お気に入りが気付けば300人を越えてるイェーイ
評価下がってるガフッ
テストも近いねガフッ!ガフッ!
でも三蔵法師当たったヒャッホーィ
という訳で、今回もよろしくお願いします!
どういうわけだよ!
あの事件から幾年もの月日が流れた。
タイガーと計画して行った『神をも恐れぬ大事件』は、マリージョアに捕らえられていた全ての奴隷の解放し、多くの人を救うことに成功した。
もちろん俺がこの事件で暗躍していたことは世間に知られていないし、タイガーやハンコック姉妹の無事に故郷に帰りついたことが確認できた。
その後、原作通りにタイガーは元奴隷であった魚人たちを率いてタイヨウ海賊団を結成し、一時期海で大暴れしていたが、原作通り人間に嵌められて命の危機に瀕した。
原作なら血液が足りず、唯一船にあった人間の血液を輸血すれば助かるが、タイガーはそれを人間の血が自身に輸血されればあの腐った人間と同じになってしまうと言い輸血を拒絶。そのまま血液が足りず命を落としてしまう。
しかし偶然タイガーの近くまで来ていた俺が、原作通り拒絶していたタイガーを説得し、彼と同じ血液型だった俺の血を輸血し、一命をとりとめた。
俺がタイガーの近くまで来ていた事は偶然でなく、あの頭の硬いタイガーなら拒絶するんだろうなと思い、念のため来ていたからだった。あの時は予想が当たって良かったのか、悪かったのか。
タイガーが助かったためアーロンも人間をより強く恨むことになる原因がなくなったので、ナミの故郷ココヤシ村が襲われ、ベルメールさんが死ぬことがなくなった。原作を変えてしまうが誰かが死なずに救われる方がいいな。
療養の必要もありタイガーはタイヨウ海賊団から抜け魚人島に帰り、ジンベイが船長を引き継ぎ航海を続け、タイヨウ海賊団はジンベイが七武海に任命されるまで存続した。
アーロンも魚人島へ帰り、タイガーと同胞に囲まれながら毎日を楽しく過ごしている。
俺は他の魚人たちにも今では同胞と認められていて、よく魚人島に訪れていて、ワイワイ楽しくタイガーやアーロン、ジンベイと他の魚人と一緒に酒盛りをして楽しんだりしている。
天竜人としての俺の権力や人脈の大きさはより強固で大きいものとなり、今では特権階級ならではの法律を改訂または破棄することができ、天竜人の権力を大きく下げることが出来た。
世界政府が秘匿してい情報も混乱しすぎないように、適度に時間を空けながら解放していき。世界政府の上層部の洗濯をつい先日完了させることが出来た。まさに新たな夜明けぜよ!
そうそう俺もとうとう結婚することができたのだ。お相手は一般女性。20年も前に観光で出かけた島で偶然知り合ったのが出会い。一目惚れだった俺はアプローチにアプローチを重ね、遂には結婚することができ3人の子供も授かった。
結婚式には、両親やシャルリアにガープさん、タイガー、ハンコックにクザンさん、さらにはもっと多くの人が集まり過去最高の規模の結婚式となった。シャルリアとハンコックは何で獲物を見るような目で俺を見てるんだろう?
