パープルアイズ・人が作りし神   作:Q弥

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お久しぶりです。
PS4を買い、モンハンやらドラクエをしていたらあっという間に4か月以上たちました。
間が空いたので、驚くような話を書かなくては、と考えていたら、驚くようなネタが浮かばず、
素直に原作に沿って話を書こうと開き直り、戻ってきました。




遠い声

 

 

 

「肉体は魂の牢獄である」

 

これは哲学者プラトンの言葉で、「イデア」「エイドス」など、現代魔法の用語もプラトンの思想からとられているから、魔法師なら馴染みの深い言葉でもある。

『精神』の存在である『高位次元体』が肉体を得る。

『三次元化』が『高位』のシステムなのだとしたら、この肉体から魂、精神、意識、などを分離することは難しいだろう。

僕の『意識認識』や『瞬間移動』は『高位次元体』の残りかす程度の能力で、『高位』での僕の力がいかに強かったかの証拠になる。逆に僕の肉体はこの次元に強固に縛られていて、『高位』に近づくような力の行使には『三次元化』のペナルティが課せられるのかもしれない。

つまりは、この頭痛だ。

普通の頭痛と違い血管の拡張などの異常がないので『回復魔法』が使えないし、やや収まったとは言え、思考が億劫になる程には辛い。

僕はこの世界において破格の存在で、『ピクシー』の言を借りるなら『超人』だけど、バランスをとるかのようにそもそもの肉体の強度が低い。

決して万能でも全能でもなく、狡知に長けた陰謀や目の届かない悪意にはひどく弱い。

常に自分より強い悪意に大事なものを奪われないかと、頭の片隅に不安を抱いている。弱者は奪われるだけだ。強くなければ…

それでも、この温もりは、お母様の愛情は本物だと、僕の全身が訴えてくる。

やはり『意識』や意思は肉体すべてに宿るようだ。

 

 

「ねえ久、あなたは無関心な存在をばっさりと切り捨てて興味を持たないわね」

 

山梨の四葉家、時刻は16時30分頃。帰宅しようと身支度をする僕を腕に抱いて、お母様が言われた。

 

「護る人物は少ないほうが良いと考えている」

 

その通りだ。弱点は少ないほうが良い。

ただ、僕の大事な人たちは、それぞれが世界でも屈指の人物で一方的に護られるだけの存在ではないから、その点は安心でもあり、誇りでもある。

 

「その考えは正しいわ。四葉家は、まさにそのように動いている」

 

四葉家は一族をとても大事に考えている。

 

「他の十師族から一歩も二歩も実力が抜きん出ている現在、四葉一族の、特に若い世代が性急な思考に囚われている。でも、その考えは四葉家を、いずれ孤立させる」

 

四葉家の一族を僕は知らない。その若い世代に達也くんと深雪さん、黒羽の双子が入っているのかな。達也くんは深雪さんのことで孤立しそうだ。

僕も四葉だけど…

 

「久は特殊な立ち位置でもある。四葉が魔法師の世界で孤立を深めて、取り返しのつかないような事態になった時、久は四葉と他の十師族、魔法師、一般市民との縁を繋げる懸け橋になれる」

 

僕は四葉でありながら、五輪でもあり九島であり、戦略級魔法師だ。僕の狂気を知らない国民は、僕がこの国最大の護り手だと信じて疑っていない。その影響力は、僕個人の存在だけで並みの十師族をも上回る。

僕だって自分の住む街や国が荒らされるのは嫌だけど、十師族として魔法師として、僕は子供で思考が熟成しておらず、所詮成り上がりものだ。

価値観は離散的なものではなく、連続した経験や体験が徐々に蓄積したものだ。

かつて疑うことのない弱者だった僕は、ナンバーズの子女なら当然教育されている強者が弱者を護らなくてはならないなんて考えがない。

 

「護るものが多ければ、それは弱点になるけれど、同時に豊かさにもなるわ」

 

「それは、香澄さんのこと…ですか?」

 

「人として成長するためにも、香澄さんと…真由美さんも重要ね。特に藤林響子さんと九島光宣くんとは仲良くするのですよ」

 

真由美さんは…まぁ僕には戸籍上義姉になる。響子さんと光宣くんは、言われるまでもない。

 

「そして、十文字克人さん、一条将輝さん、七宝琢磨さんとも友好を深めなさい」

 

本来なら、学閥の人脈作りは次期当主の婚約者である達也くんの役目なんだけど、達也くんと十文字先輩と将輝くんは微妙に相性が悪い。

幸い、僕と十師族の次代との関係は良好だ。お母様のご期待にそえるだろう。

 

「いつでも遊びに来なさい。ここはあなたの家でもあるのだから」

 

最後にお母様は、僕にしか見せないような優しい笑顔で、そう言われた。

 

 

