。可愛い…

横浜騒動の後、軍の強硬派が大亜連合との全面戦争に持っていこうと澪さんを乗船させて出征直前にまでなっていたところ、烈くんがとめてくれたんだそうだ。

 

「ん?じゃぁ、あの時の、十師族の有力者って、烈くんだったんだ…」

 

「結果的に久の大事な女性を戦場に出さずにすんで私もよかったよ」

 

「だっ大事な女性っ!!あっ失礼しました」

 

澪さんが大声をあげて、謝りながらも、表情はゆるい…僕も烈くんにお礼を言わなきゃ。

 

「有難う烈くん、あのときの澪さんはまだ病弱で戦場なんてとても耐えられなかったと思うから…有難う。戦場は…ひどいからね」

 

烈くんの顔はにこやかだったけれど、どこかしてやったりって表情だ。

何となくだけれど、外堀が埋まっていくような、奇妙な感じ…気のせいだよね。

 

「今日はどうしたの?前もって連絡くれていれば手料理作って待っていたのに」

 

「すまんな、近くに用があったのでね、なぁに、久の姿と孫の顔を見に来ただけだよ」

 

響子さんは相変わらず緊張している。どこかきな臭さを感じているみたいだけれど、しばらく雑談をして、19時前、響子さんの部屋に僕と烈くんが向かう。

澪さんはリビングで脱力している…

響子さんの部屋は、電子の魔女の部屋らしく、どこかのオペレータールームみたいになっている。複数の端末とディスプレイが並んでいて、起動すればもっとディスプレイが増えそうだ。

僕は響子さんの部屋に入ったことがない。ここが澪さんと違うところだ。

すこし悲しいんだけれど、響子さんと僕の間には少しだけ壁がある。壁、と言うより、社会人である響子さんは僕には言えないことが多いから、お仕事関係には立ち入らないようにしているんだ。

澪さんの部屋は、アニメのBOXやコミックスが日々増えているから、出入りは基本自由だ。そろそろ他の空室が澪さんのアイテムで埋まる日が来そうだ。まぁ空室は沢山あるからいいけれど。

 

「若い女性の部屋に入るのも失礼だが…ん?ベッドがないね?」

 

烈くんはお孫さんの部屋を訪ねる雰囲気だ。響子さんは直立不動で無表情に近い、深雪さんの鉄壁笑顔みたいな顔をしている。僕は廊下に立っていて、部屋の中はドアの幅だけ見える。室内には入らない。でもベッドはないことは知っている。

 

「うん、いつも僕の寝室でみんなで仲良く『川の字』で寝ているよ」

 

「なっああ、ちょっと久君っ!?」

 

「そうかそうか。二人を婚約させて正解だったかな」

 

響子さんはさっきの作り笑顔が真っ赤になって照れている。烈くんはすごく機嫌がよさそう。

 

「婚約(仮)だよ!」

 

僕は烈くんを見上げて叫ぶ。でも…最近…

 

「でも響子さんも澪さんも、誰かと結婚って考えると、最近僕、落ち着かなくて。なんだか寂しくて、悔しい?…よくわからない感情に支配されちゃって、胸が苦しいんだ…家族を失う…って事なのかな」

 

「ふむ、久は経験がない感情だからね。どうだい、正式に婚約を発表しては」

 

「だめだよ、響子さんはこんなに素敵なんだもん。すぐに良い男性があらわれるって!」

 

響子さんはうぅって唸っている。職場にまともな男性はいないのかな…

理想が高いのかな。たとえば、基準が達也くんとか。うーん。

そんな僕たち二人をにこやかに見ていた烈くんだけれど、

 

「ふぅむ、ではすまんが響子と話があるから久は席をはずしてくれるかね」

 

「うん」

 

二人は祖父と孫の関係だけれど、軍属でもある。烈くんは退役しているけれど、その影響力は凄いみたい。ここから先は、お仕事だ。僕にはわからない世界なので、リビングにとてとて戻る。

澪さんは脱力したままだった。可愛い。

烈くんがお仕事で響子さんの部屋に残ったって話したら、

 

「着替えてきます、けっ化粧も…」

 

って急に慌てだした。さすがにジャージ姿はまずいと思ったみたいだ。

 

「もう遅いって。それに澪さん化粧なんてしなくてもお肌綺麗だよ。初めて会ったときは病人みたいだったけど、手だってすべすべだから、料理とかで荒れさせたら嫌だなって思ってるし」

 

家は料理は機械に頼らず自炊だ。一緒に住む前は澪さんも響子さんも料理なんてしないお嬢様だったから、冷たい水で手がささくれ立ったらどうしようっていつも思っちゃう。

 

「私は一緒に料理とかしたいし、久君に専業主夫になってもらうのも悪いし、でも二人で引きこもり生活も悪くないし…ぶつぶつ」

 

澪さんの明るくない将来計画が脳内で展開されているようだ。

 

「ほら、いいから、澪さん、一緒にテレビ観てよ!」

 

僕は澪さんの手を握ると、リビングのソファに並んで座る。どのアーカイブがいいかなぁ、とリモコンで適当に映像を流した。最初は所在無さげだった澪さんも、肩をならべて画面に集中しはじめた…

 

 

「19日夜、ホテルのディナーの招待を受けたのだが、行かないかね」

 

帰り際玄関で、烈くんが唐突に言った。響子さんは相変わらず緊張している。

軍属の響子さんにしてみれば、退役元少将の烈くんは祖父とは言え、はるか上官にあたるので落ち着かないのだと思う。

澪さんは国家的重要人物なのでパーティーや晩餐会の参加機会は多い。でも、唐突の招待に戸惑っている。

 

「久君におまかせします…」

 

澪さんが失礼のないように僕の横顔を伺う。僕は十師族のパーティーや九島家の元旦会には参加したけれど、基本的に庶民なので堅苦しい席は苦手だ。

 

「僕はマナーとかわからないから…」

 

「なに、家族の食事会だよ。マナーは気にしなくて良い、この国でも有数のシェフ、遠月リゾート総料理長が手がけるから料理に関しては満足できるものを提供できると思うがね」

 

「えっ?やっぱり遠月学園の卒業生なんですか?」

 

澪さんが食いつく。響子さんも興味を持ったようだ。さすが烈くん、人の関心を誘うのが上手い。

 

「うむ、遠月学園第150期卒業生筆頭の料理人だったそうだね」

 

ぬぅ流石に『ソーマ』くんの世代からは60期も後の人物になるか…でもじゅるる。

 

「行く!」

 

トリックスターの千万の言葉より、美味しい食事ひとつが全ての策略を上回ることがあるのだ。

 

 

 

 




響子と九島烈が、達也たちが青山霊園付近でパラサイトのマルテと対話しているのを街頭の監視カメラで見ていましたが、そのオペレーター室の具体的な場所が原作には書かれていなかったので、久の自宅の響子の部屋で観ていることにしました。
響子の部屋は魔改造していると何話か前に伏線をいれておいた甲斐がありました。

七賢人のレイモンドが一高裏にパラサイトを集める2月19日夜。
レイモンドがどうやってパラサイトを集めたのか原作中に方法は書いてありませんでした。
19日夜、パラサイトが久と再度交渉するために集まることを、パラサイトと周との通信から
レイモンドは知った…みたいな。
周はここで久の事を意識する…と後に続けられる。

久は引きこもりな上に、自宅には澪と響子がいるので、外出させる理由付けが必要で困ります。
達也みたいに簡単に夜中出歩けないので、いろいろと考えなくてはいけません…汗。


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