俺もアラバスタや頂上戦争など色々と介入を行っい彼らも少しは行動しやすくなったが、あの困難なグランドラインを一周を成し遂げ、遂には原作主人公であるルフィは海賊王となった。彼らの活躍をニュース・クーの新聞を読むたびに、胸を熱くさせられたものだ。
アラバスタで民衆の暴動を抑えたり、頂上戦争ではエースを助けることに加えこの後の世界の混乱の元凶となる黒ひげを討つことができたのは御の字だった。
麦わらの一味とは交流があって何回か宴を行ったが、本当に気の良い連中だった。原作通りにロビンは一味にいたし、フランキーはやっぱり変態していた。
今の俺はマリージョアにある病院のベットの上。去年から病にかかっており助かる見込みはないそうだ。まだ40代と若いのが少し残念だ。
しかし、命がもう少ししかないことに後悔はない。なぜなら俺はこの人生を存分に満喫できたからだ。自身の状況に落ち込みへこんだが、多くの出会いや体験ができとても素晴らしいものだったと思う。今も最後を多くの人が俺を囲んで見守ってくれているのだから。
子供たちよ泣かないでくれ
おい兄弟……笑顔で俺を見送ってくれよ
…シャルリア……幸せに慣れよ……
……母さん…ごめんな……先にお迎えが来ちまって
……俺は…一足…先にあっち…に行ってるぜ……
2度目の生をくれた神様、ありがとうございます
そして俺の意識は━━━━━━━━━━━
「という夢を見たんだタイガー!」
「紛らわしいわ!!」
「俺さぁ~結婚してるんだぜ~、嫁さんいるんだぜ~、順風満帆のリア充だぜ~」
「いまから仕出かそうって時に呑気過ぎるだろ」
「そしてさぁー、子供が可愛いいんだ~」
「おい、そろそろしっかりしろ開始時間だ」
「我が人生に一片の悔いなし」(キリッ)
「チャルロス、ちゃんと成功させろよ!」
「分かってるさタイガー、ちゃん
「……………………生きて会おうぜ
「みんなで宴をしようぜ
俺は右手、タイガーは左手に握り拳を作り打ち付けた
☆☆☆☆
マリージョアのあちらこちらで煙が上がっていた。大理石で作られた真っ白な美しいマリージョアの面影は今はなく、多くの建物が傷つき、悲鳴や絶叫が入り乱れていた。
チャルロスと分かれた俺は予定通り、天竜人の屋敷や別の奴隷収容所を襲撃していた。
「そこの魚人止まれ!」
警護をしていた憲兵がタイガーの姿を見つけ、攻撃を仕掛けてくる。憲兵が手に握っているのは矛が円錐の形となっている槍で、タイガーの右脇腹を狙い突いてくる。
「なに!?」
俺は突き出された槍を掴み止め
「邪魔だ!」
「う、うわああぁぁぁぁぁ!」
槍を握っている憲兵ごと持ち上げ、後方に向かって投げ捨てる。
「「止まれ!!」」
迎撃しようとしてくる憲兵たちを俺は続々と掴んでは投げ捨て、殴ったり蹴り飛ばしたりして無力かしていく。
牢屋や首輪の鍵を奪っては、それらを必要とする重されている奴隷を解放していく。
「外したやつからどんどん逃げろ!」
首輪がはずれたことに呆然と動きが止まっていた奴隷たちに怒鳴り付け、このマリージョアから逃げ出すように仕向ける。
「魚人、人間、亜人、動物、能力者、どんなやつでも解放して自由にしてやれ!」
より多くの奴隷を解放させることで、憲兵の注意が分散し逃走成功の確立の上昇にも繋がるからだ。
それ以上にこの地獄から解放してやりたいという思いの方がよりつよいが。
これで大方解放は完了した。後は俺も海へ飛び込み逃げるだけだな……
「助けてたもー!助けてたもー!」
逃走経路を考えていた俺に、可笑しな語尾の救難を求める声が聞こえてきた。まだ余裕があると判断した俺は、その声の発生源に向かった。
まだ少し距離があり見えにくかったが、誰かが倒壊した建物に挟まり身動きが取れないようだ。
「誰か!誰か!マロを助けてたもー!」
「騒ぐな!憲兵に見つかるだ……ろ……………」
俺はその建物に挟まって動けないでいる人物を見て、出かけていた言葉を止めてしまった。その特徴的なシャボン玉のマスクを見て。
しかし、口を閉ざしたタイガーの言葉はその人物の耳に届いてしまっていた。
「!そこの奴隷!マロを助けるたも!力しか能のない魚人には打ってつけたも!この天竜人であるマロに気味の悪い魚人が触れることすら寒気がするたもが我慢してやるたも!一刻も早くマロを助けるたも!」
「………………………………」
「どうした?早く助けるたも!」
その人物は天竜人。そして元タイガーの所有者であった天竜人であった。
「…………………………俺を覚えているか?」
溢れ出てくる怒りやどんどん熱くなる鼓動をギリギリの理性で押さえながら、感情を殺しきった声で問いかける。
「そんなことよりマロを助けるたも!」
「覚えているかって聞いてんだ!…………いや、てめぇら覚えてるわけねぇな、ゴミみたいに扱う俺たちを」
「何を言ってる━━ヒィィ!」
俺が向けたピストルを見てこいつは悲鳴をあげる。
「てめぇのせいで多くの同胞が弄ばれ死んだ!耐えきれずに心が壊れたやつも何人もいた!」
「な、何でたも…?…マ、マロにな、なぜそれを向けるたも?」
「てめぇはここで俺が殺す!」
「マ、マロはああぁぁぁぁ!」
天竜人は酷く怯えた様子で、挟まっている建物から抜け出そうと必死に暴れる。しかし肥りきった腹や二の腕では動かすことができない。顔は涙と鼻水や汗でぐちゃぐちゃになりながら必死にもがく。
こんなやつに多くの奴らが!