 

『瞬間移動』は、空間を歪め、自分の『意識』を世界全体に薄く広く広げて、どこにでもある状態にする。

そして、転移したい一点に集中させて、その場に自分を再構築する、と言うイメージで行う。

本来の『意識』とは、自分の存在を拡散させないようにまとめる求心力のようなもので、『瞬間移動』とは真逆のものだ。

ただ、作用があれば反作用があるように『意識』を拡散させることは、困難だけど可能だ。僕はそれを『高位次元』から送られる無限のエネルギーで行っていて、周公瑾さんは術によってそれをなして『意識』を肉体から遊離させた。

僕の肉体は三次元に強固に囚われているけど、四葉本家のある清里から僕の自宅まで『瞬間移動』する場合、瞬きの時間も必要ない。

『意識』をどこまで広げられるかの実験はしてない。

70年前、敵国を道連れに自爆した時、僕は銀河の彼方へ転移するイメージで『能力』を行使した。その『能力』には失敗したけれど、膨大な余剰エネルギーは僕自身の肉体に変化を及ぼしたのかもしれない。

僕の容姿が、過去と全然違うのは、恐らくそのせいなんだろう。

 

 

 

四葉本家から帰宅した僕は、立ち眩みのように膝をついてあえいだ。

頭が割れるように痛い。またひどくなった。

帰宅直前、気分が少し楽になったのは真夜お母様の腕の中で嗅いだ、柔らかな花の香りに恍惚となったからだ。

お母様は僕に無償の安らぎを呉れる。

 

まるで麻薬のように。

 

 

リビングの壁掛け時計を見ると針は17時を指していた。

今夜は、澪さんも響子さんも帰宅は深夜になるし、安静にしていよう。

日曜日の今日も十文字先輩と真由美さん、達也くんを交えたレストラン会議は行われる。

会議は建前で、達也くんと真由美さんの会話の機会を増やそうとする七草弘一さんの意図が感じられる、毎日行う必要性があるのか疑問の会議だ。

そんな会議にすら参加が出来なくなるような体調不良がちょっと不甲斐ない。

とは言え、無断で欠席しては、十師族の一員として礼を著しく欠くので、十文字先輩に欠席の連絡をする。

 

「…久、ひどい声だが…大丈夫なのか?」

 

携帯で話す僕の声はそんなにひどかったのかな。

 

「大丈夫です…いつものことですから」

 

言い訳にもならない言い訳をしてごまかす。こうやって十文字先輩の中の僕のイメージは作られていくんだ。

送迎を行う警護会社にも断りのメールを入れて、パジャマに着替えてリビングのソファに沈むように座る。

体調不良には慣れているけど、今回のような激しい頭痛は初めてで思考が鈍化する。

僕には治療や薬は効かないので、時間だけが特効薬だ。澪さんたちが帰宅するまでに回復していると良いけど…

 

ぷるるるる♪

 

ん?携帯が鳴っている。画面を確認すると、一条将輝くんからだった。

将輝くんとはメールや電話でよくやり取りをしている。話の内容は基本的に雑談で、ところどころで深雪さんについて質問してくる。勝ち目は皆無なのに…

第一、僕から「深雪さんの使っていたハンカチは雪の結晶の刺繍の入った白いハンカチだったよ」と聞かされて、「ああ、清らかなあの人らしい」と過剰に感動したりするけど、そのハンカチは達也くんがプレゼントした物だけどね、って僕の心の声までは届かない。救われないなぁ。

でも、一高テロの矢面に立った僕を、一番心配して理解してくれたのは将輝くんだった。

将輝くんも横浜事変の時、同級生の目の前で『爆裂』を使った後、生徒たちの自分を見る目に恐怖が宿っていたそうだ。

僕と違って人望が厚いからすぐに嫌な雰囲気はなくなったそうだけど。

このタイミングで電話をしてくるのは、事情を知らないとは言え、微妙に空気を読めず空回りする、せっかちな少年らしい。

また深雪さんについての質問かな…そろそろ、本気で諦めさせた方がいいかも。

ヒロインに横恋慕するイケメンなんて、男性読者にもっとも嫌われる微妙な存在だし。

 

「久か、今、俺は東京に来ている」

 

「東京に?」

 

意外な言葉にちょっとびっくりする。北陸の守護を担当する一条家が勢力範囲外の関東で何ができるのだろう。将輝くんもグ・ジー捜索に加わるって聞いている。その役割は僕と同じで犯人発見後の逮捕、もしくは殺害が役目だと思っていた。

関東に潜伏していると想定されるグ・ジーの逮捕は、金沢からでは出遅れるだろうけど…

 

「今日から俺も十文字殿の指揮に加わるために東京の別宅で一人暮らしを始める」

 

「今日から?学校は?」

 

