パープルアイズ・人が作りし神   作:Q弥

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十師族

 

 

僕は電動車いすの澪さんの横に立っている。

今日の僕は、澪さんが選んでくれたフォーマルなジャケットだ。半ズボンなのは恥ずかしい。

これが響子さんや真由美さんだったらドレスを着させるはず。たぶん深雪さんも。みんなストレスさんだ…

真夜お母様の執事・葉山さんみたいに斜め後ろに立っていようと思ったけれど、澪さんが手を離してくれなくて、横に立つことになった。

なんだか介添人というより、ペットの犬みたいだ…

 

パーティー開始前に澪さんの弟さん『五輪洋史』に会った。お父さんは仕事で来られないから代理だったそうだ。

線の細いところは澪さんに似ているけれど、澪さんと違って覇気がない。

 

「姉をよろしく頼むよ」

 

って言われた。なんだかほっと肩の荷が下りたような表情だ。

いやいや、今日は僕たちの披露宴じゃないんだから…それとも冗談だったのかな?

 

 

七草家でのパーティーは大盛況だった。

会場は一家庭の部屋にしてはとっても広くて、小さな体育館みたいだ。

パーティーは立食形式で、料理は九校戦のときより断然美味しかった。

ただ、こういう華やかな場は苦手だ。美味しい料理でお腹が一杯になる前に胸が一杯になりそうだ。

 

十師族主催のパーティーとは言え、師補十八家・百家の全員が集まっているわけではないけど、有力なナンバーズは当主か当主に近い人物が出席しているみたいだ。

東京に住むナンバーズは多いし、移動が容易な今の時代、比較的急な集まりでも、問題ないみたい。

僕はナンバーズの名前も顔も知らないので、澪さんの隣で所在無く立っているだけだけど。

 

九校戦のときとは違って、大人のパーティーとあって華やかなドレスが目だった。

洋史さんがいろいろな集団に顔を出して話しかけている。柔らかい物腰で、癖の強そうなほかのナンバーズのなかでは少し頼りない。波間に漂う小船みたいだ。

その中には知り合いの顔もちらほらある。一高にナンバーズが沢山いるってことでもあるけれど。

その殆どが女性で、独身が多い。こういう場は家同士の結びつきの場で、七草家は現在の十師族でも有数の力を持っているんだそうだ。

なるほど真由美さんは超お嬢様なんだなぁ。

洋史さんと真由美さんが結婚すれば、澪さんの義妹になるんだ。これも閨閥つくりってやつだね。

僕みたいな庶民には縁がない話だ…

 

 

澪さんが主賓なのだから当然着飾っている。でも、電動車いすで小さな身体のドレス姿は豪華なパーティーに埋もれている。

上座にいなければ、他の華やかな花にかき消されてしまう。

十師族が集まるので、パーティーとは別にそれぞれの思惑もあるんだろうけれど、僕には関係がない。

ナンバーズ同士の牽制で澪さんに余計な負担がかからなければいいんだけれど…

『ご挨拶』に忙しい澪さんにかわって、僕が小皿に料理と飲み物を選んで運ぶ。これは間違いなく介添人の仕事だ。

 

 

しばらくして十師族の当主たちが澪さんに挨拶してくる。

十師族の挨拶となると洋史さんも波間に漂っているわけには行かず、澪さんの車椅子の後ろに立った。

後ろに立つところが洋史さんらしいな…

 

十師族の当主はあまり堅苦しくない挨拶が殆どで、戦勝祝いの後は雑談だ。

逆に十師族でないナンバーズの方が澪さんに長々と話しかけていたな…

笑顔の仮面にうんざりとした表情を隠していたけれど、真由美さんや深雪さんみたいに上手ではなかった。

だって笑いが『グキッ』てすこし引きつっていたから。このあたりは澪さんっぽい。

 