「…………死ね」 カチャ
タイガーはピストルを構え、引き金を引こうとする
これであいらの仇が━━━━━━━━━
『タイガー、今回誰も殺しちゃいけないよ』
正に後少しで引き金を引く時、この作戦前にしたチャルロスとの会話を思い出していた。
『何でだ?』
『それはねタイガー、殺して仕舞えば君自身が憎む彼らと同じになってしまうからだよ』
『…………………………』
『この作戦で多くの人が巻き込まれ怪我や、もしくは命を落としてしまう人が出てくるのもわかっている。でも故意で人を殺してしまえば、その疑いが解放する奴隷のにもかけられることになる。それは彼らにとって大きな負担となってしまう』
『それにね………どんな悪人だろうと殺したく無いんだ……………』
何も言えなかった。
そんなことを言う彼の横顔はいつも達観していると思わせる顔ではなく、もっと慈悲深くそして見ていて辛い気持ちにさせる笑顔だった。
この考え方は甘過ぎる。こんな世の中だ、否定するのは簡単だ。しかしこれを否定することは、こいつが壊れてしまうようだ。
『………………約束してやるよ』
『ありがとうタイガー。でもねこんなことをしてきたあいつらへの復讐は別の方法があるんた。それは━━━━━━━』
怒りや憎しみから冷静になった俺は、改めて目の前にいるこいつを見る。
なんて面構えしてやがる。俺はこんなやつに怯えていたなんてな…………
「………約束しちまったしな」
ピストルを仕舞い挟まっている天竜人に近づく。俺があいつとの約束を思い出している間にこいつは気絶したようだ。
こいつを建物から引っ張り出し、こいつが持っていだろうある物を探す。あった、こいつだな。
俺がこいつから取り出したのは天竜人が持つ、こいつらの命と同価値のある物。
『証明チップ』
天竜人が持つ自身が天竜人と示す証であり、これがなければ天竜人としての権力は扱えず、地位や安全が保証されなくなる。
俺はこいつを握り締め破壊する。
『一番高い天から地に下ろしてやるのさ』
握り拳を開くと粉々となったチップの欠片があるだけで、その欠片も風に飛ばされ流れていく。ガラスで作られたチップがきらやかに光りながら落ちていく光景はどこかこの先の光景を思わせていた。
「仇は討ったぞ…………」
振り返り歩みを進める。
雨が降ってきたようだ。
俺はこの先のことを考えながら空を見上げる。
空は炎の煙がたっているが、その先には月が出ている星空が見えていた。
二滴の雨が流れ出す。
「…………雨が降ってきたな」
流れ出した雨が止まることはなかった。
Q.前半はネタバレ?
A.本編とはまったく関係ありません(笑)
Q.結婚式の後どうなったの?(下素顔)
A.記憶にございません(ドヤッ)
Q.主人公ってキャラぶれ熱血キャラ?
A.(察っし!)中二病ですね。←違います
Q.天竜人原作の人物?
A.語尾が『たも』のキャラいたら教えてね!
Q.『証明チップ』って何?
A.髭の爺さんの紋所と同じ
Q.雨って何ですか?
A.しょっぱい水だよ
次回は『天をも恐れぬ大事件』後半戦
原作以上の被害が起こるとき、主人公はどうなってしまうのか!
また1週間以内に頑張りたいな…………(願望)
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