グ・ジー捜索は、目下のところ十師族の監視の網を潜り抜けられ、難航している。警察は、残念ながらあてにならない。2~3日の期間で終わるとも思えない。

 

「ああ、明日から一高の教室で端末を利用して、三高の座学に参加することになった。実習や実技は春休みに補習する予定だ」

 

「それは…」

 

「異例だが、これも周囲の骨折りがあったからな」

 

体調不良の僕は言葉が短い。十文字先輩は気が付いたけど、将輝くんはいつもよりテンションが高い。

そもそも高校生と大学生をテロリスト捜索にあてる事が非常識だ。

まぁ、原作も無理にそうしないと主人公が事件に関われないし、非常識が常識の世界だ。

いや、達也くんは裏では最前線で活躍しているようだし、とても高校生には見えないしなぁ。

 

「それとは別に、親父とお袋から久に土産を持たされたんだ。生ものはどうかと俺は思ったんだが、冬休み家に来られなかった時に金沢の名物を食べたがっていただろ」

 

「うん、カニとか甘エビとか寒ブリとかノドグロとかかぶら寿司とか金沢おでんとか…」

 

僕の食い意地は、体調不良なのに異常だ。でも、人間は食欲がなくなったらおしまいだ。

 

「おっ…おう、今から久の家に行ってもいいか?都合が悪ければ明日でもいいが」

 

「構わないよ、今夜は独りだから」

 

「ん?五輪澪殿はご不在か?」

 

将輝くんは、僕が澪さんと同居していることは知っている。響子さんのことは、当然秘密だ。

 

「今日は五輪家の用事で帰りは遅くなるから平気」

 

「そっそうか」

 

ちょっとほっとしている。

流石の将輝くんも戦略級魔法師五輪澪に私的にとは言え会うのは緊張するようだ。

年上の女性で、美人で、友人の婚約者と言うのも、思春期の男子にはハードルが高いしね。

だから、妙なテンションで僕の体調不良に気がつかなかったのか。

 

「ナビ通りならバイクで30分でつく」

 

「了解」

 

 

30分ほどして、予告通り将輝くんのバイクのエンジン音が近づいて来た。

自宅周辺の警護は、澪さん不在で少ないけれど、それでも厳重にガードをしている。

将輝くんも自宅のひとつ前の曲がり角で警護に質問をされているはずだ。もちろん、警護には将輝くんの来訪を知らせてある。

呼び出しチャイムが鳴る。

身体を動かすのがおっくうなので、ソファに腰かけたまま『念力』と『魔法』の『拡声』でインターフォンを操作、返事をする。

ドアの開く音に、廊下を歩く音。意外だけど、将輝くんの所作は丁寧で、間違ってもどたどたと騒音を立てない。流石はプリンス。

リビングに入って来た将輝くんは、おなじみの赤いバイクスーツに片手にヘルメット、背中に四角いクーラーボックスを背負っていた。

流石にクーラーボックスは赤くない。

 

「いや、驚いたよ、久の家はでかいのな。俺の家もそれなりだが。それに国から派遣された警護はやはり雰囲気が違うな…おっと久、元気…」

 

入ってくるなりまくしたてた将輝くんだったけど、ソファにぐったりと座るパジャマ姿の僕は、どう見ても病人だ。

暖房もガンガンにかけているから、将輝くんは戸惑っていた。

 

「将輝くんこんばんわ」

 

「ひょっとして体調が悪かったのか?すまない、電話では気が付かなかった」

 

「うん…でもいつものことだから気にしなくて良いよ」

 

まったく、自分が情けない。

 

「そっそうか、それでも悪いから手短に済ますな。まずは土産、親父とお袋からだ」

 

将輝くんが手早くクーラーボックスを開く。北陸の新鮮な海産物だ。

 

「ありがとう、澪さんといただくね」

 

そのまま冷蔵庫に移してくれる。

 

「冷蔵庫でかいな、食材も豊富で…料理が趣味って、本当だったんだな」

 

将輝くんとは電話でのやりとりがほとんどなので、僕が料理にだけは器用だって信じていなかったようだ。

 

「あと、妹たちがよろしくって。小中学生には久はアイドル以上に人気があるからな、また会いたがっていた」

 

テレビの中の僕は、魔法協会の思惑でより以上に美化されている。

 

「うん、今回の事件が片付いていたら、春休みに遊びに行くよ」

 

「それとだ、電話でも言ったが、俺は明日からは十文字殿のテロリスト捜索チームに加わる」

 

「ん」

 

「ただ…何分、俺は関東に土地勘がないから、久に協力を仰ごうかと考えてな」

 

お土産は建前で、それが本命だね。

四葉でありながら四葉とは独立した戦略級魔法師の僕の協力を得るようにとの一条剛毅さんの配慮が感じられる。

本人もわかっているから、照れ臭そうだ。

 