十師族の当主は雑談後、ちらっと僕をみて離れていくのが殆どのパターンだ。

ナンバーズ間での僕のイメージは、九校戦で少し活躍した一高生程度の認知度だ。五輪家のペットと思っているのかもしれないな。

 

澪さんも十師族は邪険にできないので、親しげに話している。澪さんには既知な間柄でも、僕には初対面、名前なんて覚えられない…

僕は深雪さんを思いだして、とにかくニコニコ笑顔を振りまいていた。

 

でも中には、僕にも話しかけてくれる人たちもいる。

 

十文字先輩が十文字家代表代理として挨拶。タキシード姿がきまっている。相変わらずの存在感だ。

車椅子の澪さんの前に立つと、澪さんは押しつぶされそう。洋史さんは一歩後ずさった雰囲気だ…

十文字先輩はかっこいい!僕はキラキラした目で見る。

戦勝の挨拶を澪さんと簡単にかわしたあと僕に話しかけてくれた、

 

「怪我はもう大丈夫のようだな」

 

「はい、もうすっかり。十文字先輩はかっこいいなぁ…僕も大きくなったら先輩みたいに逞しい男になりたいなぁ」

 

「…そうか?」

 

頑張れ…とその目が言っている。男と男の子の間に言葉はいらないのだ。周囲は無理だろうと言う視線をむけているようだけれど…?

 

 

真由美さんは今日は、よそ行きの笑顔だ。一高生徒会室の脱力した姿は無い。ご令嬢モードだ。

洋史さんと交際関係(仮)の真由美さんは、出征前にもあっていたようで、そのような話をしている。

真由美さんの後ろに、顔はそっくりでも醸し出す雰囲気が真逆な二人組みがいた。

双子はこのようなパーティーには慣れているみたいだけれど、僕の前に立つとすこしおどおどした。

 

「お久しぶりです、多治見久様」「お久しぶりです…九校戦の会場ではお世話になりました」

 

丁寧に挨拶をする双子。九校戦の時の勝気な態度はなかった。こちらも真由美さんと同じで令嬢モードなんだろう。

僕はあのときのことを思い出して、

 

「あの時は、二人だけで倒せるって言っていたのに邪魔してごめんなさい」

 

きちんと腰を折って謝った。

 

「えっあ?あれは違って…」

 

「そうですわ、あの時はきちんと御礼も出来ず多治見様はいなくなってしまわれて…」

 

二人の要領を得ない発言に真由美さんが首をひねった。いつものような漫画チックな動作ではなかった。

 

「二人とも、久ちゃんと知り合いなの?まさか久ちゃんにご迷惑かけたんじゃないでしょうね、あとで話を聞かせてもらうわ」

 

真由美さんは姉の表情になって双子を引きずるように去っていく。

双子のボーイッシュな方がジト目で僕を睨んできた。あっ双子の名前を聞くのを忘れていた…

 

 

九島家の現当主は烈くんの息子さんだ。

親子だけあって良く似ているけれど、どこか頼りない。烈くんが古狼なら、息子さんは古狗といった感じかな…

光宣くんのお父さんなんだよな…あまり似ていないな…

でも烈くんの子供が只者であるはずがない。その目は濁っていない…

響子さんのお母さんの兄なので、響子さんが僕の婚約者(仮)になっていることは知っているはずだ。

礼を失しない程度に、僕を上から下まで値踏みするように見る。

烈くんの真意を測りかねている、もしくは頭の中で色々と計算しているといった感じだった。

僕はニコニコ作り笑い…

 

 

一条剛毅さん。

横浜でも助けてくれた一条将輝くんのお父さんだ。凄い日焼けをしている。潮の香りがするような海の男だ。

 

「九校戦でははらはらしたよ」

 

声まで胆力がある。将輝くんは意外とお母さん似なのかなって感じた。

 

「いえ…結果は僅差だったけど…内容では僕の完敗でした…でも次は負けません!」

 

力強く宣言する僕!

 

「おう、将輝の鼻っ柱を折ってやってくれ」

 

僕の肩をぽんっと叩く。すごく男らしい。

 

 

 

「よっ、久」

 

「あっエリカさん」

 

僕がトイレから(もちろん男子トイレだよ)戻る途中、エリカさんが声をかけてきた。

エリカさんも会場にいたことは気がついていた。ほろ酔い気分な男性の隣に立って、不機嫌なオーラを発していたから逆に目立っていたんだ。

エリカさんのドレス姿は綺麗というより決まっているって感じだ。

 

「エリカさんは…どうしてここに…ああ千葉ってやっぱりナンバーズの『千』だったんだ」

 

「まぁね、バカ兄貴の付き添いよ。バカ兄貴が結婚してればこんなトコ来なくてよかったんだけど」

 

「お隣にいた男の人はお兄さんだったんだ」

 

「ん…美女に話しかけられて鼻の下伸ばして…だらしないったら…」

 

この場にいるのが嫌なのか、兄の鼻の下が気にらないのか…相変わらず、色々と不満をかかえているみたいだ。

その美女のなかに響子さんはいないな…まだ会場に来ていないのかな?

 

「ところで久はなんで五輪澪さんのとなりにいるの?まさか久も十師族の…」

 

そうか、エリカさんは九校戦の後夜祭に参加していなかったのか。

 

「うぅん、僕はナンバーズとかじゃないよ。僕はもともと戦争孤児だから家族とか知らないし…」

 

僕と澪さんの関係はなんて言えばいいのかな。オタク仲間…引きこもり同士。マブダチ…これが一番近いかな。

 

「澪さんとは…趣味が共通の仲のいいお友達…かな。九校戦以降、気にかけてくれているんだ」

 

全身で考え込む僕に、ナンバーズも色々と事情があることを知っているのか、その後は質問はしてこなかった。

 

 

 

澪さんの隣に戻る。

 

「久君…大丈夫?つかれてない?」

 

澪さんは僕がずっと隣で立ちっぱなしだったのを気にしているようだ。

 

「ん、平気だよ、澪さんこそ無理しないでね…」

 

ざわっ

 

一瞬、会場の雰囲気がかわった。

ツヤのある黒に近い、ロングドレスの女性がしずしずと澪さんに向かって歩いてくる。

まるで、今夜の女王は自分だと、十文字先輩とは別の種類の存在感だ…

 

「四葉真夜さんが七草家のパーティーに来るなんて…驚きですわね」

「いや、今日はたまたま会場になっただけで、今も犬猿の仲は変わらないようだぞ…」

 

会場がざわついている。七草家と仲が悪い…?昔何かあったのかな…

そういえば真夜お母様が七草家に現れたときは、会場がどよめきで揺れていたな。

 

四葉真夜お母様。

真夜お母様も、あまり社交的ではないらしいのだけれど、今回は特別な会なので出席したそうだ。

もったいないなぁ、あんなに綺麗なのに、引きこもっているなんて…

澪さんも引きこもりクィーンだし、僕も引きこもりだ。引きこもり三姉妹だな。もちろん僕が長女…長男だ。

 

澪さんと真夜お母様が向き合っている。

会場は静かになった。会場中の視線を集めている。

真夜お母様は人の視線を集める怪しいまでの魅力がある。澪さんは少し気おされているみたいだ。

 

「このたびの戦勝、おめでとうございます…」

 

ごくごく普通の、拍子抜けするくらい普通すぎて、裏を探りたくなるような挨拶だった。

 

公式の場では僕と真夜お母様は見ず知らずということになっている。

理由はわからないけれど、真夜お母様がそういうんだからそうしなくちゃいけないんだと思う。

談笑を終えた真夜お母様はちらっと僕に目を向けると、微笑みをおくってくれた。

僕も笑顔で会釈する。

洋史さんは影が薄い…

 