「勿論、僕もできるだけ協力するけど、僕は学校と一高の往復くらいしか外に出ないし、方向音痴だから頼りになるかどうか。

でも、僕の伝手で他のナンバーズに協力をお願いはできるよ。四葉家と五輪家と九島家の烈…閣下は、僕にとって家族だから。それと七草家と十文字家には親しい先輩がいるしね」

 

香澄さんは義理の妹になるけど、何だか実感がわかないな。一緒に住むようになればかわるのだろうか。

 

「その人脈は日本一だぞ」

 

将輝くんは呆れている。

 

「明日は、欠席するかもしれないから、その時は達也くんから詳しい話を聞いてくれる?」

 

「司波か…」

 

将輝くんの整った顔が渋面になる。

 

「出席日数がぎりぎりだから、極力、登校するつもりだけど」

 

「久の体調が回復するのを心から祈っているぞ。じゃぁ、明日からよろしくな」

 

お見舞いになってしまったなと、腰かけたソファが温まる間もなく将輝くんは、一条家の別宅に帰って行った。

 

暫く、ソファで安静にしていて、ふと時計を見ると20時過ぎ。

レストラン会議はもう終わっている。今日も真由美さんが達也くんに微妙な秋波を送ってたのかなって考えていたら、再び携帯が鳴った。

確認をすると、今度は光宣くんからだった。

光宣くんとも毎日のように電話をしている。特にここ最近は、僕たちのテロリスト捜索の進捗状況が気になって仕方がないようだった。

今日のレストラン会議を体調不良で欠席したって話すと、心配とともに、溜息をついていた。

能力に恵まれながら最前線で活躍できない光宣くんは、僕に己を重ねて、苛立ちや、連帯感を覚えるみたいだ。

焦らなくていいのにって何度も言っているのに。

 

 

携帯を持つ腕が重い。スピーカーフォンに切り替えるか…

 

「久さん、大丈夫ですか?」

 

「…え?」

 

「体調が優れないところ、電話をしてしまってすみません、僕は久さんしかこうやって話せる人がいなくて…」

 

それも何度も聞いている。

 

「良いよ、僕も光宣くんと会話するの、楽し…い…」

 

風景が右に左に傾く。

ああ、傾いているのは、僕の方か。

 

「くっあ…」

 

携帯端末が手から滑り落ちる。頭が割れるように痛い。とにかく痛い。思考が遠のく…

 

ゴトンッ!

 

ソファに座っていた僕は不自然に上半身をゆらゆらさせて、バランスを崩した。

人間の頭って重いんだなぁって考えたら、そのまま床におでこから落ちてしまった。

床は転んでも平気なようにと響子さんがコルクシートを敷いてくれたから痛くはなかったけど、いや、頭痛がひどいから、痛みなんてわからないな。

 

「久さんっ!久さんっ!?」

 

光宣くんの必死の声が遠くから聞こえる。

 

「あっ…がぁ…」

 

苦しい。

呼吸が不規則になる。

これは、ちょっとまずい…かも。

肉体と『意識』の乖離は、僕が思っているよりも、僕自身にペナルティを与えるのか…

 

「げっほっ」

 

酸素が足りない。

 

「久さんっ!!」

 

光宣くんの声が、ますます遠くになる。

全身が鉛のように重い。指一本動かせない。

 

僕の『意識』は肉体に囚われて、地上からは抜け出せないはず。

肉体が成長しない以上、僕は不老不死だ。いや、不死じゃない。これまでに3度は死んでいる。

意識も精神も魂も、サイオンや幽体も霊体も本質は同じ…で…

 

肉体は魂の牢獄である、筈だ…けど…

 

僕のすべての感覚が、粘着質の暗闇の中に沈んで行く。

 

この感覚は覚えがある。僕にとって身近な感覚。

 

死だ。

 

声が、遠い。




モンハンはハンターランク77まで行きましたが、
ガチ勢の「そんな装備で本番来るな」とか「足ひっぱるなら帰れ」の声に、
何だか疲れました。

しかし、4か月も間をあけると文章が浮かんできませんね。
やはり、下手でも書き続けることが重要ですね。
アップできなかった期間でも、感想をくれた方のおかげで戻って来られました。
今後は、もう少しペースを上げたいと思います。

が、いきなり久が死にそうです。
これは久に枷をはめないと、今後の原作の問題が一人で解決できてしまうからです。
まぁ、達也も一人で解決しようと無理をしそうですが。
原作では真夜は達也に九島光宣に気をつけろと言っています。
このSSでは久には逆のことを言っています。

久は深雪以外で、達也と共に歩き、絶対に裏切らない人物ですが、
真夜と澪と響子と光宣の事だけは譲れません。
さて、どうなるんでしょうね。

では、また次回。

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