 

七草家当主、七草弘一さんが最後に澪さんの前に立った。

弘一さんは今回のホストと言う事で、パーティー開始の挨拶もしていた。

室内なのにサングラスをかけて、視線が良くわからないせいか、すこし掴みどころのない人だ。

澪さんと洋史と雑談したあと、僕にも話しかけてきた。

 

「君が多治見久君だね。私は七草弘一、真由美の父親だ。君の事は真由美からもきいているよ、九校戦でも大活躍だったね」

 

「…いえ、僕はなんの貢献もできてないです…」

 

なんだろう、一条剛毅さんと同じ内容の会話なのに、すっきりしない。

真由美のお父さん…もしかしてこの人が真由美さんのストレスの原因なのかな?

…ああ、と僕は唐突に理解した。笑顔が作り物なんだな。

僕は、深雪さんの鉄壁の作り笑顔を毎日みているから、なんとなく人の表情には敏感になっているようだ。

澪さんの笑顔は、疲れを隠す笑顔だ…薄く化粧した顔に汗が浮かんでいる。

 

僕はおずおずと…

 

「あのぉう…」

 

「どうかしたかい?」

 

「澪さんがすこし疲れているみたいなので、休憩室でお休みをさせてあげたいんですけれど」

 

澪さんが驚いたように僕の顔をみた。ちょっと嬉しそうな、複雑な表情だった。

 

「おっと、これは失礼した。お若いのによくお気づきだ。五輪澪さんの体調は、我々の方が気をつけなければならないのに失礼をした」

 

なんだか演技臭いというか、どこか木で鼻をくくったような感じというか、僕の周りにはいない感じの大人だ。

子供的な感覚で、すごく面倒そうな人、だと感じる。

このままだといつまでも話が終わりそうもないので、僕は電動車いすのハンドルを握ると、

 

「ではすこし失礼しますね。洋史さん、後はお願いしますね」

 

と洋史さんに面倒な大人は丸投げにして、さっさと澪さんを控え室に連れて行く。

 

「ちょっ久君どうしたの?」

 

長い廊下で二人になったところで澪さんが尋ねてくる。面倒そうな大人から逃げるとは言えない…汗。

 

「澪さん無理しちゃだめだよ、僕には遠慮いらないよ、疲れたんなら素直に言ってよ」

 

「私は病人じゃないのよ、昔よりも体調は良いし…」

 

「体調だけじゃないよ、気疲れってこともあるし、すこし休憩しようよ」

 

「家同士のお付き合いもあるし、私が主賓なのだから会場にいないと…」

 

「そんな大人の都合はどうでも良いよ、僕は子供だもん、僕のせいにして良いから、ちょっと休憩しよ!」

 

ちょっと強めに言ってみる。

 

もう…久君はかっこいいんだから…もういつでもお嫁さんに貰って欲しいなぁ…

 

ん?今、心の声が聞こえたような…

 

 

 

「あら?会場から逃げてきたの?」

 

澪さんの控え室には、胸元がセクシーなドレス姿の響子さんがくつろいでいた。

 

「えぇ?響子さん…会場に来ていたんですね、そしてなぜ澪さんの控え室に?」

 

「ちょっと久君、まずは最初に言う言葉があるんじゃないの?」

 

セクシーな胸元を僕に見せつけるように、前かがみになって指摘してくる。

うわぁああ…谷間が…あっいや…

 

「すっすごく綺麗です。赤いドレスが、なんだか響子さんの魅力を引き出して…それにセクシーで…真由美さんたちとは違って大人の魅力に溢れてて、可愛くて素敵で…えっあとは…とにかく最高ですっ!」

 

最後はほとんどやけだけれど、顔を真っ赤にして褒める僕の態度に満足したのか、うんうん頷いている。

 

「久くん…私にはそんなこと言ってくれなかったわよね…」

 

背後から物凄いプレッシャーが…これが戦略級魔法師の…ってそれはいいから…

 

「何言ってるの、澪さんは世界で一番可愛いよ!その白いレースのドレスは澪さんの黒髪に似合って…深窓のお姫様みたいで…もう守ってあげたくて…愛おしくて…しかたなくて…とにかく大好きですよぉ!」

 

こちらも殆ど何言っているか自分でもわからない感じだけれど、同じ文字数で叫ぶ。でも本心だし…

 

「大好きって…もう…久君…結婚…ぶつぶつ」

 

澪さんはくねくね身体をゆすりながら自分の妄想の世界に旅立った。でもよかったすこし元気になったみたいだ。

 

「響子さんは会場に入らなかったんですか?」

 

「あら、最初はいたのよ、素敵な男性はいないかしらって。でも私は久君の婚約者ですもの、お誘いをお断り続けるのも失礼なので、引っ込んできたの。それに真言おじ様もいたから…」

 

真言おじ様?…ああ烈くんの息子さん、九島家当主の…

 

「顔を合わせると、見合いしろ結婚しろってうるさいからね」

 

「でも、それは響子さんのことを思ってだと思うよ、僕もはやく響子さんに素敵な人が出来るといいなって思うし…」

 

「うーん、でも会場には久君より素敵な男の娘はいなかったのよねぇ…」

 

そりゃ男の娘は僕以外いないでしょうけれど…

これは、結婚する気は毛頭ないな…僕は男の子だよ。でも僕で響子さんのストレスが解消できるなら多少のいぢわるは我慢しよう…ちょっとえっちぃし…いやいや僕は10歳!

 

控え室は澪さん専用なので他の人は来ない。控え室といっても、十分広くて、ソファもゆったりしている。

お茶の用意もあるので、僕が率先して三人分を淹れる。

こういうときの僕は妙に甲斐甲斐しい。僕は人に尽くしたり何かをしてあげることが全然苦にならないんだ。

お茶を飲みながら、響子さんは十師族の人間関係を簡単に教えてくれた。

真夜お母様と七草さんとの関係も。元婚約者で今は敵対関係、というか七草さんが一方的にライバル視しているんだそうだ。

 

「でも、四葉真夜さんがこういうパーティーに出席するって珍しいわ」

 

「それは私も思いました。特に今回は七草家で行われるので絶対に来ないものだと思っていました」

 

二人の異なるタイプの美女が首をひねっている。

真夜お母様は、僕と澪さんのことを見に来たのかな…?今度聞いてみよう。

 

 

「ところで久君は…おっきい胸が好きなの?」

 

休憩中、澪さんがいきなり正解のない質問をしてくる。

 

「ふえ?なんで?」

 

「だって、響子さんの胸元ばかり見てるし、真由美さんも四葉真夜さんも胸ばかり見てたわ…」

 

「違うよぉ僕は背が低いから、そもそも目線がみんなのみぞおちあたりになるから…」

 

「私は…まったくないから…ぶつぶつ」

 

ふぇーん、澪お姉ちゃん、パーティーはまだ続いているんですよぉ~

 

 

 




響子「独身アラフォー女性に大好きですなんて結婚フラグよ久君」

澪「アラサーだよぅ、って響子さんより私は年下です!」

原作に出てくる女性陣はやたらと男性を値踏みしますね。
響子さんは久をからかって遊んでいます。それ以外は原作どおり、千葉兄をいじったり、癖の強い同僚や一族からのお見合い圧力にストレスを抱えています。
澪さんは、女性の幸せをあきらめかけていた時に久が現れたので…
久は戸籍上は16歳なので、あと2年待てば…と考えています。
つつしみ深い世界なので、それまでは我慢…と考えているみたいな?

十師族と、七草の双子、七草弘一、九島家現当主、千葉寿和の5人と久との接点を深めるためのオリジナル話でした。
お読みいただきありがとうございました。

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